悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架
・part43-436~441
- 436 :悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架:2009/01/25(日) 14:34:31 ID:zyDNYYCM0
- 【登場人物】
■来須蒼真
主人公。魔物の魂を支配して自分の力にする能力を持つ。19歳。
■白馬弥那
蒼真の幼馴染。白馬神社のひとり娘。19歳。
■ユリウス・ベルモンド
1999年にドラキュラを完全に滅ぼした。現在は教会とヨーコの手助けをしている。56歳。
■有角幻也
ドラキュラ伯爵の息子アルカード。現在は日本政府の機密機関に所属し、蒼真を監視している。年齢不詳。
■ヨーコ・ヴェルナンデス
教会に所属する魔法使い。魔王復活を求めるカルト教団の動きを探っている。25歳。
■ハマー
元軍人。現在は雑貨屋兼裏の世界の情報屋。35歳。
■セリア・フォルトゥナ
魔王復活を企む暗黒神官。カルト教団「ウィズ ライト」の教祖。26歳。
■ダリオ・ボッシ
魔王候補者。炎を操る能力を持つ。37歳。
■ドミトリー・ブリノフ
魔王候補者。相手の能力をコピーする能力を持つ。37歳。
- 437 :悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架:2009/01/25(日) 14:35:48 ID:zyDNYYCM0
- 2035年、日本で皆既日食が起こった年。悪魔城はその日食の中に出現した。
当時高校生だった来須蒼真は幼なじみの白馬弥那とともに悪魔城に取り込まれてしまう。
そして、蒼真は自身が魔王ドラキュラの生まれ変わりであることを知った。
1年後、蒼真たちは平穏な生活を送っていた。
だが、そんなある日、街中で新興宗教「ウィズライト」の教祖セリア・フォルトゥナからの襲撃を受けてしまう。
丸腰の蒼真は、セリアが召喚した魔物たちに襲われるが、突如として現れた有角幻也の助けにより、なんとか敵を退ける。
弥那にまで危険が及ぶことに危機を感じた蒼真は、単身ドラキュラ城を真似た教団本拠地へと乗り込むのだった。
教団内部を少し進むと、懐かしい顔ぶれと出会った。
ハマー、ヨーコ、そしてユリウスたちである。
ハマーは軍隊を辞め、現在は雑貨屋兼情報屋として活動しているそうだ。
ヨーコによれば、ここの教祖は、魔界の力を呼び込むゲートを作る事ができるというのだ。
その力の影響を受けている魔物は、決して滅びる事が無いという。
その魔物を封じるためには魔方陣を描く必要があるのだ言い、魔方陣を蒼真に手渡した。
先を進むと、セリア、ダリオ、ドミトリーがいた。
セリアは、魔王を望むのではなく、神が完全なる善であるために、完全なる悪の存在が不可欠。
現に、魔界の力は弱くなってきており、確実に魔王を作り出さなくてはならないという。
そういうと3人は姿を消した。
ある部屋に入ると、ドミトリーが魔物を倒していた。
これは力を得るための儀式だという。
彼には他人の能力をコピーする能力を持っているのだ。
「さあ・・邪魔が入らないうちにそろそろ」
そういうと、彼は蒼真に襲い掛かってきた。
彼を打ち倒すと、彼の身体は消えてしまった。
「死んだのか・・?」
そのとき、彼の身体から出た何かが蒼真の身体に入っていった
「魂を支配したのか?いや、力は感じられない・・。なんだったんだ、今のは・・・」
教団を探索中、有角と出くわす。
彼は弥那から託された「手紙とお守り」を蒼真に手渡し、ダリオの行方を追い始めた。
- 438 :悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架:2009/01/25(日) 14:36:11 ID:zyDNYYCM0
- 更に先に進むと、樹木生い茂る小部屋へとたどり着いた。
そこにはもう1人の魔王候補者ダリオがいた。
彼は魔王になり、炎の力を使い破壊の頂点を極めることが目的だった。
「それだけの理由で・・・」
「ごちゃごちゃうるせぇ。燃やし尽くしてやる!」
彼との戦闘中、セリアが間に入ってきた。
「最後の魔王候補が相打ち覚悟じゃ困るの。ここは、引きましょう。まだ、私に策があるわ。
思ったよりやるわね。でも、最上階にたどりつくまで、まだゲームは続いている。安心しない事ね。」
そういうと、セリアはダリオを連れ、姿を消した。
更に奥へと進むと、ユリウスとダリオが戦っていた。
ダリオは、セリアにより炎の悪魔と融合され、強力な力を得ていた。
ユリウスの力も、パワーアップしたダリオには適わなかった。
ダリオは蒼真に最上階で決着をつけようといい、去っていった。
「気をつけろ・・・奴の炎の力は絶大だ」
⇒バッドエンド1(ダリオを倒す)
ダリオを倒すと、彼は自爆した。
そこに有角が姿を現す。
彼にセリア捜索を任せていたが、どうやら見失ってしまったようだ・・
もうここにいても意味は無い。
「そういえば、ドミトリーを倒したとき、俺の中に何かが入ったんだ」
「・・。調べる必要があるな。」
「俺に何か起きてるのか?」
「それはわからん。調べてみれば分かる。さあ、いくぞ」
- 439 :悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架:2009/01/25(日) 14:36:47 ID:zyDNYYCM0
- ⇒つづき(鏡の中で、ダリオを操る悪魔を倒す)
鏡の中でアグニを倒した蒼真。
ダリオからはもう炎の力は微塵も感じられなかった。
そのとき、セリアがまたしても間に現れた。
「魔王を得る方法はひとつではない。」
「諦めが悪いぞ。もう、魔王候補はいないはずだ」
「そうね。でもまだゲームは終わってない。この城の中央に来なさい」
蒼真に見せたいものがあるという・・
⇒バッドエンド2(弥那のお守りを装備せずに狂乱の花園の中心へ行った場合)
セリアが指定した場所へ行くと、捕らわれの弥那がいた。
「弥那!」
次の瞬間、セリアは弥那の命を奪った!
「弥那ーーーーーっ!!貴様…。貴様、許さん…。」
「さあ、もっと憎みなさい。憎しみが頂点に達するとき、魔王は降臨する」
「いいだろう。弥那の復讐ができるなら、魔王にでも何でもなってやる。
弥那、許してくれ…。お前の願いは、かなえられない…。」
ユリウス「蒼真が、魔王と化したか…。やはり俺が行かねばなるまい。
また、過去の戦いが繰り返されるのか…」
有角「弥那からのお守りなら身につけてくれると思ったが甘かった…。
あれなら蒼真を守れた…。俺も、力を解放せねばなるまいな…。」
⇒つづき(弥那のお守りを装備して狂乱の花園の中心へ行った場合)
蒼真の怒りが爆発しようとするその瞬間、有角が現れる。
「そいつは偽者だ!」
セリアが殺した弥那はドッペルゲンガーだった。
そのとき、蒼真の体から流れ出たものがドッペルゲンガーの中へ入り、人を形作る。
それは倒したはずのドミトリーだった。
「坊やの魂に触れる事で、その能力を直接コピーした。
捨てた体の替わりも手に入ったのはラッキーでした。
坊やと戦ったとき、ドラキュラを受け継ぐものは、魔力を継ぐ者ではないと確信した。
ならば、同じ能力を手に入れる事で、真なる魔王候補者になる事ができる。
そして、それができるのは私だけだ。」
そう言うと、セリアとドミトリーは姿を消した。
有角によると、奴らが向かった場所は、この城に隣接する塔の地下。
そこからこの世にあらざる力があふれている。この城を悪魔城とするための
魔界が召還されているという。
蒼真はその地下へと目指す。
- 440 :悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架:2009/01/25(日) 14:37:47 ID:zyDNYYCM0
- 地下の最深部に着くと、すでに有角がいた。
だが既に遅かったようだ。
「奴は、恐るべき悪魔を支配下においた。その前に召喚自体を止めるはずだった。」
「いけにえの前には貴方の魔力だけではダメだったようですね。」
いけにえとは、セリアのことだった。
「もう用済みだ。消えろ」
そういうと、彼はセリアを殺した。
「彼女は魔王を望んでいた。魔王になる私のために
最後まで役に立てたのだ。本望だろう。さらに、有角君を戦えない状態にしてくれた。」
いけにえを使われた事で、有角の魔力が逆流したというのだ。
「さぁ、舞台はととのった。支配の力対、支配の力。決着をつける…。」
しかし、ドミトリーの様子がおかしい・・・
「そうか。そういうことだったのか」と有角。
「支配の力は、簡単に扱える代物ではないという事だ。
奴はお前とは違う。奴の魂では、力に耐えられない。」
「私が、私が魔王を受けつぐものなのだー!こんな力ごときにぃぃ!
ぬおおおおおおーっ!」
見る見るうちに、ドミトリーの姿は異形の化け物へと変化していった。
「これは、奴に支配されていた悪魔の集合体か?
このままにするには危険すぎる…。やってやる!」
- 441 :悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架:2009/01/25(日) 14:38:16 ID:zyDNYYCM0
- メナスを倒すと同時に、解き放たれた無数の魂が蒼真の中に流れ込んでくる。
「やめろー!!」
蒼真の中に入った魂が四散する。
「ここはもうもたない!逃げるぞ」
「終わったな。もうここには用はない。行くぞ。」
「…。」
「どうした蒼真。」
「教えてくれ。魔王って何なんだ。」
「セリアが言っていた事はあながち嘘ではない。
神と両極に存在するものだ。」
「それなら、必ず魔王は必要って事になる。俺が魔王になる事をこばんだばっかりに!」
「意味を履き違えるな!確かに魔王は必要かもしれん。だが、お前が魔王になる理由はどこにもない。」
「だけど、俺がいなければこんな事には!」
「お前は、神でも悪魔でもない。人間だ。何でも完璧にこなせると思うな。それとも、お前は魔王に
なりたいのか?」
「…。なりたくない。」
「それなら、その意志をつらぬけ。見ろ。お前を待っている人たちがいる。みんなを悲しませるな。」
「みんな…。」
ユリウス「約束は果たしたようだな。」
ヨーコ「お帰り、蒼真君。」
ハマー「終わったみてぇだな。いい顔してるぜ。」
「弥那!何でここに。」
「何で?じゃないわよ。ほんとに心配ばかりかけるんだから…。」
「あっ、弥那、悪かった。泣かないでくれ。」
「なんてね。おかえりなさい蒼真君。」
ユリウス「蒼真。お前、尻にしかれるな。」
ヨーコ「そうね。間違いないわ。」
ハマー「俺は、ヨーコさんの尻に…。」
「な、何言ってんだよ。俺たちはそんな!」
「そ、そうよ!」
ユリウス「照れるな。2人とも。」
有角「世界が魔王を欲しているなら、それはいずれ現れる。
蒼真、お前がならずともな…。」
~The End~