超適当
知らず知らずのうちに此処での生活になれてしまいました。
嘘です。そんな亊はございません。
何処をどう見ても薄幸の美少女な外見の私ではあるのですが、実は大英帝国の魔法兵だったりします。
血腥いでお馴染みの学園島スレ出身なのです。
血を血で洗う戦場に身を置いていた私ですので、そう簡単には平和に馴染む事が出来ないのです。
いくら翼があっても鉛色では自由で平和な空を飛べないのです。
もっとも、私には翼なんて物はありませんが。
兎に角。
血塗られた十字架を背負わなければならない運命の烙印を押されているのです。
平和なんて物は蜃気楼なんです。近付けば何処か遠くに行ってしまうものなのです。
そよ風の中に硝煙の匂いや死臭を探してしまったりしてしまうのです。
ゆえに。
凪の海みたいに穏やかだった私の心は、精神の天秤計のバランスを欠いてしまって、荒んでささくれ立ってしまうのです。
こればかり私の責任ではありません。
戦争という愚かな行為を捨てる事が出来ない人類が悪いのです。
いいえ、違います。
悲劇のヒロイン属性の私が悪いのです。
そんな訳でハルトシュラーさんとはさみさんです。
戦争に打擲されて深く傷付いた心を癒する為にはお二人の力が必要なのです。
そうです。
イラストが存在するお二人に、可愛い御召し物を着せて遊ぶ事が、唯一残された人間性回復の道なのです。
決して私にイラストがないから嫉妬している訳ではありません。
大事な事なので何度も言います。
ハルトシュラーさんとはさみさんにはあるのですが、
私には
嘘です。そんな亊はございません。
何処をどう見ても薄幸の美少女な外見の私ではあるのですが、実は大英帝国の魔法兵だったりします。
血腥いでお馴染みの学園島スレ出身なのです。
血を血で洗う戦場に身を置いていた私ですので、そう簡単には平和に馴染む事が出来ないのです。
いくら翼があっても鉛色では自由で平和な空を飛べないのです。
もっとも、私には翼なんて物はありませんが。
兎に角。
血塗られた十字架を背負わなければならない運命の烙印を押されているのです。
平和なんて物は蜃気楼なんです。近付けば何処か遠くに行ってしまうものなのです。
そよ風の中に硝煙の匂いや死臭を探してしまったりしてしまうのです。
ゆえに。
凪の海みたいに穏やかだった私の心は、精神の天秤計のバランスを欠いてしまって、荒んでささくれ立ってしまうのです。
こればかり私の責任ではありません。
戦争という愚かな行為を捨てる事が出来ない人類が悪いのです。
いいえ、違います。
悲劇のヒロイン属性の私が悪いのです。
そんな訳でハルトシュラーさんとはさみさんです。
戦争に打擲されて深く傷付いた心を癒する為にはお二人の力が必要なのです。
そうです。
イラストが存在するお二人に、可愛い御召し物を着せて遊ぶ事が、唯一残された人間性回復の道なのです。
決して私にイラストがないから嫉妬している訳ではありません。
大事な事なので何度も言います。
ハルトシュラーさんとはさみさんにはあるのですが、
私には
イ ラ ス ト が な い
のです。
決してイラストがないから嫉妬している訳ではありません。
ええ、そうですとも。
因みに。
右斜め四十五度がもっとも私が栄えて見える角度です。お忘れなきようお願いします。
決してイラストがないから嫉妬している訳ではありません。
ええ、そうですとも。
因みに。
右斜め四十五度がもっとも私が栄えて見える角度です。お忘れなきようお願いします。
前置きが長くなりました。話を進めます。
春の足音が聞こえ始める二月の終わり、麗らかな陽射しがポカポカと暖かいです。
一条の飛行機雲が青い空を貫くように切り裂いています。
草花の花芽が大きくなり始めています。
ハルトシュラーさんが弾くピアノが、疲れ果てた心身を癒してくれます。
私はと言えば、燕尾服、英語で言うとテール・コートを着ておめかししているはさみさんに、テール繋がりでシンパシーを感じてしまいお手入れをしてあげています。
そうです。はさみさんでアルミホイルを切っているのです。
それは結構な肉体労働なのですが、戦争を体験した私にはへいちゃらです。
いいえ、結構かったるいです。
一条の飛行機雲が青い空を貫くように切り裂いています。
草花の花芽が大きくなり始めています。
ハルトシュラーさんが弾くピアノが、疲れ果てた心身を癒してくれます。
私はと言えば、燕尾服、英語で言うとテール・コートを着ておめかししているはさみさんに、テール繋がりでシンパシーを感じてしまいお手入れをしてあげています。
そうです。はさみさんでアルミホイルを切っているのです。
それは結構な肉体労働なのですが、戦争を体験した私にはへいちゃらです。
いいえ、結構かったるいです。
「フェアリー・テール嬢! 何をなされるか!?」
「ですから、はさみさんの手入れですよ。アルミホイルを切ると切れ味がよくなるそうですから」
「おばあちゃんの知恵袋!?」
「いいえ。ロスト・テクノロジーです」
せっかく手入れしてあげているというのに、ハサミさんはごちゃごちゃ五月蝿いです。
「日本の刃物には相応の手入れの仕方があるのだ!」
松の根っこから油を作ってガソリン代わりにする質素倹約な大日本帝国ですから、はさみさんの手入れなんかに油を使えないでしょうし」
ちょきん、ちょきん。
口では否定しているものの、はさみさんはアルミホイルを切り続けます。
まあ、私が強引に動かしているのですが。
まあ、私が強引に動かしているのですが。
「そろそろなれてきたんじゃありませんか?」
「そ、そんな亊はない!」
「ですが、切れ味は良くなってる感じですよ? 素直になられたらいかがですか?」
「い、言うな……。私は、私は……ああっ!」
「その表情……可愛いですよ、はさみさん」
「ら、らめぇっ! アルミホイルが、アルミホイルがぁっ!」
十分後。
切れ味が良くなったせいなのか、はさみさんは虚ろな眼で虚空を見つめています。
顔を赤く上気させて、荒い息遣いで呼吸しています。
めでたし、めでたしですね。
そんな亊はありません。
正気に戻ったはさみさんにこっぴどく怒られただけでなく、記憶喪失した男の書いたすこしふしぎな物語を読んで感想文百枚書くの刑に処されてしまいました。
切れ味が良くなったせいなのか、はさみさんは虚ろな眼で虚空を見つめています。
顔を赤く上気させて、荒い息遣いで呼吸しています。
めでたし、めでたしですね。
そんな亊はありません。
正気に戻ったはさみさんにこっぴどく怒られただけでなく、記憶喪失した男の書いたすこしふしぎな物語を読んで感想文百枚書くの刑に処されてしまいました。
悲しいですね。ええ、悲しいですとも。
私、泣いてしまいそうです。
私、泣いてしまいそうです。