STM32の開発に利用できるIDE(統合開発環境)の比較


KEIL MDK-ARM

  • 有料版と無料版がある
    • 無料版はプログラムサイズ32kBまで
  • EclipseベースでもVSベースでもない.
    • Windowsのみ対応.ARM純正のくせにLinux対応してないとかね
  • ARM社純正
    • コンパイラの最適化がすごそう

IAR EWARM

  • 有料版と無償の評価版がある
    • 無償版は制限が結構多い
      • コードサイズは32kBまで,etc...
    • 自分で買いたくはない.

Atollic TrueSTUDIO

  • 無料版と有料版がある
    • 無料版は起動時に毎回5秒間広告が表示される;大変鬱陶しいが,それ以外制限はない
  • Eclipseベース.
    • 2017年3月現在,WindowsとLinuxに対応!
    • 2017年内のOS Xへの対応が予定されているとのこと.

GNU ARM Eclipse

  • 無料.コードサイズ無制限.
  • Eclipseベース.
    • プラグインのような形で提供される.
    • Windows,Linux,OS X全て対応.

SW4STM32

  • 無料.コードサイズ無制限.
  • Eclipseベース.
    • プラグインのような形で提供される.
    • Windows,Linux,OS X全て対応.
  • 名前の示す通りSTM32専用.
  • ちょっと使いづらい?;主観.

Microsoft Visual Studio

  • 無料版と有料版がある.
  • Microsoft製.
    • Windows向け.
  • 極めて良く出来たIDEだと個人的に思う;コード補完機能も優秀
  • (欠点)STM32の開発をするには:
    • メイクファイルを書く必要がある;
    • リンカスクリプトを探す必要がある.
    • デバッガに対応していない?;VisualGDBとかの拡張機能によっては使えるのかな?
    • これらの欠点は上に挙げたIDEでは存在しない.

結論(?)

SW4STM32はちょっと使いづらいところがある.
OS Xユーザの存在を考えるとEclipseベース以外に選択肢はない.
なのでGNU ARM Eclipseがいいとおもう.
最終更新:2017年03月26日 11:23