Twelve doors
part73-303-313
- 303 Twelve doors sage ▼ 2021/10/17(日) 00:27:30.42 ID:Nnczq2UC0 [1回目]
- 昔一度だけプレイした際のメモを元に書いてみる
細部に間違いがあるかもしれないし、続編へと繋がるvery goodエンディングしか見てないのは許して
作中での説明文がくっそ長いので、省略したり意訳したりしてまとめてみた
改めて見直すとまとめきれてないな……
- 304 Twelve doors Sage ▼ 2021/10/17(日) 00:29:13.61 ID:Nnczq2UC0 [2回目]
- ○ 主人公 ○
気がつくと、何らかの巨大な施設の一室に閉じこめられていた男。黄色の防護服がトレードマーク。
記憶喪失となっており、気を失う前の記憶どころか自分の素性すら分からない状態。
ここはどこなのか、自分は何者なのか。それをを知る為に、施設内を探索する主人公。しかし記憶が戻るようなものは見つからない。
それどころかあちこちに血痕や、黄色の防護服を纏う死体の山が目に付く。さらに追い打ちをかけるように、どこか人型めいた化け物達が施設内を徘徊していた。
機転を利かせて化け物をやり過ごしたり、先へ進むために必要となる道具を回収・使用して行く。
道中で見つかる資料等から、どうやらこの施設内では『人間を素体にして何かを作っていた』事と、『人間の姿に似た生き物を作っていた』らしい事が読みとれる。
主人公は黒い防護服を纏い武装した男と遭遇。どうやら所属していた部隊の仲間を化け物達に殺されて気が立っているらしく、男は厳しい口調で主人公に銃を向けてくる。
刺激しないように武装した男の言葉に従う主人公。武装した死体から武器を回収し、主人公達は通路を進む。
途中で武装した男が化け物に襲われてしまうので、回収していた武器を使い救出。
これがきっかけとなり、武装した男は主人公を一応は味方だと判断し行動を共にする。
※ ここで会った武装した男の生死が、後々のエンディングの分岐に関わる。ここでは生存(very good)ルートで進めます。
- 305 Twelve doors sage ▼ 2021/10/17(日) 00:30:50.08 ID:Nnczq2UC0 [3回目]
- 主人公と男が先へ進むと、またもや別の化け物の襲撃に遭遇してしまう。今度は男が囮となり、主人公だけが逃げきれた。
武装した男の安否を気にしつつ先を急ぐと、様子のおかしい黒い防護服の人間と遭遇。彼の言葉に従ってついて行くと、それは人間の姿に化けた怪物だった。手近な所に設置されていた消火器で目くらましをし、主人公は何とか逃げ切れた。
エレベーターは作動していないので、エレベーターをつり下げるワイヤーを利用し、別の階へと移動。
様々な怪物に襲われるも、間一髪回避しながら探索すると、血を流した男を発見。止血剤を投与しなければ、彼の命は助けられないだろう。
化け物に追いかけられながらも、手術室から止血剤を回収。急ぎ男の所へ戻り、止血剤を投与して彼を助けた。
そのお礼としてなのか、彼は自身が知る情報を教えてくれる。
・この施設は財団と呼ばれる組織からの依頼に応じて、10年前までは布教に関わる商品を作っていた会社の所有物である。
・財団は『御神体』をこの会社に押しつけ、以来、財団と会社が手を組んで『御神体』を管理する。
・この会社では『メサイア』と呼ばれる生物を作り、それを使って『御神体』を処分しようとした。
・『メサイア』が完成する前に、なんらかの理由により事故が発生。施設は壊滅状態に陥った。
・男は財団が用意された非合法の軍隊に所属しており、『御神体』の回収、あるいは破壊するように命令が下される。しかし彼一人を残して全滅した。
・部隊がほぼ全滅した事により、この施設は外部からコンクリートで物理的に封鎖される。
そして男——ジャックは、『御神体』へ一矢報いるつもりだと言い、施設の奥に進む決意を表す。そして主人公はジャックの味方として、本格的に行動を共にする。
● ジャック ●
黒の防護服と銃火器がトレードマーク。非合法の軍隊に所属。ちなみにジャックは本名ではなく偽名との事。
近未来的な武器を見つけた際に楽しそうな姿を見せる、意外と可愛い一面を持つ。
- 306 Twelve doors sage ▼ 2021/10/17(日) 00:33:36.10 ID:Nnczq2UC0 [4回目]
- 進んだ先にあった武器庫を通り、何もない部屋へたどり着くと、壁から巨大な人間の顔に似た化け物に襲われる。
ジャックが巨大な手に掴まりピンチに陥るが、武器を取った主人公が返り討ちにした。
辛くも化け物から逃げ出した二人は、別の部屋内に設置されていた機器を利用し、道中で手に入れたディスクの中身を再生する。
ディスクの中身は第二次世界大戦中の出来事を映像化したものだった。
・1944年。占領した敵陣の地下の奥で、『ある物』を発見した。
・それを入手した当時の指揮官は、これを上層部に報告せず母国に持ち帰る。
・1950年。かつては指揮官だった男——ロナルド・ホッジスは何を思ったのか財団を立ち上げ、そのまま財団を率いる教祖の座に収まる。
これ以上の情報は機密事項扱いとなり、閲覧不可であった。ジャックは記憶喪失の主人公に、これは財団ができるまでの記録映像だと説明する。
● ロナルド・ホッジス ●
ジャックが所属する財団の創始者であり、全世界に多数の信者がいる宗教の教祖。
現在は行方が知られていない。
- 307 Twelve doors sage ▼ 2021/10/17(日) 00:35:17.09 ID:Nnczq2UC0 [5回目]
-
先ほどまでロックされていた部屋が開いており、進んだ先は冷凍室だった。設置されたカプセル内には人間と、人間サイズのコウモリ似の化け物達が保管されている。
解剖された化け物も存在する事から、どうやら標本として置かれているようだ。
一定時間で解錠される部屋を越えた先の通路で、複数のコウモリ似の化け物の襲撃に会う。腕を負傷したジャックを助け、代わりに戦陣を切る事になった主人公。
一見すると拷問器具に見える設備が整えられた場所にて、コウモリ似の化け物は『胞子』から作られた「ガーゴイル」だという資料を見つけた。
そして同時に、主人公達が身につけている防護服の耐久性が下がっている事実に直面する。
資料の内容をふまえた上で、ジャックは以下の推測を話した。
・『胞子』と呼ばれるものを大量に摂取した人間は、おそらくガーゴイルのような化け物に変化する。
・かつての敵国や現教祖のホッジスは、『御神体』から化け物を作りだし、兵器の一種として利用していた可能性がある。
・ジャックが所属していた部隊では、装備している防護服は『死の胞子』と呼ばれるものから身を守るという噂が流れていた。
その場では正論なのか否かを論議できなかったが、進んだ先の資料室にて『胞子』に感染した人間の骨格標本を見つける。どれも人間離れした形に変化している点から、ジャックの推測が正しいと裏付けされた。
さらなる情報として『胞子』によって生まれた化け物(ガーゴイルや狼男など)は、昔からおとぎ話といった形で存在していた事も判明する。
- 308 Twelve doors Sage ▼ 2021/10/17(日) 00:37:32.95 ID:Nnczq2UC0 [6回目]
-
モニターが数多く鎮座する管制室にて、約半日前の映像が残っているのを発見。視聴したところ、カプセルのような物を巡って施設内で争いが発生していた事が判明する。
もしかすると主人公はそのどさくさで気絶し、記憶を失ったかもしれないとジャックは話す。
牢獄に似た部屋で、一人の男が閉じこもっていた。話を聞いてみると、その男は『メサイア』に関わる博士であり、この施設は突発的な事故により現在の状況になったらしい。さらに以下の事を話す。
・教祖が持ち帰った『御神体』の中には、『胞子』をばらまく極小サイズ未知の寄生生物群が入っていた。
・『胞子』には寄生するタイプと突然死をもたらすタイプがあり、支給されていたカプセルは突然死を防ぐ効果しかない。博士は事前にカプセルを接種していたおかげで死ななかった。
・『胞子』に寄生されると、人類は例外なく怪物化する。遙か過去の人類には『胞子』への耐性を持っていたが、現代人にはその耐性が無い。
・現代人が失ったその耐性を獲得した人間を、文字通り一から作り上げる計画を『メサイア』と呼び、博士達は長年研究していた。
・ガーゴイルや狼男を除く最初の頃に見かけた化け物は、この『メサイア』を作り上げる過程で生まれた失敗作。
・もう少しで『メサイア』は完成できたのだったが、10時間前に『胞子』に寄生された化け物達が現れるという事故が発生。それに伴い、この研究施設は研究員や研究内容を含めて完全な破棄が決定する。
・『胞子』は酸素がなければ活動できない為、施設は外部からコンクリートで厳重に密閉される予定だという。
主人公とジャックは博士に同行を申し出るも、彼は拒否。二人は博士を置いて脱出経路を探す。
道中で何者かの妨害により、再び博士のいた部屋へ戻る。しかし化け物に襲われたようで、大量の血痕とカプセルのみが残されていた。カプセルを回収後、ロックがかかっていた扉が開ける状態になっているのに気がつく。
まるで何者かに誘われているようだとジャックは警戒しつつも、主人公達は「12」と書かれたドアを開く。
- 309 Twelve doors Sage ▼ 2021/10/17(日) 00:39:56.91 ID:Nnczq2UC0 [7回目]
-
扉の先は二手に分かれた道となっていた。一方は脱出用ポッドに続く扉。パネルを触っても反応はない。もう一方は様々なパイプと繋がった造形物の中へと進む扉。脱出ポッドの作動方法が分からない為、謎の造形物の中へ入る決断をする。
その前に、ジャックが主人公へ一つの問いかけをする。それは対『胞子』用のカプセルをどちらが接種するか、という話だった。残量からすると、一人分しか投与できない。
ここで主人公は、その権利をジャックへ譲る。
不気味な金属製の造形物内には、棺に似た箱が鎮座していた。どうやらこの中に『御神体』が保管されているらしい。
教祖の言葉を元にロックを解除し、箱を開ける。青色の汚泥が満ちていた。これは劣化した『御神体』だと悟り、主人公達は拍子抜けする。
踵を返し道を辿ると、二人の前に財団のトップにして教祖たる人物のホッジスが佇んでいた。
ホッジスは言う。人間は地球を破滅に導く、呪われた種族なのだ、と。
呪われた人類という種族を滅ぼす為に生まれた存在が『胞子』であり、人間から地球を解放するのだ、と述べた。
教祖の指針に反対した一部の財団の人間は、隙をみてホッジスを殺そうと『御神体』が納められた箱の中に閉じこめる。そしてこの施設内で『メサイア』の研究を始める。
しかし『御神体』内の『胞子』を取り込んだホッジスは、何とか箱の中から逃げ出し、機会を虎視眈々と待ちかまえた。
そして反撃の狼煙として、物質と同化し巨大な顔となって研究員に襲いかかった。施設内で発生した惨劇は、ホッジスの仕業だったのだ。
- 310 Twelve doors sage ▼ 2021/10/17(日) 00:41:36.49 ID:Nnczq2UC0 [8回目]
- そのホッジスが懸念している材料は、たった一人だけ生み出された『メサイア』の存在らしい。
『メサイア』は完成しなかったのではないか、というジャック達の疑問にホッジスは答える。
・事故の最中に、誰にも知られずに一人だけ『メサイア』は生まれていた。
・生まれたばかりの『メサイア』は急速に成長し、手近な人間の死体を喰らい、言語を本能的に覚え、死体から防護服を奪った後に自我が芽生えた。
・唯一生き延びたその『メサイア』こそ、主人公の正体である。主人公は元から記憶など無かったのだ。
人類根絶の為に、その身を悪魔の如き姿へ変ずるホッジス。その足がかりとして彼は、ガーゴイルを伴い主人公達に襲いかかる。
『胞子』と『メサイア』という戦いで勝利の女神が微笑んだのは、救世主として生み出された主人公側であった。
教祖の死亡が引き金だったのか、『御神体』が保管される造形物は火花を散らし崩壊し始める。どうやら施設その物が自爆モードに入っているらしい。
急ぎ脱出ポッドの元へ移動する主人公とジャック。先ほどまで二人を阻んでいたロックは解除されており、急ぎ中へ入って射出スイッチを起動させた。
二人を乗せた脱出ポッドは爆音を伴いながら、コンクリートと爆発に包まれる施設から飛び出していく。
- 311 Twelve doors sage ▼ 2021/10/17(日) 00:43:33.79 ID:Nnczq2UC0 [9回目]
-
ポッドの中で改めて主人公は、「これからたった独りの『メサイア』として、どう生きていけばいいのか」と考える。その自問にジャックが「どう生きるかなんて、『メサイア』でなくてもみんな悩んでいるものさ」と答える。
そしてジャックはこれからどう生きていくのかというと、脱出ポッドが着地してからゆっくり考えるのだという。
「ところでジャックというのは本名か?」
「……ハハハ! ジャック・スパンクマイヤだ。よろしくな救世主(メサイア)」
—— 終わり ——
● 補足 ●
Q.なんで『Twelve Doors』ってタイトルなのか?
A.施設が12区画に分かれており、別の区画へと通じる扉に数字が印刻されていた。
脱出するまでに、主人公はそれらの扉を12枚全て開けて進んでいる為。
- 312 Twelve doors sage ▼ 2021/10/17(日) 00:49:37.01 ID:Nnczq2UC0 [10回目]
- ジャックの生死でルートが変わるんですが、見捨てることが出来なかったのでこのルートになりました
後のルートとエンディングを走破できずに申し訳ない
これにてTwelve doorsは終了
- 313 ゲーム好き名無しさん ▼ 2021/10/17(日) 13:04:08.15 ID:P3uvHg3K0 [1回目]
- 乙です
大昔にプレイしたことがあるような
たしか、シナリオの分岐によって「主人公の正体」が変化するんだよね
このルートだと「メサイア」だけど、記憶喪失の研究員か何かだったルートとか色々あったような