宇宙戦士バルディオス

放映日時
1980年6月30日~1981年1月25日

ストーリー

放射能汚染により人の住めぬ星となっていたS-1星では、
移住の為に他星侵攻を主張する軍人・ガットラーが皇帝を暗殺し実権を掌握。
汚染浄化を唱えていた科学者である父を殺された上に
皇帝暗殺の首謀者として濡れ衣を着せられたマリン・レイガンは、
戦闘機パルサバーンでガットラーの亜空間要塞に戦いを挑むが、
亜空間移動に巻き込まれて西暦2100年の太陽系へと流れ着き、そこでブルーフィクサーに救助される。
同じく太陽系に辿り着いたガットラーは、居住可能な星である地球へ侵攻を開始。
マリンはスパイの容疑をかけられながらも、ガットラーから地球を救うべく奮戦する。

地球を救え、バルディオス!


主要人物

  • マリン・レイガン
主人公。バルディオスの上半身となるニュー・パルサバーンのパイロットで、
バルディオス合体時はメインパイロットを務める。
S-1星人でありながら、復讐のため母星と戦う道を選ぶ。
また敵司令官のアフロディアとは浅からぬ因縁があり、
劇場版では彼女との愛憎劇を中心に物語は進んでいく。
声優の塩沢兼人が死去している為、本作では山崎たくみが代役を務める。


  • ジャック・オリバー
バルディオスの左脚となるバルディプライズのパイロット。
マリンや雷太に比べるとやや影が薄い。


  • 北斗雷太
バルディオスの右脚となるキャタレンジャーのパイロット。
日本男児のお手本といったようなキャラで。スタッフからの人気も高い。
また未放送のシナリオでは核ミサイルを止める為に特攻するプロットまで存在していた。


  • ジェミー・星野
ブルーフィクサー隊員のヒロイン的立場の少女。
緊急時にはバルディプライズのパイロットを務める事もある。


  • エラ・クインシュタイン
バルディオスを開発した科学者であり、女性。
ロマンス面でクローズアップされることが多い。


  • 月影剛士
ブルーフィクサーの指令長官。
軍人らしくない考え方を持つ性格の良い人だが、優しすぎる性格が仇となる事も。
妻子を日本に残し、単身赴任中。クインシュタインとは良きパートナー。


  • デビット・ウエイン
29話のみのゲストキャラクターだが、この回は作画、脚本共に完成度が高く、
当時のアニメ誌などで話題になっていた。
結果、その事がバルディオス劇場版を製作する上での足がかりとなり、
彼自身も劇場版では大幅に出番が増えている。
しかし、劇場版ではキャラクター描写がやや変更されている。
デビットに限ったことではないが、劇場版では多くのキャラクターがテレビ版と比べて
キャラクターを変更されており、ファンに戸惑いを覚えさせた。



  • ゼオ・ガットラー
S-1星アルデバロン軍総統。皇帝を殺害し、地球に容赦なく戦いを仕掛けるが、
私利私欲ではなくS-1星人生存のため、全ては人民を思っての行動である。
S-1星と地球、2つの母星の命運をかけた戦いの中、マリンを一人の男として認めていく。
アフロディアを寵愛し、その身を案じている。


  • ローザ・アフロディア
ガットラー配下のアルデバロン軍司令官の美女。
弟をマリンに殺されたため彼を激しく憎んでいるが、物語が進む中、次第に感情に変化が表れていく。
劇場版では立場は同じだが、ヒロインとして描かれる。


  • 皇帝陛下
第1話にのみ登場し5分しか出番の無いあまり印象に残らない人物…のはずだったが、
ふたばちゃんねるに貼られた画像からネタとして局所的に大ブレイクを果たす。
(※「お前たち、もう寝なさい」のセリフもこの時誕生したもので本編とは一切関係がない。)
その上、寺田Pの発言から既に本作用に画像が用意されていることが発覚。
果たして本編に登場するのか!?
#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。

「おまえたち、もう寝なさい」


主役ロボ

  • バルディオス
ニュー・パルサバーン(上半身)、バルディプライズ(左脚部)、キャタレンジャー(右脚部)が、
「バルディオス、チャージ・アップ!」のかけ声と共に合体することで、バルディオスが完成する。
亜空間への突入、帰還が可能であり、破壊力は圧倒的。主役ロボットのわりに4話まで登場しない。


補足

低視聴率、関連商品の売上げが悪かった影響もあり、途中で打ち切られた作品である。
その最終回は敵の作戦により大津波が発生、地球は水没し、30億の人間が死滅するというバッドエンドであった。
最終回のインパクトから、今日に至るまで様々なメディアでネタにされ続けている。

2002年、テレビ朝日放送の「決定!これが日本のベスト100」のアニメ特集において、
「これが太田のベスト○」のコーナーにてトンデモ最終回部門で1位を獲得。
ゲストに衝撃を与えると共に爆笑を誘った。

2007年、日本テレビ放送のドラマ「セクシーボイスアンドロボ」内にて、
ロボットオタクの主人公が「明日を救え、バルディオス!」と話すシーンがある。
またセットの中にバルディオスの玩具が登場している。

また久米田康治による漫画作品「かってに改蔵」の25巻においてもネタにされている。

このようにバルディオス自体はマイナーな作品ながら、今なお話題にされ続けるのは、
バッドエンドである最終回あってのものであろう。
なお、津波により地球が壊滅するという展開は打ち切りに関係なく当初から考えられていたストーリーであり、
TV版最終回も2話構成のエピソードの前編を最終回用に急遽描き直したものであった。
順調に物語が進んだとしても地球が壊滅的打撃を受けるという展開は避けられなかったようである。
劇場版でも同様の展開が発生し、その状況の中で生き延びようとする人類が描かれる。

また、バルディオスの最終回が放映された5日後に、「伝説巨神イデオン」も打ち切りで最終回を迎えている。


関連動画

宇宙戦士バルディオス TV版ラストシーン



スーパーロボット大戦Z 公式PV(釣り動画)

なお、陛下の登場に合わせて「誰このジジイ」と返すのがお約束である。


本編での皇帝陛下登場シーン



過去参戦作品

なし、シリーズ初参戦
最終更新:2008年09月28日 23:52
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。