学生バトルロワイアル

セレスティア・ルーデンベルクの激情

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匿名ユーザー

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「まったく訳がわかりませんわ」

 そう言って彼女はため息をつき、この状況に困惑していた。
突然現れた凶育委員長と名乗る女とモノクマによる新しい殺し合い。
モノクマに似た声を持つ謎の青い狸の様なロボットの処刑映像。
他にも色々と疑問点が残るが、彼女が困惑している一番の理由が他にもあった。

”何故、自分は生きているのか?”

彼女は思い返す。自分が見た最後の光景を。
周りは火の海。さらには自分は縛られて身動きができない状態。
 自分は火あぶりの刑で処刑される。そう思ったが、その考えは間違いだとすぐに気づかされる。
突然鳴り響くサイレンに何かが走り出す音。
音は徐々にこちらに近付き、そして火の海の中から何かが飛び込んできた。

それは消防車だった。

飛び込んできた消防車は、そのまま自分の方に向かって行き、そして消防車と衝突し自分は死んだ。
…そのはずだったが、何故か自分は生きていて、さらには二度目の殺し合い学園生活に巻き込まていた。

「本当に訳がわかりませんわ」

彼女はそう呟き、再びため息をついた。

 彼女の名は、セレスティア・ルーデンベルク。
自分の夢を叶えるために、前回の殺し合いに乗り、そして破れて黒幕に処刑された、超高校のギャンブラー。


● ● ●


「さて、これからどうしましょうか?」

ようやく落ち着きを取り戻したセレスは、これからの事を考える。

自分はこの殺し合いでどう動くべきなのか?

前の時と同じく殺し合いに乗ろうかと思ったが、すぐに諦めた。
何故ならば、前回の殺し合いと今回の殺し合いとでは、訳が違うからだ。
前回の殺し合いは、殺人を犯した後に開かれる学級裁判に、自分が犯人だと隠し通せば卒業できるルールだった。
しかし今回の殺し合いは、学級裁判も殺人の制限もない、ただ単に自分以外の人間を殺せばいい単純明快なルールだった。
体力も運動能力も人並み以下であるセレスにとって、今回の殺し合いは余りにも分が悪すぎた。

(それにこの殺し合いには、多分他の方々も来ていますわね)

 死んだはずの自分が殺し合いに参加しているのだ。他の連中が来ても何もおかしくはない。
 いや、もしかしたら自分と同じで、前回の殺し合いで死んだ人達が参加しているのかもしれない。
 それならまだいいが、前者の場合だったら最悪だ。
 ほかの参加者に自分が殺し合いに乗った事を知られてしまうから。
 そうなったら殺し合いに乗るどころか、対主催すら不可能となる。

「まずは、情報収集が先決ですわね」

そういいふと気付く、自分のデイパックの存在を。
 それに気付いたセレスは急いで中身を調べる。
 よくよく考えて見ればまず先にデイパックの中身を調べるのが一番の先決だ。

(迂闊でしたわ、こんな初歩的なミスを!)
 自分の初歩的ミスに苛立つセレス。デイパックの中を探ると、

”ぽよん”

何か柔らかいものをさわり、出して見ればそれは…。

「な、これは」

ただのおっぱい枕だった。

「ふざけるなぁ~~~!!ビチグソがぁ~~!!」

”ブゥン”

ぶちギレたセレスはおっぱい枕を掴み力いっぱい投げつけた。

「一体これに何の意味があるんだぁ!!私に対する嫌がらせかぁ~~!嗚呼ぁ~~!!」

青空に向かい中指を立ててぶちギレるが返事は返ってくる事はなく、ただ虚しさだけが残った。



【1日目/朝】
【G-1/茂み】
【セレスティア・ルーデンベルク@ダンガンロンパ~希望の高校生と絶望の学園~】
【階級】星なし
【状態】ぶちギレ
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~2
【思考・状況】
基本:まずは情報収集
1.ビチグソがぁ~~!!
【備考】
※おっぱい枕はどっかに落ちました。


【おっぱい枕@みつどもえ】
ふたばの愛用枕

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