キャンサー・ゾディアーツ

「マラソンランナーとかけて、曲がった松の木と説く 『その心は』はしらにゃならない」

【名前】 キャンサー・ゾディアーツ
【読み方】 きゃんさー・ぞでぃあーつ
【声/俳優】 タモト清嵐
【スーツ】 藤井祐伍
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ など
【登場話】 第22話「馬・脚・一・蹴」~
第28話「星・嵐・再・起」
第36話「本・気・伝・歌」
【分類】 ゾディアーツ/ホロスコープス
【スイッチ】 キャンサースイッチ
【最輝星】 アルタルフ(白・右胸)
【スイッチャー】 鬼島夏児
【特色/力】 全身を覆う堅い甲羅、鋭いハサミによる攻撃、
人間の生体エネルギーを奪い吸収する
【星座モチーフ】 かに座

【詳細】

「キャンサー」のホロスコープススイッチで落語研究会部長・鬼島夏児が変身したかに座のパワーを宿すホロスコープスの一員。

ライダー超電磁ボンバーを受け爆散した「ペガサス・ゾディアーツ」が復活を果たした際、引き出された凄まじい力により覚醒。
左腕に装備している巨大なハサミは抜群の切断力を誇り、シールドモジュールすら腕を振っただけで両断してしまう程の威力を持ち、爆発性のある泡を吐いての遠距離攻撃もできる。

更に全身の甲羅はフォーゼの打撃を無効化するだけでなく、エレキステイツの電撃、マグネットステイツの磁力弾も無効化する非常に高い防御力を有する。

逆にハサミを開く前に武器で押さえつけるなどして封じられると極端に攻撃力が低下してしまい、甲羅も物理攻撃は防げるが断熱効果はなく、ファイヤーステイツの炎そのものを切り裂けはするものの副次的に発生する熱は防ぎきれない。

当初は「リブラ・ゾディアーツ」や「ヴァルゴ・ゾディアーツ」のようなテレポート能力は持っておらず、撤退時には走って逃走する必要があったが、後に口から吹き出す泡を煙幕代わりに瞬時に移動するようになった(上記の台詞は走って逃走する際の謎かけで『』内はユウキの相槌。)。

登場時点では唯一成り行きによるものだが、仮面ライダー部の面々に正体が明らかになったホロスコープスだった(その後、随時覚醒した生徒のホロスコープスも正体が判明している)。

本人の努力もあってか、成長は著しく、第27話で人間の生体エネルギーをリングに変えて奪い取る。
切る事で吸収する能力、更には自力で「超新星」の力を獲得、「キャンサー・ノヴァ」に進化できるようになる。

上述の通りに短期間で様々な能力を獲得して強くなってきており、我望光明からの信頼も厚い。
第28話でメテオストームに敗北すると我望に自身だけが知っている事(仮面ライダーメテオの正体)を報告しようとするが、前から反りが合わなかったリブラの幻覚で学園を調査していた刑事に変化させられ、ヴァルゴによりダークネビュラ(実際はM-BUS)に葬られた。

キャンサースイッチの素となったゾディアーツスイッチは速水公平が落とした物を鬼島夏児が拾った事からキャンサーとなったが、皮肉にもキャンサースイッチが学園に戻って来た際に落としてしまい、速水公平に拾われる事になった。

第36話ではキャンサースイッチをレオ・ゾディアーツが使用する事で再登場。
立神吼の特異体質の恩恵で甲羅なども強化されており、本来のスイッチャーを倒したメテオストームのメテオストームパニッシャーも防御した。

【戦国MOVIE大合戦】

武神鎧武の配下の怪人として登場

【余談】

ホロスコープスの中で唯一「十二使徒になる前」の姿が描かれ、しっかりとスーツが存在する。

デザイナーの麻宮騎亜氏によれば、「シオマネキとハナサキガニをモチーフにし、意図せずともスタッフに『仮面ライダー』のショッカー怪人・カニバブラーとコメントされ、『自身がライダーファン』だと実感した」らしい。
後にヴァルゴの正体が「タチバナ」と同一人物だった事が発覚、リブラの姦計がなかったとしてもどの道メテオの秘密保持にM-BUSに転送されたと思われる。
スコーピオン・ゾディアーツ」のスイッチャーの「さそり」というアナグラム同様、変身者の名前の「夏児(なつじ)」は音読みで「かに」と読む事もできる。

最終更新:2016年01月08日 17:47