魔機那戦記#6前半
「チ…誘ってんのか?」
ギルバートは謎の魔機那を追って山の奥深くへと来ていた。謎の魔機那はたまにこちらを見ては距離を確認し、止まったりして奥へ奥へと向かっていく。
そして大分歩いた頃急に視界が開ける。その光景に崖かと思ったが、どうやらかなり開けた場所の様だ。木々が薙ぎ倒され、地面は抉り取られている。まるで巨大な「何か」が墜落した様だ。とギルバートは思った。
その瞬間強制的に通信回路を開いた者が居た。どうやら謎の魔機那から通信が届いたらしい。
しかし、魔機那から通信などおかしい。そもそも無人の魔機那にはAIはあっても、通信などする訳がない。ともかく通信を開くことにした。
『……敵魔機那をヒト型“デストロイヤー”と断定。リンクキー波照合、先程の妨害したパイロットと断定。』
どうやら人が乗っているようだ。しかし、リンクキー持ちは大抵MBTに保護され魔機那使いへと訓練される。その為、自然なリンクキー持ちは、自分がリンクキーを持っている事すら知らず人生を終える。
しかし、このパイロットは声も幼く、女の声のようだ。
『この私のミッションを妨害した罪は重い。Rシリーズの名に掛けて貴様を…死刑に処する。』
「何だって!?つか、お前のミッション妨害した覚えねーし!!」
しかし敵機は問答無用で両手にマシンガンを構えるとそれを乱射してきた。それを避けつつ、現在の自機の状態を見る。まずは“クレイモア”は先程の戦いで失ったしまった為接近戦は控える。
他に残っている武装は、腿部にあるハンドガンと、腰に付いているミサイルポッド。あとは腰のアタッチメントに装備されているマシンガンだ。
ならば武装から考えられる行動は…銃撃戦しか有り得ない。
ギルバートは“デストロイヤー”の腿部に手を伸ばし2丁の拳銃を取り出した。そしてそれを2丁拳銃(トゥーハンズ)で構え乱れ撃つ。
そして一瞬の隙を付き、腰のミサイルポッドを開く。解き放たれた四つの弾頭は、ある距離になるとその腹中からさらに四つの弾頭を解き放つ。
ーーーー多弾頭ミサイルだ。
計16発のミサイルが忠実に与えられた使命を果たすべく敵魔機那へと向かう。しかし、ミサイルは何の戦果を上げることなく爆炎へと姿を変えた。
敵魔機那は両手のマシンガンと肩部のキャノンで全弾を打ち落とす。しかしキャノン砲から迸ったのは実弾ではない。
空間を斬り裂く輝く光の矢。ビームだった。
「ビーム兵器!?なんであんなスペシャルな武器をアイツが持ってやがるんだ!」
そう。ビーム兵器は基礎理論こそ完成しているのだが、西暦から真歴にかけて未だ実現しない夢のような兵器だ。
それを持っているなど…普通の女じゃないな。とギルバートは確信する。しかしこの女は何故俺を呼んだのだろう?と疑問が思考を満たす。
しかし、煙を突き抜けてきたビームが弾を吐き出し使い物にならなくなったミサイルポッドを貫通した衝撃で我に返った。そして用を更に成さなくなったミサイルポッドをパージして2丁拳銃で再び敵魔機那へと撃っていった。
『この障害。なかなかやる。』
と謎の魔機那ーーーーマシン型“ラウンド・オブ・32”のコックピット内でRシリーズのR-32は敵魔機那に賞賛とも侮蔑とも取れる発言をした。
私はヴォルロック様の命により巨大魔機那の監視を命ぜられていたのだが、奴等が巨大魔機那を破壊したために失敗に終わってしまったのだ。
「やはり……貴様等劣等種は……死刑に処する!」
R-32は再び肩のキャノンから熱線を吐き出す。しかし敵魔機那は、やはり避けて尚も拳銃で撃ち返してくる。更にGPもそろそろ少なくなってきてしまった。こうなれば……とR-32はその白い両目で敵機を睨み付ける。そしてーーーー使った。
「何なんだよ!あのビーム!」
ギルバートはこの数分で三度目の舌打ちをした。あのビーム砲が怖く、なかなかハンドガンが致命傷を与えられる距離に近づけない。
すると急に魔機那のフットワークが重くなる。異変に気づきコンソールパネルをタッチして機体状況を確認する。するとやはり脚部動力系にエラーがある。
「なんでだ?俺はずっとリンクしていたはず…なのに気付けなかった。」
敵魔機那のせいだろうか。しかしこのままにして置いてもしょうがない為、リンクキーでその箇所を直す。
その時だ。
「な、なんだ?この痛みは……うっ、……」
ギルバートの頭に激痛が走る。そしてそれは頭を割らんとばかりに痛みを増した。
「うああああああああああっ!!!」
「チ…誘ってんのか?」
ギルバートは謎の魔機那を追って山の奥深くへと来ていた。謎の魔機那はたまにこちらを見ては距離を確認し、止まったりして奥へ奥へと向かっていく。
そして大分歩いた頃急に視界が開ける。その光景に崖かと思ったが、どうやらかなり開けた場所の様だ。木々が薙ぎ倒され、地面は抉り取られている。まるで巨大な「何か」が墜落した様だ。とギルバートは思った。
その瞬間強制的に通信回路を開いた者が居た。どうやら謎の魔機那から通信が届いたらしい。
しかし、魔機那から通信などおかしい。そもそも無人の魔機那にはAIはあっても、通信などする訳がない。ともかく通信を開くことにした。
『……敵魔機那をヒト型“デストロイヤー”と断定。リンクキー波照合、先程の妨害したパイロットと断定。』
どうやら人が乗っているようだ。しかし、リンクキー持ちは大抵MBTに保護され魔機那使いへと訓練される。その為、自然なリンクキー持ちは、自分がリンクキーを持っている事すら知らず人生を終える。
しかし、このパイロットは声も幼く、女の声のようだ。
『この私のミッションを妨害した罪は重い。Rシリーズの名に掛けて貴様を…死刑に処する。』
「何だって!?つか、お前のミッション妨害した覚えねーし!!」
しかし敵機は問答無用で両手にマシンガンを構えるとそれを乱射してきた。それを避けつつ、現在の自機の状態を見る。まずは“クレイモア”は先程の戦いで失ったしまった為接近戦は控える。
他に残っている武装は、腿部にあるハンドガンと、腰に付いているミサイルポッド。あとは腰のアタッチメントに装備されているマシンガンだ。
ならば武装から考えられる行動は…銃撃戦しか有り得ない。
ギルバートは“デストロイヤー”の腿部に手を伸ばし2丁の拳銃を取り出した。そしてそれを2丁拳銃(トゥーハンズ)で構え乱れ撃つ。
そして一瞬の隙を付き、腰のミサイルポッドを開く。解き放たれた四つの弾頭は、ある距離になるとその腹中からさらに四つの弾頭を解き放つ。
ーーーー多弾頭ミサイルだ。
計16発のミサイルが忠実に与えられた使命を果たすべく敵魔機那へと向かう。しかし、ミサイルは何の戦果を上げることなく爆炎へと姿を変えた。
敵魔機那は両手のマシンガンと肩部のキャノンで全弾を打ち落とす。しかしキャノン砲から迸ったのは実弾ではない。
空間を斬り裂く輝く光の矢。ビームだった。
「ビーム兵器!?なんであんなスペシャルな武器をアイツが持ってやがるんだ!」
そう。ビーム兵器は基礎理論こそ完成しているのだが、西暦から真歴にかけて未だ実現しない夢のような兵器だ。
それを持っているなど…普通の女じゃないな。とギルバートは確信する。しかしこの女は何故俺を呼んだのだろう?と疑問が思考を満たす。
しかし、煙を突き抜けてきたビームが弾を吐き出し使い物にならなくなったミサイルポッドを貫通した衝撃で我に返った。そして用を更に成さなくなったミサイルポッドをパージして2丁拳銃で再び敵魔機那へと撃っていった。
『この障害。なかなかやる。』
と謎の魔機那ーーーーマシン型“ラウンド・オブ・32”のコックピット内でRシリーズのR-32は敵魔機那に賞賛とも侮蔑とも取れる発言をした。
私はヴォルロック様の命により巨大魔機那の監視を命ぜられていたのだが、奴等が巨大魔機那を破壊したために失敗に終わってしまったのだ。
「やはり……貴様等劣等種は……死刑に処する!」
R-32は再び肩のキャノンから熱線を吐き出す。しかし敵魔機那は、やはり避けて尚も拳銃で撃ち返してくる。更にGPもそろそろ少なくなってきてしまった。こうなれば……とR-32はその白い両目で敵機を睨み付ける。そしてーーーー使った。
「何なんだよ!あのビーム!」
ギルバートはこの数分で三度目の舌打ちをした。あのビーム砲が怖く、なかなかハンドガンが致命傷を与えられる距離に近づけない。
すると急に魔機那のフットワークが重くなる。異変に気づきコンソールパネルをタッチして機体状況を確認する。するとやはり脚部動力系にエラーがある。
「なんでだ?俺はずっとリンクしていたはず…なのに気付けなかった。」
敵魔機那のせいだろうか。しかしこのままにして置いてもしょうがない為、リンクキーでその箇所を直す。
その時だ。
「な、なんだ?この痛みは……うっ、……」
ギルバートの頭に激痛が走る。そしてそれは頭を割らんとばかりに痛みを増した。
「うああああああああああっ!!!」