「この儂が負けるというのか!? 力を失うというのか!? 有り得ん、信じぬ、絶対にーー!」
【名前】 |
大地の拳魔 マク |
【読み方】 |
だいちのけんま まく |
【声】 |
柴田秀勝 |
【スーツ】 |
渡辺淳、岡元次郎 |
【登場作品】 |
獣拳戦隊ゲキレンジャー |
【登場話】 |
修行その22「キュイキュイ!セレブとデート」~ 修行その35「ギュオンギュオン!獣力開花」 |
【所属】 |
臨獣殿 |
【分類】 |
臨獣拳士/三拳魔 |
【獣拳】 |
臨獣ベアー拳 |
【得意リンギ】 |
怒臨気雄峰突(どりんきおほうつく) 神着火(かむちゃっか) |
【秘伝リンギ】 |
臨怒雲(りんどうん) |
【三拳魔秘伝リンギ】 |
慟哭丸(どうこくがん) |
【好きな場所】 |
大地 |
【好きな食べ物】 |
果実、小動物、シャケなど |
【好きな言葉】 |
怒りは味方と思え |
【モチーフ】 |
クマ |
【詳細】
クマを手本とし、ど迫力のパワーと大きな爪で相手を乱暴に破壊する臨獣ベアー拳を扱う大地の拳魔、臨獣拳の創始者。
先代「臨獣殿」の当主にして、三拳魔のリーダー格。
春から山中に篭って外界との接触を断ち、様々な鍛練を重ねる事により越冬や下山する頃には相手を圧倒する巨大な体躯と完璧な筋肉を入手し、秘伝リンギ「臨怒雲」はクマに逃げる獲物を追う習性があるように怒臨気で作った雲に乗り、高速で移動して相手を追い詰め、怒りが力を司ると思っており、弱さに怒り、弱者に怒り、怒る事によって自身の強さを引き出す事で頂点に君臨し続け、最強に執着する以外の癖はない。
「怒臨気」と呼ばれる臨気を超える強大な気を有して一の者で戦闘力は凄まじい。
肉体的な強さは熊が山篭りをするように、冬の間山に篭って徹底的に肉体を鍛え上げる事で発揮されるもので、秘伝臨技によって超高速で移動する事が出来る。
便宜上は三拳魔と称されているが、「
空の拳魔 カタ」や「
海の拳魔 ラゲク」は「マク」に対して敬語を使っており実質一段上の存在。
かつては「マスター・シャーフー」と並び「ブルーサ・イー」の後継者と目される程の優れた拳士であったが、師が後継者を「シャーフー」とした事に怒り(真相は後述)、師を殺して臨獣殿を創設。
激臨の大乱後、七拳聖から特別に危険視され、「イキギモ」を抜かれた上で遺骸を封印される。
あまりの危険性故に「カタ」と「ラゲク」も遺骸の在処(臨獣殿の地下に封印されていた。)を「理央(
黒獅子リオ)」に隠していたが、「理央」が過激気を身に付けたゲキレンジャーに完敗した際に見せた激しい怒りに反応し、遺骸の在処を教える。
その後、「カタ」や「ラゲク」の反対を押し切って「イキギモ」を取り戻した「理央」が真毒を使った事で復活を果たす。
復活直後、三日三晩封印された事に対する怒りのあまり暴れ通し、「理央」を怒臨気で追い込んで再び当主の座に就く。
獣人ヒヒなど、自身の親衛隊や
リンリンシーを使い悲鳴や絶望を集めさせるが、何れもゲキレンジャーの妨害によって失敗。
ついに自ら獣源郷に出撃、迎撃に出た七拳聖を一蹴し他の拳魔と協力して慟哭丸に封印し激臨の大乱を再び起こす。
かつて「ブルーサ・イー」が作り、ゲキチョッパーが復活させたサイダインの力でゲキレンジャーは獣力開花。
スーパーゲキレッドの攻撃、他のメンバーによる連続攻撃で大きなダメージを負う。
その直後、巨大化する。
ゲキファイヤー、ゲキトージャウルフ、サイダイオーと交戦、3体を圧倒的なパワーで追い詰めるが、獣力開花によって3体の力が1つとなったサイダイゲキファイヤーになす術もなく、サイダイゲキファイヤーのファイヤー砕大突撃で大ダメージを負い、最期は自身が敗北するのを認めずに爆散した(その際は上記の台詞を残している。)。
曲がりなりにも自らの技を伝授していた「カタ」や「ラゲク」とは異なり、最後まで「理央」や「メレ」に教えを授ける事はなかった(「理央」も「メレ」も怒臨気は自力で身に付けている。)。「マク」倒された事で自らを知る者がいなくなった「ロン」が表立って動き出し、臨獣拳の時代が終わり、
幻獣拳の時代がやって来る事になった。
修行その49でイメージの「臨獣殿」を訪れたゲキレンジャーを迎え、ジャンに自らの動きと技を指導。
本来は「マク」こそが「ロン」の策略で「幻獣王」になる筈の器、「ブルーサ・イー」を殺して臨獣殿を打ち立てたのも「ロン」に「本当の後継者はマクになる筈だったが、シャーフーが無理に頼み込んで自分を後継者にしてもらった」と吹き込まれたから。
だが、「マク」は「ロン」の思い通りにならず、あまつさえ反抗してきたので、「幻獣王」の候補から外れ、「理央」が代わりに見初められる事になる。
「ロン」の目的や正体などかなり深い所まで察知していたようで、「慟哭丸」も本来はいずれくるだろう「ロン」との決戦に編み出した秘伝臨技だった。
【余談】
スーツアクターを演じる渡辺淳氏はヒーロー側のゲキチョッパーも兼任、ゲキチョッパーを含むゲキレンジャーとの対決時には岡元次郎氏が代演。
声を演じる柴田秀勝氏はスーパー戦隊シリーズで多くの怪人の声を演じ、本作がTVシリーズでの最後の出演(劇場版では本作以後の作品で「超新星のギョーテンオー」を演じている。)。「イキギモ」は劇中ではプレシャスと呼称。
最終更新:2019年05月06日 13:23