「えーと」
うーん、麻雀かあ。
最近はやってないから、ルールをこれぽっちも思いだせない。
せめて、昔の麻雀仲間が居てくれれば、話は違ったんだけどなあ。
最近はやってないから、ルールをこれぽっちも思いだせない。
せめて、昔の麻雀仲間が居てくれれば、話は違ったんだけどなあ。
「おい人間。ルールの説明はまだか」
急かさないでくれ。俺はルールが分からないんだ。
「確か、これをこう並べて……」
うん。なんか、それっぽい形になってきたぞ。
そうそう、このわざとらしさが、如何にもって感じだ。
そうそう、このわざとらしさが、如何にもって感じだ。
「並べて? それからどうするの、おじさん」
なんだっけ。
そもそも、それっぽく並べただけで、実際に合ってるかも分からないのに。
「――俺のターン」
いや待て。これは違うぞ。
ちょっと前にテレビを着けたらやってた、バイク乗って空飛んでカードするアニメと、ごっちゃになってしまった。
ちょっと前にテレビを着けたらやってた、バイク乗って空飛んでカードするアニメと、ごっちゃになってしまった。
「なるほど、俺のたーん。と言うんか」
言わないんだけど、まあいいや。これで通しちまえ。
「言わないよ。人がバイクと合体するアニメと間違えてるよ!」
なんで言うかなあ。
ちゃんとしたルールの麻雀に、一体どれほどの価値があるというんだ。
俺は、ただ飯が食いたかっただけだというのに。
段々、教えるのが馬鹿らしくなってきたぞ。
ちゃんとしたルールの麻雀に、一体どれほどの価値があるというんだ。
俺は、ただ飯が食いたかっただけだというのに。
段々、教えるのが馬鹿らしくなってきたぞ。
「人間よ。もしや、貴様ルールが分からぬのではないかッ」
そんな堂々と当たり前の事を言われても、分からないものは分からない。
「そのるーるとやらが、分からんのじゃ話は別じゃ。やっぱり、普通に殺し合いを――」
「えー嫌だよぉ!」
「えー嫌だよぉ!」
俺も嫌だ。
だが目の前の侍風の男は気が早いのか、もう腰の刀を抜いてきた。
これ警察に通報した方が、いいんじゃないだろうか。
これ警察に通報した方が、いいんじゃないだろうか。
でも、そうなったら銃を持ってる俺も捕まるのか。
刑務所の中の飯って、どうなんだろう。
海外の刑務所は、かなり良いもん食ってるらしいが。
海外の刑務所は、かなり良いもん食ってるらしいが。
「じゃが、お主もそのるーるが分からんければ、殺し合いが出来なか!」
「おかしいよ! 何で殺し合うのが当然みたいになってるの!!」
「おかしいよ! 何で殺し合うのが当然みたいになってるの!!」
刑務所の飯か。和風で貧相なもんなんだろうな。
だが、逆にそれが良くもある。素朴で貧しい味。結局のところ、日本人はそういうもんなんだな。
だが、逆にそれが良くもある。素朴で貧しい味。結局のところ、日本人はそういうもんなんだな。
「確かに待つとは言ったが、見逃すとは言っとらん!」
ああ、良いよなあ。ほかほかのご飯に、熱い味噌汁。
これですよ、これ。
これですよ、これ。
「ええい、面倒だ。トヨヒサよ、俺が先に相手をしよう」
いかんなあ。また腹が減ってきそうだ。
ん? なんだ目の前にあるじゃないか。
ん? なんだ目の前にあるじゃないか。
「いいや! 順番じゃ!! お前はこの次じゃ!!!」
そう、ご飯をこう持って……いや先ずは味噌汁から頂こう。
「嫌だ!!!! 死にたくないよ!!!!」
「だ・か・ら・ 俺も死にたくなか!!!」
「だ・か・ら・ 俺も死にたくなか!!!」
ガタッ!!
反射的立ってしまった。
「なんじゃ?」
「見てください」
そう言って俺はご飯と味噌汁へ指を差す。
「?」
いかん。俺は幻覚でも見ていたのだろうか。何故か、虚空へと指を向けていた。
「何もなか?」
「……あの、カレー」
「かれー?」
「俺は腹が減っていたんです。なのに、あれぽっちしか食べられなかった!」
「皿の中は綺麗さっぱり無くなっている。完食したのではないか?」
「……あの、カレー」
「かれー?」
「俺は腹が減っていたんです。なのに、あれぽっちしか食べられなかった!」
「皿の中は綺麗さっぱり無くなっている。完食したのではないか?」
このガチムチは、また余計な事を。
「モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ、独り静かで豊かで・・・」
「何、言っ……」
「―――ジャンケンだ」
「え? 今、おじさん」
「殺し合いはジャンケンにしよう」
俺、唐突に何言ってるんだろう。
でも名案かもしれないな。
でも名案かもしれないな。
「ジャンケンなら4人一片に片が付く」
「まあ、それが手っ取り早いかもしれないけど」
「櫻子が良いなら、俺もよか!」
「良いだろう。では、そのジャンケンとやらのルールを教えるが良い」
「まあ、それが手っ取り早いかもしれないけど」
「櫻子が良いなら、俺もよか!」
「良いだろう。では、そのジャンケンとやらのルールを教えるが良い」
「―――よか! るーるとやらは覚えた!!」
「なるほど。一見、単純に見えて、心理戦が物を言う高度な遊戯という訳か」
「ジャンケンなんて…運任せだよ…」
「なるほど。一見、単純に見えて、心理戦が物を言う高度な遊戯という訳か」
「ジャンケンなんて…運任せだよ…」
麻雀も運任せじゃなかったけ。
「いくぞ。人間共!!!」
「俺は構わん!!!」
「もう、こうなったら絶対に勝つ!!!」
「俺は構わん!!!」
「もう、こうなったら絶対に勝つ!!!」
皆、気合入ってるな。
じゃんけんで、こんなに気合入れるの何年ぶりだろう。
学校の給食以来かな。今思うと懐かしくて食べたくなる。
じゃんけんで、こんなに気合入れるの何年ぶりだろう。
学校の給食以来かな。今思うと懐かしくて食べたくなる。
「「「おおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」
三者の雄たけび。流石にここまでやるとちょっと引くな。
「「「最初はグー」」」
「パー」
俺は静かにドアを開けこの雀荘から離れた。
【C-7/雀荘(フリー麻雀☆ごらくぶ)/一日目-朝】
【ワムウ@ジョジョの奇妙な冒険】
[参戦時期]:不明
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品x1、不明支給品(1~3)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:不明
1:……。
[参戦時期]:不明
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品x1、不明支給品(1~3)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:不明
1:……。
【島津豊久@ドリフターズ】
[参戦時期]:不明
[状態]:健康
[装備]:なし なんか刀
[道具]:基本支給品x1、不明支給品(1~3)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:元の世界に帰る。※元の世界がどこを指すかは不明。
1:殺し合いに負けたし死ぬか。
[参戦時期]:不明
[状態]:健康
[装備]:なし なんか刀
[道具]:基本支給品x1、不明支給品(1~3)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:元の世界に帰る。※元の世界がどこを指すかは不明。
1:殺し合いに負けたし死ぬか。
【大室櫻子@ゆるゆり】
[参戦時期]:不明
[状態]:健康、唖然
[装備]:なし
[道具]:基本支給品x1、不明支給品(1~3)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:帰りたい。
1:え?
[参戦時期]:不明
[状態]:健康、唖然
[装備]:なし
[道具]:基本支給品x1、不明支給品(1~3)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:帰りたい。
1:え?
【井之頭五郎@孤独のグルメ】
[参戦時期]:不明
[状態]:健康、満腹(ただし。食べ物をイメージすると、ちょっとお腹が空くレベル)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品x1、トカレフ(8/8)@現実、トカレフ弾x40発、不明支給品(0~2)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:帰りたい。
1:勝ったから帰るか……。
[参戦時期]:不明
[状態]:健康、満腹(ただし。食べ物をイメージすると、ちょっとお腹が空くレベル)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品x1、トカレフ(8/8)@現実、トカレフ弾x40発、不明支給品(0~2)
[スタンス]:不明
[思考]
基本:帰りたい。
1:勝ったから帰るか……。
「氷上リングには支給品梱包時間の五分の三をつぎ込んだ」←一発で潰れたンゴwwwwwwwwwwwww | 投下順 | Sinking girl |
C-7地区 フリー麻雀☆ごらくぶの大盛りカレーライス | ワムウ | |
C-7地区 フリー麻雀☆ごらくぶの大盛りカレーライス | 島津豊久 | |
C-7地区 フリー麻雀☆ごらくぶの大盛りカレーライス | 大室櫻子 | |
C-7地区 フリー麻雀☆ごらくぶの大盛りカレーライス | 井之頭五郎 |