悪魔の虹の彼方に
作者:◆bEv7xU6A7Q?
投稿日時:2010/12/12(日) 02:09:31
投稿日時:2010/12/12(日) 02:09:31
「桃花さん、我々はここまでしかご案内できません」
「大丈夫、ありがとう」「……ご武運を」
黒い服の面々に見送られ、無限桃花は歩き出した
「大丈夫、ありがとう」「……ご武運を」
黒い服の面々に見送られ、無限桃花は歩き出した
「…の向こうのどこか空高く 子守唄で聞いた国がある…♪」
晴れ渡った空、雲一つない気持ちのイイ天気、ボクは今歌を歌いながら散歩中!
この歌ボクの名前が出ていてお気に入りなんだ!
静かな町にボクの歌声が響き渡る うん、とってもいいキモチ!
この歌ボクの名前が出ていてお気に入りなんだ!
静かな町にボクの歌声が響き渡る うん、とってもいいキモチ!
「バケ……モノめ……」 バンッ!
わッ びっくりした~
何か飛び出してきたけどボクはヒラリとかわす
振り返るとさっき見た黒いオジサン達の一人が何かすごい顔で睨んでる
何か飛び出してきたけどボクはヒラリとかわす
振り返るとさっき見た黒いオジサン達の一人が何かすごい顔で睨んでる
「もうっ!オジサンったらあぶないよっ」
ボクが怒って近づくとオジサンは泡をふいて
そのまま動かなくなった あはははっ!人間って脆いね
――そう思ったその時
そのまま動かなくなった あはははっ!人間って脆いね
――そう思ったその時
「おまえか……」
黒い刀と濃い影を纏った女の子がボクに話しかけてきた
人間はボクの力に耐えられるはずがないから
またびっくり、そして―――
人間はボクの力に耐えられるはずがないから
またびっくり、そして―――
「致死量の放射線照射……それがおまえの能力か
この姿でないと耐えられなかっただろうな」
この姿でないと耐えられなかっただろうな」
そして思い出した。あの時、ボクの世界が消えたあの時
消えゆくボクらに「彼ら」が力を与えたとき記憶に刻み込まれた
ボク達の天敵―――
消えゆくボクらに「彼ら」が力を与えたとき記憶に刻み込まれた
ボク達の天敵―――
「無限…桃花…」
「そう、お前たち寄生の敵。無限桃花」
「そう、お前たち寄生の敵。無限桃花」
ボクの体の奥がざわついた 黒い何かが駆け巡り弾ける
「あはっ そっか…ボク達の敵 無限桃花……あははははははははっ!!!」
「……名を聞いておこうか」
「……名を聞いておこうか」
「…ボクは虹、虹寄生。ボクのこの光、君にどこまで耐えられるかな!?」
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