機神咆吼デモンベイン

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概要

2003年に発売されたニトロプラス製作のPC用アダルトゲーム『斬魔大聖デモンベイン』(※18禁作品のためサイト閲覧に注意)を家庭用ゲーム機に移植する際、『機神咆吼デモンベイン』と改名し、またその内容をアニメ作品として映像化したのがスパロボUXに参戦する本作『機神咆吼デモンベイン』である。
作品の内容ではSF作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフト他の作品群「クトゥルフ神話」の要素を多く盛り込んでいる事が特徴。
クトゥルフ神話は数多くの創作物で引用される題材であり、最も有名な魔導書ネクロノミコンの初出もこの作品。
スパロボ関連だと「戦え!!イクサー1」で用いられた他、昨今の創作界隈でも引用されている作品は多数存在する。
今回参戦したTVアニメ以外にもPS2版のに付属していたOVA(原作での時系列は第7話と第8話の間にあたるストーリー)もある。

ストーリー

舞台は魔術と科学が交差する大黄金時代にして大暗黒時代にして大混乱時代の街・アーカムシティ。
探偵である大十字九朗は都市の権力者である覇道財閥から、魔術書の捜索を依頼される。
外道の知識として恐れられる魔術書を探す依頼といえど、生活難に陥っていた九郎は多額の依頼金を前に軽く了承してしまう。その決断は、やがて神や世界に関わる壮大な戦いの幕開けとなる。

登場人物

大十字 九郎

  • 名前の読みは「だいじゅうじ-くろう」。
    • よく間違えられるが「九」であり、「九」ではない。
  • アーカムシティに住む私立探偵。だが仕事に恵まれず、貧乏な生活に苦しんでいた。
    • どれくらい貧乏かというと、水道も電気もガスも止められ、数日間水と塩だけで生活していたほど。空腹に耐えられなくなると、顔見知りのシスターのいる教会で食事を頂いており、『働けよ』と言われることも。働いてないんじゃなくて仕事がない、とは九郎の弁。
    • 思いつく限りの贅沢が朝食のトーストにバターとジャム塗り放題。「お前は猫を食ったことがあるか?」
      • そして朝のインスタントコーヒーでブルジョア気分を味わう。
    • ただしアニメ版はマイカーを所有しており、そこまで貧乏ではない。
    • 貧乏だが借金をしているという描写はない。
    • 若干ネタバレ気味な話ではあるが、彼が貧乏なのはライカの教会に正体を隠して儲けのほぼ全てを寄付しているからである。つまり、実はたかっている食事の元は自分で稼いだものだったりする。
  • ミスカトニック大学の隠秘学科に所属していたが、とある事件により中退する。
  • 戦闘時は「マギウス・スタイル」と呼ばれる姿に変身し、魔術を操り戦う。
    • 真っ白な肌と黒い装束、片目が真っ赤に染まるという出で立ちになる(アニメ版では原作と異なり、終盤のマギウス・スタイルが旧神に似通った容姿に変化する))。
  • やたらと異性とフラグを立てまくるのは、まぁ原作が原作ですから……
    • ただしフラグが立つ相手は大体人外。ちなみに大元の18禁バージョンでは「世界一かっこいいロリコン宣言」をした男である。そのため、ファンからは「マスター・オブ・ネクロロリコン」、「シャイニング・ガチペドロリコン」などといったあだ名がつけられている。
      • これらのあだ名は蔑称ではなく、むしろ敬称・尊称としてのニュアンスで用いられることは明記しておく。
      • ただし健全な男の子なのでお姉さんでも大丈夫ではある。
    • ちなみに攻略ルートのあるヒロインの中で真人間なのは1人だけ。
  • 女装すると絶世の美女と化す(移植版の追加イラストのみ)。
    • 今作は原作で女装経験のあるキャラが多いのが特徴的。だが九郎自身は女装はしない。何故だ。
  • 名前の元ネタはタイタス・クロウ。ブライアン・ラムレイによるクトゥルフ神話の作中において外なる神たちに挑む『人間』である。
    • タイ→大、タス→+→十字、クロウ→九郎で大十字九郎。

アル・アジフ

  • 少女の姿をした魔導書「キタブ・アル・アジフ」の精霊。魔術について豊富な知識を持つ。
    • 日本語訳した場合「獣の咆哮」となる。愛称の「アル」もどっちかというと男の子用。
  • 有名な「ネクロノミコン」のタイトルはアラビア語の原書がギリシャ語に翻訳された際に付けられたタイトルである。
    • シリーズには原典である彼女以外にも「新釈」や「機械言語版」など写本も登場する。機神飛翔では「血液言語版」なんてものも。
  • 姿以上の長い年月を生きているが、世間知らずで突飛な行動に走る事も多い。
    • 九郎の修行時は 体操服&ブルマ 、寝るときは 裸Yシャツ と妙に服装の知識が偏っている。だがインスマウスで着た水着は普通のセパレートタイプ。
  • 格闘ゲーム「ニトロ+ロワイヤル」に出演した際は同脚本家の別作品のヒロインにバカップル認定されている。
  • 通称「古本娘」。登場直前における戦闘の影響で中身の落丁も激しい。
  • 抜け落ちたページだけでも怪異が発生。実に大迷惑。
    • 断片の実体化したページモンスターの人間タイプの姿は何故かナイスバディな妙齢の美女であることが多い。
  • 落丁が激しい状態でも九郎の特訓用にナイトゴーントを召喚使役したり、ベッド兼ペットとして奉仕種族ショゴスのダンセイニを召喚する程度は片手間で行える。さすがは高位魔導書の原典か。
  • 九郎がマギウススタイルになっている間は基本的に手乗りサイズの二頭身である「ちびアル」になる(九郎のブーストに大半のリソースを割り振るため)。デモンベイン搭乗時は通常サイズに戻る。
    • 二頭身時は声も幼くなるが、最初のデモンベイン召喚時のDVEでは通常の喋り方をしていた。これはアニメでは召喚時に二頭身化していなかったためと思われる。
      • 召喚時の不思議な踊りが召喚アニメとして再現されなかったのは幸いである。
  • デモンベインのMP底上げ担当。MP回復役も兼ねている。また、アルの断片由来の武装の制御も行なっている。
    • その為、アルが離脱している時はデモンベインのMPがかなり低くなり、回復速度も下がる。武装もデモンベイン固有の物以外は使えない。まさにアキレス腱。
      • しかし代理のエルザが鉄壁や愛を覚える為、思いの外戦える。というかアルさん、なんで激励に再動なんすか……。

ドクター・ウェスト

  • 秘密結社ブラックロッジのマッドサイエンティスト。自称「一億年に一人の大天才」。
    • 劇中人物(主に九郎)からの通称は「キ○ガイ」。ファンからの愛称は「西博士」。原作では『お前誰だよ』と言いたくなるほどアレな顔グラフィックが存在するが、本編では普通の顔ばかりで安心。
  • ネジが一本どころか半ダースくらい外れたような奇天烈な人物。が、天才の名に相応しい実力を持つ。
    • 魔術師でもないのに魔術回路を完璧に体系化できたのは、描写されている中では彼一人という所に凄さがわかる。
    • アニメ版設定なので登場しないが、原作ゲームでのライカルートおよび漫画版では対鬼械神戦用の空飛ぶオートバイ「ハンティング・ホラー」も制作してる。
  • 原作での専用BGMは「天才と何とかは紙一重というかむしろ完全に向こう岸」というタイトル。残念ながら本作では採用されず。
    • なお、イントロ部分だけは地味に収録。ウェストが出てくるときにたまになるギター音がそれ。
  • ギャグ時の溢れんばかりの濃さと、シリアス時の頼もしさを併せ持ち、切れ味の良いギャグと血潮沸き立つ展開のデモンベインという作品をある意味体現していると言えるキャラ。
  • なお、今作も大量のパロディがあるが、原作でもパロディまみれなこの人にある程度合わせないと(一応真面目なとこもあるのに)正真正銘の「キ○ガイ」化しかねない可能性がある。彼の会話はほとんどパロディだと思ったほうがいい。続編の『機神飛翔』では実際にほぼパロディしかない
  • ちなみに男性キャラ全般に言えるが、物凄くムキムキなボディを持つ。
    • これは設定というより、大本のPCゲーム版の原画を務めたNiθ氏の画風と言える。勿論主人公の九郎もカットインで確認できるがムッキムキ。
  • 乗ってる破壊ロボになんどレムリア・インパクト叩きこまれても普通に脱出して生きてる逸般人。他の魔術師は一度でお陀仏してるのに……。
    • スパロボも真っ青な脱出装置を積んでいるという噂もある。
  • 続編の『機神飛翔』では、シナリオ上勝てるはずのない戦闘で西博士が勝ってしまったために、想定外として打ち切りになるエンドがある。神の摂理に挑みすぎである。
    • うっかりコーラが初回でエクシア撃退しちゃったレベル。
  • 名前の元ネタは、ラヴクラフトの小説「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」の主要人物より。
    • ちなみに元ネタのハーバート・ウェストはある意味デモベのウェストよりよっぽど危険人物である。
      • 実のところ、小説版ではデモベのウェストも元ネタの方のウェストと同様の研究を行っていたが、ある理由からきっぱり手を引いている。
        ブラックロッジ加入時も「死者蘇生だけはやらない」とマスターテリオンに宣言しているほど。
    • 鋼屋氏によると、デモベのウェストがハーバート・ウェスト当人であるかは秘密らしい。
  • アーカムシティにあるニグラス亭のジンギスカン定食がお好き。ちなみにシュブ=ニグラスはヤギ系の邪神でヨグ=ソトースの妻だとか。
  • アニメでは構成員やエルザ達と常夏ビーチで慰安旅行を楽しんでいました。
  • 外伝小説「ド・マリニーの時計」に収録されている第三話「破壊の序曲」では、発明品を携えながら身一つで世界中を旅して回り、数々の神秘や怪異に飛び込む少年時代が描かれている。
    • こんな人だが意外にも過去は割とハードだったりする。
  • 何度世界が巡ろうとも、一度たりとして全く同じ行動をしないという企画外の存在でもある。その為、永劫とも言える繰り返しに飽いているマスターテリオンの大のお気に入りとなっている。

エルザ

  • ウェストの作り上げた少女型アンドロイド。製作者と同様かなり破天荒な性格の持ち主。
  • 語尾に「ロボ」とつけるのが特徴。わかりやすいくらいアンドロイドである。
    • ついでにアイコンじゃ分かりづらいがエルフ耳、見た目でも一応分かるようになっている。
  • 性能は超高性能。精神構造も人間とほとんど変わらない。ブラックロッジの支援を受けているとはいえこんなものを独力で完成させているのだから、やはりウェストは天才ではある。
    • 当然、ロボット三原則なんて搭載されているワケがない。だってウェストだし。
  • 拳銃型のトンファーや、どこからか飛んでくる棺桶に収められた術式魔砲「我、埋葬にあたわず(ディグ・ミー・ノー・グレイブ)」を使って戦う。
    ドクター・ウェストも、ギターケースに入ったミサイルランチャーなどを持っているので、棺桶に入っているのはおそらく開発者の趣味によるものだろう。
  • ちなみに原作者の鋼屋氏の発言によるとウェストの妹がモデルであるらしい。
    • 小説版ではウェストの亡くなった恋人の名前となっていた。
  • アルにはない「鉄壁」があるので一時期サブを担当するデモンベインとの相性は精神上は意外と悪くない。
    • ちなみに「愛」もある。アルにも九郎にもないのにエルザにあるのは何かの皮肉なんだろうか……。
      • むしろこの場合、アンドロイドに「愛」を搭載したウェストの天才っぷりが際立っているといえなくもない。
    • エルザベインの時には死に精神の「突撃」だが、アルが復帰してイタクァ・クトゥグアが使えるようになると恋しくなる。エルザカムバック!
      • ただしウェストが作っただけあって破壊ロボと相性抜群の精神コマンドでもある。やはりウェストの元でこそ輝くキャラなのだろう。
  • 名前の元ネタは、『フランケンシュタインの花嫁』で「The Mate」を演じたエルザ・ランチェスター。

マスターテリオン

  • ブラックロッジ首魁にして九郎の宿敵(文字通りの意味で)。
  • まだ九郎が未熟でアルの断片を全く回収できていない時期だったとはいえ、生身のアッパーでデモンベインを殴り飛ばす怪物。
    • 今回、人間大やら一応生身で同じ事やらかす人達大量出現。おまけに戦闘アニメの都合上該当場面でリベル・レギス出してきたので…後述の理由もあって魔人度下がってませんか大導師。
  • 担当声優の緑川光氏がデモンベイン参戦を長らく熱望していたのはこのキャラクターへの思い入れが「悪役でも出たい」ほど深いためだとか。
    案の定、中断メッセージでは計画そっちのけでスパロボにハマっており、『ただのグリリバだこれー!?』となったプレイヤーも多いだろう。あまりの光景にエセルドレーダすら微妙に引いてるような…。
  • 名前が長いため、ファンからは「照夫」「マスオ」等と呼ばれている。
  • 本作では初登場の場面が飛影と被ってしまったせいか若干印象が薄くなってしまった。哀れ照夫…。
  • 隠しな上使えるのが最終話のみとはいえ、まさかの自軍加入。可能性集い過ぎである。
    • デモンベイン並みの攻撃力に「魂」を持ち、自軍最強クラスの単体火力を誇る。グリリバも納得の性能。
    • ちなみに原作ゲームの続編『機神飛翔』でも操作可能。使えるのはスパロボと同じく一回のみにもかかわらず必殺技(本作では呪法兵装・必滅奥義)が複数用意されている。
  • 名前の元ネタは、ヨハネの黙示録に登場する10本の角と七つの頭を持つ大いなる獣。実在の魔術師であるアレイスター・クロウリーが名乗った名前でもある。

エセルドレーダ

  • マスターテリオンの所有する魔導書「ナコト写本」の精霊。アル同様少女の姿をしているが、白を基調としたアルとは正反対に、彼女は黒を基調としている。
  • マスターテリオンに深い愛情を抱いており、そのため障害となっているデモンベインに関しては非常に憎んでいる。
    • というよりも唯一マスターの興味を引く九郎とアルに対して嫉妬と憎悪を抱いているといった方が正しいか。
  • 猫のようにマスターテリオンの膝を枕にして寝ていることもある。むしろ元ネタ的には犬だろうか。
  • 中の人はアルと同じで一人二役を務めている。
  • アル(ネクロノミコン)が最強の魔導書なら彼女は最古の魔導書。
  • 名前の元ネタはアレイスター・クロウリーの飼っていた犬

アウグストゥス

  • アンチクロスの一員。マスターテリオンの側近であり、アンチクロスのリーダー的存在。
  • ドクター・ウェストとは意見が合わずよく対立している。
  • PS2版移植の際にとある立ち絵の追加によりネタキャラとしての地位を確立。アニメでもその立ち絵はばっちり再現された。当然本作でもアイコンとカットインで再現されている。アイコンは分かりづらいが。
    • その際のセリフから、ファンからは「地球皇帝」と呼ばれ親しまれている。
      • 「今、幸せかい…?」
  • 彼の死後もエンディングや後のシリーズでよくそっくりさんが出てくる。
    • ただの顔グラのつかい回しと言う訳ではなく、本当に同じ顔らしい。
  • 名前の元ネタは、古代ローマ帝国初代皇帝「アウグストゥス」から。
    • ちなみにアンチクロスの面々は全員ローマ皇帝の名前を名乗っている。これは「ヨハネの黙示録」に書かれた「10本の角と7つの頭を持つ獣=マスターテリオン」の7つの頭が、ローマの7つの丘であり7人の王を意味しているからである。

ティベリウス

  • アンチクロスの一員であるネクロマンサー。オカマ口調の道化師(ピエロ)のような格好をした男。顔には仮面を付けており、『喜』(緑色)『怒』(赤色)『哀』(青色)(『哀』の仮面はアニメ版では未装着だが、表情では表している)を表す三種類の仮面を持っており、普段は『喜』の仮面を装着しているが、場面ごとに三種類をそれぞれ使い分けることで感情を表している(移植版では仮面が動く描写がある)。また、仮面の額に二つ目の顔(原作ゲームでは少ししか見えなかったが、アニメ版では見えるようになった)が存在し、仮面を付け替えるのと同時に表情を変えている。
  • 陽気な口調だが性格はアンチクロスの中でも残忍かつゲス。一言で言うと好色で弱者をいたぶるサディストである(アニメ版ではその性格は見せなかった)。魔導書の力により、その体は不死身。仮面と服の下はゾンビそのものである。素顔は骸骨のように蛆が湧いており、一目見ればグロい(しかしアニメ版では蛆が無くなり、骸骨のような素顔になり、額にマークが付いた)。
  • 攻撃方法は普段は袖に仕込んだ鉤爪で叩き潰すだけだが、奥の手として骨や蛆や腸を使ったグロテスクなものを持つ。瑠璃を拘束するのに使用した触手は腸が変化したものである。
    • 九郎曰く「今時触手プレイなんてはやんねぇんだよ!」とのことだが、「腸で敵を拘束する」という技は後のニトロプラス作品であろうことかヒロインの一人が使用している
    • 規制関係からか、アニメ版ではあまり触れられていなかった。
    • アニメ版では声に独特のエフェクトが掛かっており、瞬間移動の能力を使用している。また、原作ゲーム版と比べてデザインが若干変更されている(原作ゲーム版では仮面の瞳が半開きになり、移植版のみ仮面が動いており(続編の『機神飛翔』では動かない)、赤色と黒色のフードの裏地に白色と黒色の模様(どちらも縦縞と横縞に並ぶ)があったが、アニメ版では瞳は閉じており、仮面が動いておらず、赤色と黒色のフードの裏地に黒色が広がっていた)。基本はアルルート準拠だが、尺の都合でカットされた場面が多く、初登場時にはクトゥグアのページを持っていたが、アニメ版では未所持であった。また、他にも2回に渡る覇道邸襲撃の際に、1回目は数人の警備員、2回目に至っては彼らに加え、避難シェルターにいた多くの一般人を殺害し、果ては魔導書の力でゾンビにして使役するシーンまであったが、アニメ版では未再現となった。これらのカットされたシーンは『UX』で参戦した際はシナリオ上で使用している。
    • 作品内でも特に蔑称が多いキャラで、原作時点で九郎から「変態ピエロ」、「ピエロ野郎」、「ゾンビ野郎」、「怪奇納豆人間*1」、続編の『機神飛翔』では「精神的ブラクラ野郎」と呼ばれたり、ウェストから「オカマゾンビ野郎」と散々なあだ名で呼ばれることもある。『UX』ではさらに「怪奇触手人間」、「(触手)オカマ野郎」と増えた。アニメ版ドラマCDではメタトロン(ライカ)から「オカマの腐乱死体」とも呼ばれる。
    • 特にその生態から作品内外で「腐乱死体」と呼ばれることもあり、『UX』でも第42話(ユニオンルート)にて、ベルゼビュートとマジンカイザーSKLを戦闘させると真上遼が戦闘前会話で「いつかの腐乱死体」と発言する。
  • 原作ゲームでのライカルート第13話では漫画版第18話から第19話のクラウディウスと同様にデモンベインに乗ったこともある。また、後に発売された小説にて瑠璃の両親を凄惨な形で殺害した事を自身の口から明かしている。
    • なお、常に隠し持っている魔導書を消滅させられると不死の能力が失われて死に至るという弱点もあり、原作瑠璃ルートおよびライカルート、漫画版では主にこちらの方法で倒されている。漫画版に至っては、デモンベインに奇襲しようとした瞬間、同陣営だった筈のティトゥスに逆に不意打ちを食らい殺されるという結末になっている。
  • 名前の元ネタは、古代ローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝2代目皇帝「ティベリウス」から。

カリグラ

  • アンチクロスの一員。髑髏型の仮面が特徴。クラウディウスとは喧嘩友達のような関係。
    • 油断大敵という言葉がよく似合う男。噛ませ犬。
  • 普段は落ち着いてクラウディウスの抑え役になることもあるが、一度怒ると周囲を破壊し尽くすまで収まらない。
  • 移植版及びアニメ版で声優を担当した郷里大輔氏は2010年に死去しており、故人であるため代役に三宅健太氏がキャスティングされた。
  • 名前の元ネタは、ローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝3代目皇帝ガイウスの幼少の頃からの愛称である「カリグラ(カリギュラ)」から。
  • 昔からのニトロプラスファンは「吸血殲鬼ヴェドゴニア」に登場した旋風の暴君(カリギュラ)という武器を思い出す人も多いだろう。

クラウディウス

  • アンチクロスの一員で見た目は少年の魔術師。カリグラとは喧嘩するほど仲が良いの典型のような関係。
    • 実年齢がどうかは実は明かされておらず不明だが、まあぶっちゃけ18歳以上なのは間違いないだろう。
  • 移植版とアニメ版で声優が異なり、今回参戦のアニメ版においては故・川上とも子氏が声を担当していた。
    • 大方の予想通り、本作では移植版で声をあてた今井由香氏が起用され、ある意味オリジナルキャストと言える。
      • ちなみに何で今井氏がアニメ版で降板したかというと単純に産休のためである(ちなみに当初は病気と発表したが、後に自身のブログにおいて本当の理由が明かされた)。
  • 漫画版では原作ゲームでのライカルートのティベリウスと同様にデモンベインに乗ったこともある。
  • 名前の元ネタは、古代ローマ帝国ユリウス=クラウディウス朝4代目皇帝「クラウディウス」から。

ウェスパシアヌス

  • CV:広瀬正志
  • アンチクロスの一員。穏やかな老紳士を思わせる外見と口調だが、中身は下劣。
  • 「ガルバ」「オトー」「ウィテリウス」と言う名の3体の使い魔を使役する。
  • 物語の根幹の秘密に関わっている人物だが、アニメでは放映期間の短縮の煽りをモロに受けており、その部分に触れられることがなく影が薄いまま退場した。
    • ドラマCDではその点を改善するため、とあるキャラたちによって(文字通りの意味で)改造されてしまうことに。
  • ファンからの愛称は「アヌス」。あんまりである。
  • 本来は研究者なので彼自身の戦闘能力はお察し。低いわけではないが。
  • 所有する「エイボンの書」は本来ネクロノミコンや無名祭祀書並の力のある魔導書である。
    • にもかかわらず精霊化してないのは、彼の所持するものが写本であるため。
  • 名前の元ネタは、ローマ帝国の皇帝ウェスパシアヌス。
    • 「ガルバ」「オトー」「ウィテリウス」もウェスパシアヌスの前の皇帝。

ティトゥス

  • アンチクロスの一員で末席に名を連ねている。二刀流の侍。
    • …と見せかけて、背中にさらに二本の腕を持つ。実際は四刀流の侍。
  • ウィンフィールドとは互いに認め合う好敵手。
    • と、いうかウィンフィールドと絡み過ぎるあまり九郎とは微妙な関係。
  • 人呼んでミスター武士道。
    • ただし、力を求めすぎた結果魔道に堕ちた経緯を持っており、自分が武士道と程遠いことは認めている。
    • 人間でいられなかった弱い化け物、である。
  • 人外になってできるようになったことが単なる不意打ち。「素直に四刀流極めろよ」とツッコんではいけない。
    • 実際、ウィンフィールドから事前に種明かしされていた九郎にあっさり敗北している。
    • 原作ではクトゥグア&イタクァを切り払いしてるので技量自体は既に極まっているのかもしれない。
  • 所有する魔導書「屍食教典儀」の恩恵は背徳的な儀式による異形化。
  • 案の定森次さんに「侍かぶれ(ミスター)」の称号を授与される。
  • 石神社長や皆城司令もそうだが、中の人である中田氏は『新』以来となる実に16年ぶりのスパロボ新録。
  • 名前の元ネタは、ローマ帝国フラウィウス朝2代目皇帝の「ティトゥス」から。

ネロ

  • アンチクロスの一員であり、最強の魔術師。「暴君」と呼ばれている。
  • 「暴君」の名の通り、多大な魔力と残虐性から普段は無幻心母の奥で拘束されている。
  • その強さはマスターテリオンと互角とも言われている。
  • 物語の根幹に最も関わっている人物。
  • すごく地味だが彼女の所有する「無名祭祀書」も人型で実体化できる。
  • 原作ではなんか色々エロい全身拘束具での初登場だったが、移植やアニメ版において修正された。
  • 今作でも言及されているがクトゥグア&イタクァを制御するための銃は本来は彼女のモノである。
  • 名前の元ネタは、古代ローマ帝国5代目皇帝であり、ローマ帝国史上最大の暴君「ネロ」から。

覇道 瑠璃

  • 名前の読みは「はどう るり」。少女ながらアーカムシティの権力を握る覇道財閥の当主。我の強い性格。
  • 基本的に常識人なのだが、総帥としての責任感など多大なストレスを抱えており、そのせいか酔っ払うと本音をぶちまけつつはっちゃけてしまう。
    • ストレスの原因の一部は九郎がデモンベインで出撃したり、怪異を解決する際の被害だが。
    • グランドファザコンなのでお祖父様の遺産であるデモンベインやアーカムシティを超大事にしている。
    • 祖父である覇道鋼造は実は劇中に存在するある人。「直接あったことはないが、お爺さまとは別の意味で逢っているかもしれない」と加藤久嵩がそれを匂わせる台詞を吐いている(誰かはお察し)。
    • また、両親もブラックロッジによって殺されている(後に発売された小説にてアンチクロスの一員であるティベリウスによって凄惨な形で殺害されたことが判明している)。祖父に比べろくに語られない方々。
      • 父親(覇道 兼定(はどう かねさだ))と母親(オーガスタ・エイダ・ダーレス(後のオーガスタ・エイダ・覇道))の方は小説版で活躍している。
  • CERO:Bへの多大な貢献を行う。アニメ版より控えめにはなっているが。
  • 本作では何と戦術指揮要員として登場。「精神ポイント20上昇、シナリオクリア時資金+30000
    というどっかの大富豪ばりの強烈な効果を持ってきた。
    • 最後に追加される資金+30000に目を奪われがちだが、本領は2番目に覚えるSP+20。スキルパーツ使用不可なサブパイにも一律で適用される為、消費の大きい支援精神コマンドを早い時点で2回使えるようになったりする。
    • なお、戦術指揮官あらため応援役を誕生させたのは他ならぬ彼女自身だったりする。ただし酒の席での話だが。
      • おかげでチャムやエレボスにリナ、果てはフェイまでが自軍の指揮をとるというカオスな様に。どうなるんだ、俺達の部隊は…。
      • しかし、この人事の結果、何人か生還して仲間になる人物が出てくる。どうなってるのこれ…。
  • 一貫してアルとは折り合いがよくない。理由はまぁ、女の戦いというヤツです。
    • ゲーム版で用意された専用ルートでは、九郎不在の間にアルと協力してマギウススタイルで戦闘したりもする。

覇道 鋼造

  • 名前の読みは「はどう こうぞう」。覇道瑠璃の祖父にして覇道財閥初代当主。原作及び本作中ではすでに故人だが回想などで出てくる人。
  • 裸一貫から屈指の大財閥を立ち上げ、片田舎だったアーカムを大都市にし、地下に対ブラックロッジ基地を作成、デモンベインを準備、とやったことを挙げただけでも色々やってる超人。なお、時代設定としてはゴールドラッシュ真っ最中のアメリカ(西暦1850~1900年)。明らかに技術レベルがオカシイ。
  • ネクロノミコン新釈(記述はあんまりあてにならない)や自作の機械語写本(当時最新式のパンチカード製)と共にブラックロッジとガチンコバトル
    • ちなみに機械言語版はデモンベインの動力である「獅子の心臓」の制御をしていたため製本されて間もないのに精霊化している。
    • 中盤、九郎が装備するマントやバルザイの偃月刀を始めとする各種魔術品はこの人が覇道邸の秘密部屋に残してたもの。
  • 原作のとあるルート終盤や過去時間軸が舞台の外伝小説でその半生が語られる。その正体は…原作をプレイしてのお楽しみ。
    • なお息子との仲は微妙だった模様。これが続編への意外な複線となる。
  • UXで「鉄道王」と称されていたが、この設定は外伝小説以外では明言されていない。 鋼屋氏もビックリである。

ウィンフィールド

  • 覇道財閥の執事。武に長け、身一つで魔術師とも互角に渡り合う実力者。
  • ボクシングスタイルで戦い、技名などは音楽用語。
    • 界隈で無双していた所を覇道鋼造にボコボコにされた縁から仕える事になった。
  • 真夏のビーチでも「執事だから」という理由で何時もの真っ黒なスーツを着続ける男。
  • レムリア・インパクトが使用される際は何があっても駆けつけ、お嬢様の後ろに控える。怪我で寝込んでいようが、アンチクロスと死闘を繰り広げていようが。
  • 声はお馴染み子安武人氏だが、本作では敵味方ともパイロットとして演じたキャラがいない。つまり今回子安氏は中断メッセージのため だけ に本作の収録に参加したことになる。
    • もっとも何かとスパロボに出るキャラを担当しているので水面下の企画のおまけ収録の可能性も。というか、次のスパロボにはしっかり子安キャラがいる。

チアキ

  • CV:茂呂田かおる
  • 覇道財閥のメイド。デモンベイン発進のオペレーターを務め、デモンベインの整備も行う。ついでにデモンベインの武装解説も彼女の役目。
    • さらに瑠璃もウィンフィールドも不在の時は彼女が指揮を執ったりとメイドの中では出番が多い。
  • 眼鏡と関西弁が特徴。ほかの二人に比べると一番の常識人。
  • 整備に関しては堅実派。その為、性能重視でピーキーなチューニングを好むドクター・ウェストとは犬猿の仲。
    • ドクター・ウェストからは「凡人眼鏡」呼ばわりされる。デモンベインの設計思想的には彼女の方針の方が正しくはあるのだが。
    • 原作ではクトゥグアの力を制御する銃を作ってったりしている(ただしパワーは1/10程度)など、メカニックとしての腕は悪いわけではない。

ソーニャ

  • CV:こおろぎさとみ
  • 覇道財閥のメイド、デモンベイン発進のオペレーターも務める。
  • オペレーター三人娘の中では最年少。「黙れ蛆虫」「貧乏人どもが」といった毒舌を平然と吐く。

マコト

  • CV:浅川悠
  • 覇道財閥のメイド、デモンベイン発進のオペレーターも務める。
  • オペレーター三人娘の中で最も大人びているため、一見常識人のように見えるが、その実態は同性愛者な上に幼女にだけ興奮するというとんでもない性癖の持ち主。逆に男性は触れられるのも嫌うほど。現在のターゲットはアル。
    • くららさんこっちです。
  • アニメ版ではアルたんハァハァはカットされている。

ライカ・クルセイド

  • CV:黒河奈美
  • アーカムシティにある教会のシスター。孤児達を引き取って世話をしている。
    • 九郎が食うものに困った時もたまに世話をしている。
    • 3人の孤児は今回出番なし。ゲームからTVアニメ、UXまでで彼女の関係者のうち、実に4人までが出番カット。
  • 原作ではヒロインとなるルートが存在し、世界設定に関わるほどの重大な秘密もあったが、アニメ版では丸々カットされてしまった。
    • 公式にもその事をネタにされている。ゲーム内ではリチャードにも……
  • 巨乳、メガネ、お姉さん系キャラとわりと属性の塊。その上妄想癖がある。
  • 地べたを這いずりまわるヒロイン。
  • 生まれも育ちもアメリカで、日本通でもないのに箸を使える。
    • ついでに外伝小説では彼女の持ち歌は ド演歌 (しかも女の情念系)とされている。
  • 乙姫から運命を乗り越えた等と言われている辺り、原作ゲームのライカルート後日談に近い立ち位置なのかもしれない
    • 原作を知っていると何かと突っ込みたくなる事も多いが、ルートによっては彼女の能力が失われる事もある。

エンネア

  • 九郎が戦闘中に保護した記憶喪失の少女。
  • 明るい性格で九郎に猛烈なアプローチを仕掛けるため、嫉妬したアルには嫌われている。家事スキルはかなりのレベル。
  • 一方で九郎に度々妙な問いかけをするなど、謎めいた部分を秘めている。
  • 当人の申告ではアルよりはスタイルが良いらしい。あくまで当人の申告では。
  • 移植版&アニメ版でエンネア役だった成瀬未亜氏は引退したため、UXでは柚原有里氏が代役を務める事になったのだが…。
    • 当の成瀬氏はUX発売後に声優活動を再開した 。どうしてこうなった…え?同じ声に聞こえる?何の事かな?
  • 名前の由来はギリシャ語の「9」から。

ナイア

  • CV:折笠愛
  • たびたび九郎の前に現れては、思わせぶりなセリフを残していく謎の女性。普段の言動も非常に芝居がかっている。
    • とは言いつつもクトゥルーネタをある程度かじった人ならナイアと聞いただけで一発で正体が分かってしまう、ある意味お約束な方。
    • 初登場時に一人称として「僕」を用いていたが女性。アイコンだけだとわかりづらいかもしれない。
    • 顔グラだけではわからないがプロモーション抜群のお体。多分作中随一。
  • その立ち位置の割に、妙なところで間が抜けてるのは「それも私だ」の人によく似ている。
    • ただし、あちらは本気で陰謀をめぐらせているのに対して、こちらは遊び半分……というか8割ぐらいは遊びである。

ルルイエ異本

  • CV:こおろぎさとみ
  • インスマウスの神殿に安置されていた魔導書。ウェスパシアヌスがインスマウスを訪れていた目的はこれの入手+邪神召喚の実験のため。
  • 作中3人(冊?)目となる魔導書の精霊であり、オッドアイが特徴の神秘的な少女の姿を取る……この世界では魔導書の精霊は幼女というルールでもあるのだろうか。
    • 多分ある。
  • アルやエセルドレーダと異なり感情や意思といったものがあまり感じられず、命じられるがままに邪神召喚の歌を唄う。ある意味はた迷惑な存在。
  • ちなみにアンチクロス所有の魔導書が精霊化した姿もみんな幼女である。
    • 幼女化(実体化)させられる(している)方が格が上(魔力を恐ろしく消費するので)
  • 感情や自意識が希薄、作中では特定のマスターを持たない、最高位の魔導書ながら鬼械神の召喚をしない(代わりに邪神は召喚するが)と作中に登場する魔導書の中でもかなり特殊な存在である。

クトゥグア

  • CV:斎賀みつき
  • フォマルハウトに住む炎の神性にして旧支配者の一柱「クトゥグァ」に関する記述が実体化したアルの断片。
    • フォマルハウトはみなみのうお座の一等星であり、実在する星である。
  • 今作では武器「クトゥグア&イタクァ」を使用した際に人型状態が映る。
    • ページモンスターの中でも別格らしく、精神世界の中とはいえ普通に会話している。ちなみに一人称はアルと同じく「妾」、アルを「母」と呼ぶ。
  • 褐色で軍服っぽい衣装の方。神獣形態は炎を纏った獣。
  • モーゼルの方に宿っており、能力は純粋に火力が高い爆裂弾。

イタクァ

  • CV:斎賀みつき
  • 「風に乗りて歩むもの」イタクァに関する記述が実体化したアルの断片。二つ名通り風の神性である。
    • 原作では街1つ氷漬けにする派手なデビューを飾った。
  • 今作では武器「クトゥグア&イタクァ」を使用した際に人型状態が映る。
  • 色白でメガネをかけている方。神獣形態は氷を纏った竜。
    • メガネキャラとしてはライカと被るが、こちらは文字通りクールビューティといった感じ。
  • マテバリボルバーの方に宿っており、能力は自動追尾する銃弾。使用者の意思で軌道を操作することも可能。その分威力、貫通力はクトゥグアより劣る。

ブラックロッジ構成員

  • いわゆるブラックロッジの一般兵、ただし破壊ロボに乗ったりするわけではないので出番が少ない。
  • 主武装はトンプソン機関銃。でも大体通用しない。
  • ウェストやエルザ達と一緒にリゾート地でバカンスを満喫したり、一緒に街の定食屋にお昼ごはんを食べに行く仲。
    • 慰安旅行もあるあたり、案外ホワイトな企業なのかもしれない。
    • 原作ではウェストのブラックロッジ離脱の際に全員が共にくっついてきたほど彼を慕っている。

登場機体

デモンベイン

  • 覇道財閥が作り出した人類の切り札となる巨大ロボット「鬼械神(デウス・マキナ)」。全高は55.5m(29.0598cubit)、重量は4254t(850.8mct)。
  • 神とも呼べる存在を模倣して造られており、攻防共に魔術的な武装を積んでいる。
    • アーカムシティの格納庫にも「虚数展開カタパルト」という、簡単に言えば「平行世界の壁すら突破してデモンベインを召喚する」専用のカタパルトが存在しており、DVEなんかで呪文唱えて召喚してたりする場合大体コレを利用している。カタパルトと言いつつ見た目はデカイ目玉。ちなみに劇中の九郎によると転移中は非常に気分が悪くなるらしい。
  • 操縦は複座式。機体動作担当の九郎は後方のお立ち台でモビルトレースシステム、アル(エルザ)は前部でバイクのドラッグスタイル風シートにまたがりハンドル操作
  • デモンベインとは魔を断つ者の意で、劇中や歌などでは「無垢なる刃」「魔を断つ剣」などと称される。本作では出てこないが、「無垢なる刃」は原作にて最初にアルが聞いた時(本作最初のDVE)の返答として自ら名乗っている。
  • これでも魔導書本来の鬼械神と比べると圧倒的に性能面で不利である。原作で最も新しい時間軸の「機神飛翔デモンベイン」では「最弱無敵の剣」と称されている。
    • 簡単にいえば「100万回やられても絶対に折れない、人のための鬼械神」。とにかく操縦者に負担がかからない仕様。
      • 性能こそ高いが、操縦者に最終的に死を強いるアイオーンとは対照的。
  • アニメ版とゲーム版で微妙にデザインが違う。特に、ゲーム版では髪があるのに対してアニメ版では髪が無い。
    • 髪動かす手間の関係で省略。ほぼ原作デザインのOVA(PS2版特典)でもビーム髪は省略されている。
    • ついでにアトランティス・ストライク時に鶏冠と脚部シールドが変形するのもアニメオリジナル。
  • Sサイズ・SSサイズがてんこ盛りの本作において超貴重なLサイズユニット
    • ちなみにダンクーガノヴァで37.8m。対してデモンベインは55.5m。さらに体重は4254tと凄まじく重い。ダンクーガが108t、ほぼ同じ身長のコン・バトラーでも550tなのだから相当である。
  • 独自の仕様として、ENがMPとなっていて改造できずEセーブも習得不可能。
    • ちなみに、MPの補給は可能……どういう理屈なのかは考えない方がよさそうである。
    • MPという仕様上、EN吸収攻撃の対象にならないのも利点の一つ。特にELS戦で真価を発揮する。
  • 最初は武装も乏しく特殊能力も無いが、原作同様にストーリーが進むに連れどんどん強化されていく。
    • 必殺技であるレムリア・インパクトは最序盤から搭載されているはずだが、その威力のヤバさ故序盤はイベント武装扱い。正式追加はエルザ搭乗時なのは何かの皮肉か?
    • 一々ナアカル・コードの了承を姫さんに取るのは様式美でもなんでもなく、パイロットによる悪用・乱用を避ける為。勇者王のハンマーみたいなもん。
  • レムリア・インパクトには原作でも非常にカッコいいムービーが存在するのでぜひ一度見て欲しい。スタッフのこだわりが見て取れる。
    • 一見ゴッドフィンガーが元ネタ、と思われがちだが鋼屋氏サイト掲示板の氏の発言曰く、「シャイニングフィンガーじゃなくて、(覚悟のススメの)螺螺螺・螺旋」とのこと。
    • 原作では複数の敵機体に掌を当て、時間を置いて一斉昇華するレムリア・ディレイ・インパクトを使った事もある。
    • 当初武器名を聞いたアルは頼りない武器名(レムール(キツネザル))に心配していたが威力と結果はご覧のとおりである。
  • 戦闘力だけでなく魔術を使った特殊兵装も本作での魅力。
    • 他に再現されていない物に、ロイガー&ツァールという組み合わせると大型の手裏剣になる1対の剣や、時間を巻き戻す『ド・マリニーの時計』などがある。
  • 鋼造が建造した…とは言われているが、実は彼はアリゾナ砂漠から回収したデモンベインを修復したのであって、一から建造した訳ではない。
    • その辺りの事情は今作及びアニメ版では扱われていないルートで明かされている。
      • が、デモンベインの本当の開発者が誰なのかは、今もって明かされていない謎だったりする。一応傍証は散見できるので「想像しろ」。

アイオーン

  • 魔導書「キタブ・アル・アジフ(ネクロノミコン)」により召喚される鬼械神で、アル・アジフの本来の鬼械神。全高は55.5m(29.0598cubit)、重量は5575t(1075mct)。
  • 物語開始前にリベル・レギスと戦闘になり、敗れて大破した。
  • 大破したものの、一部の武装はアルの手によりデモンベインに受け継がれている。
  • ちなみに本来はアンチクロスの鬼械神を上回るほどの力を持つが、魔術師が不在だったこともありその性能を発揮できないまま破壊された。
    • ただし本来の性能を発揮するためには、乗り手たる魔術師の魂を燃料とする必要がある。
    • つまり「無茶苦茶強いが戦い続ければいずれ確実に乗り手が死ぬ鬼械神」であり、操縦者に負担がかからない鬼械神であるデモンベインとは対照的。
    • 本来の性能を発揮した際の活躍が見たい方は外伝小説を読むか機神飛翔をプレイするといいだろう。
      • 登場する二つの外伝小説ではそれぞれ使い手が違うせいか、外見や能力に差異がある。
  • UXでは、アイコンのみだが登場している。

リベル・レギス

  • マスターテリオンの持つ魔導書「ナコト写本」により召喚される鬼械神。全高は51.2m(26.808cubit)、重量は3339.9t(667.98mct)。
  • デモンベインとはあらゆる意味で正反対の性質を持つ、作中最強クラスの鬼械神。
  • 原作でもスパロボでもいきなり序盤で登場するが、この時は手加減しているため明らかにパワーダウンしている。
  • 原作ゲームでは序盤は右腕だけの登場。
  • デモンベインが右掌からの無限熱量で敵を撃破するレムリア・インパクトがあるのに対して、左腕の絶対零度の極低温の手刀「ハイパーボリア・ゼロドライブ」を持つ。
    かすっただけで分子崩壊を引き起こすというとんでもない代物。
    • 初見でこの武装を見て「左手で技を放っている」と仲間フラグかと思った人もいるかもしれないが、れっきとした原作再現である。一応隠し要素で仲間にはなるが。
    • ちなみに、ハイパーボリアとはクトゥルフ神話における架空の大陸の名称。
      • 氷河期に衰退したとされ、技のイメージにも合っている。
  • ちなみにこの機体は変形機能を持ち、UXでの背後に翼が展開しているのは「真の姿」と称される形態なのだが、今回は変形前の姿はまるごとカットされている。
  • 魔力の矢を撃ち出す天狼星(シリウス)の弓や、ホーミング重力弾を撃つン・カイの闇など、アニメ版ではカットされた武装が幾つかある。

レガシー・オブ・ゴールド

  • アウグストゥスの持つ魔導書「金枝篇」により召喚される鬼械神。全高は81.5m(42.673cubit)、重量は13470t(2694.185mct)。
    • ちなみに本作に登場する魔導書は殆どがクトゥルフ神話に登場する架空の書物だが、「金枝篇」は実在する研究書である。和訳もされており普通に購入可能。
    • 「レェェガシィ!オォブゥ!ゴォオオォルドォゥッ!!」
  • 体中から高出力のビームレーザーを放つ。
  • 高い攻撃力とクトゥグア・イタクァの同時神獣弾(UXではテキストイベントのみで登場した武装。クトゥグア・イタクァを完全顕現させる弾)を受けても倒しきれないほどの防御力を誇る。
    • クトゥルーからの魔力供給があったのでガチンコの場合どうなのかは不明だが。
    • カットインは必見。

サイクラノーシュ

  • ウェスパシアヌスの持つ魔導書「エイボンの書」により召喚される鬼械神。全高は82.4m(43.144cubit)、重量は13922t(2784.450mct)。
  • 名前はハイパーボリア時代の言葉で「土星」。つまりクトゥルー神話における造語。
  • ウェスパシアヌスの持つ人面瘡を媒介とした呪法攻撃が特徴。
    • というかそれしか攻撃方法がないらしく、作中で「芸がない」とバッサリ切り捨てられている。
  • なお、サイノクラーシュではない。
  • 今回はアイコンのみの登場となってしまった。まぁアニメでは直接対決しなかったから仕方ないかもしれない。

ベルゼビュート

  • ティベリウスの魔導書「妖蛆の秘密」により召喚される鬼械神。全高は58.4m(30.57cubit)、重量は4956t(991.272mct)。
  • 精神的、肉体的に相手を苛む攻撃を得意とし、武装は特殊効果のオンパレード。
  • 原作ではかなり多芸な敵だったが、ルーチン上の問題か残念ながら武器は透明化する上に相手のMP吸収して爆発する機雷(スターヴァンパイア)と、殺した相手の魂で強化する砲弾(怨霊呪弾)の2つのみ。
    • しかしながら、怨霊呪弾(アニメ版では尺の都合で未使用)は攻撃力低下と行動不能がついており、原作の嫌らしさをよく表した強敵となっている。
    • 省略された代表的な武器としては、敵機体を行動不能に追い込むバッド・トリップ・ワインがある。
    • また、原作ではこの機体も魔導障壁を使っている。
  • 無限熱量という設定を持つレムリア・インパクトをまともに食らっても倒しきれない、という恐ろしい機体(リベル・レギスでもまともに食らったことはない)。
    • 正確には倒された端から無限復活してくる。どっかのアリアやナタクのファクターの同類。
    • そのため、原作ゲームでは退場の仕方がバラエティに富んでいる。
      • おまけに復活してきた時の中身はけっこうグロい。

クラーケン

  • カリグラの持つ魔導書「水神クタアト」により召喚される鬼械神。全高は63m(32.986cubit)、重量は6222t(1244.446mct)。
  • ロードビヤーキーとはよくコンビで出撃している。
  • 操縦者同様、パワーを主体とした武装と戦い方をする。
  • ゲッター3の如く腕が無限に伸びる。
    • そして召喚する魔導書は「水神クタアト」……狙ってるのだろうか。
  • 原作では水芸も持ってるが割愛された。
  • 魔導障壁を持っており、ディスイーブのナーブクラックの威力では大抵弾かれるため、ある意味アンチクロスの鬼械神では随一の強敵。

ロードビヤーキー

  • クラウディウスの持つ魔導書「セラエノ断章」により召喚される鬼械神。全高は42.1m(22.043cubit)、重量は1856t(371.365mct)。
  • クラーケンとはよくコンビで出撃している。
  • 機動性重視の鬼械神であり、ゲーム中でも高い運動性を誇る。
  • 必殺技であるスクリーミングバードの威力はかなりのもの。リアル系の機体は一撃で落とされる場合も。
  • 機神招喚は魔術であるため、それにより召喚される鬼械神は術者の位階やタイプによって異なる。よってロードビヤーキーは「セラエノ断章により召喚される鬼械神」と言うよりは「クラウディウスが呼び出せるセラエノ断章の鬼械神」と言った方が正しい。
    • 事実、セラエノ断章の執筆者は同一の魔導書で別の鬼械神を招喚している。因みにウェストは過去にその鬼械神と術者に遭遇している。

皇餓

  • ティトゥスの持つ魔導書「屍食教典儀」により召喚される鬼械神。全高は47.2m(24.713cubit)、重量は2616t(523.33mct)。
  • 操縦者同様に複数の刀を使用する。飛び道具は一切装備されていない。
  • 滅茶苦茶速く動いて接近して切るだけというある意味芸の無い機体。一応隠し腕(『UX』では「隠し刀」名義)があるが。
    • まぁ皇餓に限らずアンチクロスの鬼械神は一芸特化ばかりなので隠し腕というネタがあるだけマシかもしれない。
  • 「空間を切り裂く」ことで瞬間移動を行ったり、斬撃波を飛ばす技もあるのだが、アニメ版では使われていないため、『UX』でも不採用。

ネームレス・ワン

  • ネロの持つ魔導書「無銘祭祀書」により召喚される鬼械神。全高は312m(163.363cubit)、重量は755768t(151153mct)。
  • 全鬼械神の中でも最大の大きさを誇る。見てくれがでかいだけではなく、ネロの魔力の高さもあり、リベル・レギスと互角と言われてる。
  • そのためかこの機体のみ、移植版『機神咆吼』のギャラリー(マシンライブラリー)における機体種別は「DEUS EX MACHINA(デウスエクスマキナ)」表記となっている。
  • 本来は戦闘用ではなく「C計画」で「C」の制御ユニットとしての鬼械神。
  • 「存在消去」という恐ろしい大技を持っているが、未登場。アニメ版で使われていないうえ扱いに困る技なので仕方ない。
    • 過去のシリーズには「光の粒子に変換するトンカチ」だの「時間を巻き戻して存在を消す」だのしてる武器が登場してるので演出がわからないことを除けばどうとでもなるかもしれないが。
    • ちなみに、これに近い性質を持つ(と最近設定された)のが「風の魔装機神が火の鳥纏って突撃する」あの技だったりする。

破壊ロボ

  • ドクター・ウェストが開発したいろんな意味ですごすぎるロボ。全高は81.7m(42.778cubit)、重量は13570t(2714mct)。
  • 原作設定で修理装置を積んでいる珍しいロボ。続編の『機神飛翔』ではバラバラになったデモンベインの部品を組み立てて一瞬で完成させるという離れ業を披露した。
  • 名前に色々つくのが特徴でPS2版に同梱されたOVAでは【「スーパーウェスト無敵ロボ28号+スピードコントローラーと連射機能付き」】(これでひとつの台詞である)だったり、【「スーパーウェスト無敵ロボ28号ターボRFM音源内蔵」】とかになる。
  • 原作で最も新しい時間軸の『機神飛翔』では一号機が「スーパーウェスト無敵ロボ28号スペシャル〜皇帝の紋章〜」、二機目が「蒼穹のスーパーウェスト無敵ロボ28号DESTINY~その力見せ付けろガグ!~」というタイトルだったりする。
    • 何の因果か、「蒼穹の~」と「DESTINY」については今回共演。「28号」がいないのが残念。
  • 機体ボーナスに海Aがあるのはアニメ版で平然と海戦に対応していたためか。原作では海水で錆びて故障するというエピソードがある。
  • 元は西博士のギター演奏用移動舞台。邪魔されないようにアレコレ機能追加して行ったらああなった。

量産型破壊ロボ

  • ドクター・ウェストが開発した破壊ロボの量産型。
  • ドラムカンのような胴体は破壊ロボ共通の特徴だが、ドリルなどの大型装備はオミットされている。
  • 本来は終盤に登場する。
    • そしてデモンベインに一斉昇華される。
  • 飛行可能なはずなのだが、スパロボUXでは移動タイプが陸になっている。
    • ツメスパやキャンペーンマップでは飛行している。
  • 原作ではゾンバイオというウェスト専用カスタム機もある。

デモンペイン

  • ドクター・ウェスト作の破壊ロボの一種。顔だけ破壊ロボ(オリジナル)のロボである。デモン「ペ」インである。全高は55.5m(29.0598cubit)、重量は6833t(1366.7mct)。
    • ちなみに英語での綴りはデモンベインが「DEMON BANE 」、デモンペインが「DEMON PAIN 」と全く違う。
      • ただ「ベ」から「ペ」になっているだけだが奇跡的に「痛み」という単語になっている。
  • 正式名称は「スーパーウェスト無敵ロボ28號DX」。だが破壊ロボと侮る無かれ、魔術による砲撃能力が有り、戦闘力は高い。
  • 武装(アルがいない状態)だけならデモンベインより上。エルザすげー!
  • 「我、埋葬にあたわず(ディグ・ミー・ノー・グレイブ)」は、本来エルザ本人用のどこからか飛んでくる棺桶に収められた術式魔砲(つまり個人用の特殊武装)
    使い勝手がよかったのでスケールアップして組み込んだのだろう。
  • 恐るべきことに、何とアトランティス・ストライクを完全コピー。命中時の爆発エフェクトが本家より派手。
    • なお原作ゲームで取り込んだアルのページはバルザイの偃月刀だが、本作ではニトクリスの鏡になっている。
    • 実はPV1での本家のアトランティス・ストライクそのまんまである事は言ってはいけない。
  • 操縦および魔力伝達をエルザが、魔力供給をアルの断片が担っている。つまりウェストが乗り込んでいる理由が何一つない
    • でも本作のメインパイロットは博士。
  • 小説版では覇道財閥のデータベースをハッキングして作ったらしく、ウェストがデモンべインを修復出来たのはこのためとされている。

ダゴン

  • 「大いなる"C"」ことクトゥルーの眷属であり「深きものども」が信仰する海の邪神。巨大なフナ虫のような姿をしている。いや、そんな!あのフナ虫はなんだ!窓に!窓に!
    • 姿こそ虫だがまごう事なき神であり、その力は海というフィールドと合わせてデモンベインをも圧倒した。
      • クトゥグアの力を制御できないまま解放してようやく倒したレベル。その代わりデモンベイン自身も大破するほどのダメージを負ったが。
  • 原作では妻であるハイドラを召喚したが、本作では召喚しない。その代わりアウグストゥスやネロ、果てはマスターテリオンが大量に引き連れてくる(一応ダゴンの大群は原作でもあった要素)。
    • ちなみにそのハイドラと合体してゴンドラという新クリーチャーにもなっている(命名は九郎)。
  • クトゥルー神話においては他の邪神より一段劣る小神・従神として描かれることも多い。また「深きものども」が長い年月を経て成長した姿がダゴンだと言われる場合もある。
    • そのためデモンベインのように大量に現れて薙ぎ払われたり、他の神に一撃でやられたりと噛ませ犬的な扱いをされることもある。
    • こいつがタイトルの作品では、主人公が最後に死亡フラグそのものの台詞を手記に書き残した事で知られる。そんなもん書き残すなよって?クトゥルー神話ではいつもの事。

補足

  • 原作シナリオライターの鋼屋ジン氏がTwitter(12/13 1:37)においてスパロボスタッフがゲーム版のチェックもしているらしい事を報告している。 → 該当発言 (外部リンク)
    • その鋼屋氏曰くデモンベインという名前は学生時代にグルンガスト(スパロボオリジナル機体)につけた名前が元。
  • 参戦自体は以前からファンの間で希望の声があったが、その筆頭がグリリバこと声優の緑川光だったりする。
    • PS2で発売された際の電撃PSのスタッフインタビューでニトロプラスのスタッフは堂々とスパロボ参戦を希望していたりする。
  • デウス・マキナの語源はラテン語の「機械仕掛けの神」、本来は「デウス・エクス・マキナ」という舞台用語で、「収拾のつかなくなった舞台を強引に解決するご都合主義の塊」のこと。
  • 参戦名義になったアニメ版は「デモンベインのアニメ化はまだですか」とファンから言われるほどの出来であったが、12話という短さもあって一部シナリオと多くのキャラクターがカットされており、またスケジュールの逼迫等が災いして作画やCGの質も良いとは言えずファンからは非常に評判が悪い出来であり、特に原作では主要人物の一人で、OPやEDに登場し第一話にもシルエットが出ているメタトロン(と何故かEDにしか出ないサンダルフォン)が、第二話以降は存在をなかったことにされたところがネタにされていた。
  • これだけならまだしも、オリジナルの開発会社であるニトロプラスまでもが別作品にて黒歴史ネタとしてアニメ版を皮肉っている。
    が、結局はそのアニメ版によりスパロボに参戦出来たのだから皮肉としか言いようがない。
    • 本作ではアニメ版を基準としつつも原作ゲーム版、小説版、続編の『機神飛翔』の設定も少し拾っている。
    • 実はアニメ版エピローグではゲーム版デザインのデモンベインがゲーム版アルルートでアニメとは別のEDにたどり着いた場合の状態、つまりは平行世界の存在として登場しており、やろうと思えば今回もアニメ版原作再現終了と同時にゲーム版デザインのデモンベインに置き換えることも可能だった。
      • しかし、それをやってしまうと、九郎とアルが自軍の九郎とアルとは別人になってしまうの為か行われなかった。
  • EDで語られた『血の怪事件』や送り届けられる『アイツ』など、『機神飛翔』につながるネタが多数仕込まれている。
  • ゲームは大きく分けて18禁指定のPC版、サブキャラの音声追加や演出やモノローグでの表現および一部キャラクターの台詞の変更・追加・カット、新イラストやムービー・ギャラリーモードの追加が行われたPS2版、処理が重いのを改善したPS2Best版がある。
    • 18歳以上で手軽にプレイしたいならPCのDL版、フルボイスでガッツリ楽しみたいならPS2のBest版をプレイするといいだろう。
      • ただしBest版はさすがに品薄になってきているのか、少しずつ値が上がり始めている。
      • 発売15周年の2019年4月26日に、PS2版をWindows向けに逆移植したものが発売された。今からならこれを狙うのが良いだろう。
最終更新:2023年11月03日 09:40

*1 この時ばかりは、呼ばれた際「…本気でウザイわ、アンタ」と静かにキレていた。