超攻合神サーディオン
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プロローグ
「あなたはどこにいるのですか?たった一人の私に、気が付いてくれますか?」
宇宙の静寂を破る少女の声が、戦火に包まれた星系に響き渡る。
彼女の呼びかけは、この星系には存在しないはずのもの。
それでも、彼女の声に応える者がいるとしたら、その者は何者なのか?
三つの星、「火球」「空球」「海球」は、科学、自然、精神という異なる文明を持ち、長い争いを続けてきた。
しかし、8000年前に星系を滅ぼしかけた機械化惑星軍が再び侵攻し、三つの星は絶体絶命の危機に瀕する。
その時、伝説の兵器「超攻アーマー」が復活する希望が持ち上がる。
科学の「サラマンダー」、自然の「アルセイデス」、精神の「レオパルド」、三つのデバイスが合体し、超攻アーマーとなって機械化惑星軍に立ち向かう。
人類の最後の希望として、決戦が始まるのだった。
OCEAN SPHERE 海球
海球、海に覆われた惑星は戦火に包まれ、基地や命が失われていた。
アーム・モールという昆虫と機械の融合生命体が猛攻を仕掛け、彼らの基地も危機に瀕していた。
彼らは新たにロールアウトした「超攻アーマー」で基地からの脱出を試みる。
サラマンダーとアルセイデスは分離し、基地内を駆け抜け、捕らえられたレオパルドを救出する。
三つのデバイスは合体し、人型の超攻アーマーとなってアーム・モールに立ち向かう。
初めての実戦合体は成功し、アーム・モールは退却するが、それが敵の罠である可能性も示唆されている。
OCEAN SPHERE BASE 海球の基地
海球の基地では、三人の若者が敵の圧倒的な攻撃に立ち向かい、脱出を試みていた。
彼らは超攻アーマーを駆使し、狭い通路を進み、アイテムを回収して兵器格納庫へと向かう。
そこで、再びアーム・モールと対峙するが、超攻アーマーの優れた性能と戦術で敵を打ち破る。
初陣を飾る勝利に喜びつつも、彼らはこれからの長い戦いに備え、決して諦める事なく希望を持ち続けると誓う。
OCEAN SPHERE SEA 海球の海
海球の海は、青く輝く海に浮かぶ惑星で、アルセイデスの故郷。
基地から脱出したサラマンダー、アルセイデス、レオパルドは、海球の海原に到着するが、水中用機械生命体と戦う事になる。
反重力ユニットを装備した敵戦艦の出現により、戦況は不利になる。
しかし、彼らはコントロールユニットを破壊し、水柱を通じて空球へと進む道を切り開く。
途中、巨大なタコと遭遇するが、今の状況では不利なので撤退する。
水柱を通った先に高度な液状生命体スリッケムとの戦いに遭遇するが、アルセイデスの水の星での経験を活かし、敵を撃破する。
最終的に、3人は水柱を通って次なる戦場である空球へと向かう。
HOLLOW SPHERE 空球
空球の物語は、凍てついた表面とその下に広がる灼熱のジャングルを持つ惑星で展開する。
レオパルドはかつてこの地を駆け巡った野生の魂を持ち、サラマンダーとアルセイデスは初めて目にする氷の世界に驚愕する。
彼らは氷に穿たれた巨大な穴を通り、地下のジャングルへと降り立つ。
そこは人工太陽に育まれた地下世界で、頭上にも氷の地面が広がっている。
敵との戦いを経て、彼らは「ラフレシア」という花の密集地帯に到達し、レオパルドは伝説の「白き鉄の巨人」について語る。
HOLLOW SPHERE 空球 巨大な氷柱
空球の冒険では、三人がジャングルを抜け、天を貫くような巨大な氷柱に立ち向かう。
彼らは氷柱を登り、途中で敵の群れと戦いながら、異形の鉱物生命体である巨大な蟹「フロリダ」と対峙する。
激しい戦いの末、フロリダを倒し、氷柱を登り続けるが、重力の向きが変わり、火球側の重力圏に入る事になる。
海球での水流、空球でのジャングルの猛獣との戦いを経て、火球での新たな脅威に直面する事になる。
サラマンダーは、星系についてもっと知りたいと願い、友としての接触を求める。
不安を抱えつつも、彼らは火球への降下を続ける。
FIERA 火球
火球の物語は、赤く燃える星、サラマンダーの故郷で始まる。
かつては砂漠と科学文明が共存していたこの星も、今や廃墟と化している。
アルセイデスとレオパルドは、その凄惨な光景に言葉を失う。
敵のロボットによって破壊された都市、空を飛ぶ戦闘機、地を這う戦車や歩行兵器が支配する世界。
サラマンダーは怒りを爆発させ、超攻アーマーの武器で敵を焼き尽くす。
金属生命体アルメスとの激しい戦いの末、サラマンダーは敵を撃破するが、故郷の喪失に心を痛める。
彼らは生き残りの仲間と勝利を目指し、機械化惑星への移動手段を探すため施設跡地へと進む。
FIERA 火球のタワー
火球のタワーは、サラマンダーの故郷にある巨大な施設で、彼にしかその正体は分からない。
アルセイデスとレオパルドは、この見慣れない建造物に怪訝な顔をするが、三人は内部へと突入する。
浮遊するアメーバ型生物や掘削兵器が待ち受ける中、彼らは反重力ユニットを使って上層へと進む。
軌道エレベーターの最上階に到達すると、移動砲台「鬼の装甲」が彼らを捉える。
危機的な状況の中、レオパルドが弾をかわし、鬼の装甲が落下してくる。
超攻アーマーは作業用通路に飛び込み、難を逃れる。
リフトに乗り、宇宙戦艦「クルーザー」へと向かう三人。
SPACE SHIP 航宙クルーザー
火球の技術の粋を集めた航宙クルーザーは、建造途中で放棄された幽霊船のような存在だった。
サラマンダーは、かつての敵と共に、今は共通の敵に立ち向かう皮肉を感じながら甲板を歩く。
機械化惑星の侵攻によって皮肉にも救われた彼らだが、その侵略行為は許されるものではない。
クルーザーには強力な防衛システムが備えられていたが、サラマンダー達は敵を排除し、クルーザーを起動させる。
しかし、ジェネレーターに寄生する謎の生物「グラビトン」の出現により、状況は一変する。
グラビトンはジェネレーターからエネルギーを吸い上げ、強大な破壊力を発揮する。
サラマンダー達はグラビトンを排除しようとするが、グラビトンは別のユニットに寄生し、さらなる脅威となる。
最終的に、クルーザーは大爆発を起こし、サラマンダー達は辛くも脱出するが、クルーザーは機械化惑星の地へと墜落していく。
SPACE SHIP 航宙クルーザー 落下
航宙クルーザーは制御不能に陥り、落下を始める。
外殻の温度は急上昇し、限界点を突破しようとしている。
大気圏を突破する事には成功するかもしれないが、その後の未来は不透明。
カウンターバーニアが機能せず、フライトユニットを展開しても、惑星表面への激突は避けられない状況。
サラマンダーは緊急時のパラシュートであるダイビング・ユニットを展開し、間一髪で速度を減速させる。
もし1秒でも遅れていたら、超攻アーマーは敵地に激突し、砕け散っていただろう。
三人は着地後、安堵の息を漏らし、惑星表面を見渡す。
NGC-1611 機械化惑星
NGC-1611、機械化惑星は、生命に満ちた星で、木々が緑に輝き、風が季節の香りを運んでいた。
しかし、この星は一般的な人間の住む環境と似ており、本当に敵地なのか疑問が湧く。
突然、木々が動き出し、三人は驚きながらも反応速度でかわす。
全てが敵の擬態である事に気づき、土や木々が攻撃してくる。
サラマンダーはプラズマを放射しながら機体を疾走させ、森から逃れる。
草原の中央には不気味な穴があり、壁面には生物的なモールドがある。
三人は食道のような穴にダイビングし、恐ろしい光景が広がる口の中に落ち着く。
アメーバ状の物体が襲いかかり、壁一面には人の顔が張り付いている。
NGC-1611内部に存在する壁顔「トゥルワ・トゥルア」だ。 顔から強酸が発射されるが、レオパルドの機動力でかわす。
サラマンダーは反撃し、ヘビのような異形を撃ち、壁の顔は攻撃を止める。
サラマンダーは崩れた場所を突破し、惑星の中心部に向かう。
超攻アーマーはデバイスに分離し、最高速で進むのだった。
NGC-1611 機械化惑星 サーディオン
機械化惑星NGC-1611にて、サラマンダー、アルセイデス、レオパルドの三人は、超攻アーマーよりも遥かに速いデバイスで飛行していた。
しかし、彼らを追う胃酸のような濁流が迫り、最悪の事態に陥る。
レオパルドはフォーメーションを変更し、限界を超える速度で逃れようとするが、濁流に飲み込まれてしまう。
サラマンダーとアルセイデスはレオパルドの犠牲によって生じた気流に乗り、横穴へと逃れる。
彼らはレオパルドの冥福を祈りながら、絶望の中を進む。
やがて、巨大な結晶の中心で青白く輝くサーディオンを発見する。
サーディオンは8000年前に作られた究極の兵器であり、サラマンダーとアルセイデスはサーディオンと合体し、白き鉄の巨人として復活する。
二人は新たな力を得て、機械化惑星の脅威に立ち向かう決意を固める。
NGC-1611 機械化惑星 最深部
機械化惑星NGC-1611の最深部で、アルセイデス、サラマンダー、そしてサーディオン・デバイスは、未知の敵と対峙していた。
彼らはサーディオンと一体化し、敵の群れを撃退しながら進んでいく。
しかし、彼らの前には巨大な発光体が現れ、サーディオンのビーム攻撃も効果がなかった。
絶体絶命の状況の中、サラマンダーは8000年前に各惑星に分散して封印されたという秘宝の存在を思い出す。
これらの秘宝を手に入れなければ、サーディオンの真の力は発揮出来ないと考える。
三人は惑星の表面に到達し、海球へと向かう決意を固める。
秘宝
海球の深海に潜む伝説の秘宝を求め、サラマンダー隊はサーディオンと共に海溝を高速で進む。
火球艦隊の支援を受け、予想より早く目的地に到着し、海底洞窟へと潜行する。
洞窟には巨大なタコのような生物がいたが、サラマンダー隊とサーディオンの力で退け、ついに秘宝を発見する。
サーディオンはポッドを取り込み、その力で内部に変化をもたらす。
これにより、サーディオンの真の力が覚醒し、残りの秘宝の獲得と機械化惑星からの脱出が現実のものとなる。
三つの秘宝が揃い、サーディオンの封印が解かれる時、彼らの旅は新たな局面を迎えるのだった。
NGC-1611- 機械化惑星 ガーディアン
機械化惑星NGC-1611に再び降り立ったサーディオンは、かつての戦場で真の力を解放し、微生物の集合体を一掃する。
アルセイデスとサラマンダーと共に、レオパルドの仇であるガーディアンに立ち向かう。
金属で覆われた部屋で、ガーディアンは無数の石を放ち、サーディオンに攻撃を仕掛けるが、サーディオンは全身のエネルギーを集中させて反撃する。
戦いの中で、一つの箱が現れ、ガーディアンはそれを守ろうとする。
箱の中には女性がいる事が判明し、サラマンダーとアルセイデスは衝撃を受ける。
NGC-1611- 機械化惑星 8000年前
死にゆく「ガーディアン」のイメージが、サラマンダーとアルセイデスの脳内に投影される。
かつてこの星は緑豊かな惑星であったが、滅びの時が近づいていた。
それを察知した一人の科学者が、「惑星1つを生物と見立て、惑星規模の生態系を人工的に造り出す」と言う計画を実行に移す。
だが、人の力が自然の力に及ぶ事はない。「惑星の生態化」自体は成功したものの、そこは人の生きる事のできない、単なる化け物――機械化生命体の巣となってしまったのだ。
科学者も程なくして死を迎えるが、彼は死に際にコンピュータに命令を残す……「唯一の生き残りである自分の娘を、全力で守り抜け。あらゆる外敵を駆逐しろ」と。
結局、娘も星の環境に適応出来ず13の若さで命を落とすが、それでもコンピュータは命令を守り続ける。
娘がミイラに成り果てたとしても、ずっと。
その命令が、惑星間戦争をも引き起こしていたのだ……。
真実を知ったサラマンダー達は憤りを露わにするが、嘆く暇は与えられない。
惑星が死に、基地が崩壊を始めたのである。
緊急脱出を試みるが作動せず、全てが光に包まれ、そして――。
エンディング
200年後のNGC-1611は、砂漠の死の星と化していた。
しかし生体反応発見しそちらに向かった調査隊は、一本の樹木を発見する。
そしてその樹木と一体化して眠りにつく、古の守護神サーディオンの姿も……。
歴史は風化し、自然と同化していく。
そして、星の物語は再び始まる。
THE END