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概要
1983年から1984年にかけて放送されたTVアニメーション。
『機動戦士ガンダム』の富野由悠季氏が原作・監督を務めている。
当時、ロボットアニメは『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『機動戦士ガンダム』、『伝説巨神イデオン』等、
近~遠未来的で宇宙にまでスケールの広がりを見せる世界観が主流だった。
しかし、『ダンバイン』では舞台の中心は地球の中の異世界「バイストン・ウェル」であり、
そこでは妖精、オーラ、非現実な事象が当たり前の存在という形で描かれ、
このサイエンスとファンタジーの融合は業界に新たな風を吹かせる発端となった。
後に異世界と現実世界という構図は『
リーンの翼』『オーラバトラー戦記』等に受け継がれる。
ストーリー
地球の陸と海の間にある異世界「バイストン・ウェル」。
そこに暮らす人々は地球の死者が転生した後の存在であり、その世界は魂の安息地とされていた。
しかし、野望を企む男「ドレイク・ルフト」は、異世界に地球の人間を意図的に召喚し、
高度な文明技術を自らの物とする事で、バイストン・ウェルの支配を目論んでいた。
登場人物
ショウ・ザマ
- 主人公。東京に住むバイクが趣味の日本男児。
- というかバイクが友達状態。富野作品によくある、家庭を顧みない両親の元で育ったので。
- スパロボでは戦う決意を持った状態からが多いが、原作序盤はそれはもう鬱屈とした性格をしていた。
- 地上の人間は巨大兵器「オーラバトラー」に乗る適正「オーラ力(オーラちから)」に優れているとされる。
- 彼もまた召喚された際には「聖戦士」と呼ばれ、その戦力を重宝された。
- 当初は流されるままに戦っていたが、幾多の戦いを経て自らの意志でドレイク達の野望に立ち向かうようになる。
- 今作では歴戦の聖戦士ということで鈴木くんの兄貴分的なポジションに。
- 今回は最初からビルバインに乗って登場。PVではダンバインだった?乗換で再現してください。
- ちなみにDLCではダンバインに乗せられている事がある。
- Q「どうしてウサギは目が赤いの?」
チャム・ファウ
- バイストン・ウェルに生息する妖精。中でも最低位の「ミ・フェラリオ」種。
- ショウに懐いており、彼がオーラバトラーで戦う際にも手製の戦闘服で彼の傍に居る。
- 単なる賑やかしではなく、チャムなどのフェラリオが相乗りすることでオーラ力が増したりする。劇中では特に明示されないが。
- サブパイロット乗り換えは健在。
マークザインには乗り換えられない
- 今作ではダンバイン勢では一番最初に主人公たちに合流し、ショウたちの物語を聞かせたりしている。
- ダンバインの物語は「最終決戦で生き延び、地上に残されたチャムが地上人達に語ったもの」という設定があり、その辺のオマージュと思われる。
マーベル・フローズン
- アメリカのダラス生まれの地上人。
- 最初はドレイクに協力していたが、物語開始時ではその野望を見抜き、ドレイクに対抗している領主の息子ニー・ギブンに協力している。
- ドレイクに利用されかけていたショウに
罵声を浴びせ説得し、反ドレイク側に引き入れた。
- ショウがダンバインに乗っていた頃はダーナ・オシーやボチューンなどに搭乗していた。
- バルベラという名前の親友がいる。
バーン・バニングス
- ドレイクに仕える騎士団の団長。ドレイクを裏切ったショウに対抗心を燃やす所謂ライバル枠。
- しかし連敗に次ぐ連敗でドレイクから見限られ、さらにショウに対して深い恨みを抱くようになる。
- のっけから黒騎士ではなくバーンとして登場する。ただし、海動と剣を交える際に黒騎士を自称していたりする。
- 仮面を被った状態の顔グラは無いが、スキルパーツには黒騎士の仮面が存在する。
- バイストン・ウェルの人間だが、オーラマシンを動かせるほどの強いオーラ力を持っている。
- オーラ力は激情で力を引っ張りだす性質があり、生来争いの少ないバイストンウェル人はこの辺りが弱いのだが、彼の場合嫉妬や怨恨といった暗い感情で強くなっている。
- 彼とショウの因縁は、魂が転生した後もOVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』に持ちこされる事になる。
- 今作ではショウとの決着を望み、一騎打ちを挑むイベントがあるなど出番は少ないがクローズアップされた一人。
- ガラン軍の客将として海動や劉備たちと因縁を結ぶ一方、意外なことにリーンの翼にはあまり関わらない。
- 生存条件を満たせば終幕へと盛り上がるリーン勢と大いに絡んでくれるのでお楽しみに。
- また、ホウジョウ軍との交戦シナリオで戦術指揮をやらせると複雑そうなコメントを出したりする。
- 隠しとはいえ『EX』のシュウの章以来なんと19年ぶり(コンプリートボックスをカウントすれば15年ぶり)に自軍入り。
- 更にはショウと同じ陣営で使えるのは(スパロボでは)初めてである。両者の因縁からすると当たり前だが、感慨深い。
- おまけに中断メッセージではショウと一緒に微笑ましい会話
漫才を繰り広げる。もうホント誰だお前。
ショット・ウェポン
- アメリカ人。地上ではロボット工学の権威であり、その知識を活かしてオーラマシンを開発する。
- 間違いなくリーンの翼(アニメ版)含めた諸悪の根源。
- その罪深さゆえに転生さえ許されず、自らの死を求めて700年もの間バイストン・ウェルを彷徨う亡霊となった姿がOVA版ダンバインで描かれている。
- 本作ではサコミズ王の配下として登場。初対面の司馬懿に「王佐の才ではなく、強い野心を持つ」と見抜かれている。
- 期待を裏切らず後半では各勢力を渡り歩いて暗躍する。
登場機体
ビルバイン
- ウィング・キャリバーへの変形機構を持つ唯一の可変型オーラバトラー。
- ウィング・キャリバーという名前自体はオーラバトラーの移動支援を主目的とする戦闘機の総称である。
合体攻撃ではダンバインを乗せる姿を見る事が出来る。- このおかげか機体ボーナスで空適応を取得する。もちろんオーラバトラー形態でもサブユニットに飛行能力が付加されるので安心。
- 物語中盤からショウの乗機となる。
- 高いオーラ力を必要とするため原作ではショウしか乗りこなせない実質の専用機とされていた。
- スパロボではマーベルというか誰でも問題なく乗りこなせるのはお約束。
ちなみにマーベルがビルバイン、ショウがダンバインに乗り換えた状態でも合体攻撃は使用可能だったりする。
- 実は原作での必殺武器は肩のオーラキャノン。ワイヤークローで引っかけた敵をジャイアントスイングのように回してから放り投げる→無防備な所にぶっ放すという戦法がよく使われた。
- SFCのバトルロボット烈伝などではちゃんと最高威力の武器である。
- スパロボではオーラ斬りの印象が強いが、原作ではチャムが言ってるだけなので…。
- 今作では合体攻撃でオーラソード二刀流も見せる。
- トドメ演出における一連の流れはハイパーライネック戦の再現である。
- 実は「ダンバイン」と「リーンの翼(小説版)」を繋げる存在である。
- ビルバインの脚部補助ロケットはサコミズがかつて乗っていた特攻機「桜花」が参考になっているとの事。
夜間迷彩ビルバイン
- ビルバインに夜間迷彩塗装を施した、ある意味では最終決戦仕様。
- 本作プロローグで原作の最終決戦となっているため、ちらっと登場する。
この瞬間、誰もが隠し要素か何かで夜間迷彩が使えると確信したであろう
- スパロボでは夜間迷彩塗装を施した際に強化改造されるのが基本だが、原作ではそういう描写はない。
ダンバイン
- 地球の人間がバイストン・ウェルに技術をもたらした結果生まれた巨大兵器「オーラバトラー」。
- 「オーラ力」と呼ばれる人間の生体エネルギーによって動き、またそのエネルギーを武装に利用する。
- ドレイク軍の試作機として3機が作成されたが内2機は大破し、残ったショウの機体は彼が寝返った際そのまま持ち逃げした。
- 強いオーラ力を持つ人間が乗ることでその真価を発揮するという設計のため、後に新型機が続々と出てくる中でも初期型のオーラバトラーとしては異例の主力として最後まで戦い続けた。
- ただし、最初から最後まで同じ仕様で戦っていたわけでは無く、コンバータやマルス(筋肉)の交換等適時行なって強化されている。
- 正直最終戦仕様なんぞガワだけ同じ別物と言っても差し支えないくらいに性能に大きな差がある。
- ちなみに「主人公の新型機乗り換えに伴ってヒロインに受け継がれる旧主役機」という王道パターンの元祖なのだそうである。
- 今作ではインパルスとデスティニーがその系譜を受け継いでいる。
ズワァース
- 一部の戦士にしか与えられなかった、オーラバトラーの最終進化形とされる機体。
- レプラカーン(本作未登場)の発展機であり、重装甲・高火力は受け継ぎながら、新型オーラコンバータにより機動性も高い。
- 非常に高いスペックを持つが、搭乗者のオーラ力による性能限界値は低いとされる。この辺りはダンバインと逆のコンセプト。
- 黒騎士のショウへの憎悪もあって、ビルバインと互角以上の戦いを演じた。
- 今作ではバーンの愛機として登場。バーンと言えばコレ!というイメージは強いが、作中では僅か3話しか搭乗していない。
- ただし続編のOVAでは(後継機ではあるが)バーンの愛機として登場している。
ガラバ
- オーラバトラーとウィングキャリバーの両方の特性を併せ持つオーラファイター。黒騎士が搭乗した。
- 開発はショット・ウェポンではなくゼット・ライト。
- 実際には白兵戦能力はほとんどなく、高速での一撃離脱戦法を得意とする。
- 最終決戦でダンバインを倒し、ビルバインを大破寸前まで追い込むも、ショウの捨て身の攻撃により刺し違える形で倒される。
- 第4次やF完結編などではハイパー化しているが、原作ではすぐに元に戻された。
- 本作ではプロローグで原作再現で登場。本編ではバーンはズワァースに出戻ったので未登場。
- まぁ、正直ガラバに乗ってバーンが仲間になられてもプレイヤーは困ったであろう。
COMPACTで使えたのは忘れろ
スプリガン
- ショット専用のオーラ・クルーザー
- 本作ではプロローグで原作再現で登場。原作通りショウとマーベルに落とされてしまい、ショットももう一隻作ろうと思わなかったらしく、本編では未登場。
補足
- 携帯機にはCOMPACT3以来の参戦。声付きもスクランブルコマンダー2nd以来。
- 今作ではプロローグでアニメ最終回のクライマックスが語られるという変則的な原作終了後参戦となる。
- Q:トッドは?ガラリアは?ジェリルは?ニーは?キーンは?エレ様にシーラ様は? A:出ません
- 主演声優陣が引退したり亡くなったりしているということも無関係ではなさそうだ。
- 魔装機神シリーズのオマージュ元であることはファンの間では割と有名なエピソードである。
- ファミリーコンピュータ時代の第2次において出演許可が降りなかったことがきっかけだったとか。
過去参戦作品
- スーパーロボット大戦EX
- 第4次スーパーロボット大戦
- スーパーロボット大戦F
- スーパーロボット大戦F完結編
- スーパーロボット大戦COMPACT
- スーパーロボット大戦COMPACT2
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- スーパーロボット大戦64
- スーパーロボット大戦α
- スーパーロボット大戦IMPACT
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
最終更新:2019年03月16日 12:28