創聖のアクエリオン

放映日時 
2005年4月~2005年10月 

ストーリー

創聖紀0011年の地球――人類は、その人口の2/3を失っていた。
11年前の大異変が原因である。
南極の氷が融解し、1万2千年前に滅びたはずのアトランディアが出現、翼を持つ「堕天翅族」が蘇った。彼らは高度な科学で作り上げた生物機械兵器「神話獣」を次々と人類の都市に送り込み、人間を捕獲していった。生体エネルギー「プラーナ」を摂取するためである。

一方、人類は反撃を期して、海底遺跡から3機のハイブリッド戦闘機「ベクターマシン」を発掘していた。1万2千年前、堕天翅族を滅亡へ追い込んだとされる伝説の兵器である。「ベクターマシン」が合体することにより、"機械天使アクエリオン"が姿を現す。

アクエリオンを動かすには、マシンの機械生命と感応、共鳴できる"エレメント"と呼ばれる人間が必要だ。それには特に鋭敏な互換や純真な魂が要求されるため、10代半ばの少年少女たちがパイロットとして集められた。

そして、遂に"機械天使アクエリオン"の合体するときが来た……。

主要人物

アポロ

11年前の大異変の時に孤児となり、ストリートチルドレンとして仲間達と共に盗みなどをして暮らしていた。その育ちゆえに非常に逞しく、劇中ではネズミさえ「うめえ♪」と踊り食いをして見せた。
しかし神話獣の襲撃によって仲間を失い、ディーバによって保護された後は、アクエリオンのエレメントとして戦いに参加する。
アトランディア最強の守護天使アポロニアスの生まれ変わり「太陽の翼」であると噂されているが、本人は過去生を全く覚えていない。
13歳。

シルヴィア・ド・アリシア

旧アリシア王国の元王女であり、念力能力を持つ怪力娘。1万2千年前の戦いでアポロニアスと恋に落ちた人類の女戦士セリアンの記憶を持っており、兄のシリウスを太陽の翼だと信じて疑わない重度のブラコン。14歳。

シリウス・ド・アリシア 頭翅

シルヴィアの兄で、旧アリシア王国の王子として英才教育を受ける。剣術と聴覚に優れ、時には詩を口ずさむ。
美しいものをこよなく愛し、戦いの立ち振る舞いの美しさを麗花に見出し、好意を寄せる(その割には「罠避け」呼ばわりしたりするが…)。
シルヴィアと違い過去生の記憶がなく、太陽の翼の生まれ変わりと半ば確実視されているアポロに対して嫉妬している。
16歳。

紅 麗花

座学・戦闘力共に優れる優等生エレメントだが、アクエリオン最初の実戦で同僚のグレンが重傷を負うなど、何故か彼女の身には多くの不幸が降りかかる。恐らく全編に渡って一番アクエリオンを酷使したエレメントでもある。
口癖は「不幸だわ…」。15歳。

ピエール・ヴィエラ

17歳にしてブラジルの人気クラブに所属するプロサッカー選手だったが、試合中に自分を除くスタジアムの全員が神話獣に「収穫」されてしまうという過去を持つ。ノリの軽い軟派者だが、炎を操るエレメント能力を持ち、スポーツ万能。17歳。

つぐみ・ローゼンマイヤー

北ゲルマン防衛特区からやってきた新エレメント。エレメント能力は「心拍数が上昇すると近くの物体を爆破する」という非常に変わったものだったが、これを応用して1度はチームの危機を救い、さらには最終決戦への扉を開くなど、意外な活躍を見せる。

ジュン・リー

眼鏡をかけた新人エレメント。頭が良く、ハッカーとしての実力もかなり高い他、
メカにも精通しており、片想い相手のつぐみとよく機械を弄っている。
エレメント能力は「念写」。見えない物などをスクリーンに映し出す事ができる。

リーナ・ルーン

ディーバに所属する予言者。能力が高く、様々なものをオーラ等視覚的に別なものに捕らえて見る事ができたり、人間以外の生物と接触を取る事できる。
しかし、行動に謎が多いため周りのエレメントからは浮いた存在になっていた。
また、他人の血を吸う事で堕天使でもないに関わらずプラーナを吸収できる。
後にアクエリオンに乗った際には、必殺技や能力で仲間を勝利に導く。

不動GEN

地球再生機構「ディーバ」アクエリオン運用部隊の司令官。
神速の魔術師と呼ばれており、意味不明の行動を取る事が多い。
アクエリオンについて詳しいようだが、その理由は・・・?

ソフィア・ブラン

サイコセラピストを担当する女性。自分でもよく判らずに不動GENの行動に付き合わされる事が多いが、そのため彼の秘密に最も近づく人物となる。

ジャン・ジェローム・ジョルジュ

ディーバの副司令官。理屈家ではあるがそれだけの頭脳はあり、
GENが居ない間の指揮は彼に任せられる。

主要ロボット

※アクエリオンは「ベクターマシン」と呼ばれる発掘された戦闘機、「ベクターソル」「ベクターマーズ」「ベクタールナ」各機の組み合わせで以下の三形態に組換え合体する。

ソーラーアクエリオン

上半身をソル、下半身をマーズ、バックパックをルナで構成したアクエリオン。搭乗したエレメント能力の増幅力が高く、エレメントの肉体的能力を大きく引き出す。また、物理的な攻撃に対する防御力が他の形態より高い。重心位置は三形態中最も低く、安定しているらしい。有名な「無限拳」を繰り出すのもこの形態である。
劇中ではアポロはベクターソルに搭乗する事が多く、ソルがヘッドとなるこの形態もアポロがメインを務める事が多かった。

アクエリオンマーズ

上半身をマーズ、下半身をルナ、バックパックをソルで構成したアクエリオン。スピードは三形態最速を誇り、剣などを用いた近接戦闘を得意とする。また、三形態の中ではエネルギー攻撃に対する防御力に優れる。
一部で有名な「嫉妬変性剣」には「ゼーロテュピアー・グラディウス」というカッコいい読みがあるのだが、漢字表記の方が強烈過ぎたためか誰もそっちを使うことは無い。
主な搭乗者はシリウス、ピエールなど。

アクエリオンルナ

上半身をルナ、下半身をソル、バックパックをマーズで構成したアクエリオン。三形態の中では唯一飛び道具を使う形態で(本来はソーラーやマーズにもベクターマシン由来の兵器が装備されているが)、光波手裏剣やルナティックアーチェリーなど古雅な武器がモチーフになっている。三形態の中では魔術的な攻撃に対する防御力が高い。
主な搭乗者はシルヴィア、麗花など。

強攻型アクエリオン

ベクターアルファ、ベクターオメガ、ベクターデルタ(ポジション的にはそれぞれソル、マーズ、ルナに該当)の三機のベクターマシンが合体して完成する、人類側の開発した戦闘用アクエリオン。こちらに対比して元祖のアクエリオンを「神話型」と呼ぶ意見もある。
それぞれディーバのアクエリオンと同様の合体システムを備えており、インパクト砲を備えた大火力のアクエリオンアルファ、機関砲二門で高速戦闘を行うアクエリオンオメガ、ミサイルを大量に搭載した偵察・霊子戦能力の高いアクエリオンデルタの三形態に合体できる。
他にもインパクト砲を最大出力で発射する時に姿勢を安定させるために変形する六脚型の「アーマゲドン形態」、ガウォークそっくりの(設定サイズは大違いだが)「アサルトウォーカー形態」など、ギミックだけならディーバのアクエリオンより多い。
なお、二つのアクエリオンはどちらも超合金シリーズで発売されている。

余談

発掘されたものであったりワンオフの存在であったりと、立ち位置としては古典的なスーパーロボット、アクエリオン。だが、ルナ形態で両腕を肩口から切断されてもバックパックに残ったソーラーの腕を前に回して戦い、細菌型神話獣モンジに全身を侵食されて骨だけになってもなお復活するなど、アクエリオンは防御力や耐久力とは別の意味でタフな活躍を見せる。
謎に満ちたその正体は…

補足

IMEに登録されていない単語なので間違えて表記されてしまう事が多いが、タイトルは「創世」ではなく「創『聖』」である。

シリウスはガンダムXの主人公ガロードに説教するらしい?(うますぎWAVEより)

過去参戦作品

シリーズ初参戦
最終更新:2008年09月28日 23:49
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