チェンジ・ザ・ワールド☆
それが、始まり
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それが、始まり
「あっつーーーーーいっ!!!」
夏の日差し、セミ達の騒ぐテニスコートの中、菊丸英二が大声で太陽を睨みつけた。
「もうヤダ~、俺ちょっと休憩行って来るっ」
「あ、おいっ、英二!」
くるりと踵を返してテニスコートを出て行く菊丸に、大石が困ったようにため息を吐いた。
この暑さだ、部員全員もへばっているし、ここらで休憩をいれるのもいいかと考え、チラリと部長である手塚を見る。
涼しい顔をして腕組みをしていた手塚は大石の視線に気付いてうなづいた。
「よし、10分間休憩にする!」
部員達の歓喜の声が上がるのを背後に聞きながら、菊丸はさっさと校舎の日陰へと移動した。
角を曲がって、休憩するのに良さそうな木陰を探す。
校舎の裏手であるその場所は壁にそって木が植えられていて、芝生になっている。
ふと木の下に目をやる。
そこには一人の少女が座っていて、美味しそうにオレンジジュースを飲んでいた。
何故オレンジジュースと分かったかというと、その少女が飲んでいたのが缶ではなく瓶だったから。
ゴクリ……
あまりにも美味しそうにその少女がジュースを飲んでいるので、菊丸は無意識のうちに少女に近づいた。
少女は菊丸に背中を向けるような格好で座っていたので、菊丸の存在には気付いていないようだった。
ゴクッ、ゴクッ
景気よくジュースが少女の喉へと流れて行く。
「はあっ」
少女が半分ほど飲んで瓶から口を離すと、菊丸が声を掛けた。
「ねえねえ、それ頂戴?」
「えっ!?」
驚いた少女が菊丸を仰ぎ見る。
「え? あ、菊丸君……? わっ!?」
突然菊丸は少女の手からジュースの瓶を奪い取ると、一気に飲み干した。
少女はア然とそれを見ている。
「ーーーーぷはあっ! 美味しいっ!」
全開の笑顔でそう言うと、菊丸ははっと気付いた。
「わあっ、ごめんっ! 全部飲むつもりじゃなかったのにっ!」
すっかり空になった瓶と少女を交互に見て、菊丸は申し訳なさそうに何度も頭を下げた。
しばらく呆然としていた少女だったが、菊丸の慌てた様子にクスリと笑った。
「ふふっ、いいよ別に。また買えばいいし」
「本当にごめんっ。君が飲んでるの見てたらすんごい美味しそうでさ~。気付いたら……今度お詫びにジュース奢るから」
「気にしなくていいよ。じゃあ、練習頑張ってね」
そう言って少女は立ち上がると菊丸から空の瓶を受け取り走り去った。
「あ、名前……」
少女が去ってから名前を聞いておけば良かったと少し後悔する。
バレー部のウェアを着ていたし、菊丸の名前も知っていたから恐らく同級生だろう。
しかしーーー
「あんなに可愛い子、いたっけ?」
まだ口の中一杯に残るオレンジの甘い余韻に、菊丸は小さく笑った。
それが、恋の始まり。
END
※あとがき※
短い~~~!
どうも、お読みくださりありがとうございました。
菊丸…やっと書けました(笑)
菊丸って元気一杯!って感じですよね。
でもアニメの途中からキャラとか声が全然違う(ふふ…)
菊丸とH×Hのヒソカが同じ声優さんだと知った時はびっくりしました。プロってすごいですねえ。
今回のお題は「空の瓶」だったんですが、最近本当に見かけなくなりましたよね、瓶のジュース。
あれこそエコだと思うんですけどねえ。洗って殺菌してジュース入れ直す。
う~ん、エ・コ・ロ・ジー☆
それでは、また!
どうも、お読みくださりありがとうございました。
菊丸…やっと書けました(笑)
菊丸って元気一杯!って感じですよね。
でもアニメの途中からキャラとか声が全然違う(ふふ…)
菊丸とH×Hのヒソカが同じ声優さんだと知った時はびっくりしました。プロってすごいですねえ。
今回のお題は「空の瓶」だったんですが、最近本当に見かけなくなりましたよね、瓶のジュース。
あれこそエコだと思うんですけどねえ。洗って殺菌してジュース入れ直す。
う~ん、エ・コ・ロ・ジー☆
それでは、また!
お帰りの際は、窓を閉じてくださいv
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