デーボ・アキダモンネ

「ここまでか そろそろ立冬だもんね」

【名前】 デーボ・アキダモンネ
【読み方】 でーぼ・あきだもんね
【声】 室園丈裕
【登場作品】 獣電戦隊キョウリュウジャー
【登場話】 ブレイブ33「マキシマム! レディはおれがまもる」
【所属】 デーボス軍
【分類】 デーボモンスター
【創造者】 哀しみの戦騎 アイガロン
【考え】 「愛しいキャンデリラのことを想うと(アイガロンが)切なくて哀しい」
→「イアンの知人エリカを拉致し、エリカが日本に持ち込んだ秘石を強奪する」
【集める感情】 (アイガロンの)哀しみ
【成分】 お月見、紅葉、栗、月見だんごなど
【配合】 アキア杵、アキレ臼、オータムゾーン
【特記事項】 アイガロンですらしみじみと染みまクリの切なさ
【他のモチーフ】 キノコ
【名前の由来】 秋だもんね

【詳細】

キャンデリラに想いを馳せ、正に「哀愁」漂わせているアイガロンが生み出したデーボモンスター。

周囲を常に切ない気持ちにさせるモンスターで、口から吐く木枯らしを含んだ「ため息」を浴びた者はブレイブを失って憂鬱な気分に陥ってしまう。

「栗爆弾」、「枯れ葉攻撃」など飽き(秋)のこない多彩な技から繰り出す攻撃は、呆(秋)れるほど強力。
装備する「アキア杵」からは団子型の炸裂弾を乱射する「月見だんご攻撃」、「アキレ臼」からは兔を模した巨大な餅で相手を封じ込める「スーパー月見だんご攻撃」を繰り出す。
また、相手を憂鬱な気分に落として永遠に切ない気持ちに閉じ込める牢獄「オータムゾーン」を開く能力がある。

キャンデリラに恋焦がれるアイガロンの傍らで口から木枯らしを吹かせながら話を聞いていると、様子を「楽しみの密偵 ラッキューロ」に目撃され、アイガロンの弱味を握られた事でラッキューロの作戦に従う事になってしまう。

デーボス軍一、人間界の情報に精通したラッキューロがキャッチした情報から、イアンの知人のエリカが「ケントロスパイカー」の秘石を海外から日本に持ち込んだ事を知り、エリカを狙って行動を開始する。

とある空港にて、エリカと待ち合わせするイアンを懸念していたキョウリュウジャー(イアン本人と誤解から彼を憤慨して後を追う空蝉丸を除く。)と遭遇して交戦。
本命はエリカの拉致だという事をラッキューロ達に咎められ、その場はアイガロンに任せてエリカ達を追跡(その後、アイガロンは自分の暴走に動揺した隙にキョウリュウレッド・カーニバルの「獣電カーニバルフィニッシュ」を放たれてしまい敗退。)。

エリカを巡る誤解から仲間割れをするイアンと空蝉丸を発見、混乱に乗じて「オータムゾーン」を開放して空蝉丸とエリカの2人を取り込んでしまう。
以前にも「自分の異世界に引き込む能力」を持つデーボモンスターと戦った経験を活かしたイアンが、あらかじめマーキング用の獣電池を取り込まれる寸前のエリカに預けていた事で、キョウリュウジャー全員に「オータムゾーン」に侵入されてしまう。
自棄になって「月見だんご攻撃」で応戦するが全て弾かれ、更に誤解が解けてイアンと空蝉丸が和解した事で新獣電池「マキシマム」の力が覚醒。「七獣電ビクトリーマキシマムフィニッシュ」により「オータムゾーン」の崩壊と共に敗北。

即座にラッキューロのスクスクジョイロで巨大化する。
ブラック、ゴールドの2人が搭乗するプテライデンオー・パラサガンと交戦、「スーパー月見だんご攻撃」の餅兔にてプテライデンオーを封じ込めるがすぐに振りほどかれ、「秋と言えば食欲の秋」と称するブラック達にプテライデンオー・パラサガンの「ブレイブフィニッシュ」で射出させた光弾を無理矢理口に撃ち込まれ、内部崩壊しながら爆散した。

本編の後日談を描いた「100 YEARS AFTER」では攻撃団・四季の一角として再登場。
だたし、以前と違ってボディに「秋」のパネルがある。

【余談】

本編においてアイガロン配下の最後の怪人となった。
アイガロンがデーボモンスターを生み出した本来の動機は不明(冒頭の行動から考えて、単なる「話し相手」として作ったのだろうか)。足元の樹木にはキノコが生えている。武器の一つの「アキレ臼」は、「呆れる」と「アキレス」を掛けたネーミングだと推測される。

『エターナルブレイブ』の座談会によれば、実は唯一メインデザイナーが担当しておらず、戦隊シリーズでも珍しい女流絵師が描いたとのこと。
声を演じる室園丈裕氏はスーパー戦隊の怪人の声を演じるのは初となる。

最終更新:2019年03月14日 18:29