最終日目 『天上天下唯我独尊 Only I』

+ ...
earth to earth
ashes to ashes
...dust to dust

土は土に
灰は灰に
・・・塵は塵に


セア『・・・・・・』
セア『・・・・・・Dr.さん』
セア『貴方の仕掛けた』
セア『ゲームはこれで終わりました』
セア『故に、私は』
セア『心剣エスターテセアソードの名のもとに誓い』
セア『全ての解答を』
セア『約束されし、全ての解を』
セア『ここにて、解き放ちます』


~最終日目 『天上天下唯我独尊 Only I』~


セア『・・・・・・』
セア『こうして会うのは、初めてですね』
セア『・・・人狼。』
セア『暁が、お世話になったようです』
零「ん、ああ。まだ生き残りがいたのか?」
零「駄目だなぁ、うん」
零「好き嫌いと喰い残しはしない主義だったんだが」
セア『・・・生き残りではありません』
セア『このゲームの、観測者です』
セア『それより、人狼』
セア『いつまで、ヒトと言う名の殻に籠もる気ですか』
零「・・・このヒトの殻、存外便利なわけなんだがな」
零「まぁいっかぁ・・・ひゃはっ★」
人狼「楽しくて楽しくてたまらにゃいゲェェームも楽しんで楽しんだしっ♪」
人狼「美味しくて美味しくてデリィィジャスなディィナァァも楽しんだしねっ♪」
セア『他の人狼は、どこに?』
人狼「ひゃはっ★ ボクの中に中にぃ合体ィィィしちゃってちゃってるんだ★」
人狼「人狼はねぇぇぇ、カルテェェェットにしてソロなんだよっ♪」
人狼「ワァァァンにしてっ♪ フォォォォォなのがボクであってあってボクたち人狼だひゃっ★」
セア『・・・つまり、もう四匹いた人狼は一匹に戻ったという』
人狼「ビィィンゴォっ♪ そうなのそうなのさひゃはっ★」
セア『では、人狼が誰なのか・・・答え合わせを、始めます』
「・・・ちょっと待ってくれないかな、心の剣」
人狼「ひゃははっ★ きちゃったきちゃったねキョーォォォジンっ♪」
セア『・・・改めて挨拶します。はじめまして、狂人さん』
セア『・・・・・・いえ、川原、結城』
結城「・・・こちらこそ。」
結城「で、答え合わせということは・・・このゲームの謎、わかったのかい?」
セア『はい。・・・心剣ですから、人の心はよく分かります』
結城「これは怖いバランスブレイカーもあったものだね」
人狼「バラァァァンスゥゥゥブレィグァーっ★」
セア『・・・・・・恐らく、この謎は誰が推理しても同じ結論に達するはずです』
セア『霊媒師が、・・・誰なのか分からない』
結城「・・・くくく、よくもまぁ俺たちの張った罠にみんながっつりかかるとはね」
結城「それとも説明できるのかな、心剣エスターテセアソード?」
セア『説明は、至極簡単です』
セア『この推理の根源には、「前提条件」があります』
セア『人狼と狂人・・・貴方達は、この前提条件を狂わせたのです』
結城「じゃあ、その前提条件って、何かな?」
人狼「わっかるかなぁ~★ ファァァイナルゥゥアンサーっっ♪」
セア『・・・・・・「ピアは人間」、この一点』
セア『ここが、貴方達の狂わせた「前提条件」です』
セア『「ピアは人狼」と考えれば・・・全ては、問題なく推理できます』
結城「でも、ピアは人狼に喰われたんだろ? だったら・・・」
セア『・・・ミスディレクション、「思い込み」。』
セア『誰も、「共食い」が不可能とは、言っていません』
人狼「すごいすごいっ♪ バレェェェちゃったよっひゃはっ★」
結城「・・・・・・あとは、推理しなくても解けるかな」
セア『はい。このゲームはひどく稚拙。謎らしい謎は、この共食いしかありません』
セア『何より・・・一人も人狼を処刑できなかったゲームなんて、救いがありません』
人狼「滑稽滑稽マジカルゥゥゥゥザレンダァァァっ♪」
セア『・・・では、ここで別れを告げます』
結城「アフターストーリーとか、興味は無いのかな?」
セア『私の役割は、観測者ですから』
人狼「グゥゥゥゥッドバァァァァイ、ハァァァァトソォォォォォドっ♪」
結城「・・・・・・」
結城「さて、人狼の力で―――」
結城「何を、するかな―――」

~ 最終日目 Fin ~

キャスト
人間
Dr.
ポセイドン
アレス
ウェヌス
レイムス・デメテル・ティターン
ハルチェ
ミーロ・ロレンス
東風和
ライ
園田香
村松美貴
桜井大地
小雪
ハゼルラ
ナイーガ
占い師

霊媒師
安土小太郎
共有者
ルシフェル
黒葉暁
狩人
ウルカヌス
妖狐
南風原春
狂人
川原結城
人狼
ミオ・ヘスティア・ティターン
狩月零
セピア・ネープルス
ピア

~ おまけ ~
一同「カンパーイ!」
Dr.「みんなお疲れさまだったよ! ゆっくり休むがいいさ!」
水華流「私、結局一度も出てなかったんですけどねー」
結火「そこの数回しか喋れてない戦争マニアよりはマシだろうな」
アレス「解せぬ故!」
ピア「それにしても、アドリブ劇だったくせにかなり盛り上がったな」
大地「ウルカヌスとかが活躍しなかったせいで人間の負けだったけどなー」
ウルカヌス「う・・・カスいな!」
暁「他には、人狼や妖狐を庇った人もいるし・・・ねぇ?」
ナイーガ、和、ライ「・・・・・・」
和「るせぇ!無能とか言うなし!」
春「和、どこに向かって言ってんの?」
レイムス「メタいですぅ」
小太郎「で、ウルカヌス・・・結局誰を守ってたんだ?」
ウルカヌス「一日目ウェヌス、二日目ルシフェル」
香「・・・ウルカヌスさん、無能組に入ったらどうですか?」
ウルカヌス「何でだよ! カスいな!」
ポセイドン「狩人の次は、占い師であるな」
小雪「・・・紅。」
紅「あら。 ・・・一日目零。二日目ピア。」
美貴「いきなりビンゴ!?」
紅「そこで怖くなって、三日目小雪、四日目ハゼルラ、五日目暁と調べていったわ」
紅「こんなにすぐ当たるのだから、身近な人から順番に調べていった方がいいと思ったの」
紅「・・・今になって思えば、目立ちに目立っていた春ちゃんを調べるべきだったわね」
ナイーガ「まぁ、仕方ない」
ルシフェル「いきなり二連続ヒットすれば慎重になるのも致し方ないだろう」
ライ「ところで、共有者は真っ先に名乗り出た方がいいのでは?」
暁「あー、うん。私は「早くバラした方がいい!」と言ったんだけど、ルシフェルが切り札になるからって・・・」
ルシフェル「悪いか! 茶番だな!」
和「ルシフェルこっちに来いよ~」
ルシフェル「何だ!? 気持ち悪い! どこに行くというんだ!?」
和「無能組」
春「無能を認めた!?」
和「違う、俺は無能じゃない!」
春「えーと和、病院いく?」
和「俺は無能に見せかけて、本当はバリバリなわけだ!」
和「つまり・・・能ある鷹は爪を隠す!」
ハゼルラ「おまえはなにをいっているんだ」
和「有能なる鷹! 無能レッド!」
ライ「・・・むかんじょうないかずち、無能イエローです」
ナイーガ「・・・・・・無表情な闇、無能ブラック」
水華流「うわぁ・・・やらされている感満々ですね」
和「というわけでルシフェル! お前には「無駄な茶番、無能ホワイト」だ!」
ルシフェル「断る! 茶番に付き合ってられるか!」
ミオ「・・・・・・和さんってあんなにはっちゃけた方だったんですね」
春「うん、腐れ縁だったけどもう限界かなって一瞬考えちゃったよ」
紅「じゃあ、そろそろお開きにしようかしら?」
ハゼルラ「」おう、こんなに喋ったのって久々だしな
セピア「ハゼルラさん、セリフが鉤括弧に入ってません」
ハゼルラ「るせぇ! というか鉤括弧とか何のことだ!」
レイムス「メタいですぅー」
和「じゃあな! また同じような機会があったら見てくれよ!」
和「有能なる鷹、無能レッドとの約束だぞ!」
春「・・・和、ちょっといい?」
和「おう何だ! 無能レッドにできることなら何でもやるぜ!」
春「・・・しばらく私たち、顔を合わせない方がいいと思う。その方がお互いにとってもいいと思う」
和「え? ・・・え? えっ?」
ライ「・・・ご愁傷様です」
~ おまけ Fin ~

Thanks you for seeing!
最終更新:2010年10月17日 22:57