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セムルヴ - (2016/10/04 (火) 05:07:49) の編集履歴(バックアップ)
【初出】
SII巻(詳細は公式ガイドブック完結編『灼眼の
シャナノ全テ 完』)
【解説】
真名は“剡展翅”(せんてんし)。
炎の色は銀鼠。
鳥とも竜とも見える姿の“徒”。“徒”の運び屋集団[
百鬼夜行]が中央亜細亜便を運行していた時の、臨時雇いの斥候。
本編開始の二年前、斥候に出たところで
ヴィルヘルミナ・カルメルと遭遇し、逃亡の末、自らも知らぬ間に彼女を
サブラク必殺の罠まで導くことになった。
渓谷に差し掛かった所で、ヴィルヘルミナ共々サブラクの攻撃を受け、死亡した。
【元ネタ】
おそらくは、ペルシア神話で全ての鳥類の王とされるセーンムルヴ(Sēnmurw)と思われる。より有名な名称はスィームルグ、またはサエーナ鳥。
人間の子供を持ち運べる程度の大きさの鳥で、犬の上半身と孔雀の下半身を持つ。植物の王サエーナの木の梢に住んでいたが、悪魔にその木を枯らされてしまったのでエルブルス山に移住した。
「剡」とは、削る、鋭いという意味である。「展」は広げること、「翅」は昆虫類の羽根のことである。真名全体では、「大きく広がる鋭く削り取る翅」という意味だと思われる。
竜や鳥と常に描写されるのも、この真名ゆえだろう。
【コメント】
☆
アニメシリーズには未登場。
☆
ギュウキや
パラや
ゼミナには捨て駒と思われていたんだろうな。
☆雑魚さ加減では
ウコバクや
ザロービや
カシャや
メアや
ギヴォイチスや
ラハブといい勝負だったな。
☆ヴィルヘルミナに追われて逃げ続けられるだけでも、そいつらより格上だったろうな。サブラクの罠に飛び込んだのは不運としか言いようがない……。
☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で真名と炎の色が判明した。
☆番外編『
おじょうさまのしゃな』では、馬車に乗っていた怪物として登場している。
☆番外編『
さんじゅうしのしゃな』では、セムルヴ・モンテギューという間者として登場している。