太陽の暖かい日差しを森が遮り、木漏れ日となってまりさたちに降り注ぐ。
まりさは巣から顔を出してん…、とけのびをする。けのびをした後の独特の倦怠感がなんとも心地好い。
時間にしてもまだまだ早朝で、他の家族は皆寝ていることだろう。まりさだってそのまま惰眠を貪っていたい所だけども、今日はどうしてもやりたい事があるんだぜ!
「まりさは、冒険に出るんだぜっ!」
あらかじめ干して置いたお気に入りの黒いとんがり帽子とリボンを取って、頭に被る。お昼はその場で見掛けた花さんや虫さんを食べるつもりだけれど、万が一見付からなかった時のために貯蔵庫から木の実を何個か持ってきて、帽子の中に入れた。
「さあっ、冒険の始まりなんだぜ!」
家族を起こさない様に、かつ気合いを入れるためにそこそこの音量で自分に呼び掛ける。まずはどこに行こうか、取り合えずは川をつたって下って行こうか。
足どりは軽い。まりさは、まだ見ぬ景色に思いをはせて足を進め始めた。
☆
ふん、ふん、ふんと軽い調子に鼻唄でハミングをしながら軽やかな足取りで進んで行く。
切り替わる景色はゆるやかなものだけれど、それでも新しい景色が視界に入る喜びの方が強かった。体力の続く限り、いつまでも歩いて行きたいと考えた。
しかし、まりさが今歌っているこの鼻唄。まりさではとても上手に奏でているつもりだけど、周りからは『へたくそ』『音痴!』と言われ、一人の時しか歌えないんだぜ。
全く、皆はまりさの芸術性がまるでわかっていないんだぜ!
…一人プリプリと怒っていると、背後から、ガサゴソと誰かが隠れている様な音が聞こえた。
まりさは怪しく思って、その音のする方を探ろうと近付いた瞬間、いきなりそいつは体を出してまりさを脅かしてきた!
しまった、れみりゃたちだ!
「ぎゃおー! たーべちゃーうぞー!!」
「太陽さんがぽかぽかなんだどぉ♪」
「…太陽?」
「「ぐわああああああああああ!!!」」
れみりゃたちは突然物凄い形相をして震えながら灰に還っていったけど、なんだったんだぜ。
「ふむ…。冒険とは、ミステリーなんだぜ」
まりさはまた新しい知識を身に付けて、気の向くままに足を進めたんだぜ。
まりさとれいむが初めて会ったきっかけは、本当に偶然によるものだった。
『…ゆっ? あんたは、誰だ?』
『…れいむ。はくれい、れいむ』
お婆ちゃんが入院している病院で迷子になり、たまたま入った部屋に、れいむは居たんだ。
その時のれいむの表情はどこか達観していて、なんというか、…悲しい目をしていたんだ。
『…なんで、悲しい目をしているんだ』
『そうね。死にたいから、かしら?』
『! なんで、そんな事を言うんだっ!』
『理由? やることが無いからね。一日中病院に引き篭りっぱなしで、いっそ死んだら楽になるかなって』
『れいむ、さんがなんの病気かはわからないけど、今は治す事に専念して治ったら目一杯遊べばいいじゃないかっ!』
『呼び捨てでいいわよ。まあ、さん付けでもいいし。
長い事病院にいるから、友達も出来ないのよ。それに、私の病気は治る見込みが少ないんだって。治ったとしても、体力面の問題で外に出るのは難しいわね…』
れいむさんが、虚ろな目をして、窓越しの景色を眺める。
まりさは、その様子がとてつもなく悲しく感じたから、一つ提案をしたんだ。
『…なら、せめて! まりさがれいむさんの友達になるんだぜ!』
『…いいよ、遠慮しておくわ。同情から出来る友達なんて、長続きしなさそうですもの』
『違う! まりさは、れいむさんと友達になりたいから友達になりたいんだ!』
『…嬉しいわ、ありがとう。でも、遠慮しておく。やっぱり、根本は同情からでしょうもの』
『…明日も、来るからなっ! それまで、元気にしてろよ! 命令だぞ!』
『ふふ。楽しみに、してるわ』
まりさはそのまま歩を進めて、今までの景色よりも一層森が茂る場所を見つけた。もちろん、その場所に向かって進んだんだぜ。
近頃の若者の人間さんの間では、何やら『旅』というものが流行っているらしい。
それは森に落ちていた雑誌を読んで得た情報だから、正しい事はわからないが、…正直まりさには理解出来なかった。
遠出したから何になる? ただ景色を見に行って優越感に浸って終わり?
確かにそれだけだったらまりさが行っている冒険となんら変わらないけど、まりさはまだ来た事の無い道を開拓しているつもりだし、旅はそもそも元々から用意された景色、道のりを辿るものらしい。
それとも人間さんは旅に行って得たほんの少しの『情報、感想』といったものが大事なのだろうか。確かに仲間内では一時的に優位に立てるだろうが、それがなんだというのか。
話がずれるけど、人間さん特有の『互いが互いをけなす行為』が本当に理解出来ない。何故仲間内ですら争うのか? 互いに尊重しあえばいいのに、何故そこまで少しでも優位に立とうとするのか?
人間さんにとっては優位に立つ事が一番大切なのだろうか。まりさには、もっと別の所に大切な事がある様に思える。
…閑話休題。そもそもなんでまりさが旅だなんて事を言い出したかって理由は、
「…綺麗だぜ」
目の前に広がる光景は、大分前に朽ち果てたのだろう家の様な材木の残骸に、その家の残骸の上の木々の重なりがちょうど薄くなっていて、木漏れ日が春の喜びを伝える様にその家を照らしている。
その様子が、とても幻想的に見えた。旅も悪く無いかな、なんて考え直したからなんだぜ。
二人で来るのもいいかもな。感覚を、喜びを分かち合えるから。
『…来たぜ』
『へえ、今日は早いのね。迷子にならなかったんだ』
『そりゃあ、毎日通ってれば覚えるんだぜ』
『ふうん。まりさにしては、まあ。珍しい事もあるもんね』
『ゆっ、それは失礼なんだぜ! いつも可憐なまりささんはどんなときでも動じない心の持ち主なんだぜ!』
『へえ、凄い凄い。でも、私の問いとさっぱり関係無いわよ?』
『…ゆぐっ、ま、まりさなりの茶目っ気なんだぜ』
『はいはい、そういう事にしておくわ』
仕方ないわねと生暖かい目でまりさを見てくるれいむさんを横目に、まりさは帽子からあるものを取り出す。
『…りんごと、ナイフ? それに、お皿』
『そうだぜ。今から、これでうさぎさんを作るんだぜ』
まりさは自分の髪を駆使して、りんごをうまいことくし形切りにして芯を取る事に成功した。
ただ、ここに至るまでに既に十分近くかかっていて、髪もりんごの果汁でべたべたになってしまったが、知った事ではない。
皮の部分にV字の切目を入れて、その部分を不器用ながらに向き取る。よれてしまったり、さくりと全部皮を取ってしまったりしたが、なんとか形に持ってくることは出来た。
残った皮を途中まで薄く剥き、うさぎさんの耳にして、お皿に乗せる。
『…できたぜ。まりさ流、うさぎさんなんだぜ』
『…あんたねえ。ここに至るまで、何十分かかってるのよ』
『それはまごころでカバーなんだぜ』
何を言う、と言いつつもれいむさんは笑いかけてくれる。
その微笑みが、前に見せていた様などこか諦めたものから、素直なものへと当時から変化していっている様に見えた。
『あーあー、時間がかかったからりんごがパサパサしてるじゃない。…まあ、美味しいかな。ありがとう』
『…れいむさん』
『ん。何?』
『…別に、まあ。可能性なんて、いくらでもどうとなるんだぜ。現にまりさは、苦手な道覚えを覚えて来たし、りんごだって、ぶきっちょながらにうさぎさんにしたんだぜ。
まりさはれいむさんの病気は何か知らない。病気じゃ無いのかも知れない、でも、れいむさんは言いたく無いだろうから言わなくていいぜ。
ただ、こう…。本当に、可能性って、あるから! れいむさん、』
『ストップ。ありがとね、まりさ。でも、おかしいと思ったわ。あの不器用な事この上無いまりさが、りんご剥きだなんて、ねえ。
気持ちは受け取っておくわ、でも。どうにもならない事もある』
『…だからって!』
『…ごめん。今日は、出ていって貰えるかな』
『…明日も、絶対に来るんだぜ!』
「ゆっ!?」
ふと、まりさは眠ってしまっていたみたいで、さっきまで幻想的な風景だった家の残骸は既に木漏れ日が当たらなくなっていた。
見るも無惨な風景に変わっていて、なんでかはわからないけど、とても悲しくなった。
ぐぎゅるるる~と、腹の虫がまりさの空腹を告げる。辺りを見回して見ても食べられそうなものは無かったので、仕方なしに帽子から木の実を二つほど取り出して、口の中に放り込む。
こりん、こりんと口の中で殻が割れ、美味しい木の実の味が口内いっぱいに広がる。けれど、それも束の間。
森が薄くなっている所から空を見上げると、まだまだ明るいもののこのままだと
夕暮れになってしまうかも知れないので先を急ぐ事にした。
『…まりさ』
『なんだ、れいむさん?』
『まりさは、前に可能性なんてどうとでもなるって言ってたよね』
『…まあ。気に障ったなら、謝るよ』
『いや、確かに障ったけれど不快に思った訳じゃないわ。ただ、試したいと思ってね』
『試す?』
『ええ。それで、まりさが私の要求を満たす事が出来たら、私も可能性は変わるって信じようと思うの』
『…ゆっ、れいむさんがそう言うなら、どんな事だって引き受けるんだぜ!』
『そう。とは言っても、何をやって貰うかまだ考えて無いのよね…、そうだ。まりさ、川の岸辺に咲いている桜並木、わかる?』
『ゆっ、わかるぜ! なんたって、まりさの家のすぐ近くだからな!』
『そう。お願いがあるのだけど、その桜の花を一輪取ってきて貰えるかしら?』
『うーん、そんなことでいいのか? まりさ、地面に落ちたやつを取ってくるぜ?』
『それでは駄目よ。木に登って、ちゃんと一輪になっている桜の花を枝ごと持ってきて頂戴』
『うーん…。わかったんだぜ、れいむさん! 今から行ってくるんだぜ!』
『え、あ、ちょっと! …無理よ、そんなこと』
『んーしょ、んーしょ、…登れないんだぜ』
まりさは家近くの川岸に向かって、どうやって花を取ろうか詮索している所だぜ。
桜並木は川沿いにあって、出来れば安全な陸の方から少し登って取ろうと考えたんだけど、残念ながらどの桜さんの木々も陸側からだと結局完全に登って枝に乗る事になるから、やめにしたんだぜ。
『うまく勢いをつけて登れば上がれるかも知れないけど、失敗して勢い余って川の中に落ちたら一溜りも無いんだぜ…』
まりさは仕方なく木々の辺りを見回ってみる。すると、片側が川沿いなのがネックだけど、少し助走をつければ届きそうな桜の花を発見したんだぜ!
『…別に、まりささんは水なんて恐く無いんだぜ! この川は浅いし、すぐに川岸に出ればなんてこと無いんだぜ!』
『…やっぱり、恐いものは恐いぜ。万が一、溺れてしまった時を考えると、動けない。
でも、やらなきゃ! まりさがれいむさんに行動を示さないで、どうするんだぜ!』
『ゆおおおおおッ!』
まりさは桜から少し離れて、そのまま一直線に転がって木の幹を登る事に成功した!
まりさの目の前には桜の花が、完全に登りきらないでも届く距離にあった。そのまま口をあけてぱくりと桜の花をキャッチした、その時だった!
(やった、やった! これでれいむさんに…)
『え?』
掴んだはずの空がどんどんと遠ざかっている。そしてまりさは、自分が今木から落ちている事に気が付いた。
どうして? 理由は単純、登っている途中で花を取ったからだ。落ちる事自体は問題ではない! けれど、下は、
雲が一面に広がる視界に、一輪の花も同時に遠ざかっていった。
『…ゆっくり!』
『まりさ、大丈夫だった!? ごめんね、私が意地悪するから…、まりさ!?』
『ゆへへ、思わず滑っちゃってうっかり川に落ちちゃったんだぜ。その時にくわえてた花も落としちゃって、探すはめになっちゃって。
花、汚くてごめん。でも、一応約束は果たしたんだぜっ!』
『まりさ、あなたっ! か、体!』
『…んー? まりさ、特に何も無いぜ?』
『嘘よっ! あ、あなたの、体がごわごわになっているのですもの!』
『…まあ、そういうケースもある』
『まりさっ!』
『…れいむさん。まりさは、叶えたよ。可能性なんて、どうとでもなるし、わからないものなんだ。どちらかというと、行動することが可能性になるんだぜ』
『まりさ、まりさ! まりさあっ!』
またうとうとしていた様で、足取りは途中で止まっていた。
まりさも、歳なのかな。まりさではバリバリに現役なつもりだし、大人にすらなっていないつもりなんだけどな。空を見上げると、さっきまで快晴だった天気と打って変わって曇天模様になっていた。
急がないと。別に、急ぐ必要は無いけれども。
ただ、雨が降って先に進めなくなるのが嫌だから。
暗くなって、先に進めなくなるのが嫌だから。
『ねえ、まりさ。変な事、言うんだけどさ』
『…何だぜ。遺言なら、聞かないからな』
『ふふ、何言ってるのよ。でも、ちょっと遺言じみてるかもね。
…私たちの世界ってさ。生まれた時はお母さんが世界であり、
家の側なら外に出てもいいと言われた時は、それこそ家の側までが世界であり、
立派な大人だと言われて証の装飾品を貰ったとしても、私たちの世界は森の中なんだ。
…私達は、生きている中ずって世界に縛られて生きているんじゃあないかなあ』
『…何を、言っているんだぜ』
『別に。ただ、憂いただけよ。別に世界が狭かろうと困りはしない。だからこそ、たまらなく悲しく感じるのよ。私たちは、自分の世界を越える事が出来ない』
『…それに、なんで憂いを感じるんだぜ』
『悲しくない? すぐ側には、私たちが知らない世界が膨大なまでに広がってるのよ?』
『…』
『まあ、私はそもそもこの病院の外すら行けないんだけどね。病院内すら危ういわ。私にとっての世界は、さしずめこの部屋と窓越しに見える景色かしらね』
『…なんてこと、言うんだっ! それだけは!』
『わかってるわよ、まりさ。あなたの気持ちは痛いほど理解しているつもり。ただ、あなたが想ってくれている分全てを理解しているかと言われたら、そうではないけどね。流石に、完全には無理よ』
『…て゛も゛!゛!゛』
『泣かないでよ、まりさ。私まで悲しくなっちゃうじゃない。
…時間が無くなって来てるのが、わかるんだ。人間が飼っているペットの大半は自分の死期がわかると言うけれど、あれはあながち嘘ではないかもね』
『…れ゛い゛む゛!゛!゛!゛』
『あー、あー、わかってるわよ。私だって、さらさら死ぬ気は無いわ。だって、生きたいのですもの。
恥ずかしい話、私はあなたが好きだわ。それはもう、依存する位に。依存は良くない事だって、わかってる筈なのにね…。あなたを、好きになった。
私はこの光景を私の世界として終わらせるつもりはないわ。ただ、可能性が高いだけ。可能性なんて、いくらでもどうにもなるんでしょう?』
『…゛!゛!゛』
『まあ、そんなこと言って置いて敢えなく死んじゃったらまりさを苦しめるだけだから、あんまり言いたくは無かったんだけどね。
…長く生きたわよ。だって、私とあなたが初めて出会った時、私は死にたいと思っていたのよ? それを、ここまで変えてくれた。感謝してるわ』
『…終゛わ゛り゛み゛た゛い゛に゛、言゛う゛な゛よ゛っ゛!゛!゛!゛』
『まさか。終わりだなんて、さらさら思ってもいないわ。ただ、万が一の時に私が死んだら、私にもあなたにも未練が残るでしょう?
そんな終わり方があまりにも嫌だから、今解消しているだけよ』
『…約゛束゛た゛そ゛っ゛!゛ お゛前゛は゛、生゛き゛る゛っ゛!゛』
『ええ、わかったわ。まりさも…。…、眠いわね。少し寝るわ、おやすみ』
『…!゛ …』
『…いつまでそこに居る気なのよ。乙女の寝顔を覗こうって言うの?』
『…ぞんだけ、けふん。減らず口が叩けるなら、大丈夫だな。まりさはもう行く。…おやすみ』
『ええ、おやすみ』
まりさは静かに扉を開けて、バタンと、閉める時には音を立てて出ていった。
姿が見えなくなって、まりさは駆け足で廊下を走って行ったかの様な足音が聞こえたが、それもすぐに聞こえなくなった。
『…もう少しくらい、側にいなさいよ。これだから、まりさはいつまで経ってもニブチンなのだわ…』
森の中をさ迷い、少しずつ森の木々が少なくなって、とうとうまりさは木々で遮られない、森の終点を見つけた。
そこはいわゆる崖になっていて、足場が脆く下手すると落ちてしまう位に危うい場所だった。
しかし、その崖から一望できる『世界』は、…無限の可能性に溢れていた。とても心に訴えるものであった。まだまだ世界は広いなと思う同時に、隣にれいむがいればなと、ふと考えてしまった。
「…どうだ、れいむ。まだまだ世界も捨てたもんじゃあないだろう」
まりさは、れいむに呼び掛ける。
「…確かにまりさたちの世界は、生まれた時はお母さんが世界であり、
家の側なら外に出てもいいと言われた時は、それこそ家の側までが世界であり、
立派な大人だと言われて証の装飾品を貰ったとしても、私たちの世界は森の中だ。
なら、まりさは見える景色全てが世界でありたいな!
そうだろ、れいむ? れいむが本当にまりさに言いたかった事、まりさにはばればれなんだぜ?
ただ、それを言ったが最後死んでしまったらまりさを苦しめると思って、無理に堪えていたんだろう。
まりさにとっては、死ぬまでずっと言いたい事を言わないで溜め込まれた方が辛いけどな」
冒険、しよう。
世界を、広げたいから。
「…まりさは、れいむが好きだとか、そういうのももちろんあるけど。側にいてやりたいって考えてたんだぜ」
「放って置けなかったんだぜ。また、死にたいとか言われたらたまったもんじゃあ無いからな」
「…プロポーズの言葉も、考えたんだぜっ!? なんだったっけな、『君の瞳にフォーリンラブ』。
…うえ、まりさは何を考えていたのだろう」
「…愛は力。愛は魔法。愛は美しい、まるで春の喜びの様に」
「まりさとしては、まるで春の雪溶け水の様にの方がぐっとくるかな」
「…ありがとう、れいむ。…さようならっ!」
まりさは、ずっと帽子の中に入れておいたリボンを取り出し、空高く投げ捨てた。
瞬時、風が吹き荒れてリボンはどこまでも高く舞い上がって行き、とうとう見えなくなった。
take a melody.
simple as can be.
give it worlds and sweet hermony.
raise your voices,
all day long now love grows strong now sing a melody of love ,
oh love...
love is the power!
love is the glory!
love is the beauty and the joy of spring!
love is the magic!
love is the story!
love is the melody we all can sing...
- 感動しました。 -- 名無しさん (2009-08-31 20:43:10)
最終更新:2009年08月31日 20:43