デーボス軍

キャンデリラ「私達はもともと、全て巨大なデーボス様の細胞から生まれた存在♪」

【名前】 デーボス軍
【読み方】 でーぼすぐん
【登場作品】 獣電戦隊キョウリュウジャー

【詳細】

『キョウリュウジャー』に登場する敵組織。

暗黒種デーボス」を頂点に様々な星々を滅ぼし、現代より1億年前の遥か太古の地球に飛来し当時の地球の覇者であった恐竜を滅亡させた。
先に地球へとやってきて住む恐竜達の生き様に感銘を受けた「賢神トリン」がデーボス軍を裏切り、恐竜達に機械の体を与え獣電竜として生まれ変わらせ、彼らとの激戦の末デーボスは心を凍らされ封印されてしまう。

その後、北極海の氷山内部で沈黙していたが、氷山が溶け出した事が原因で「氷結城」が海中に落下。
幹部達も次々に覚醒し、封印されたデーボスの復活と現在地球に住む生命体(人間)の根絶やしに活動を再開する。

ブレイブ1で世界中に「ゾーリ魔」を出現させ、復活したデーボ・ヒョーガッキが破壊活動を開始。
ヒョーガッキは集結したキョウリュウジャーに敗れるも、皮切りに本格的なデーボス復活作戦を実行、人間の感情(喜び、怒り、哀しみ)を集める事で、デーボスの凍らされた心を満たし復活させようと目論む。

物語中盤において復元水をダムに混ぜ込み、氷結城をテレポートさせ浸すという強引な方法により、完全に心が回答されていないながらもデーボスの復活に成功。
圧倒的な力で獣電巨人達を撃破、キョウリュウジャーを全滅間際にまで追い詰めるも、バクレツキョウリュウジンに敗北。
デーボスは寸前でカオスと同化する事で一命をとりとめ、キョウリュウジャーのブレイブに対向するべく、更なる人間の感情の収集を行う事とした。

新たに怨みを集める怨みの戦騎 エンドルフを作り出し、更に濃い感情を集め始めるようになる。
怒りの感情が早めに集まり、カオスは死者兵士となっていたアイガロン、集めにくい喜びの感情を司る戦騎のキャンデリラに見切りをつけ、彼らの後継となる新たな戦騎を二人作成し密かに人間達から感情を集めていた。
集めた人間の感情をレコードに刻みつけた感情をカオスが取り込む事で、カオスに宿っていたデーボスの心が完全に復活。
対人間用の最終進化を遂げた「蝶絶神デーボス」となり、キョウリュウジャーとの最終決戦に臨む。

ファイナルブレイブではデーボスの一部となり拠点の氷結城を成層圏まで浮上させ、アンテナにして地球全土の生命を「滅びのメロディー」で滅ぼそうと目論んだが、レッド・カーニバルに蝶絶神が敗北した事で、城が全壊になって完敗した。

レッドと対峙したデーボスによると、実は宇宙に存在する「何者か」の意思によって生み出された生命体の一角に過ぎず、自身に与えられた使命だけで星々を滅ぼしていた事が判明するが、デーボスを生み出した者の「正体」については明かされなかった。

『帰ってきたキョウリュウジャー』では残党が登場。
デーボスのわずかに残った細胞から復活を試みるも、実はデーボスの真の後継者「後悔の戦騎 アースレバン」の策略であった。
アースレバンが倒されても、一部のメンバーは生き残り、100年後の未来のキョウリュウジャーと今後も戦いが続いていくと思われる。

『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』ではデーボスの上位の存在「創造主」が姿を見せている。

『王様戦隊キングオージャー』ではキングオージャーの敵勢力のボス「宇蟲王」によって、どこかの「兜武神デーボス」というボスが招集され、デーボス軍が復活している。

【余談】

『東映ヒーローMAX vol.44』によれば、「当初は『キョウリュウジャーの強さを視聴者にアピールするため、幹部の1人を序盤で敗退させる』という案があった」らしい(『それでは残された幹部が弱く見えてしまう』という理由で没となり、その代理として恐竜を滅ぼしたデーボモンスターの「デーボ・ヒョーガッキ」が第1話に登場している)。

「感情」を司るように自我が強くキャラクター性が濃い幹部が多いからか、「スーパー戦隊」の悪の組織としては珍しく、放送後に完全数量限定の商品化が決定した。アイガロンの声を演じる水島裕氏以外の全員は初参加となる。

最終更新:2018年12月24日 20:49