宇宙大帝ゴッドシグマ

放映日時
1980年(昭和55年)3月19日~1981年(昭和56年)3月25日
全50話


ストーリー

西暦2050年、突如として250年後の未来から現れたエルダー星人により地球は襲撃された。
エルダー軍の攻撃によって木星の衛星イオは制圧され、地球人類にも魔の手が伸びつつあった。
地球を危機から救うため、そして奪われたイオを取り戻すために、
トリニティ・エネルギーで作働する地球の切り札、スーパーロボット・ゴッドシグマが立ち向かう。
そして戦いの中、地球とエルダー星の意外な関係が明らかとなっていく…。

がんばれ、宇宙大帝ゴッドシグマ!


主要人物

  • 壇 闘志也
物語の主人公。衛星イオ出身。
トリニティシティがエルダー軍の攻撃を受けた際、
なし崩し的にゴッドシグマの上半身となるロボット「空雷王」に乗り込み、
そのままパイロットとなる。またゴッドシグマに合体した際にはメインパイロットを務める。
当初は地球を侵略しようとするエルダー星人に対する怒りと憎しみで戦いに参加していたが、
テラルとの邂逅により宇宙全土の平和の為に戦うことを決意する。


  • ジュリィ野口
ゴッドシグマの右脚となるロボット「海鳴王」のパイロット。
またメカニックの腕も一流であり、トリニティシティの主任技師を兼任する。
その科学に対する知識の深さから風見博士の助手を務めており、彼との付き合いは長い。
家族をイオに残しており、地球で共に暮らすための金を貯める事に執着している。


  • 吉良 健作
通称「キラケン」と呼ばれる、ゴッドシグマの左脚となるロボット「陸震王」のパイロット。
彼もまたイオの出身で、闘志也の親友でもある。
エルダー軍の攻撃を受け、目の前で家族を失った後、トリニティシティに辿り着く。
面倒見が良く子供達に好かれる性格のようである。当初はロボットの操縦が苦手であった。


  • 風見博士
トリニティシティの司令官であり、
トリニティエネルギーを生み出し、ゴッドシグマを開発した科学者。
当初は平和を望む人物として指揮をとっていたが、
不器用に接することしかできなかった最愛の息子を戦いで失い、
平和よりも個人の私腹を肥やす事を優先とするスポンサーに頭を悩ませ、
戦いを激化させた責任を一般市民から追求され、国連軍からも見放され、
合理的な作戦を人道的な立場から闘志也たちに反対されるなどして、仲間との対立を徐々に深めていく。
トリニティ基地が絶体絶命のピンチとなる中、ついに反逆。
エルダー軍のタイプワープ技術を欲し、科学者としての狂気が爆発したという形での裏切りであった。
二心が無い事を証明する為、エルダー軍を率いてトリニティ基地を襲撃、白兵戦を仕掛けるものの、
戦いの中でエルダー兵が放った流れ弾に当たり死亡する。
裏切りはしたものの、理恵たちは「悪夢のよう」「あの優しかった風見博士がなぜ」
「孤児だった私を育ててくれたのは博士なのよ…」と涙を流し、
闘志也たちも博士の心変わりとその死を悲しむのであった。


  • 春日理恵
風見博士の秘書であり、戦闘指揮をも務める女性。
闘志也に想いを寄せるヒロインでもあり、彼を巡ってミナコとはライバル関係。
自分を育ててくれた風見博士を本当の親の様に慕っている。
博士と仲間達との対立が深まる中、博士より全指令権を譲り受け、以降は司令官的立場となる。
徐々に心変わりしていく博士を必死に説得し続け和解を望んだが、その気持ちが博士に伝わることは無かった。


  • 春日翔太
まだ幼い年齢の理恵の弟で、闘志也たちと行動を共にする。
良かれと思ってとった行動が騒ぎを引き起こしてしまうトラブルメーカーでもある。
キラケンに懐いており、よく一緒にいる。


  • サチ
関西弁とそばかすがチャーミングな幼い少女。翔太と仲が良い。
1話限りのゲストキャラクターであったはずが、スタッフに人気があった為にレギュラーとなった模様。


  • ミナコ・マルチーノ
マルチーノの一人娘。闘志也に一目惚れし、恋敵として理恵と争う。
わがままで情熱的な行動派。翔太、サチと一緒にいる事が多い。


  • マルチーノ
トリニティシティのスポンサーだが、守銭奴で地球の平和には興味が無い。
ゴッドシグマを売り払おうとするなど、行動は非常識かつ独善的。
ただし娘であるミナコのお願いには弱い。



  • テラル総司令
祖国を愛するエルダー軍の優秀な指揮官。統率力に優れ兵達にも絶対的に信頼され慕われている。
実は本来のテラルは250年後の未来世界でのエルダー星と地球との戦いで死亡しており、
現在のテラルは彼の恋人であったリラの精神がテラルの肉体と融合したものである。
つまり体は男性、心は女性ということになる。外見は美しい麗人である上、その心は慈愛で満ち溢れており、
自国の兵や子供たちに優しく接し、身を盾にして仲間を庇う地球人には尊敬の念を表した。
のちに派遣されてきたガガーンの手により、その立場を追われ、ついには失脚させられる。
部下の助けで命からがら地球に逃げ延びたテラルは闘志也たちと和解。
エルダー星と地球、双方の平和のために共に戦うこととなる。
トリニティシティの面々とは強い絆で結ばれていくが、最終決戦においてその身にガガーンの銃撃を受け倒れる。
死の間際にエルダー星の平和を闘志也に託し、その意志は彼に引き継がれることとなる。


  • リーツ司令
テラルの副官として軍の指揮を執る武人。ジーラとは当初ウマが合わず何かに付けて対立していた。
テラルに忠誠を誓い右腕として活躍するが、ガガーン反逆の際、義憤に駆られ一太刀浴びせようとしたところを
狙い撃ちにされその命を散らす。全身に銃弾を浴びながらもなおも立ち向かおうとする見事な最期だった。


  • ジーラ
テラルの副官としてコスモザウルスの開発を行う科学者。自ら指揮を執ることもある。
ガガーンの反逆の際にガガーンに取り入るが、それはテラルを守るための芝居であった。
テラルを仮死状態にし、地球へと脱出させるが、自身は追手により射殺されてしまう。



  • ガガーン
物語の中盤で本国より派遣された軍人。しかしその狙いは軍の実権を掌握することであり、
テラルを失脚させることでその力を我が物とする。獰猛なロッドバードという鳥をペットとして連れている。
悪の象徴として描かれ、部下であろうとも役に立たないものは切り捨てるその様はテラルとは対照的。
最終決戦において闘志也と対峙した際、怒りに燃える闘志也に銃弾を眉間に叩き込まれ、最期を迎える。
主人公が自らの手で大ボスの命を奪うという、ロボットアニメとしては非常に珍しいシーンであった。


  • ダルトン
ガガーンの副官である戦闘指揮官。メサと共にガガーンに仕える。


  • メサ
ガガーン配下の科学長官。コスモザウルスをパワーアップさせる特殊メッキコーティングを開発した。


主要ロボット

  • ゴッドシグマ
空雷王、海鳴王、陸震王の3体のロボットが「シグマフォーメーション」の合図で合体し、
「トリニティ・チャージ」の掛け声でビッグウイング(背部の翼と両腕となる)を呼び寄せることで、
ゴッドシグマとなる。身長66.0mだが、初期設定では265mとなっており、本作でどちらが採用されるのかは不明。
仮に後者の設定が選ばれた場合、ダイターン3の身長120.0mを大きく超える巨大ロボとなる。
必殺技はウイングに収納されている無双剣による「無双剣・唐竹割り」「十文字斬り」「水平斬り」など。
また、合体前のロボットのユニットデータが登場するかは不明。


  • コスモザウルス
エルダー軍が送り込む金属生命体。
中盤、メサの手により特殊メッキ加工が施されパワーアップするものの、
風見博士が開発した「シグマ・ブレスト」によって無効化された。


補足

この物語は未来からエルダー星人が侵攻してくるものの、
その理由は250年後の未来ではトリニティエネルギーを使う地球人がエルダー星を侵略しているからである。
トリニティエネルギーを奪い歴史を変えることがエルダー軍の目的であり、敵にも大義がある事が示される。
最終局面でテラルにエルダー星の平和を託された闘志也は、
「もし250年後の未来で本当に地球が侵略をしているのなら、エルダー星の平和のために地球と戦う」と
宇宙全土の平和のために戦うことを誓い、
戦いの後、エルダー星のタイプワープ技術で闘志也が未来に旅立つところでこの物語は終了している。

スパロボでは、後期設定の66mで登場する(うますぎWAVEより)


過去参戦作品

スパロボ初参戦
※スパロボ以外ではシャッフルファイト(FC)に参戦しており、ゲームへの出演はそれから実に16年ぶり。
最終更新:2008年09月28日 23:49
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