鉄のラインバレル

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概要

2004年から2015年まで『チャンピオンRED』にて連載された漫画作品。作者は「清水栄一」(メカデザイン)、「下口智裕」(キャラクターデザイン)。
登場するロボット達の精密なデザインや、少年が持つ等身大の心理を描く王道が評価されている。
『スーパーロボット大戦L』では2008年-2009年放送のテレビアニメ版が参戦したが、今回は原作漫画版での参戦となる。
漫画版は二十巻以上(2015年4月時点)に及ぶ長期連載のため、アニメ版とは多くの違いが見られる事だろう。

ストーリー

早瀬浩一は、かつては正義にあこがれるものの何もできず鬱屈した日々を送る少年だった。
しかしある日“事故"に巻き込まてからは謎の力を手に入れ、意気揚々と日常を過ごしていた。
そんな彼が巨大人型メカ「ラインバレル」を手に入れる。
強大すぎる力は周囲を、そして何より少年を翻弄し、日常は一変する。
彼の前に立ちふさがる秘密組織 加藤機関との苛烈な戦いのなか、少年は少しずつ成長してゆく。

登場人物

早瀬 浩一

  • 主人公の悩み多き少年。突如訪れる混乱に暴走してしまいがち。良くも悪くも普通の少年である。
  • 元々はいじめられっ子だったが、ファクターになった影響で向上した身体能力を利用して立場を逆転させ、逆に周りを暴力で支配していった。
    • しかし表面上は優等生を演じ、一流進学校の推薦を貰えるほど成績も良い。
      • ただし勉強はできる、といった具合で、中身は歳相応の男子らしくおバカ。あはははは、ハインドタンク!!!
        • それでも、JUDAを裏切ったと見せかけた森次の真意をある程度察するくらいには頭も切れる。
    • 中学三年生のため実は受験生なのだが、上記の通りため受験自体に問題はあまり無かった模様。
      • とある理由により、推薦入学の試験をすっぽかす事態に。JUDAの手回しにより無事受けられ、本編中盤には無事高校1年生へ進学する。
        • 進学先は山下くん及びミウミウの在学している高校。割りと偶然と言う名の作者の都合だが
  • 「正義の味方」になろうとしている。
    • 当初は自分こそ正義という独善的な考えだったが、様々な経験を経て真っ当な正義の味方になろうとしている。
  • パイロットを殺さないように戦っているため、加藤機関の隊長のように格上のパイロットには押されがち。
    • ちなみにアニメ版と異なり、増長時でもこの戦い方は一貫している。
  • 4人の女性に想いを寄せられるフラグ体質。
    • 肝心の本人は元々理沙子に思いを寄せていたが、絵美に一目惚れして迷っている。
  • 態度は大きいがあそこは小さい。
  • デウスとの決戦で転送フィールド同士の衝突を起こし、パラドックスに巻き込まれてラインバレルごとどこかに消し飛んでしまったが、最新の展開で無事帰還した。
    • なお、この直前に盛大な死亡フラグを立ててしまっている。
    • 本作ではちゃんと決着がつくのでいなくならない。

城崎 絵美

  • ヒロインの少女。
    • なぜかいつも名前ではなく苗字で呼ばれるメインヒロイン。
  • 最初は浩一のことを「最低です」と言うなど良く思っていなかったが様々な事件を経て彼に想いを寄せる。
    • アニメ版ではこの「最低です」が口癖という設定になっていたが、漫画版ではそんなことは無い。
    • 浩一が九条美海と親しげに話していたり、黙って美海に会いに行った時などはすごい嫉妬のオーラを放っていた。
  • ラインバレルの正式なファクターは(一応)彼女。
    • Lと同様にルート限定のスポット参戦ながら戦闘にも参加する。
      • 逆に、目立つ場面がそこしかないとも言える。アニメ版と違いラインバレルに相乗りする事も無いのでヒロインの割にやたら影が薄い。
        おまけに他作品の一部ヒロインキャラの様な戦術指揮/応援役としての出番もない。どうしてこうなった
  • 最終章では髪を短くし、アルマ「ツクヨミ」に乗って戦う。

森次 玲二

  • 読みは「もりつぐ れいじ」。JUDA特務室室長でありマキナ「ヴァーダント」のファクター。25歳。
  • 「間に合えぇぇぇぇっ!!」→「本物の暴力を教えてやろう」
  • 一人だけ初期状態から戦術指揮の効果が目に見えて高い。
    • 命中回避5%UPだの~時の攻撃力10%UPだのとオマケ程度だがあると助かるかな~程度の中、
      防御スキルの発動率25%UP。打ち落とすわ切り払うわシールド防御するわで単騎特攻の囮機体の連タゲ補正が上がらない上がらない。
    • 一方でPU編成についてはダメダメらしく、本作初PU編成は彼の独断で行われるがその中には ダブルオーライザー&デュナメスリペア など御世辞でも相性がいいと言えないものが混じっている。
  • 前作Lでは敵対時に稼ぎに利用されてしまうため、「もりじさん(笑)」と呼ばれてしまうことに。
    • 無限復活するわ武器の射程が短いわネームドキャラなので経験値高いわ…と稼ぎには十分すぎる原因があった。
      • トドメにイベント後に「私との戦いで得るものがあっただろう」とか多分ドヤ顔で言って、プレイヤーの図星を突いてくる。
      • 今回は漫画版ということで裏切り~再加入が全てインターミッションで行われるので、敵として戦うことはない。
  • 若い頃は警察が手を焼くほど、それこそ初期の浩一以上に荒れていた。
    • 当時は髪を染めており、喧嘩で右目を失明するほど荒かった。現在はヴァーダントのファクターになった際に黒髪に戻り、右目も回復した。ゲーム本編でも触れられているが、「元々痛覚が無い」のも荒れた原因の一つ。今作の本物の暴力でおなじみ太刀連続攻撃も今作でこそ必殺技のような演出になっているが、原作では倒れて無防備となったラインバレルに対し、マウントポジションを取りただただ滅多刺すというまさに「本物の暴力」だった。散々粋がっていた浩一が「こ、殺される…!」となるのも無理はない。そんな彼が本気を出して「荒れていた」頃は今回は追加武装の連続兵装可変攻撃で再現されている。
      • 余談だが、ゲーム本編の痛覚うんぬんの件は言っている内容こそ同じものの、漫画版では意味合いはかなり違う。
  • 名前の由来は『ウルトラセブン』のモロボシ・ダン役などを演じた森次晃嗣氏からだそうである。
  • 68話「春に舞う想い」での彼がカステラが入った紙袋を両手に20以上もぶら下げ、ゴゴゴゴと異様な威圧感を放ちながら歩み寄ってくる姿は、作中でも屈指のネタシーンである。しかも見開き。
    • ヴァリアブル・バインダーを広げたヴァーダントにシルエットが似ているのがまた笑いを誘う。「カステラ・バインダー」などと、揶揄される事も。
    • 今作では何故かスキルパーツとして採用される。
  • なぜか夏のビーチでも特務室のスーツを着ている。痛覚と違って温点は普通に機能しているので当然暑い。
    • 今回なぜかその場に居なかったデモンベインの登場キャラ、ウィンフィールドも同様のシーンがあるのだが、何故かその場におらず、ノータッチ。せっかくのネタなのに…。
    • 一応理由として迎撃作戦のためにスーツ姿だったのだが、相手が出てきた際にあっさり捕まってしまっている。「我ながら見事に捕まってしまったな…」
  • 読者に最強のファクターを聞いたら真っ先に名前が挙がるであろうお方。
  • 傷や病気がすぐ治るファクターだからこそ「痛覚が無い」事が利点になっているが、現実ではまごうこと無き病気であり、決して褒められた物ではない。
    舌や指を不意に噛みちぎったり、骨折しても気付かなかったり、なまじ通常の動きができるだけ悲惨な病。彼の失明も「自分の目をこすりすぎて視力を失った」という実際の事例を元にしていると思われる。
    • それどころか痛いという感覚が分からないため、平気で自分、他人を傷つけられる人になりかねない
    • ファクター化した際にこの病気が治らなかった理由は不明。失明した右目はおろか脱色した頭髪すら回復したというのに…
  • ちなみに素の一人称は「俺」。

山下 サトル

  • マキナ「ハインド・カインド」のファクター。
  • JUDAに所属しており森次を慕っている。
  • 元々重病を患っていたため、生きるためにファクターとなった。
  • 中性的な外見のためボーイッシュな女性と間違われることもあるが、れっきとした男性。性別:サトルではない。
    • 女性物の水着を着せられたことがある。
  • こう見えて高校一年生なので浩一達より年上。結構な進学校であり、浩一が推薦を受けている学校でも有る。
    • オペレーションスーパーノヴァ中、年上と知った浩一はソレまでの「山下」呼びから「山下クン」呼びに…
  • 序盤ではアニメ終了後の三国伝キャラの紹介は彼がハイテンションでしてくれる。まるで歴女
    • 暇な時はよく漫画を読んでいるため、たぶん漫画から入ったくちなのだろう。ゲーム内でも漫画版を薦めてくれる。
  • 道明寺と矢島のことを浩一の今カノ元カノ扱いしたのは彼である。女房役という意味ではあながち間違ってもいないのが…

遠藤 イズナ

  • ディスィーブのファクターでシズナの双子の弟。ナーブクラック担当。
  • ファクターのため姉より身体能力は高いはずだが、いじられ役に回る事が多い。
    • 今作ではフェストゥムやELSにも容赦なく悪夢を見せる。大丈夫なのか。
      • 人間じゃない相手に効く悪夢って一体どんなものを見せているのかとか、そもそも同化されないのかとか。
    • 中盤追加されるアルマクラッキング攻撃は相当負担がかかり、原作では自分にナーブクラック打ち込んで無理やり行なっていた上、あとでぶっ倒れた。本作では普通にやってるが大丈夫なのだろうか。
      • 自分にナーブクラックを打ち込んだのは桐山のナーブクラックを上書きするためなので、それがなければ意外と平気なのかもしれない。
  • 原作では「殺意や敵意に感応してそれを消し去る」というESP持ち。これがために開始以前と最終章においてとんでもない惨劇が……。
  • アニメ版ではサトルきゅんより先に姉によって女装させられていた。

遠藤 シズナ

  • ディスィーブの操縦担当でイズナの双子の姉。厳密にはファクターではない。
  • 乱暴な性格で、すぐ治るからと浩一やイズナに対し容赦の無いツッコミを行う。
  • 山下くんによる今カノ元カノ発言でテンションが上がるなどちょっと腐女子気質。
  • 浩一の事が気になりつつも、最近では道明寺の事も気になっている模様。
    • 浩一からイズナと見分けがつかないからと髪留めとしてタイピンを付けられ、以降はずっとそれを愛用している。
      • タイピンは秘書さん曰く特注品とのこと。ラインバレルの巴紋入。
    • 道明寺に対して最初は不審者扱いしていたがおんぶしてもらったり尾行した事で段々と惹かれていっている。

中島 宗美

  • 読みは「なかじま そうび」。むねみと勘違いされやすい。
    • モデルは原作者である下口智裕の祖父である人形師「下口宗美」。
  • 阿戸呂村の「鬼」を自称する「タリスマン」のファクター。実年齢は70歳近いお爺ちゃん。
    • ファクターは一定の年齢で成長が停止=不老化してしまうため、肉体的には17歳の頃のままである。
  • 原作ではJUDA側の人間だったが、アニメ版では加藤機関に所属しているなど、美海同様アニメ版との違いが顕著。
    • アニメ版では若い頃に薫さんを亡くした上にその事実を受け止めきれず道を踏み外し、だいぶ歪んだ性格をしている。
    • Lでは説得に成功するとアニメ版から原作版にチェンジするという不思議な立ち位置だった。
  • タリスマンによる戦闘技術のフィードバックの効果が大きく、ユリアンヌ曰く(桐山戦時点での)浩一と森次が不在のJUDA勢の中では一番とのこと。
    • 事実、アマガツ戦においても前線を一時離脱する森次からアマガツの相手を任され、その動きを封じている。
    • 中断メッセージではゲームテクニックまでフィードバックされていた。確かに中の人はゲームチャンプでもあるがぁ
      • 製作者が仕込んだのか、はたまたタリスマンがゲーマーだったのか・・・。
  • 若いころは毎日映画館に通っていた。奥さんとの馴れ初めの場所でもある。

九条 美海

  • マキナ「ペインキラー」のファクター。読みは「くじょう みう」。登場時、高校二年生。
    • 愛称は「ミウミウ」。早瀬軍団のおっぱい担当。
  • アイドルユニット所属、いじめの被害経験、更に浩一への強い依存意識など精神が不安定。
    • アニメ版ではJUDAに早くから加入していた浩一の先輩ファクターの一人であり、天然でほんわかしたお姉さんキャラだった。ペインキラーも暖色系のカラーリングを始めとして異なる部分が多く、アニメ版と漫画版でもっともキャラクターが違っている人物。なお、浩一を好きになるのは共通。
  • 偶然にも浩一達、早瀬軍団の進学先の先輩。山下くんとは同級生になる。
    • PSP版ラインバレルでは元アイドル設定で登場。ちなみに宗美が原作設定だったりするなどアニメ版と繋がっていない。
  • ファクターの力に酔っており、初陣で町を破壊してしまった際、顔を伏せつつも口は笑っていた。
    • 実は初戦でいきなり相手を殺している。不意打ちで鎌投げ→倒れた所をコックピットごと粉砕、と初っ端から暴走気味。
    • JUDAの方針に共感しているわけではなく、ただ浩一の為に力を使っているだけ。これが後のネックとなる。
      • このおかげで特務室からも半ば厄介者・爆弾扱いであり、 肝心の浩一からも仲間扱いされていないフシがある など実はかなり孤立した存在。
        • 根拠は16巻における天児と浩一との対話シーン。浩一の背後に映った「一緒に戦ってくれる仲間達」の中に美海だけいなかった。
    • だが、どうやら後戻り出来るチャンスはあるようで……?
    • 本作ではキャラの都合かいじめに関する描写が丸ごとカットされているので、原作ほどの情緒不安定さはない。
    • このあたりの黒さは本作でも多少見えるものの、最終的にはきれいなミウミウとしてまとめられている。原作未完という都合上妥当なところか。
  • 敵を受け入れようとする仲間に冷や水を浴びせるようなことを言ってしまい、空気を悪くしてしまうことがあるが、言っていること自体は間違っていないことが多い。但し空気が読めていないのと周りに聖人君子が多い所為で浮いてしまっている。
    • 激変した環境からアイデンティティを守るための自己防衛、と言った側面が強く、イズナにその辺りを指摘されている。

矢島 英明

  • 読みは「やじま ひであき」。浩一とは幼馴染の仲で、同じく幼馴染の新山理沙子には好意を抱いている。
  • 浩一にとっては憧れであり、同時にコンプレックスでもあった人物。道明寺いわく「クソが付くほど真面目」な性格。
  • 力を得たことで暴走する浩一を説得するもハグレマキナ(アパレシオン)の攻撃で死亡した。
    • しかし、アパレシオンが矢島の遺体を取り込んで再生を行い、ファクターとなったことで一命を取り留めていた。
    • コクピット内で再生後、既に死亡扱いされて時間も経過していたため、出るタイミングを失っていたが石神の要請で浩一達の影として暗躍し、バックアップを行っていた。
  • そして浩一と再会した際には殴り合いの末に浩一へ正義の味方としての決意を固めさせ、自らも共に戦うことを誓った。
  • 右腕は墓に埋葬された事で蘇生されず義手を着けている。日々トラブルを起こす浩一たちを見守る苦労人にして立役者。
  • 復活後も何となく帰りづらくてJUDAに住み込んでいたのだが、道明寺に諭されて家族の下へ帰った。
    • 今作では復学しているが、原作ではその辺は明言されていない。
    • 最も、原作では10月に一度死んで12月に蘇生(但し秘密裏にされた)、翌年4月に自ら登場となっているので高校入学自体していない。
  • 浩一の元カノby山下
  • なお、実はフルネームが判明したのは15巻で石神が特務室メンバーに紹介するシーン。それまでは一貫して「矢島」と名字のみで呼ばれていた。

道明寺 誠

  • 浩一の同級生で「拝み屋」を営む寺生まれ。読みは「どうみょうじ まこと」。父の教育の賜物か様々な神話や神々の事に詳しく、解説役を担う場面も。
    • 原作ではイザナミ関連のくだりを、今回はその他神話や伝承に関する用語に関して事ある事に解説してくれる。
    • その博識っぷりは優秀を通り越して驚愕の一言。神話や魔術方面にまで詳しく、孔明の話にまで普通について行ける。もう寺生まれの領域を越えてる気もする。
  • 上記のスペックからプレイヤーによって付けられた渾名が「寺生まれのDさん」。寺生まれはスゴイ、本気でそう思った。
    元ネタを知らない人は「寺生まれのTさん」でぐぐれ。
  • 頭の回転が速く、ファクターである浩一を軽くあしらうほど身体能力と戦闘センスが高い。
    • 入学早々傷害事件で施設入り、派手にやってると聞いた浩一に出てきて早々喧嘩をふっかけたのが関係の始まり。実は結構バイオレンス。
      • 最も、半ば騙されるカタチで喧嘩をふっかけており、後に騙した当人をボコった上でワビを入れにきている。
    • パイロットとしても思考制御支援前提の新型迅雷をフルマニュアルで操縦し、機体スペックが圧倒的に上のラインバレルを(不意打ちではあるが)ぶっ飛ばしている。
      • なお、ナーブクラック対策に思考制御システムを排除してマニュアル操縦した沢渡は加藤に「戦闘は無理」と止められ、実際ラインバレルに瞬殺されている。
        イダテンと迅雷の性能差もあるだろうが、初心者のくせにベテランの沢渡と同等かそれ以上の腕を持っていることに。
      • 一見するとチャラ男かと思いきや、教養もあり頭の回転も速く腕っ節も強い。更には浩一のサポートや矢島との仲直りもフォローする等周囲への気も回る。
        何このチートスペック。
  • 面白全部で早瀬軍団という浩一支援集団を立ち上げた後、石神にスカウトされる形でJUDAに入社。
  • 浩一の今カノby山下
  • シズナとはフラグが立った。
  • 父・蔵尚は一言で言うと「袈裟を着たヤクザ」。道明寺のチートスペックはこの親父による仕込みが大半。

レイチェル・キャルヴィン

  • 天才美少女科学者レイチェルちゃん
    • 原作最終章では脱ロリを果たしてしまった
  • 主にマキナの解析等の後方支援担当。今回は出身がアメリカなのでヒーローマンとも絡むことに。
    • むしろアメリカでの活躍の方が多いため、デントン教授とのコンビが目立っている。
  • ヒトガタは友達。ギギー!
  • 日本ではJUDAの受付嬢である長谷川愛華の家に厄介になっている。

牧 吾郎

  • JUDA技術開発部部長。
  • 趣味は車いじり。JUDA社内で使う電動カーの魔改造チューンナップなんかもしている。
  • ライオットの危険性を指摘したり、アーニーの脱走を見逃したりと序盤は割と目立つが、技術者ポジションをデントン教授に取られてしまい中盤以降やたら影が薄い。
  • ヅ…、彼には人に知られてはならない真実がある。
  • モデルは特撮番組「怪奇大作戦」の牧史郎とその役者岸田森氏。

石神 邦生

  • 医療機器メーカー「JUDAコーポレーション」の社長。
  • 通常業務の傍ら、特務室を組織しマキナを集め加藤機関に対抗する。
  • とても黒幕っぽい表情をそこかしこで見せる。
  • 今回もちらし寿司は健在。
    • イベントだけでなくスキルパーツとしても存在する。
  • 昔は加藤機関に所属しており一番隊隊長だった。当時の乗機は専用アルマ「スサノオ」。某ブシドーとは特に関係無い。
  • 情報処理能力に優れたマキナ「ジュダ」のファクター。

加藤 久嵩

  • かとう ひさたか。秘密結社「加藤機関」のリーダー。
  • 戦艦型マキナ「シャングリラ」のファクター。シャングリラを母艦として運用しているため、戦闘の際は専用アルマ「ツクヨミ」を駆る。
    • JUDAのメンバー同様に専用スキル『ファクター』を持っているのだが、機体の都合上で名前だけの死にスキルとなっている。残念。
  • アニメと漫画で動向や心理面が違い過ぎる人の一人。美海や宗美ほど極端ではないが。
    • アニメではセントラルに対抗するためにひたすら「世界の敵」を演じ抜いたのに対し、漫画版では石神や天児の思惑に振り回されながら必死で計画を進めている、と言った具合。
  • スルーされがちだが作中最高齢者(おおよそ670歳以上)であり、世界の真実を知る生き証人。
    • UXではさらに約220年程度分上乗せされているので少なくとも800歳以上で、900歳の大台に入っている可能性も大いにあり得る。
  • かつては城崎天児の許で科学者を志していた好青年であり、幼い絵美にとっては兄のような存在だった。
  • 石神曰く「世界を救うことの出来る存在」。ただし、現状の「加藤機関によって抑圧を与え、それによって想像を励起する」という方法論が間違っていたため、石神はこれを修正するために暗躍していた。
    • 「やり直された」世界では大日本帝国海軍少将だった。
      • 今作ではこの設定が拾われており、特攻隊時代のサコミズと面識がある。

菅原 マサキ

  • 「グラン・ネイドル」のファクター。
  • 加藤機関一番隊隊長。
  • アニメ版では単なる敵という印象であったが、原作では石神社長と深い繋がりがある。
    • ファクターとなった経緯は謎。ネイキッドが原因で死んだか、誰かに強制させられたと思われるが未だ言及はない。
  • おそらく美海や宗美と並んでアニメと原作で印象の異なるキャラだろう。
    • アニメ版ではそもそも普通の人間ですらなく、マキナ人間(マキナと融合した人間)である。
      その実態はフェストゥムやバジュラに似た「思考を共有するサイボーグ集団」であり、地球侵略のために暗躍していた。
  • 冷徹・冷静で抑揚のない物腰だが、内実は結構感情の起伏の大きい人物。
    • 久嵩と石神に回収された1959年の時点で10歳前後であり、作中の舞台が2020年。経過年数から実年齢を計算すると、実は宗美同様70前後。
      • UXでは290歳前後。

沢渡 拓郎

  • 加藤機関四番隊隊長、アルマ「イダテン」のパイロット。
  • 設定自体はアニメ版とあまり変わらないが、身の振り方が大分異なる。
    • 原作ではかなり外道な事(民間人の乗ったロープウェイの箱を身動き出来ないディスィーブの目の前で握りつぶすなど)もしており、アニメ版同様に共闘するのはかなり厳しいところだが…?
      • レインボーブリッジぶった斬りの浩一とか街が火の海なミウミウとかプッツン山下くんとか実は主人公サイドもあまり人のことは言えない。
  • 作者曰く、最初の熱海戦ですぐに戦死する予定だったらしい。
    • が、いつのまにかキーパーソンの一人に。
  • 加藤機関の自称エース…とのことだが、搭乗機であるイダテンを大破させては改修させるもまた大破(ryを繰り返す、機関の財政面にとってこの上なく優しくない存在でもある。
    • とはいえ、無人機仕様の迅雷を性能の劣るイダテンで撃破しているので自称するだけの腕はある。
  • 今作ではラストに地獄兄弟から追われる羽目に…

ジャック・スミス

  • 加藤機関六番隊の武人。改造した自らの肉体「タケミナカタ」と刀で戦う。
    • 概ねTV版に準じているラインバレル勢の中で、唯一キャスト変更が行われている。(TV版/佐藤美一 → UX/乃村健次)
  • Lにおいて生身で戦うインパクトと、共闘したイクサー1・イクサー3(こちらも身一つで戦う人造人間)の存在から、プレイヤーの間ではイクサー4という渾名で呼ばれている。
    • L(及びアニメ版)では森次と入れ替わる形でシレッと加入してくれたが、今回は原作通り終盤までお預けとなる。
  • 今回の必殺技ではヴァーダントから太刀を拝借する。
    • 原作ではこの太刀でヴァーダントに一騎討ちを仕掛けて自身の左腕の切断と引き換えにヴァーダントのコックピットを貫通して森次の右肩を切り裂くという結果を残した。その左腕は撤収時にちゃっかり回収しているが。
  • 主人公キャラやライバルキャラの特権とも言える「魂」を習得するあたり妙に優遇されている感がある。
  • グラハムと交戦させると武士道を叩き込もうとしてくる。古傷を抉るな
  • 敵として宇宙MAPで交戦する機会があるためまさかの宇宙適正Aとなっている。
    • この人が基準になったのかは不明だが、今作では宇宙B以下のユニットが敵味方共に存在しない。
  • ゲーム本編でも中断メッセージでも名前を書いておいた牛乳を飲まれて激高するという原作再現がなされた。
    • この牛乳、なぜかスキルパーツにまでなっている。
    • ぜひとも九州土産のカステラと一緒につけてあげよう。
  • アルマであるためか、胸部中央にちゃんと目玉型のユニットが存在。通常のアルマならコクピットに当たる部分である。

ユリアンヌ・フェイスフル

  • 加藤機関七番隊隊長。隊長では唯一の女性パイロット。アルマ「ツバキヒメ」に搭乗する。
  • 桐山英二にアルマのデータを渡すなど色々と暗躍する。
  • 地味にお色気担当。ワァーオ!
    • 残念ながらスキルパーツに「ユリアンヌの牛(?)乳」は無い。
    • 原作では桐山とのベッドシーン(但し事後)もある。
  • 名前の元ネタはウルトラセブンの有里アンヌ隊員。

デミトリー・マガロフ

  • 加藤機関の三番隊の隊長を務めるロシア人の男。搭乗機は砲戦型アルマ「カグツチ」。
  • UXではあろう事か自軍との戦闘機会が一度もないまま迅雷に殺されてしまうという、想像も付かない事態に見舞われてしまう。
    • 原作では一応グラン・ネイドル初登場の際に出て来ているのだが、今作の再現ステージではカット。どうしてこうなった。
    • 決して彼の腕が悪かった訳ではないのだが、如何せん状況と相性が悪すぎた。
    • ちなみにコクピットは血と肉片だらけのミンチより酷い状況になっていたとか。
  • 沢渡と親しく、彼の死とその経緯が後の沢渡の行動にかなりの影響を与えている。

真田 八十介

  • 加藤機関の二番隊隊長の老人。
  • アニメには登場せず声優が存在しないためか、戦闘には参加しない。アニメでの二番隊隊長は彼の代わりに宗美さんが務めている。
  • 原作では美海のかませになるのは沢渡ではなく彼である。
    • 後に浩一のかませにもなる。
  • 彼のアルマ「ツラナギ」は水中戦が得意(らしい)。
    • 現在に至るまでどの媒体でもその活躍を見ることができない。アニメにはそもそも登場せず、漫画では最後まで噛ませ。
      • 浩一を水中戦に引きずり込もうとして「イヤだよ」の一言でばっさり。トドメに海ごと転送されてブン投げられて敗北。最期は沢渡を止めようとしてロストバレルに潰される、とホントにいいところがない。
      • 一目置かれている実力者らしいことは会話から読み取れるが、肝心の戦闘シーンでの活躍が皆無。過去編でもあればあるいは…

マット・レズナー

  • 加藤機関の五番隊隊長。クソ神父ではなく元神父。
  • アニメには登場せず(ry。なお、アニメ版における宗美のような代役キャラもいない。ナタクのファクターが五番隊隊長と言われた理由である
  • アームズフォート巨大アルマ「カガゼオ」を駆るが森次さんにでかい的扱いされ事実その通りになる。
  • 普段は沈着冷静な人物だが、カガセオ搭乗時には嗜虐的な笑みを浮かべつつ火力を以て敵を殲滅せんとする好戦的な一面も見せる。

王政 陸

  • 加藤機関八番隊隊長。アルマ「ヤオヨロズ」を駆る。
  • 過去に2万人以上が犠牲になった爆発事件を起こした犯人であり、収監されている所を加藤に迎え入れられて以降、絶対の忠誠を誓っている。
    • しかし加藤自身からはいつか暴走するだろうと予想され、あらかじめ沢渡に暴走した際には始末を頼んでおくなど、信頼されていなかった。
  • 自身の「想像力」の高さに異様に固執し、加藤以外の人間を「想像力が無い」と見下している。
    • そのため、八番隊に隊員はおらず、彼に部下はいない。
    • 実は加藤機関で一番想像力の足りない人。加藤は彼の言う想像力を「常軌を逸した思い込み」と断じている。
  • Lではプレイヤーとまともに戦うことなくR-ダイガンや絵美にやられてフェードアウトしてしまったが、今回はちゃんとヤオヨロズで戦うことになる。
    • その代わりデミトリーが…。
      • ただし、ルート選択次第では一度も出会わずに終わってしまう事も。
  • 原作で沢渡がやった民間人虐殺は今回こいつが実行。6巻では東京タワーの展望台をいきなり爆破していたりする。

桐山 英治

  • 「キリヤマ重工」の5代目社長であり、「プリテンダー」のファクター。
  • 森次とは幼馴染の同級生で、喧嘩ばかりの森次を退学させまいと学校側に裏から手を回してかばい続けていた。
    • その行動基準は歪んでおり、森次を保護する「正義の味方」でありたいがためにわざと不良をけしかけたり、森次の姉を不良に殺させてまで、森次を心労にさせて保護欲を満たそうとしていた。
      JUDA乗っ取りを画策したのも、JUDAに所属している森次を部下にして「保護する」ための行為。
    • ちなみに名前の由来は『ウルトラセブン』のキリヤマ隊長。
  • アニメ版ではマキナ人間に改造されて不憫な最期を遂げたが、今作では敗北後原作通り改心して綺麗な桐山さんになる。
    • 見た目が小汚いとか言わない。

新山 理沙子

  • CV:下屋則子
  • 浩一、矢島の幼なじみ。浩一に好意を抱いていたが、当の浩一がファクターとして増長した状態から話が始まるのであまり仲は進展していない。
    • 後に浩一の告白から実は両思いだったことが判明するが、その場面に彼女が居合わせていなかったことに加え城崎の登場によりだいぶ怪しくなってきている。
    • アニメ版と異なり美海との接点は少なく、鞘当てもあまりない。
  • 浩一が隠していたこともあるが、浩一がファクターだったことを知るのはかなり遅い。
  • 成績はそれほど良くはないらしく、降矢の指導を受けて何とか浩一達の高校に合格したレベル。

降矢 勉

  • CV:中村悠一
  • 姓は「ふるや」と読む。アニメ版ではファクターになる前の浩一をパシらせていた不良の一人。今回は原作版なので最初から浩一のパシリ。
    • だが、矢島の告別式では号泣したりと根は良い奴。
  • その後は性格がどんどん丸くなっていき、最終的に浩一の悪友ポジションに収まる。
  • アイドルオタク、さらに美海の所属するスマッシュドールの大ファンでもあり、美海の登場後はほぼ彼女の追っかけと化していた。
    • 今作では他にもエイーダやフェイの追っかけと化す。「推しは変えるものではなく、増やすもの」
  • 意外なことに成績はよく、浩一達の通う高校(進学校)に自力で合格し、理沙子にも勉強を教えて合格させている。

五十嵐 忍

  • CV:飯塚昭三
  • 特殊自衛隊の部隊長。
  • JUDAの作戦には協力的であるが、そのJUDAの面々に機体を破壊されるなど貧乏クジを引くことが多い。

クリストファー・ルーベンス

  • 急死した先代に代わり新たに就任した米国ルーベンス財団の若き新当主。
    • 財団は「アメリカ合衆国・影のフィクサー」とも言われるが、実体は推進派の隠れ蓑となっていた。
  • 原作では推進派の一人を射殺し「真のフィクサー」に成ることを宣言するなど野心あふれる人物であるが色々と詰めが甘く、失態を重ねている。
    • UXでは詰めの甘い一面もなく、ELSとの最終決戦では驚きのクロスオーバーで自部隊を支援してくれる。
  • クロスオーバーの多い今作で、原作の分かりづらい人物の一人。後、カガリと同じく政治家補正が強い。
  • 確実に今回の「誰?」となる人。

推進派

  • 加藤の命令で世界の影で暗躍していた謎の活動家たち。本作でも連邦政府に潜り込み、JUDAやUXが世界の敵となるように仕向けていた。
    • 原作でもそうだが、加藤機関が衛星兵器を奪取できたのも彼らの暗躍あってのことである。
      • こいつらの暗躍を見ていると、UX前日談で連邦を牛耳っていたはずのリボンズやブルーコスモスやロゴスは一体何をやってたんだろうという気になってくる。
    • ついでに本作ではハザードの後ろ盾になっていたというクロスオーバーも。
  • その正体は絵美の父、城崎天児のクローン達。

ヒトマキナ

  • 人間の赤ん坊のような姿をしたマキナ。
    • 「未来」のマキナが殺し合いの中で想像力を得た事で、「ヒト」へと進化した姿である。
      • 裏を返せば、想像力を得てしまえばJUDAや加藤機関のマキナもヒトマキナになってしまうと言う事でもある。
    • 眼球が無い為、初見では割と怖い。
      • 原作では最初は普通の赤ん坊の様な顔をしていた。(クワッ!
    • 正式にはヒトマキナ丙型(HUMANOIDtypeC)という。原作では頭頂部に円盤型転送フィールド発生器装備のヒトマキナ乙型やトライポッドな甲型も存在している。
      • 更には等身大の少女型ヒトマキナも登場しており、そちらは機械とは思えないほどに情緒豊か。
  • ヒトに進化したというが、本作ではその本質は「自立行動するただのマキナ」に過ぎないことが示唆されている。その根拠はエレボスの「命の想いが感じられない」との一言。
    • 命に対する想いがない=生命を持たない=生命体ではない=人間ではない= 想像力がない と言うことになる。
    • 殺し合った末に培った経験則を想像とはき違えているか、あるいはデウスエクスマキナという人の代わりの主を得ただけのマキナに過ぎないのかもしれない。
      • 原作でもトライポッド型が倒れた味方ごとビームで敵をなぎ払い、「どこが人間になったマキナだ」と言われている。
      • 確実に想像力を得ていると思われるヒトマキナは本人もしくは戦闘外骨格がファクターアイになっている場合が多い。
      • 最新の展開にて、実はヒトマキナは全て遠隔操縦であり、本体である電脳は離れた場所に存在するため死を恐れぬ戦い方をしている事が明かされた。

ヒトガタ

  • JUDAがマキナのデータを利用して作った人型ロボット。
  • 原作ではレイチェルが3体使役している。
    • ゲームでは1体確認。非戦闘シーンではほぼレイチェルのパシり状態。
  • 原作では浩一の確保のために5体出しているが、彼が呼び出したラインバレルのパンチで全機破壊されている。
    • 他にもJUDAに正面から押し入ったジャックに6体が迎撃するがあっさり破壊された。
  • 今作では浩一確保に向かった5体は尚香に蹴散らされた。
  • 顔グラではデフォルメされていてカワイイが、実際は腹部が背骨だけだったりして非常に気持ち悪い。
  • アニメ番外編では厨二病を発症させた浩一を生暖かい目で慰めたりヨガ中の美海を至近距離でビデオ撮影したりと妙に人間くさい行動が多い。
  • 原作番外編でもトランプを楽しんでいる光景がある。

加藤機関兵士

  • 加藤機関に所属する一般兵の皆さん。
  • 俺も想像力が足りなかったのか…
    • PV1では、全プレイヤーの心情を代弁してくれた。
  • 直接登場したのは7巻の加藤機関の拠点の一つを迅雷が襲撃をした際の警報が鳴ったシーン。

中島 薫

  • 宗美の奥さん。馴れ初めは宗美が映画館に足繁く通っていた事から。
  • JUDAが宗美を発見した頃には病により余命幾ばくもない状態だった。
    • 最後は宗美らに看取られる形で静かに息を引き取る。

デウスエクスマキナ

  • ヒトマキナ達の王であり、「全ての元凶」と目される存在。和甲冑じみたデザインのラインバレルとは反対に甲冑を身につけたようなデザインになっている。
    • ちなみに「デウスエクスマキナ」というのは本作オリジナルの名称であり、原作では単に「デウス」と呼ばれている。
      • 本作発売後の原作において、「デウスエクスマキナ」が正式名称となった。
  • 月面のジャミング施設で待ち構えていたところ、襲撃して来たラインバレルと圧縮転送フィールドの激突を起こし、諸共何処かに消し飛んでしまった。
  • 人類を憂いる存在として善悪を超越するような行動指針を示し、UXと激突。原作では上記の通り登場直後に何処かへ行ってしまったため、決着までの流れは完全にスパロボオリジナルの展開。
  • デザインベースは、「鉄のラインバレル」の前身となる読み切り漫画、「鋼鉄の華」に出てきた「マキナ」と呼ばれるロボットとほぼ同一のもの。
    • こちらは、前作Lにおいて、ラインバレルを助ける為にワンシーンだけで登場した。
  • 今作における言動を見る限り、物騒な使命感が先行し過ぎているものの割といい人なのかもしれない。
    • そもそも彼らなりに人類を憂い、何とかしようとしていただけなので、悪党呼ばわりするのは間違いである。方法論が極端すぎる上に頑固なので敵と呼ぶのは仕方ないが。
  • 最後の独り言は浩一の切ったタンカの反芻。もしかしたらこいつはあの「マキナ」だったのかも知れない。
  • 実は漫画版ではチラっとデウスという名前と外見がでてきただけで、オーバーライドができる以外の能力は今回が初出。
    • 正確には、「鋼鉄の華」で本体が出た時に掌からビームを放っているのでこちらは初出ではない。
    • 原作者監修の元、というかご本人がカット切ってるので今回やれたことは原作漫画版でも全部当然のようにやれると思われる。
  • 切っ先のない斬馬刀や掌から撃つビームが武器。ちなみにラインバレルでいう「オーバーライド」に当たる攻撃は「オーバーキル」。
    • 殴り飛ばす→背後に転送して蹴り上げる→更に正面側に転送してビームを放つ→ビームが全弾届く前に背後に転送して斬馬刀でぶった切る→実体そのものを残すレベルの超高速連続転送で猛攻をかける→圧縮転送フィールドを投げつけ、丙型ヒトマキナを転送して食い殺してしまう。
      • もう無茶苦茶である。まさに「殺り過ぎ」。

マキナ

  • 新型アルマと同じ姿をしたヒトマキナ。

ハグレマキナ

  • ハグレマキナ(アパレシオン)のパイロット(?)
    • 一応加藤機関兵らしい。アパレシオンの電脳のバグに引っ張られ、ファクターである彼の思考も「ラインバレルの破壊」しか考えられないほどに狂っている。
    • 原作ではバレットアームによってファクターと認識されないほどに磨り潰された。
  • 矢島を殺した描写が物凄くグロい。
    • 落下した際にパイプで串刺し→ライフルで胸から下をぶっ飛ばす→足で踏みつけ引き摺る。

量産型ヴァーダント

  • ヒトマキナとの決戦で大量に出現する。
    • 原作では天児の回想の中でのみ登場。
    • ヴァーダント自体が量産型のマキナであり、森次のヴァーダントも大量に量産された中の一機、ヒトマキナになれなかった存在でしかない。よってこの表記の仕方は厳密には正確ではない。
      • あの強さはひとえに森次の技量の賜物である。

城崎天児

  • 「きざき あまがつ」。城崎絵美の父親であり、若き日の加藤久嵩を助手にとっていた科学者。
  • ナノマシンとマキナを生み出し、人類を絶滅に招いた張本人であり、二番目に絶望した人間。
    • ナノマシンや人工筋肉・人工血液、陽電子頭脳(いずれもマキナに使われている技術)によって人類は病気や怪我に無縁となった。
    • これらを利用してマキナが作られ、マキナ同士を戦わせる代理戦争が行われたりした。
    • 本来の目的である医療用にも使われ、人が病気や怪我で死ぬ事は殆どなくなり寿命もかなり延びて真の平和を手に入れる。
    • 死の恐怖が取り除かれた人類は、想像力を失い、繁殖する事もなくなり、種として破綻してしまった。そのため遺伝子に刻まれていた自滅スイッチによって絶滅してしまう。
      • 自滅スイッチがONになると意識が途切れたように呆けたりと傍から見て様子がおかしくなっていき、最後には自殺をしてしまう。人類絶滅の原因は自殺だった。
      • 城崎天児の妻(絵美の母親)の優子も、天児がもたらした平和の末に自殺してしまった。
        • その当時は医療用ナノマシンにより怪我や病気で死ぬことはほぼなくなっていたが、それでも優子が助からなかったのは、この時すでに天児自身にも自滅スイッチが入っていたため。
  • ラインバレルを製造し、一番最初にラインバレルのファクターとなったのもこの男。
    • 人類絶滅の原因である自滅スイッチから逃れるために、マキナにファクターという要素を付け加えた。
    • その後、マキナを殲滅するため世界を壊すためラインバレルのファクターとして戦い続ける。
  • 戦い続けた結果肉体を失い、脳髄のみがラインバレル内に残っていた。
    • この天児の脳髄がマキナをマキナたらしめる電脳の代わりとして機能していた。
    • 度重なる戦闘やオーバーライドによって損傷し天児の寿命も相まって、浩一を認め後を託して彼は死を迎えた。
      • オーバーライドは浩一がカウンターナノマシンを使わずに連続使用した事があるので…
      • 本来はマキナが破壊されるか、一度に回復不可能なダメージ受けない限り死なないファクターである彼が死んだ理由は謎。一応彼の過去の中にコックピットを貫通した攻撃で左半身が消し飛んでいながらも戦う光景がある。
    • ちなみに彼の脳髄が入っていたユニットに書かれているR335という文字は「鋼鉄の華」における浩一の型式番号と同じである。
      • なお、天児の脳髄をアークへと移植し、ラインバレルの電脳と入れ替えたのはどこの何者か、という疑問は、ラインバレルをプロトタイプから今の姿へと改造した人物の正体(過去の光景に二本角の頭部のラインバレルに乗っている天児がいるが…)と共に未だ謎となっている。少なくとも改造したのは当人である可能性が高い。

ナノ

  • ラインバレルの中で登場するマスコットその1
  • 笑い声は「クスクス」

マシン

  • マスコットその2
  • 笑い声は「キャッキャッ」

登場機体

ラインバレル

  • 白い2本角のマキナ。高い再生能力と火力を備え持つ。
  • 武器は主に腕部マウントの二本の刀とテールスタビライザーに格納されているビーム兵器「エグゼキューター」。
    • エグゼキューターは射撃が本来の用途だが、浩一がそのことを知らなかったため、当初はエネルギー垂れ流しの結果斬撃武器として扱われていた。
      • 射撃と斬撃で威力は変わらないらしい・・・が、よりにもよって射撃用として使われた初戦がグラン・ネイドル戦である。完全にかませ
      • ちなみにスタビライザーにセットされた状態でも背後に向けて撃てる。
      • 必殺武器のカットインでも確認できるが、本来エグゼキューターは機体から有線でエネルギーが供給されている。このシーンでは機体の破損により予備カートリッジで運用されていた。
        • 射撃版が弾数制で威力低いのはおそらくこの場面の影響。
    • 射撃兵装として役立ったのは核ミサイル撃墜作戦だけだったりする。
    • 機能が解放されるにつれエグゼキューターはあまり使われなくなっていく。
      • 今作では最強武装でエグゼキューターを使う。
    • 原作では強力無比なビーム兵器を装備しているというアドバンテージがあるが、スパロボではビーム兵器なぞ珍しくもなんともないという弊害(?)が起きている。
  • 現在の姿になるまでに何度も改修を重ねているらしいが、現時点では詳細不明。
    • とある人物の回想シーンや単行本の設定画で改修前の姿が確認できる。
  • 存在しないはずの「12番目のマキナ」。
    • 他のマキナやアルマをビビらせて行動不能にすることがある。
    • マキナ自身の意志を司るメインコンピューター『電脳』が組み込まれておらず、「真のファクター」が意思決定の全てを担う。他のマキナが一種の機械生命体であるのに対しラインバレルは純然たるロボット、或いはファクターの戦闘用強化外骨格と呼べる存在になっている。
      • そのためラインバレルは、マキナの中で唯一ヒトマキナとなる可能性を持たない。想像力を得るべき電脳がファクター自身であるためである。
      • マキナの原則は全て電脳にインプットされているため、それがないラインバレルはファクターが天児含めて3人もいるなど非常識な状態を普通に発生させていた。
        • 裏を返すとラインバレルには原則が適用されない=ファクターの生命を最優先しないことになる。天児が死んだのは恐らくこれが理由。サブ電脳による保護だけでは足りないようだ。
  • 自己再生能力はマキナの中でも非常識なレベル。
    • 上半身と下半身で真っ二つにされた上、上半身だけ別の場所に持っていかれた際、下半身を転送してくっつけ直したりしている。
    • そのため、ラインバレルを封印する際には首だけにした上で周辺空間を何かしらの物質で満たして残りの部分を転送できなくする必要がある。
  • 原作漫画版なので城崎のおっぱいを触らなくても最初から召喚可能。
  • 機体色が黒くなり、ファクターがコクピットにいる状態で転移する「オーバーライド」という機能を有する。
    • 黒くなるのはカウンターナノマシンというオーバーライドの負担を軽減するためのナノマシンの影響。ちなみにこの状態が本当の色。
  • 名前の由来は「可能性・境界線(line)」と「多量(barrel)」を組み合わせたものとの事。
    • 本作においては「新たなる名前の意味」を見出されることになる。

ラインバレル・オーバーライド

  • 城崎が搭乗したことにより、変色したラインバレル。
  • エグゼキューターは使用不可能だが、空間跳躍「オーバーライド」が可能。
  • 今回はイベント用として登場。何とちゃんと声がある。
    • 浩一搭乗時も最強技の演出として変化する。
  • ちなみに元々の名前は「ラインバレル・オーバードライブ」。

ラインバレル・アマガツ

  • 漆黒のラインバレルで、通常のラインバレルと同一の機体。というかこっちの方がラインバレル本来の姿。
    • 黒くなっている以外の通常状態との最大の違いとして額のバイザーが上がってツインアイからモノアイになっており、より不気味な印象を受ける。
      • このモノアイの裏には天児の脳髄を収めたバイオユニット「アーク」が接続されている。
  • オーバーライドや超再生能力等、全ての能力を全開放できる形態で、対マキナに特化した「マキナ殺し」。
    • ゲームではあちこちワープしたりダメージを即時80%回復したり、ついでに2回行動とやりたい放題な性能。
      • その代わり、設定通り燃費が無茶苦茶悪く、射程にも穴が多い。短期決戦仕様とでもいうか。
  • アニメ版だとmode-Cがこれの立ち位置になる。

ヴァーダント

  • Lでは刀以外の武装がマシンガンのみだったが、漫画版の今作では他の武装も引っさげてくる。
    • 元々換装出来る機体であり、銃剣付きマシンガンは中距離支援、大型レールガンは遠距離支援仕様のもの。
  • 漫画版ではラインバレルを基にした量産型マキナという設定。「二本角」の方の量産型であるが、中には角のない機体もいくらか存在。
    • 軍艦島のマキナ墓場に別の機体が埋まっている。
    • 武装換装機能や武装の豊富さは量産機ゆえ。
      • 今回は漫画版なので4段階改造済みというあからさまなフラグは立てない。
  • 右目は偶然の事故でヴァーダントの刀に串刺しになって死んだ森次を蘇生させた際に、死を望んで自暴自棄になっていた森次に素手で破壊された。
    • 以後、右目はあえて修復していない。一時、浩一と本気で戦う際に修復したが、プリテンダーとの因縁の戦闘で再度破壊された。
  • 番外編では危うく肩にキャノンないし腕にドリルを付けられそうになった。
    • 2号ロボネタ。ガンキャノンとかゲッター2とか。頼んだのは森次本人。
  • ファクターである森次と命を共有しているのだが、彼の無茶に付き合わされる形でかなり酷使されている。
    • 軍艦島ではマキナから情報を引き出すために電脳をインターフェースに使用される。かなりの負荷がかかり、当然電脳の停止はファクターの死を意味するため危険極まりない行為だが、「大丈夫なの?」「わからん」で済まされている。
  • 本当の暴力は、むしろ戦闘アニメ的には見せられないよ!である。
    • どうしても見たい方は原作漫画で。ゲームほど本当の暴力大安売りはしていない。
  • カガセオ戦では瞬時に武装を交換して攻略。軍艦島の同型機から回収した兵装とアパレシオン解析で得られたデータにより戦闘中の換装が可能になったためである。
  • 機体ボーナスを成長させていくとクリティカルの鬼と化す。最終的に太刀のCRT補正+90%と凄まじい事に。
    • Vバインダーを広げた時の悪魔的なシルエットといい、今作のデスサイズ枠とも。

ハインド・カインド

  • 長距離砲や偵察機能を持つ「リフレクターコア」などを搭載している。そして腕が伸びる。
    • 当初長距離砲はまだ必要とされる時ではないとして、機体軽量化の為取り外されていた。
      • ビーム兵器を無効化するグラン・ネイドル戦において長距離砲キタ、これで勝つる!と見せ場があったものの、その後の出番はほとんど無かった。
    • 伸びる腕ことバレットアームには「鉄騎槍」というかっこよさげな別名があるが本編中で呼ばれたことはない。
      • 原作漫画版では大雪山おろしのように豪快な投げを行ったことがある
    • リフレクターコアは戦闘中にファクター搭乗の有無やら装備品が後付で別系統と見極められたり、スキャン・解析能力がかなり高い。
      • その所為で迅雷のデモンストレーション相手に駆りだされ、スキャンしつつわざと負けるように石神社長に頼まれた結果、大衆の目の前で瞬殺される。
  • 後方支援のような役回り。いわゆる3号ロボの集大成となっている。
    • 長距離砲=ガンタンク。索敵・電子戦=ドラグナー3型。伸びる腕=ゲッター3。
    • ヴァーダントの長距離砲撃装備や狙撃能力の高いアパレシオンの登場で砲撃支援の立ち位置を脅かされている。
    • 重装甲の盾役という側面もある。近接武器が扱いやすいこともあり、後方より最前線に出した方が活躍できるかも。
      • 今作では再現されていないが、後に3号ロボお約束のキャタピラ装備まで披露する。ハインドタンク!(ガラガラガラ)
        • ちなみに発案者は浩一である。

ディスィーブ

  • 非人型のマキナ。外見は巨大なハンマーといった感じ。マキナの中でも比較的初期の機体。
  • 作中では希少な非戦闘型。
  • ナーブクラックと呼ばれる武器を敵アルマに突き刺すことでパイロットに幻覚を見せることが出来る。
    • 味方に刺して機体機能を活性化させることもできる。単行本巻末の設定資料ではこちらが本来の用途ではないかと書かれている。
      • 本編中でも、格納庫でマキナの修復補助を行ってると思しき描写もある。だが修理装置ではなく補給装備。何故だ。
    • 本作においては敵・味方の能力値を変化させる特殊行動として再現されることとなった。
    • 攻撃版は射程こそ短いものの本作屈指のぶっ壊れ性能。オールキャンセラー持ちが妙に多いのは大体こいつのせいだろう。
      • オールキャンセラー持ちでない敵は、ボスだろうと攻撃版ナーブクラックを1発撃ちこめば雑魚化する。恐ろしい。
      • 特にキャンペーンマップではルカのバルキリーと並び自軍の要として大活躍してくれる。
  • 特殊行動のナーブクラックが他の味方強化に比べ低コストで行えるため芸達者に振舞える。
    • スパロボLでは武器として活躍したナーブクラックハンドは、今回は防御時にシールドとして展開される。原作再現としてはこちらが正しい。
      • そうなると武装が貧弱になるのでは、と思われたが追加武装として操り人形を手に入れた。しかし攻撃力はあんまり高くない。
  • スタビライザーが破損し、飛行不能になったラインバレルを乗せて戦闘したこともある。
    • 今回機体ボーナスが空適応上昇なのはこのシーンのおかげか。
  • 登場したマキナの中でバレルシリーズを除けば唯一シリーズ化しているマキナ。プリテンダーの正式名称が「ディスィーブIV」なので、少なくとも系列機種が4つはあるようだ。
  • 今回の敵AIの仕様により、前線に出すとまず集中砲火を浴びる。反撃に適した武装がないので、迂闊に前に出すと色々と手こずるハメに。
  • 原作ではヒトマキナ化した挙句…。

タリスマン

  • 宗美の故郷、阿戸呂村で「鬼」と恐れられていたマキナ。
    • 村人に発見された当時、赤ん坊の宗美がコクピットに乗っていた。
  • 西洋甲冑のようなシルエット。機体表面に装飾が施されていた跡があり、王族や貴族の近衛用の機体であったと予想されている。
  • 武装のテールオブキングダムには指向性高プラズマ発生装置が内蔵されており、出力を調整する事で人工筋肉を焼き切ったり、ミサイル等を迎撃したり出来る。
    • とあるイベントではMAP兵器もしくは特殊行動コマンド的な使用もしているがシステム上では搭載されていない。
  • 今回のこの機体の最大の欠点は、行動済みかどうかが異常にわかりにくいマップアイコンかもしれない。
  • 近距離型の非主役機体としてはそれなりの性能。射程を伸ばすと使いやすくなる。
  • 機体に冠せられた「護符(Talisman)」の名は今作においても伊達ではなく、ただでさえ高めの装甲値にバリアが加わり非常に硬くなる。
    • その代り、Lにあった中距離攻撃がなくなり、完全に接近戦型になった。

ペインキラー

  • 現存するマキナの中では最後期に作られた機体。アニメ版(スパロボL参戦時はこちら)とは180度近く趣が異なる。
    • 登場当初はアニメ版と同様の姿だったが、これは増加装甲による偽装であった。
      • 「マキナの製造ガイドラインを拡大解釈した機体」であると思われ、そのために製造元を隠匿するための偽装だったのではないかと推測されている。
    • ちなみに何故原作版とアニメ版で仕様が違うのかと言うと、作者の片割れがギリギリまで設定を公開しなかったため。原作漫画第12巻でその辺りの件があとがき漫画で語られている。
  • 最大の特徴は、パルド(狼)とロック(鳥)と言う無人の随伴機を従えていること。
  • 本体はロックの機体底面にマウントされている蛇腹剣を用い、美海が鞭のように切り刻む非常に攻撃的な戦闘スタイルを取る。
    • 原作では本作で再現されている範囲内では初戦だけしかまともに戦っていない。
    • アニメ版では投げナイフと1対のレールガンを主武装にした、中~遠距離がメインのスタイルだった。
    • 原作では「有機統一形態(エニグマシステム)」なる合体機構を持つが、ファクターとマキナ本体に相当な負荷がかかる模様。しかもその方法と言うのが、基部を破壊→再生して有機結合するという某螺旋力ロボと全く同じ方式。ここまでやった挙句劇的に強化されるワケではない、という謎の誰得仕様。
  • ペインキラーは鎮痛剤を意味するが、漫画版では特に精神面の痛みをマヒさせブレーキを外すマイナスの意味合いが強い。でなくばさしずめ 安楽死 か。
    • ペインキラー自体が「苦痛」に対して酷く敏感なマキナらしく、些細な精神的苦痛をも「死への要因」として排除しているためだとか。
    • アニメ版での参戦だったスパロボLでは、肉体面での鎮痛剤という意味合いを兼ねてか修理装置を搭載していた。
  • 今回は遠近万能型の機体で、非常に使い勝手が良い。その代わり、パイロットの美海の能力も含めて防御面が疎か。

アパレシオン

  • ラインバレルのファクターである浩一を襲い、矢島を殺害した加藤機関のマキナ。
  • 非常に高性能なステルス迷彩を持つスナイパータイプの機体だが、それに見合った武装を何も装備していなかった。
    • そのため、ライフルをはじめ、ほとんどの武装はJUDA及び加藤機関が開発・装備させたもの。つまり全部後付けの武装。
      • このマキナを接収し武装を解析することにより、JUDAでもマキナ用の新装備の開発が可能となった。
      • 装備しているライフルは弾丸も特別製で、発射後もある程度弾道を制御できると言う優れもの。勿論その分コストは高い。
      • 一応接近戦用に直刀を持っているのだが、使ったことは一度もない。浩一駆る新型迅雷との戦いでは素手格闘だった。
  • 「やり直される」前の世界ではマキナ自体が世界的に普及した兵器であったため、その辺を鑑みると本来は偵察用だったのかも知れない。
    • 非常に高性能と一口に言っても、そのステルス性能は非常識なまでに高い。
      • 例を挙げると、浩一が雨が降る中ですぐ目の前に立っているにもかかわらずアパレシオンに気づけなかったほど。
  • ペインキラー同様、最後期に制作されたマキナ。
  • マップアイコンはタリスマン以上に行動済みかどうか分かりづらい。脅威のステルスっぷりを発揮している。
    • 未行動ユニット1 → あれ?と思って探したらアパレシオンだったというのがよくある。まさにリアル電磁迷彩。
  • トドメ演出で 「雨が降る」

プリテンダー

  • 桐山重工の社長、桐山英次がファクターとなったマキナ。
  • 作中登場したマキナでは唯一の可変機で高い機動力を誇る。
  • 正式名称「ディスィーブIV」。ディスィーブの後継機種であり、プリテンダーはニックネームのようなもの。
    • 基本コンセプトは戦闘用のディスィーブ。
      • 元々は純粋な戦闘機型と言う設定だったが、作者の片割れのわがまま強いこだわりにより変形する様になった。
  • 無線式のナーブクラックをミサイルの様に射出する。
    • それとは別にミサイルも持っているから少しややこしい。ナーブクラックは人型時は足、戦闘機時は翼から発射される。
  • 原作で綺麗な桐山が乗ってくるのはプリテンダー強襲装備。ステルス性能強化・機体色変更(灰→黒)・巨大ミサイル・クラスター爆弾・ビーム砲の追加がされている。
    • マサキ曰くステルス強化は気慰め程度、とのこと。追加装備もむき出し。

アルマ

  • 加藤機関の使用する量産型ロボット。マキナのデッドコピーであり、正直雑魚。
    • 頭部がモノアイ仕様ということもあって人によってはMSに見えたり見えなかったり。
  • 「考えるだけで動く」マキナほどの操縦性はないが、機体と人間を神経伝達システムで直接繋ぐことである程度思い通りに動かせ、マキナとの戦力差をカバーしている。
  • 各部隊に配属された機体はそれぞれ専用の装備を配備されていることもあるのだが、今回は基本装備型のみ。
  • 月面だろうがバジュラの本星だろうが宇宙の果てだろうが無造作に置いてある。そしてディスィーブに操られる。
    • 一応原作では半壊した機体を操っていたが、今作では新品そのもの。本当に誰が放棄したのだろうか…?
  • ちなみにカガセオ以外の隊長機のアルマの素体でもある。

新型アルマ

  • 加藤機関の使用する量産型アルマの最新型。「電脳のないマキナ」であり、電脳さえ載せればマキナになるというが…。
    • その設定を踏まえてなのか、アニメ版では「量産型マキナ」として登場した。
  • 装備している太刀はラインバレルのものと非常に酷似している。
    • 今作では出てこないが、改修を重ねられる前の最初期のラインバレル(プロトタイプ・ラインバレル)とデザイン面で共通点が多い。何らかの関係性を伺わせる。
      • 実はそもそもの正体はプロトタイプ・ラインバレルの量産型。ヴァーダントは沢渡言うところの「二本角」の量産型であり、こっちはいわば「量産型プロトタイプ」。加藤が造ったのはこれから電脳を外したものである。
      • 眠っていた天児にその辺の事情がわかるわけもなく、目の前に現れたこの機体は彼にとっては「量産型プロトタイプ・ラインバレル」でしかなかった。そして、それを引き金に覚醒することになる。

ツクヨミ

  • 加藤久嵩の専用アルマ。鯰尾兜状の頭部が特徴。武器はハンドアックス。
    • あくまでもアルマなのでHP回復やファクタースキルによる自己修復能力は存在しない。
  • 本作でのシャングリラはツクヨミの武器扱いであり、戦闘アニメとMAPアイコンのみの登場となる。
  • この機体を駆り、久嵩はこれまでに数多のマキナを葬ってきた。機体の性能差が戦力の(ry
    • でも本領を発揮したラインバレルにはさすがに勝てなかった。
    • ちなみに現存するアルマではもっとも古い。これを元にした機体が2機あり、「スサノオ」「アマテラス」という。「スサノオ」の方はかつての石神の搭乗機だった。

イダテン

  • 沢渡の乗るアルマ。高速戦闘を想定した機体。専用装備として「一閃」という槍がある。
  • 作中で何度か大破し、その度に改修され、原作では通常・弐ノ型・参ノ型・四ノ型までが登場している。
    • 沢渡とマサキの中断メッセージによると加藤機関の資金難の原因。改修しすぎィ!
    • 他にもイダテン試作型なんて機体も。乗ったのは沢渡ではないが。
      • 正確には高機動型の試作型(高機動型アルマ試作型)であり、沢渡もテストパイロットをしていた時期はある。イダテン及びヤオヨロズの原型機。
  • 残念ながら本作では弐ノ型しか登場しない。まぁ参四出落ちに近いし
    • 参の型は戦艦型で先端が人型に変形する、アルマ初のビーム兵器搭載型反射されて撃沈したけど。四の型は弐の型にカグツチとヤオヨロズのパーツで補強して参の型のビーム兵器を手持ち式にして装備。槍は投げ捨てた。そしてやっぱり壊された

ツバキヒメ

  • ユリアンヌの乗るアルマ。機動性を重視したカスタマイズが施されており、俊敏性に優れる。
    • Lではボスクラスにすら通用する装甲ダウン攻撃で大活躍した。
      • 本作でも装甲ダウン攻撃は健在だが、ボスクラスが大抵オールキャンセラーを持っているためLの時のように猛威を振るうことはないだろう。
      • Lでの活躍が今作でオールキャンセラー持ちが多い理由の一つ、かも知れない。大体はディスィーブのせいだろうが。
  • 実は、スパイ活動を終え加藤機関を離反した際に乗り捨てられており、JUDAに戻ったユリアンヌは迅雷に搭乗していた。
    • 迅雷に乗るとどこぞのレズナーさんのように画面外にご案内されるので、しっかり愛機を持ってきたようである。

カグツチ

  • デミトリーの乗るアルマ。重装甲・重武装がコンセプトで、ミサイルポッド・重機関銃・マシンガンと全身に火器を搭載する。
  • 今作ではアイコンのみ登場。原作とほぼ同様の最期をたどる。

ヤオヨロズ

  • 王政陸の乗るアルマ。全身に分厚い耐火装甲を纏う防御力に秀でたアルマ。
    • 重装甲による機動力低下を補うために機動力が強化されており、見た目とは裏腹に素早い。
  • アニメ版参戦のLではR-ダイガンに切り刻まれ強制退場の憂き目にあったが、今作はちゃんと戦闘シーンが用意された。
    • ちゃっかりR-ダイガンとの交戦機会もあったりする。
  • 武装は背部のポッドと装甲内部に多数搭載された小型炸裂弾「神火飛鴉(シンカヒア)」。ボーン!
    • 原作では敗北時にこれで自滅。

グラン・ネイドル

  • 加藤機関側が所有する巨大な都市殲滅型マキナ。ビームに特化した兵器を装備している。
    • ビームを歪曲させ無効化するフィールドも持つ。が原作中登場時点でビーム兵器装備は当機とラインバレル位。完全に対ラインバレル用である。
    • 「やり直される」前の世界でもビーム兵器を搭載したマキナは他に確認されていない。やっぱり対ラインバレル用らしい。
      • スパロボでは言うまでもないがMSの天敵のような機体。しかし、何の因果か、Lでも本作でも同じ世界にアカツキがいる今回出てこないけど
  • こんな外見ではあるが格闘戦もこなせてしまう。側面に腕、下部のユニットに脚部を格納しており展開すると「コンバッティブモード」になる。
    • さらにこうなると滅茶苦茶すばしっこくなる。ラインバレルの攻撃をジャンプでかわして反撃したりとかなりトリッキーな動きをする。
    • 本作では出所不明の技術の「まがいモノ」たる「絶対防御フィールド」を装備して登場。結局これのオリジナルが何だったのかは不明。
  • 卵のような外装を排除すると、中からネイキッドが登場する。
    • 実は目玉状のコクピット部分付近をよーく見ると、ネイキッドの顔が覗いている。
  • シャングリラの補助ブースターにもなるらしい。
  • ヴィジャーヤとドラウパ、ファミール艦の天敵。

ネイキッド

  • グラン・ネイドルの心臓部となるマキナ。髪の毛のようなケーブルはグラン・ネイドルと接続するためのもの。
  • 「エリミネーター」という剣を武器にしている。
  • 原作版なのでオーバーライドはしない。Lのように外装よりタフだったりもしない。
  • モチーフは「八岐大蛇」。ただあんまり蛇っぽくは見えないが、髪の毛型のケーブルに持ってきているらしい。
    • 実は本作唯一の無消費武器持ち。よって「連続ターゲット補正無効」があれば冗談抜きで無双が狙える。

シャングリラ

  • 加藤機関総司令である加藤久嵩の超大型戦艦マキナ。同時に加藤機関の旗艦でもある。
    • 双胴型で、一番艦と二番艦を分割運用可能。
    • 頭部は司令塔であり全機能を管理している第一艦橋だがまず使われない(通常時はシャングリラ自身が機体を制御・管理している)。よって普段はその下の第二艦橋を発令所としている。ちなみにマキナとしてのコクピットは第一艦橋にある。
      • そしてもちろん艦底には第三艦橋が存在している。「第三艦橋大破ー!!」
  • マキナなのでこのサイズでもファクターの元に一瞬で転送可能。ただし人員が乗っているとその負荷がまともに圧し掛かるので迂闊に多用できない。
    • 戦艦ユニットとして登場するかと思いきや、なんとツクヨミの武器として登場。
      • 地上からのシルエットみたいのだけじゃなくて顔ぐらい映してほしいところであったが。
      • 味方になってからは、レズナーがシャングリラに乗っているので、転送ではなく普通にツクヨミの周囲を飛び回っているものと思われる。
    • グラン・ネイドルを後部に接続することで高速巡航が可能。
  • アニメ版では艦体の一部が「フラッグ」という別の戦艦として運用可能であり、合体状態だと「真シャングリラ」と呼ばれていた。

ロストバレル

  • 加藤の思惑でシャングリラ内に隠蔽されていたマキナ。全てのマキナの原型であり外見は1本角のラインバレルと言ったところ。
    • 正式名称は存在せず「ルーツ」などと呼称されている。ロストバレルという名称はラインバレルの発見後に加藤が名付けた。
  • 今作ではアイコンのみの登場。原作でも起動後、戦闘には参加せずに姿を消している。
  • 性能面では高速自己修復能力とオーバーライド機能が無いことを除けばラインバレルに匹敵するとのこと。
    • 試作機故のピーキーなスペックであり、一部においてはラインバレルを凌駕する。
      • 製造元は「ムラマツ重工」なる企業らしい。
  • 武装は両脇にマウントされている有線式ビーム刀。柄から伸びるエネルギー供給コードはテールスタビライザーに繋がっている。
    • いわばエグゼキューターの原型。
  • プロトタイプと「二本角」の間のような姿で、角や顔面はラインバレルだが肩などはプロトタイプに近い。

迅雷

  • キリヤマ重工がJUDAのマキナのデータと加藤機関のアルマのデータを基に開発した、対マキナ用人型兵器。
  • 無人機のため、パイロットの安全性を考慮する必要が無く、非常に高性能。
    • だが本気を出した森次さんにあっさり破壊されたり、無人機なので手加減不要になった浩一に一撃で破壊されたり、格下のイダテンの沢渡に相討ちで倒されている。
      • 本作で浩一がアルマに対して言う「調子に乗るなよ、マキナのコピー如きが!」という台詞、本来はコイツに対する台詞。

新型迅雷

  • 迅雷の有人機タイプ。道明寺が搭乗するのがコレ。外見は変更されているが、性能的にはあまり変わらないようだ。
  • 正確にはキリヤマ重工を吸収合併したJUDAがマキナにしちゃった迅雷。
    • ただ、何を以って「マキナ」と呼んでいるのかは不明。少なくともナノマシンはないし、電脳もない。
      • デウスエクスマキナは「ゆくゆくはマキナたりえる」と評する。
    • 機械側からの制御支援を受けて操縦する事が前提の機体。道明寺のようにマニュアル操作する機体では決してない。
      • もっとも、未成年の道明寺に思考制御システムのインプラントが認められていないためマニュアル操作せざるを得ないわけだが。
    • 有人になったのでパイロットの安全性を考慮しない動きはできなくなっている。それを補うためか無人機タイプより武装が充実している。
  • 今回は味方の格闘武器と射撃武器の攻撃力を上げてくれる他、空をSにしてくれたりもする。加えて戦闘力も高い
    • イダテンが加入しないためか移動+も最終的につけてくれる。
  • 原作では三つ巴紋のマーキングを入れ、ショートレールガン装備の浩一機とチェーンソー装備のユリアンヌ機もいる。

ジュダ

  • JUDAコーポレーション社長、石神邦夫のマキナ。
  • 情報収集、処理能力に長け、普段はJUDA本社のメインコンピュータとして世界中の情報を集め目的のために必要な事象を作り上げている。
  • キリスト教における裏切りの使徒「JUDA(ユダ)」の名前を冠するマキナ。
    • 実はジュダもヒトマキナの一体であり、その名の通り彼らにとっての裏切り者である。
      • なので、ファクターに依らず自分の意志で行動できるはずだが、消滅する瞬間まで石神にコントロールを預けたままだった。
  • 七支刀を武器としている。

カガセオ

  • レズナーの搭乗する超巨大アルマ。無茶苦茶な火力を持つ。
  • しかし森次さんには「ただの的」と酷評され、その通りにあっさりと攻略されてしまった。
  • 今回はマップの背景として登場。


補足

参戦元は原作漫画だが声優、BGMなどはアニメ版に準拠という『新スーパーロボット大戦』の「真ゲッターロボ」と同様の仕様である*1*2
また、「アニメ化された作品が、その声優や曲を使って原作名義で参戦する」という方式は今回のこの作品が初*3

過去参戦作品

  • スーパーロボット大戦L(アニメ版準拠)
最終更新:2015年04月25日 16:52

*1 が、実は当時「真ゲッターロボ」なる漫画作品は存在しておらず、設定面から見ても事実上の原作漫画版「ゲッターロボ號」の参戦であった。

*2 漫画作品の参戦だと、他に『第2次スーパーロボット大戦α』の「機動戦士クロスボーン・ガンダム」が存在するが、そちらはゲームから声優とBGMが採用されたので「ラインバレル」とは少し違う。

*3 前述の真ゲッターロボについては 「真ゲッターロボ」というアニメが存在するが、そのアニメの原作漫画版というわけではない ため、やはり今回の「ラインバレル」とは微妙に違ったりする。「ゲッターロボ號」として見るならアニメ化されていたのだが、アニメ版には竜馬達は登場していないので声優・BGMの引用元は「ゲッターロボG」からである。