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アニメ「ソードアートオンライン」ファントム・バレット編各話・説明、補足
原作及び作者、川原礫氏の解説などをまとめて解説しています。そのためネタバレ等が多く含まれます。
目次
アニメ「ソードアートオンライン」ファントム・バレット編各話・説明、補足
第1話「銃の世界」・・・単行本05巻
第2話「氷の狙撃手」・・・単行本05巻
第3話「鮮血の記憶」・・・単行本05巻
第4話「GGO」・・・単行本05巻
第5話「銃と剣」・・・単行本05巻
第6話「曠野の決闘」・・・単行本05巻
第7話「紅の記憶」・・・単行本06巻
第8話「バレット・オブ・バレッツ」・・・単行本06巻
第9話「デス・ガン」・・・単行本06巻
第10話「死の追撃者」・・・単行本06巻
第11話「強さの意味」・・・単行本06巻
第12話「幻の銃弾」・・・単行本06巻
第13話「ファントム・バレット」・・・単行本06巻
第14話「小さな一歩」・・・単行本06巻
第1話「銃の世界」・・・単行本05巻
説明
ガンゲイル・オンライン(GGO)というゲーム内にて奇妙なプレイヤーが目撃され、後日そのプレイヤー、<<死銃>>に撃たれた現実のプレイヤーが死亡するという事件が発生。情報協力者として実際「使われている」キリトのところへ<<仮想課>>の官僚、菊岡がガンゲイルオンラインへログインし、犯人と思わしき人物<<死銃(デス・ガン)>>と接触してほしいと頼まれるストーリー。アスナとのデートおまけつき。
補足
原作とは時系列が入れ替わっている。<<死銃>>のプロローグから直ぐにアスナとのデートとはいかない。初めに菊岡との対談後にデートが描写されている。アニメはオリジナルで、菊岡との対談は「回想」といった演出となっている。
菊岡とは話し始めに「VRと現実世界の功罪について」、「変死した茂村等をどうやったら殺害できるか?」など深い話と推理が展開されているが、アニメでは省かれている。
原作では最後に話にでてきた「<<死銃>>の録音音声」をキリトは聞いている。
キリトが「依頼」を受けた理由は茅場晶彦が目指した「VRの世界で物理法則を越える力」と似通った事件だったためである。
デートはアスナが「日曜どこかにいこ」と誘われたのでキリトが「皇居」を指定した。理由としては話中が半分、菊岡に呼び出された銀座に近いという理由が半分である。
原作ではデート中に進路の話はしていない。これもまったくのアニメオリジナル。進路の話は実は5.6巻「ファントム・バレット編」では登場しておらず、この「GGO事件後」の<<絶剣>>が登場する原作外伝7巻「マザー・ロザリオ」にてキリトが語っている。2クール上7巻外伝まで行くと予想されており、キリトのこの会話はマザー・ロザリオへの壮大な伏線と予想されている。
ラストにキリトは「依頼」についてアスナに話そうとしているが原作ではその場で打ち明けている。
シノンの狙撃シーンとなるが待ち伏せ(アンブッシュ)までが省かれているがそれは2話へ。
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第2話「氷の狙撃手」・・・単行本05巻
説明
GGO内でシノンが所属するスコードロン(ギルド)がモンスター狩りのパーティーを待ち伏せ、奇襲したところ、ミニガン使いとして知られるベヒモスというプレイヤーに窮地に追い込まれる。しかしシノンの指揮で死地を切り抜き、最後にビルから飛び降りたシノンからの狙撃でベヒモスが敗れる
というストーリー。新生ALOでのキリトらの狩り描写のおまけつき。
補足
冒頭のシノンのシーンであるが、GGOを初めて5ヶ月の話。ソロで首都SBCグロッケンの地下ダンジョンに入った所ショートトラップに嵌ってダンジョン地下再奥の難関なとこまで落ちた場面。自動戦闘機群やクリーチャーが蔓延る場所。シノンは死んでもいいやな気分でちょっと足を伸ばしたら映像の見下ろせる円形スタジアムに行き着き、見たこともないボスキャラを発見、死ぬならこれと戦って死のうと狙撃を、開始したら相手の攻撃が届かない。だが一方的ではあるが距離がギリギリの上にダメージが微々たるものだったため携行弾薬から「一発も外すことなくすべて弱点に狙撃する」という状況だった。
シノンは3時間、耐えに耐え、全ての弾薬を使い、ヘカートⅡを手に入れた。
ちなみに死亡すると装備をランダムドロップするため、このあとどうやってシノンが街まで帰ったかは不明である。
アンチマテリアルライフルはGGO内サーバーで僅か10丁しかない超レアもの。
当然ヘカートⅡのリアルの取引相場もかなりのものになり、小遣いが3千円のシノンにとっては一時売ってしまおうと迷ったが「現実の弱さを克服するため」に潜っている&ヘカートⅡに心を感じたたからという。所謂「過去の事件」から銃へ強さを求めていたということと推測できる。
ダインは気に食わないがパーティーに入っているのはバレット・オブ・バレッツの入賞であるため。
第三回BoB優勝を目指すシノンは前回の入賞者をまわって事前に情報を蓄える為スコードロンに入っている。
シノンがいう「嫌な感じ」といういわゆる「勘」というものは、後にユイが解説するが、情報のみのVRゲームないでありえないこと。だがキリト・アスナも「勘」をSAOで感じている為、シノンも拡張現実以外のものを感じ取れる者かもしれない。
シノンが狙撃時に冷静さを得る方法として「過去の事件」を引き合いに出している様子。スコープのレティクル(十字線)から着弾予測円がズレているのは風と重力の影響を受けるため。
シノンが狙撃後、移動→狙撃しなかったのは呟いている通り隠れる場所がない&1分隠れなければ一発目の弾道予測線が相手に見られるため。また狙撃後ダインに待機でいいと言われた上に前にでてヘカートⅡをドロップでもしたら危険なためでもある。
「戦場で笑えるだけの強さがある」というのは「過去の事件」によってリアルの朝田詩乃を矯正するためGGOにダイブしているシノンにとって、GGO自体が「戦場」であるという認識であるから。また強い相手を倒すことでリアルの本人に影響があるのではと考えている為。「たかがゲーム」というダインの言葉は正論だが「シノンの事情」からすれば的外れな発言である。
隠蔽物がなくシノンたちは追い詰められている状態。最後のベヒモスが真上にミニガンを向けられなかったのは背中に弾層と一緒にY字型の金属で固定している為であった。
ベヒモス戦後の現実の詩乃のシーンはアニメオリジナル。銃を作る手が震えているのがわかる。
また新生ALOのシーンはまったくのオリジナル。原作ではすでにアスナに話しているが、キリトはここでようやくアスナに依頼を明かす。
「巨大な植物型モンスター」、「"触手で逆さづりにされる"→"その触手を切り落とす"→"垂直降下からの一撃"」と1期第4話を彷彿させるシーンである
シリカが逆さなのになぜスカートがめくれないのか小1時間問い詰めたい(ry
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第3話「鮮血の記憶」・・・単行本05巻
説明
シノン――朝田詩乃の現実の生活とそのいざこざや人間関係、またなぜそこまでGGOへ拘るのかという、過去になにがあったのかの紹介回。またキリトがGGOへログインするまでのストーリー。
補足
アニメでは当然ながら恐喝した女子、遠藤の名前すらでていない。また遠藤との過去もばっさりカットされている。(川原さんツイッターを見ると今後語れる可能性あり)
遠藤とは人になれず上京間もない高校四月にクラスで詩乃に声をかけてくれ、そのうち一緒に外食するまでになったが、後々に考えるとそれは遠藤らがクラス名簿より詩乃が1人暮らしだとわかったからだろうと詩乃は推測している。その内、詩乃の家に遊びに行きたいといってきたので喜んで許可すると、その翌日も翌々日も遊びに来て、その内止まるようになり、詩乃のアパートから学校に行くようになり、彼女らの私物が増えた。詩乃が苦言したが遠藤らは友達でしょ、の一点張り。5月末、詩乃がアパートに帰ると遠藤が男を連れ込んで来ており、詩乃はその場で警察に通報、警察につれられた遠藤らは逆恨みした報復で詩乃の5年前の事件を調べ全校に暴露、生徒含め教師すら詩乃避けるようになったというのがあらまし。
クラスメイトの恭二との出会いは区立図書館で世界の銃器という本をめくっていた時。その頃は写真でもパニック発作はなんとか起きなくなっていたが、銃、隙なんですか、と声を掛けられ、詩乃がなんとなく肯くと恭二は隣に座りあらゆる銃器について語り、それを汗だくで詩乃は聞いていたが次にGGOというゲームの世界の話をした。詩乃はそのゲームに銃があるとを確かめると仮想世界でなら《あの銃》と対峙できるかと、乗り越えられるかと考え、恭二にゲームの購入を教えてもらった。
現在半年後、狙撃手シノンとして活動はしているが、まだあの銃をもった者に出会っていないという流れ。詩乃は現実の詩乃自体が強くなっているか懐疑的だった。
詩乃が恭二にいいかけた言葉は当然ながら「殺す」。GGOという《荒療治》の過程のためか、「強い者を倒す」故に以前では考えられない言動もでるようになっている。
22位に終わったのは近距離戦闘を予定してアサルトライフルを装備していったら戦闘中、《レミントン・M40》に狙撃されたため。
GGO内の強者全員=BoBで優勝すれば、きっと現実の詩乃も強くなると詩乃は信じている。
恭二のアバターはGGO初期に主流になった、ゼクシードが非難していたAGI型。
恭二の恨み言をきいている詩乃は、ステータスの強さだけではなくプレイヤー自身の強さが肝心と考えている。
詩乃は本当に仲良くなった恭二を一度家に招いて食事を振舞ったことがあったが、やはり思春期の男子、熱っぽい目をしていたので失敗したと詩乃は反省している。
詩乃の扉についている電子錠は川原の小説に共通する、《高度監視社会化》要素の一端によるものらしい。このロックは緊急時、大家・管理会社・消防・警察側から解錠できるらしい。
プロキオンSLは第二回BoB22位入賞でザスカーに選択したところ送られてきた物。
過去の話だが、事件の部分のみしか語られていない。深夜都内から母方の実家へいく田舎道の途中トラックと衝突しそうになり車が崖から転落、途中の木にひっかかって止まる。その時点では詩乃は無傷、だが母は骨折のみ、父は意識不明の重態であったが息はあった。不運だったのは現地の人が誰も使わない道だっため、翌朝の6時間後に通りがかった人により遥訳通報された。当然父は死亡しており、母は徐々に死んでいく伴侶を目の前で目撃する事になった状態。
そのため母親は心身に障害をわずらい、父と出会う前の十代まで人格が還り、それ以降の父との思い出の者は全て捨てた。詩乃はそんな母を守ってやらねばという気概で育った。
強盗の話は詩乃が小学5年、11歳の時の話。
強盗犯は後に覚せい剤を投与していて躁状態であったことがわかっている。また詩乃が噛み付いて振り払われた時乳歯が2本抜けている。初弾で詩乃が反動で吹っ飛ばされなかったのは強盗が手でつかんでいたため。次弾は思いっきり吹っ飛ばされ両肩軽症。
3発目はアニメではそのまま座って発砲しているが、原作では詩乃は《完全停止》のために立ち上がり、強盗の真近から腹を狙って発砲したが狙いが反れ、頭に命中。この発砲で詩乃は右肩脱臼。
事件後は呆然と銃を握り締める詩乃から警官が説得して取り、母共々入院、母親は一ヶ月も入院した。噂は町中に広まり、その後詩乃の人生を暗いものとした。母親は詩乃をどう思っているか不明だが、詩乃は妹のように思っていると感じている。
銃が映ってるものなら何でも見るとパニック発作をおこすようになり、図書室の隅で本を読む学生時代を過ごした。その後働きたいと祖父に申し出るが反対され、遠い都内の高校へ進学した。
上京までの4年間、アニメでは「状況結合性パニック障害」と言っているが、原作では「典型的なPTSD」と診断されている。カウンセリング・薬物療法・行動療法・心理療法を試したが全て効果がなく、そのため現在は通院していない。そのためのGGOによる暴露療法で「ゲームの中のシノンが強くなれば現実の自分がつよくなる」という自己暗示法による治療にあたる。
詩乃自身は「あなたは人を殺したことがあるの?」と、医療に反抗姿勢で、医師との「信頼関係」を築こうとしなかったのが原因と自身で考察している。
キリトののっているバイクは「Extra Edition」冒頭に登場したヤマハ DT125R 125CC。エギルに融通してもらい購入。免許は作中通り春に取得。電動モーター主流のこの時代では珍しい2ストロークで直葉には「うるさい・くさい・乗りごごち悪い」と不評。ちなみにキリトは埼玉県川越市から学校がある東京都西東京市までこれで50分で程度通学している。
新生ALOで和人・明日奈の手を見てみると、SAO時代のあの指輪が互いの左手薬指に・・・ご馳走様です。
安岐看護師には重大な秘密があるが、それは原作10巻にて明らかになる。
謎の「彼」の《死銃》を集めるシーンはただのWEB書き込みを見るだけだったが、なんだがニコ生のようにアニメはなっていた。
蛇足だが、和人が呼び出されたのは、原作では「菊岡の会談の一週間後の《土曜日》」となっており、明日奈のデートは「6日前の日曜」と表記(原作5巻 165p~166p)されているため、冒頭ではデートの前後で二人で会っているのでは?あれ?1日違いなの?と当時読者が混乱した。しかし、アニメで帳尻があったのか「菊岡と会談のあとに同日(12月7日)デート」とわかり、アニメと原作の時間軸が1日ずれている。原作では病院に向かったのは12月13日土曜で、菊岡の対談も6日土曜であった。アニメでは12月14日日曜日。
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第4話「GGO」・・・単行本05巻
説明
キリトがGGOへログインし、女性のようなアバターにびっくりした後、偶然にもシノンに出会い、「女性」と勘違いされままシノンに武器購入等色々レクチャーしてもらいながら、最後にBoBエントリーのため総督府をめざすというストーリー。
補足
キリトのコンバート後の初期装備だが、アニメでは白、であるが原作ではブラックの戦闘服となっている。
コンバートシステムについては設定参照。装備・所持金など全てなくなるが、キリトはコンバート前にエギルの店に全て預けてコンバートしている。
男が言っている5メガクレジットなどの言い方も設定参照のこと。
アニメ版で松岡さんはどんな声を出すのかとおもったらほぼ地声だった件。原作では声も変わっていてハスキーな高い女性の声をしていた。作者ツイッター曰く「GGOキリト(通称キリコ)が喋った…! 声に関しては、最初から「松岡さんに頑張ってもらおう!」ということになっていました。そしてとても頑張って下さったと思います!」、という松岡さんに無茶振り。キリコかわいいよキリコ。
キリコ(ry、キリトが胸をまさぐったのは当然。最近のVRゲームは原則性別の転換を禁止(=ネカマ絶滅)しており、その理由はプレイヤーに精神的、肉体的悪影響があるかららしい。だがアミュスフィアが脳波パターンを誤認識でびっくり性転換!と言う事例もあるとか。
売ってくれとせまる男にキリトは是非進呈しようむしろお前のアバターと取り替えてくれと思っていた。
キリトのプレイ時間は最低でも約1万7千5百時間。パナイ。
とにかく《死銃》の注目を浴びなければならないので一刻も早くBoBへ参加するのが目的。
無意識にほほにかかった長い髪を指で掻き揚げていることに気づきキリトは落ち込んでいる。
キリトがシノンに声をかけて固まったのはVRMMORPGで男性プレイターが街で女性プレイヤーに声を掛けるのはほぼ確実に「ナンパ」であるから。
キリトが男性といわなかったのは目的は《死銃》との接触だったため。このあと面倒になっても嫌だし利用できるなら利用しよう、と一応あとで名乗るつもりだった(この時は・・・)
シノンがキリトのステータスを聞いて銃の算段を呟いている時表情が苦くなっているのは「言っていることがさっぱり分からない」為。
実は1000クレジットでもそこそこの小型光学銃と防具を買え、それで地下にもぐってモンスターで稼ぐとうのがこのGGOセオリー。
ガンマンのシーンはキリトを伴った解説編。ガンマンが言っている言葉は原作では「挑発的な言葉を喚く」とだけしかないがアニメ版ではちゃんと英語でセリフをいっている。ちなみに挑戦者に向かっていったのは「てめーのケツを月までふっ飛ばしてやるぜ」な英語スラング。
「予測線が見えたときにはもう遅いか・・・」の呟きどおり、すでに身体にSAO時代から身についている《システム外スキル》によって「目の動き」によって射線を予測、全弾回避をやってのけた。ちなみに前線で戦う「攻略組み」には必須スキルだっため、別のSAO生還者がやってもクリアできるかもしれない。
最後のレーザー銃もガンマンがにやりと笑った、気がしたという勘から銃口から離れ上に飛んだため。
ゲームオーバー時に10mラインを超えていれば1000クレジットが戻るためそれが狙いでプレイヤーはやっている。
キリトが試し振りでやって見せた技はSAO時代のソードスキル《バーチカル・スクエア》。システムアシストがなくとも既に身体で覚えてしまっているので数連撃なら可能である。(10連撃だとかは流石に無理)。思わず背中の鞘におさめようとするのもオリジナルというか斬れるw
屋外射撃のシーンはアニメオリジナル。(時雨沢氏が発砲音を賞賛していたが氏監修?)。キリトの初射撃のリアルな様子が見れる。
キリトが左手で銃を持っているのは、光剣をメインアームにするため。本来は弾倉のリロード時に手間取る可能性があるため、メイン・サブも利き手で扱う。
キリトがバギーを運転できたのはいうまでも無く現実でガソリンのマニュアルバイクを運転していたから。作者曰く、シノンも昔から祖父のスーパーカブの後ろにのっていたのでタンデムには慣れているとのこと。
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第5話「銃と剣」・・・単行本05巻
説明
前回のバギーから総督府へ到着BoBへのエントリーを済ませるもシノンに自ら男性であることを明かさなければならない状況になり、シノンはもちろん激怒。キリトは何とかBoBについてレクチャーしてもらいBoB予選へ望む。予選1回戦を光剣で銃弾を防ぎ接近、斬るという人間離れした作戦で切り抜け、待機エリアに戻ると「本物か?」と問うて来るゴーストのようなマントを纏った男性に会う。開示される情報から旧SAO時代にいたラフィンコフィンのメンバーだと知る、というストーリー。
補足
到着時の場所の説明がカットされている。シノンらがいる総督府はブリッジ(艦橋)。キリトが出てきた場所はメモリアル・ホールという。グロッケンの宇宙船時代の司令部だった為。頭の「SBC」とは「宇宙戦闘巡洋艦(スペース・バトル・クルーザー)」の略。そのために町は細長く構築されている。
ザスカーのJPサーバーには日本人スタッフもいるので公式サイト等は英語だが、ゲーム内は日本語にローカライズされている。
リアル情報入力時キリトはそんぐらいシステムが参照しろよと実は内心愚痴っていたが、その理由は上位入賞の場合、シノンのように賞品が届けられる為。もちろん任意であるため空白でも可。
キリトが迷っているのは、1:自分は《死銃》接触に来たためだから…2:でもこういう大会賞品って激レアアイテムが多い…、と義務とゲーマー魂の境をうろついていたから。結局シノンに見つからないよう流してしまった。原作ではちゃんと自分で思いを振り切り、リアル情報を入力しなかった。
「通貨還元システム」という言葉が出ているが、このシステム名、原作あちこちで名称がぶれており、発刊時に統一されなかったと思われる。(菊岡との会談ではゲームコイン現実還元システムであった)
シノンが言う「現実の自分」とはゲームの強いシノンと現実の弱い詩乃の対比。ベヒモス戦の後「強くなった」と感じられなかった為、本当に強くなっているのかと言う懐疑心が生まれている。
ちなみに待機エリアはB20、地下20階。
キリトは主にPvE専門にしてきたのでPvP専用のプレイヤーの視線を前にビビる、のだがその視線は一緒にいるシノンへのもの。
キリトがのこのこ控え室まで着いてきたのはまったく着替えるとか想定していなく、ただ言われるままついていったラッキーなアンラッキーな遭遇。
五感を共有しているVRなのでたとえアバターでも下着姿は恥かしいものは恥かしい(嫁のアスナさんも最初言ってた(ry)
アニメでは描写されてないが、街中なのでちゃんと紫エフェクトがでてシノンのビンタから守っているのでHP1ドットも減っていない。
キリトがついていく理由は1:BoBの予選についてわからないので教えてほしい2:素直に謝って仲直りしたい3:ヤケらしい。
キリトがまた「黒い」のは本当は他の迷彩服も買いたかったが、金がなく、好きなのを選んだ結果、黒くなっただけ。
シノンについていくキリトも思考が「別にそっちだって誤解したんだし、着替えるなら着替えると一言いっても」等と愚痴っぽくなってきている。
後に後で明かす的な言い回しをしているが、どのタイミングで明かすつもりだったのかはついぞ不明。
「全員殺してやる」という笑みと発言は「このBoBで優勝したらきっと現実の詩乃も強くなれる」という先の懐疑心からくる強い意志のため。
シュピーゲルは何恭二なんだ・・・といわずともCV花江さんなので新川と気づいた人も多いはず。原作では大型のアサルトライフルも肩に下げていた。
川原氏曰く「マップの《失われた古代寺院》という名前は英語だと《Lost Temple》で…いや だからなんだというわけではありませんが…」との事。
キリトはもし《死銃》がBoBに出場してくるなら、シノンも《死銃》の候補者の1人であり、先の獰猛な笑みは十分にありえると考え込んでいる。しかし一緒に過ごしたシノンとはかけ離れており、どちらが本当の彼女かと迷っている。
開始数分で500mをたった20mの狙撃位置まで匍匐前進したのか、接近技術からもウエマルさんも普通に強い。
突撃銃は自動小銃に含まれるのだが、この辺の議論は未だに好事家の間でされて決着してない。
H&KG3シリーズは大変優秀なドイツ銃だが、現在のH&K社の商品カタログから表記が消されている。
「いっぱい伸びてくる赤い線が、フルオート銃の弾道予測線ですね。反動やスキル値、ステータス値によるブレも織り込まれています。ゲームなので、そのへんは決定論的に予測できるわけです。厳密には予測ではなく、演算済みの弾道を数秒早く表示しているのですが。」by川原氏
「プレイヤーが意図して銃口を振ればそれにしたがって予測線も動き、撃たれる側の回避が困難になりますが、そもそもそんなことをしたら弾が当たらないのであまり意味はないですね…。 」by川原氏
キリトがカゲミツを盾というか銃弾を叩き落すという発想に至ったのはSAO時代にあった武器を盾にする《武器防御スキル》からの発想。
キリトがウエマルを見つけたのはSAO時代、「攻略組み」必須スキルだった《聴音》。モンスターの位置などを割り出す《システム外スキル》。例のラグー・ラビットもこれで捕らえた。
ウエマルからたくさんの予測線が延びているが、キリトは自身の身体にあたった6発の銃弾をわずかな差で「初弾、次弾」と数え、あり得ない速度の剣捌きで叩き落した。
この叩き落しているのはウエマルの「眼」はゴーグルで見えないため、「銃弾が飛んでくる速度で予測線を横、縦になぞるって合わせている」。常人の剣捌きの速さでは絶対に不可能である。
原作者、川原氏曰く「かつて茅場晶彦は、「二刀流スキルは全てのプレイヤーの中で最大の反応速度を持つ者に与えられた」と言いました。この反応速度とは、ナーヴギア(アミュスフィア)が使用者の脳に信号を入力し、それを脳が処理して、運動命令として出力するレスポンス・スピードのことです。そのスピードは、フルダイブ環境下での訓練時間と、使用者の脳がもともと持っているフルダイブマシンとの親和性によって決まります。この親和性が低いと、最初の接続テストで不適合判定が出てしまうこともあります。アインクラッドに囚われた一万人の中で、その二つを総合したスコアが最も高かった生存プレイヤーがたまたまキリトだったわけです。」
「いくら予測線があるといっても、銃弾を剣で弾くほどの反応速度を、単純にプレイヤースキルと呼んでいいのかは微妙なところです。ゲームとしての公平性を期するならレスポンスにリミッターを設けるなどするべきかもしれませんが、茅場はそうしませんでした。」とのこと。
ウエマルへのラストアタックはソードスキル《ヴォーパル・ストライク》。ジェットエンジンにもにた唸りを伴った突きでヒースクリフ戦でも使われた。詳しくはソードスキル(SAO)へ。
キリトは待機エリアに戻ったが、2回戦の相手が既に勝っていたらそのままフィールドへ転送されていた。エリアに戻ったということはまだ対戦者は1回戦中ということ。
突然、キリトの後ろに現れたデスガンさん(原作者が実況で公言しちゃってるんで)。実はこれには「タネ」があり、後に明らかになる重要な伏線。
キリトがビビッタのはSAO時代第65層の古城にいたMoB《ゴースト系》モンスターにそっくりなのがいたため、思わず警戒した。
デスガンさんの目が赤いのはゴーグルが反射して光ってるだけ。声はボイスエフェクターを使っている。
この後もう少し会話が続くのだが第6話へ
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第6話「曠野の決闘」・・・単行本05巻
説明
灰色マントの男が元SAO生還者の上に元レッドギルドの《ラフィン・コフィン》メンバーであることがわかり、さらに《死銃》であると知ったキリトは過去の記憶から恐怖する。その中シノンともに決勝までいき、《死銃》の正体からシノンとの勝負を捨てたキリトは激昂した彼女に謝り決闘、狙撃弾を切って見せシノンとの様々な感情の共有の中シノンは降参し、本線出場となるストーリー。
補足
副題の「曠野の決闘」の「曠野(こうや)」であるがそのまま「荒れ果てた平野」と言う意味の「荒野」ではなく「広く開けた平地」の意味の「広野」のほうの旧字体の漢字である。これはひろびろとしたキリトとシノンのラストのステージを表していると思われる。
原作本編ではアインクラッド編、及び短編、そして今作でしか表現がほぼなかった「ラフィン・コフィン討伐戦」の描写が明確に映像化によってなされた。また原作1,2巻でその存在が8巻の「圏内事件」から《PoH》などの組織設定が固められていき、原作5巻にてその概要がキリトの心象風景より明らかになった。ただアニメ版では《ラフィン・コフィン》結成まで。肝心のリーダーPoHに関してなど仔細が省略されている。
SAO時代にHP全損はしてはいけないのが不文律だったが《PoH》という男性プレイヤーの殺害によって破られる。彼は強烈なカリスマ性を持ち、さらに人をひきつける美貌、また最低3ヶ国語を操るマルチリンガルだった。おそらく日本と西洋人との混血だった彼の日本語の間に流暢に英語、スペイン語が混じる喋りは周囲をアウトローと変えた。また《PoH》のカリスマ性は強さにもより、天才的な短剣(ダガー)捌きに後期に手に入れたレア武器「友斬包丁(メイトチョッパー)」によって攻略組みにも恐れられるようになり、ヒースクリフとは対極的なカリスマ性によって集まったメンバーの心理的リミッターを緩ませた。
ゲーム開始から1年後の2023年大晦日の夜、30人ほどまでにふくれあがったPoH一味は野外で観光をしていた小規模ギルドの全員を殺害、翌日元旦に《レッド》を名乗った《ラフィン・コフィン》の結成を各地情報屋により伝達された。
その8ヵ月後、事態を重く見たトッププレイヤーは攻略組みの有名ギルドを中心に50人規模の討伐隊を編成。血みどろの戦いの末両者に被害を出して消滅した。8ヶ月かかった理由としてアジトが巧妙に隠され、一味の1人が密告してこなければ判明しなかった為、偵察の後にアジト強襲へ綿密に作戦が練られた。
当日午前3時に行われた強襲は人数もレベルも多く上である為、入り口を塞ぎ、無血投降も可能だとされていたが、同じく攻略組からも一味に情報が密告され、ダンジョンの枝道から奇襲された。毒、罠、目くらましなど受け、最初は混乱したが持ち直し、応戦したが一味はHPが全損間際になっても気負うことなく襲ってくる為、相手のHP全損を恐れ隙を見せてしまった討伐隊から犠牲者が出、次に狂乱した討伐隊が反撃し一味数人が死亡。そこからは「殺し合い」となり、討伐隊11人、一味21人が死亡、12人が黒鉄宮の監獄に送られた。キリトは仲間を守る為に2人殺し、首領だったPoHは行方不明となった。
キリトが急に恐怖し、おびえているのは「昔2人、人を殺した」、「その上生き残り全員の名前は知ってるはずなのにその名前すら思えだせない」、「確認しようと思えばできたのに忘れようとしていた自分」を思い出し、討伐戦の戦後の殺害の恐怖を思い出して震えていたから。
アニメではシノンの拳を両手で包んだだけだが、原作では胸に抱いて額をつけている。
キリトがなぜシノンの拳をだいたのかは抽象表現のみで明確な理由はないため不明。おそらく、急激な恐怖によって無意識に少しでも親密な人とふれ合い安心したいと思ったと思われる。
シノンの準決勝マップはアニメ版では廃墟のビル群でビルの屋上にいたが、原作では《曠野の十字路》という乾燥した高原に2本の直線が交差しているもので低い木の下の草原で伏射で狙っていた。
副題の「曠野」というのがここで出るのでラストのためにマップを都市に変えたのか?という可能性。
必ず中央交差点を通らなければならない為、2人とも12分も膠着している状態。
この待ち伏せ時にシノンが数瞬キリトのあれやこれやが巡る表現があったが、数Pに及ぶシノンの心情が省かれている。
シノンから見た、《死銃》にあった直後のキリトと拳を握られるまでのことが細かくかたれている。自分より早く戻ってきているキリトに関心し声をかけたことや、キリトの性別を黙っていた事について、怒っているのは、半分はあそこまで無防備になってしまった自分に対して、また拳を引き寄せられた時震えるキリトに過去の自分を重ねてしまって引き抜けなかった事等。
ちなみに当然「ハラスメント警告」がシノン視点で点滅しており、ぽっちっとおせばキリトは監獄行きだった。
キリトがその後やけっぱちの特攻戦法となったのは明確な描写はないが、後の「本線出場が目的」との言から推測するに、《死銃》と出会い本戦で名前(ラフコフの誰なのか)を確認するため、恐怖を戦闘の緊張で紛らわす為、などが考えられる。
スティンガーが乗っていたのはマップにボーナス的に配置されている四輪装甲車で「HMMWV」(ハンヴィー)、軍用車両である。さきに乗ったもん勝ち。
シノンが装甲車に必中できたのは一発目の弾道の曲線を覚えたため。その情報を利用して狙撃した。川原氏曰く「シノンは初撃の弾道を覚えてそれをなぞって射撃、言ってみればキリトの予測線を予測するということをやっている」とのこと。
アニメでは運転席へショット→スティンガー消滅→ビルに衝突、となっているが、原作では装甲車側面のガラスに着弾→岩に乗り上げ崖に衝突炎上→数秒待っても何も起こらずシノン体勢崩さず→コングラチュレーションという流れ。
シノンが「どうしてキリトへここまで勝ちに拘るのか?」と思考しているが、敵と認識しきれていないから、という結論に留まりとにかく強いやつは倒すに留まっている。理由は後の本戦にて自身で気づくことになる。
《死銃》接触任務がキリトの中で「ラフコフの誰なのか確認する」ということに変わってしまっている為、シノンとの勝負を放棄している。
シノンが6発外して撃ったのは試合を放棄しているキリトへの怒り+光剣を使わせるためのわざと外しの威嚇射撃だったが、キリトは子揺るぎもしなかったため直に対面した。
自分の価値観を押し付けないで!とシノンは叫んでいるが、自分もじゃぁ初撃あてればよかったのではと自分も「勝負しろ」という価値観を押し付けていることに気づいている。
大変重要なシーンで、アニメでは「本戦では全力で戦う」というのがキリトの脳裏を掠めているが、原作では「俺も、ずっと昔そうやって誰かを責めた気がする」とSAO時代の「親友」についての伏線が張られている。
たった10mならヘカートの弾は必中。ヘカートのスペック+シノンの能力値+スキル補正値の上で音速で飛ぶ50口径弾を10mの距離は「システム上必中」ということ。光剣を動かす暇も無いとさえいっている・・・が。
絶対不可能としても余裕のキリトをみてあのゲームみたく「強さ」に関する何かあるかもしれないそれを見たいと思い、決闘を受け入れた。
文章では「あらゆる感覚が消えていく云々」とあるがアニメ映像ではスロー映像のようなものになっている。これはシノン視点で緊張のあまり全てに鋭敏になって周囲がスローのようにかんじられている為。
ちなみにシノンのステータスなら立射は可能だが、もちろん発砲後反動で吹き飛ばされる。
シノンが狙ったのはキリトのいう通り右足。中心線は光剣で防がれる可能性があったし、ヘカートのような大口径銃には《インパクト・ダメージ》という追加効果のため足だろうが腕だろうが範囲攻撃力を丸々被ってHP全損するため。
シノンの目線で弾道を読んだというこれはもう既にでているシステム外スキル(ゲームのシステム設定スキルにはないスキルのこと)《見切り》のこと。魔法、弓などの弾道を目を見て予測する。
シノンが言いすがるのは「ゲーム内でのこれほどの強さ」のキリトがどうやってここまで強くなったか知りたい為。
キリトの言っている事は誰かが殺されそうになった時、その人を殺せるか、今の自分はできないから強くないといっている。そこにシノンはようやく自分と同じような過去を見出している。
アニメではキリトが語る場面で光剣を閉まっているが、原作では最後まで密着、喉元に光剣を突きつけた状態でシノンはリザインを叫んだ。ちなみに決闘からこの密着会話まで全て総督府ホール、待機エリア、グロッケン中の酒場に生中継されていたため、シノンは赤くなった。
原作5巻<了>。
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第7話「紅の記憶」・・・単行本06巻
説明
予選が終わり翌日の本戦日、キリト、シノンがそれぞれ思い思いにその日を過ごし、様々な事に思いを馳せ、特にキリトは前話からの「殺人」について担当ナースの安岐と対話、向き合い、本戦へ挑むというストーリー。
キリト、シノンを中心にアスナ友人ら、新川恭二、安岐などそれぞれの視点で進んでいく「群像劇」のような構成になっている。これは両者、後回しにしていた(もしくは発覚した)思いに直面しながらそれをどう乗り越え、本戦へいくかということが描かれている為である。前回の激烈な情景とは違って濃密な人間の心理描写が展開されている。
補足
副題だが、これは劇中通り、和人、詩乃2人の過去の記憶のことをさしていると思われる。
すでにALOでバレている事実だが、直葉はキリトの妹ではなく従妹に当る。ちなみに現実は剣道実力者、ALOではその剣捌きでキリトを圧倒するので喧嘩になった場合、兄のキリトが速攻謝るしかない。
夏休みにアメリカから一時帰宅した父、桐ヶ谷峰嵩は仲が悪かった兄妹が異常な仲のよさに嫉妬、拗ねて見せていた。
昼食画面に母の翠がいなかったのは編集部に詰めているため。これはALOからよくあることであり、ピラフも2人で作ったもの。
もちろん霧ヶ峰藤五郎なんて人はいません。
明日奈とのGGOコンバート当日、病院から帰ってきたキリトが通話しているがこれはアニメオリジナル。
直葉は最初は楽しそうにキリトに接していたが、またSAOのようにどこか行ってしまうのではないか、という寂しさと心配の一心でキリトに聞いている。
原作では6巻13pに「一週間前の日曜日、菊岡は俺を呼び出し」と表記があり、ここでも日時前後している。5巻165pで「菊岡との会談から一週間後の土曜日」とあり5巻では12月6日→13日。6巻では12月7日→14日と日時の矛盾が発生している。
直葉は見なくても感じるもんといっているが詳細不明。キリトの感想は「こいつも女の子なんだなぁ」なので女の勘?というやつだろうか。
直葉がいう「私に黙ってALOを~」の部分はALO編のこの兄妹の仲直りシーン参照。
明日奈に相談した、というのは、キリトは明日奈とユイにはコンバートのことを話していたため。コンバートしたら限定アクセス権を持つユイに即バレ→明日奈に隠すことが出来なのでバレ、となるので核心を離さず、「ザ・シード連結体調査」としていた。《死銃》による現実&VRの2つでの死について。
キリトは菊岡の報酬300K円、30万を全て24コアハイスペPC構築につぎこうもうとしていたが愛する妹のために削減を余儀なくされた。ちなみにナノカーボン竹刀なるものは現代では存在しない。カーボン竹刀ならば2~3万円程度で購入できる。
ここで詩乃視点へ入れ替わっているが、原作ではそのままキリトが病院へいき安岐に慰められてログイン→詩乃と描写を1つ1つ終わらせてから次へ行っている。交互に視点が変わっているのはアニメオリジナル演出。
詩乃は支柱を蹴りつけていたがついでに小石も蹴り飛ばしていた。
来歴より詩乃は他人との接触は無駄だと切り捨てているが『なぜか』、キリトのことは妙に癪に障って土曜から日曜現在でも頭を占領している。理由としては予選で手を握られ、動転しまくって予選二回戦で中距離狙撃二発外したから。
新川恭二が「PKしちゃおう!」というこの発言が後々の伏線。
詩乃たちのいる公園はBoB4時間前、夕方16時で、夕暮れ時。アニメでは長針短針はずれた公園の時計に指の銃を合わせているが、原作では夕日に合わせている。
かたられていないが、シノンがキリトを案内したのは、かつての自分を重ね合わせてのこと。因みにシノンはGGOプレイ半年で一度も女性プレイヤーとあった事がないほどGGOに女性はいない。
描写されているが、銃の形を作るだけでも発作が起きていたのに、GGO内で「強く」なったわけでもなく「キリトに会った、楽しく他人と過ごした」だけなのに発作が起きていない。詩乃の病気の克服の伏線はここから張られている。
新川の様子から新川は詩乃のことが好きとわかるが、「GGOのシノンような」詩乃に憧れて好きであって、現実の詩乃をあまり見ていないことが解かる。詩乃が強くなることは例の過去を乗り越え発作を失くすことであって、冷酷な無感情になりたいわけではない。
詩乃はもしかしたら、普通に友人と笑い、楽しく遊びたいと思っているからキリトを案内したり怒ったりしていると考える。
新川は遠藤がばらした過去を知ってなお親しくしてくれる友人であるため「それに答えるべき」と思わないでもないが、キリトとギリギリまで戦ってみたいと頭の片隅を占めている状態。
詩乃の「待っててくれる?」の意味は「過去を克服するまで待ってて」という意味で、新川は「BoBが終わるまで」と勘違いをしている。
ここでキリト視点へと戻り、埼玉県さいたま市から東京都千代田区の前の病院へと戻る。
ちなみに描写どおり昨晩は思い出した殺した3人のことを思い出し、とてもではないが寝れなく、ローカルVRにダイブしてユイに相手してもらいながら朝4時になんとか寝オチした。しかし寝不足でよくバイクを50分運転し、首都の病院まで行けるものである。
アニメではざっくり安岐ナースとの最初の会話が削られている。安岐は夜勤明けらしく「今時珍しい」紙媒体の本を読んで待っていた。
因みに、前回でもあったが安岐にはSAO抜けのリハビリ時の「へこたれっぷり」をしっかり1年間見られているので何かとからかわれる。今日も夜勤明け非番だから眠くなったらベッドかしてもらうなどとリアル経験値の低いVRMMO中毒患者とキリトは閉口しているがお前は明日奈さんが(ry
アミュスフィアでまだ未確認の致死に至る可能性があるのではないか?→ならば自分の剣が誰かを殺すことだってある→なぜなら自分は実際3人殺している→そのことから1年すっかり忘れ、受け止め償う罪から目を反らし見ない振りをしてきた→
で、ここでアニメ場面へと移る。
キリトが安岐にあっさり本心を話した理由にはリハビリ中に構築された信頼関係に何度もの励ましがあったため。
安岐が「手術室」と言っているので病棟勤務ではなく、所謂オペ室(手術室)配属の看護師。オペ室看護師は医師の術事を見て機器を出す「機器だし」、術前のケア、術中の介助をする「外回り」に分かれる。よくドラマで手術中に外にでて状態を家族に伝えるのは「外回り」の看護師である。
因みに年中休みなしの「オペ室勤務」は看護師にはかなり人気が無い。その上辛くなると病棟勤務異動願いが出されることも多い。
安岐の言っていること噛み砕いて言うと「忘れたいとすら思いもしないで忘れるべきことなら忘れちゃう。逆に『忘れたい』と何回も『繰り返し思い出す』とそれは忘れられない記憶となってしまう。繰り返し思い出すほどならば、無意識に『忘れちゃいけない』そう思っているということ」と概ね言っている。
ちなみにSAOでキリトが囚われていた、ということは知っているが、去年11月脱出から12月にかけて「あの中で起こった事」は1度も話していない。
キリトは安岐さんが病室を出て行くのだろうと思ったが右手で肩に抱き寄せられた。
安岐が医療の現場でも命を選ばなくちゃならない場面がある、というシーンで少々アニメではカットされている。「母体を助ける為に胎児を諦める。移植待ちの患者さんを助けるために脳死の患者さんを諦める。大規模な事故や災害現場ではトリアージといって患者さんに優先順位をつけたりもする」など例をあげている。
安岐が「
その結果助かった命のことを考える権利は関わった人間みんなにある。君にもある。自分が助けた人の事を思い浮かべることで、自分も助ける権利があるんだよ」と、GGO編でもっとも重要な事、または答えを言っている。
キリトが「自分は救われる権利なんかない」と叫ぶシーンでアニメでは安岐は抱きついているが、原作では抱きついていない。キリトは安岐を突き放さず、激しく頭を振っただけで、安岐に左手で正面を向かされた。
ダイブ前に安岐が
「はいな、行ってらっしゃい、《英雄キリト》くん」
とこれまた重要なことをいっている。
キリトはSAO内のことは先のこと以外知らせていない。SAOを終わらせた本人であることもいっていない。
にもかかわらず「
安岐は一体何処から《英雄キリト》くんという言葉を選んで言ったのか。
これは後の菊岡も絡む、第4章アリシゼーション編でわかることである。
そしてまたまた詩乃視点へと戻る。
原作ではあの公園後のことやダイブ前の諸注意、新川といった後の「アクセルワールド」にでてくる「アイソレーションタンク」でのダイブ経験やVRと現実の乖離が技術により強くなっている、等数Pがまるごと削られている。
新生ALOは例によってアニメオリジナル。クライン涙目。
明日奈が唱えた呪文は「þú fylla heill austr(スー・フィラ・ヘイル・アウストル)」失われたHPを回復せよ。ALO初期にリーファが始めて使った初歩の回復魔法。
また明日奈が一瞬みえ、装備していた枝は「Extra Edition」 BD特典小説「クラーケン」のエピソードでこのGGO編の前に偶然手に入れた伝説級武器(レジェンダリー・ウェポン)、「世界樹の枝」。詳しくはBD買って読んでね!
シノンが降り立ったのはグロッケン市街大通り北端、総督府タワー前広場。
トトカルチョをやっているのはプレイヤーではなくなんと《ザスカー》運営の公式ブックメーカーNPC。さすがグレーゲーム。
シュピーゲルとの会話はアニメ版では大通りを見渡せるところだが、原作では会話は街中でされた。
シノンはシュピーゲルの好意をそんなに悪くは思っていない。彼氏となって毎日会うと言うのもいいかもしれないとも考えるが、父を失って初めに焼きついた男性の顔が自分が殺したあの男であるため、時折男性の顔から浮かんで発作を誘発する。もし彼、または男性にあっても発作をと考えるとやはり今は戦うしかないと考える。
最後のキリトとホールで対面し、「今日は絶対負けない!」「…こちらこそ」(ゴゴゴ・・・)なんてアニメ版はかっこよく終わったが、原作版はキリトも総督タワー近くに降り立ち、待機ドームに向かう途中偶然、シノンをみつけて「よ、シノン。今日はよろしく」と声を掛けるというなんでもない再会である。
第8話「バレット・オブ・バレッツ」・・・単行本06巻
説明
GGO内で出会ったキリト・シノンが情報交換をし、キリトの罪が露見。本戦へ。シノンがダインペイルライダーを狙っているとキリトが現れ一時休戦合流、追っていたペイルライダーはダインを降したが別の所から遠距離狙撃を喰らいデス・ガンが姿を表し、彼が十字をきって撃つ前に撃てとシノンがキリトに促されるというストーリー。
本戦前のBoB説明からキリトの探す《死銃》とその抱える罪の描写や本戦の広い説明やキリト・シノンの共闘など大変長い場面を1話に収めたものでいささか圧縮された回である。
補足
キリトもシノンのように総督府タワー近くに出現し、ホールをめざしていた。原作版ではここで様々な思考、《死銃》についての描写があり、そのあとでホールに入ろうとするシノンをみつけて穏便にと「今日はよろしく」と挨拶したら嫌な目で見られた、というもの。アニメ版ではそのままホール中央でにらみ合いの出会いとなっている。
アニメ版ではエントリー端末で情報交換の話をしているが、原作ではホール入り口で立ち話で頼み、エントリーしてそのまま酒場という流れだった。
キリトは目線を集めているが、全員腰が低い&避ける理由として昨日の特攻予選から《好きこんで銃ではなく剣を振り回すサイコキラー系女子》と見られている為。
ちなみにシノンに声を掛ける前に性別を偽って案内させ、装備選ばせ挙句に下着も見たことを反省する上に《死銃》の素性の衝撃から約束した決勝を捨てたことも悪いと考えている。
決勝ラストでシノンが言った「この闘いをたかがゲーム、たかがワンマッチ、と貶める価値観に私を撒き込むな」というセリフにアニメ版ではカットされているが、原作ではキリトの過去にふれ、「昔誰かにもそう責められた気がする…」と言っている。
4年近く前の話、キリトが中学二年のとき、キリトも同じような言葉を言った経験がある。《ソードアート・オンラインクローズドβテスト》に当選し、毎日ダイブしてた。当時、勇者然としたアバターはPvPの上位常連として名が通っていたが人付き合いが苦手で友人と呼べる者がいなかった。その中でこいつとなら仲良くなれるかもしれない思えたのは茶色い髪を片手剣使いだった。手合わせできる日を待ち望み、その舞台で熱戦の最後に彼がわざとさけられる剣戟をうけて負けた為。おそらくトトカルチョの八百長を請け負ったと推測し、その場で彼をなじったのがシノンの言葉そのままだった、だから謝って決闘をしたというあらまし。
アニメ版では「そのへんで情報交換でも」といってるが原作では「そのへんでオチャ・・・(ry」といいかけている。
酒場のダインや情報屋の描写はオリジナル。キリコちゃんの「応援よろしく~☆」もオリジナル松岡さんガンバッタ。
テーブルから飲み物がガシャンと生えてくるのは未来系SF映画(バックトゥーザフュチャーとか)を想起させる(ry
キリトはBoBの運営から送られてきたメールは一応目を通したがゲーム内で読み込もうと思ったらベテランのシノンにあったのでレクチャーして貰ったほうが早いと思ったためというか、読者(視聴者)へのBoBルールの説明シーン(メタ)である。
3名の名前を聞いて黙っていたがどれが《死銃》か、またシノンに全てをはなして大会をキャンセルーなどと考え込んでいた。
シノンがキリトが元SAOプレイヤーと気づいて目を合わせていた時、シノンは自分も自身の過去をいおうかどうか迷っていた、と思われる。昨日の決勝にてキリトの「引き金を引けるか!」と言われたとき「自分と同じような過去を背負っている」と確信した上で元SAOならば話してもいいのではと。しかし自身のトラウマを話すのは躊躇われたのか待機ドームへと促している。
待機ドームの映像もアニメオリジナル
シノンはシシガネをアンブッシュしている時点BoB開始30分が経過、シシガネを仕留めてこれで2人プレイヤーを仕留めている。
アニメ版ではわかりずらいが、シシガネを狙撃しなかったのは高性能対弾光弾で固めまくった防御型であったこと。ヘカートⅡでも穴をあけることはできないほどであったため。
大会の特設フィールドは「ISLラグナロク」という円形10キロの孤島。後に設定参照のこと。
シノンが言っている「チェックシックス(後ろに注意)よ」とは英語でCheck six。つまり「自分の後ろ6時方向に気をつけろ」=「6時方向(死角)に注意せよ」という本来戦闘機パイロットの合言葉である。しかし軍隊を超えて使われて場合もあるので空軍のみとはいえない。
アニメ版ではキリトがシノンを押し倒して待てと静止しているが、原作ではシノンの直ぐ背後におり、シノンが振り向いた瞬間ファイブセブンの銃口を向け、シノンも向けて互いに銃口を向けた膠着状態であった。しかしキリトが勝手に説得&銃をしまい目をみて仕切りなおしの約束をして横に腹ばいになった、シノンもそれに習った、という形である。……なぜ押したおすという表現にしたのだろうか。
アーマライトAR-17はぶっちゃけるとかなりマイナーなショットガンである。製造はたったの2000でうれたのは1200その後販売中止となった散々な古参でもしらないもの。現代ならプラスチック製の同程度の重量のショットガンもあったはずだが、やはり川原氏の趣味だろうか?
ダインが撃たれて持ち直すのに時間がかかっているのはショットガンには仰け反り(ディレイ)効果があるため。
ちなみに「Dead」となった脱落者は参加者間での情報漏えいを防ぐ為に意識のみ残り、実況モニターで大会が終わるまで決着を待たなくてはならなくなる。
アニメ版ではシノンは「サイレンサー付きのか」と言っているが原作では「サプレッサー付きのか」と言い、キリトが「さ、さぷ?……」と混乱する場面がある。「減音機よ、銃のさきっぽにつけて発射音を抑える装置」「ああ、サイレンサーのことか」「そうともいうけど」というような会話があった。
ちなみにサイレンサー、サプレッサーどちらも同じ意味。但し日本ではこの種の装置(サプレッサー)を「サウンド・サイレンサー(消音器)」、略して「サイレンサー」と呼ぶ事があるため、日本では「サイレンサー」の呼び名が一般的である。外国・銃器関係では「サウンド・サプレッサー(減音器)」が通例。もちろん銃声を完全に消す装置は存在しない。
アニメ版でシノンがペイルライダーに刺さっている弾をスタンバレットと言っているが、原作では電磁スタン弾。命中したあと対象に高電圧を生み出してスタンさせる特殊弾である。
キリトの後ろに現れたり橋から現れたり《ギリーマント》のぼろマントには後々わかる秘密がある。
偶然かなにか、デス・ガンが使用しているハンドガンをちょうど対面の夕日のせいで「シノンは確認することができなかった」という状態。
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第9話「デス・ガン」・・・単行本06巻
説明
《死銃》を撃たせないために狙撃妨害するも失敗、ペイルライダーは撃たれ回線遮断、キリトは《死銃》と確信。シノンの協力の下《死銃》の凶行を止めるべく廃墟都市までいくも、逆にシノンがとらわれ、撃たれるというストーリー。
前回と同じく原作Pにして約70と駆け足気味な回。キリト・シノン側・《死銃》側・アスナ達新生ALO側とシノン主点と視点描写がかなり変わる場面でもある。
補足
中盤の話ではあるが、新生ALOの話を序盤に持ってくるのはアニメオリジナル。
集まっている部屋はALO内、空中都市イグドラシル・シティのなかにキリト・アスナが共同で借りている部屋。月額2千ユルド払ってる広い部屋でソファーセットにホームバーにはクラインが9種族からヨツインヘイムまで巡って集めた酒が収まっている。南向きのガラス張り、大型スクリーンでネット放送局のMMOストリーム生中継でBoBを見ている。
エギルがいない理由はちょうど現実世界のこの時間(19時~)はかきいれどきなため手が離せないので欠席している。
ちなみにアスナは埼玉県の自宅からではなく、キリトと同じ都心、ダイシー・カフェの二階を使わせてもらっておりそこからダイブしている。大会が終わったらキリトにあれこれ質問するため。
アニメ版では先行ですでにモブ狩り中に一部、会話しているが、ここでキリトがなぜコンバートしたのか、アスナがリサーチのためだ、なんでPvP大会に出てるのか街の人にはなしきくものじゃね?とか話されている。シリカはてっとりばやく大金稼いで還元するんじゃないかともいっている。ユイはここでGGO内のレートなど解説もしている。
画面にも表示されているが、キリトはそっと隠れてるタイプじゃなくガチ勝負すると一同同意しているがステータスの生きている表示をみてアスナは大会で活躍するよりもっと大事な事がある?と感づいているさすが嫁。
もうすぐ新アインクラッド20層開放のアップデートがあるとかなり重要で次の外伝「マザーズ・ロザリオ」につながる会話がなされている。
リーファが言ったのは「封雷網(サンダーウェブ)」。詳細不明だが流れからして風系捕縛呪文と思われる。
《死銃》のハンドガンをみてクラインは「しょぼい、肩のライフルで撃てばいいのに」とか「弾代高いとか?」とかリーファがいって一同《死銃》の動作を考えている。
ちなみにここでアスナは《死銃》にどこかであったようなと気づいている。
《死銃》の台詞をきいてアスナはあいつを知っていると確信。終わっていない、は「ソードアート・オンラインは終わっていない」と捉えた。
《PoH》というのは殺人ギルドラフィン・コフィンのリーダー。詳しくは第6話補足参照。
アニメ版ではようやく5巻でキリトが《死銃》に初遭遇して原作で描かれた討伐戦をリーファに教える形で語っている。原作ではラフコフについて隣に座っているシリカが教えている。
台詞がカットされているが「お兄ちゃん、きっと知っていた、GGOにさっきの人がいることを」と場面につながる。ちなみにアスナは愕然としていてずっとリズが手を握っていた。
例え弾道予測線がみえていたとしても《死銃》のよけ方はキリトのジュダイ並みにありえない技。(距離たったの300mからの狙撃回避)ステータス的にもかなりの強者であることがわかる。
確かに近距離からの胸への射撃、クリティカルではあるが所詮9mm弾1発。ペイルライダーのHPを全損させるのは全弾撃ちつくして2回程度リロードするぐらい必要がある。
ちなみに《死銃》が両手で銃を保持しているのをウェーバー・スタンスという。
アニメ版では描写カットされたが、原作では倒れたペイルライダーのヘルメット下が見えておりもがき苦しむ様が描写されている。
キリト・シノンにはカメラでアピールしている《死銃》の声は聞こえていない。
最初シノンは《死銃》は相手をサーバーから落とす方法を使っていると思いチートもいいとこと憤っていた。
ゼクシードの死など語るキリトに前回から続いている何者なのかという疑問が再びシノンの中でもたげている。
キリトとシノンはダインも撃つ気かと緊張したが《死銃》はスルーしていったので安堵した。
死銃のことを教えといて追うなとはいったいなにがしたいんだ、とも思えるが、キリトがシノンに待機ドームで言えなかったことを今言っているのは《死銃》が本当にいると確証を持ったためシノンに危害が及ばないように「決して近づくな」と警告するためであった。キリトがいっているように本戦前は確証がなかったため、「大会に強い意志で参加しようとしてる」シノンへ「大会をキャンセルし降りろ、但し理由はいえない」なんて言えなかったから。言えたとしても、《死銃》のことは話すことは出来ない為どちらにせよとめる事は不可能だった。
キリトの呟きからキリトは生還者だと確証し、また《死銃》の話も本当だと確信した上で、人殺しをするプレイヤーの存在を認識したことでパニック発作を起こしかけている。これは病気を治すための仮想世界なのに殺人が存在する現実世界のようだと考えてしまったため。
シノンがキリトについていったのは「どうしてそこまで強いのか?」という興味、またそんな強さをもったSAO時代からの話を聞きたいというキリト自体に興味がある所から。
夏侯惇をシノンはふっとばし、アニメでは真っ二つにしたが、原作では腹に大穴をあけただけ。過剰描写ですが実際はああなりますね・・・。
廃墟都市に着き、《死銃》の名前で《スティーブン》から海外プレイヤーはきていないのか?というUSサーバーの話がまるまるカットされている。最初のBoBの優勝者のアメリカ人のことやこれまでのことをシノンが解説している。
キリトに頼むよ、相棒と叩かれたとき、アニメオリジナルで協力するのは一時的と叫んでいる。この時点でキリトのことを倒すべき敵として見れなくなってきている。
ちなみに廃墟都市は現実世界のニューヨーク市あたりをモデルに作られている。
シノンが行った遠視は命中率補正スキルで《視力強化(ホークアイ)》。物体の遠近エフェクトが薄れ、視界の解像度が増す。
原作版ではライフルの銃口のみしかわからなかったが、アニメ版では「明らかに銃身まで見えておりサプレッサーがついていない」ことから《死銃》ではないことが解ってしまっている。
キリトと一緒にいくと言ったが別れた後、シノンは「心細さ」を感じてそんな馬鹿な!とうろたえていた。そして自分はBoBで優勝する、キリトとは一時的な協力関係、離れたら敵などと自分に言い聞かせている。
廃墟都市には建物に入れるものとはいれないものがあるが入れるものが解りやすく出入り口がある。
シノン、スタン弾着弾→音なし暗転のアニメの演出はすばらしいの一言。シノン終わった、死んだと勘違い「させられた」視聴者も多くいたはず。
ちなみにシノンはキリトのことで思考しながらもちゃんとスタンバレットに気づいている。「背中がぞっとする」と感じ、ビルに入る前反射的に左手を上げてかばってそこに着弾した。アニメ版はそのままなんのアクションもなく着弾棒倒しであった。
メタマテリアル光歪曲迷彩という光学迷彩。本来は「ボスモンスタークラスの技」であり、それを付加する「装備品」は確認されていなかった。
これでわかるがつまり光学迷彩はスキャンすら回避できるというチート物。
原作ではシノンは《死銃》を前にキリトに心の中で助けを呼んでいる。
《死銃》の持っている銃はわかるかもしれないが詩乃が殺した強盗犯が持っていたノリンコ 五十四式 黒星。
《死銃》が「わざわざシノンに黒星を見せ付けている」。これは大変重要な伏線であり、「《死銃》もたまたま偶然、黒星を使っていた、というわけではない」。
パニック発作寸前で混乱しているシノンは《死銃》にあの男をを幻視したり、私に復讐するために時をまっていたんだ、これは運命だ、逃れる事はできない、どこにいてもこの男に追いつかれる、無駄だった何もかもと様々なことを考え「現実としての詩乃」の思考が駆け巡ってる、がアニメでは表情のみ。
発砲音のところで暗転したが、《死銃》が発砲したのかどうか次回へ
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第10話「死の追撃者」・・・単行本06巻
説明
シノンが撃たれそうな所をキリトが助け、バギーで逃げるも死銃が追撃、過去の記憶で弱りきったシノンの狙撃でなんとか振り切り、北の砂漠地帯の洞窟に身を隠し、キリトの意思の強さに現在の自分を対比、1人で戦うと言うシノンをキリトが止め八つ当たり気味にキリトにシノンは当たり号泣、その後互いに過去を告白するというストーリー。
前回同様「対死銃戦」はあまり色濃くなく、「シノンの過去」について前面に押し出されている回であり、キリトへ心許すきっかけとなる場面でもある。そのため洞窟の会話が重要な部分であり、戦闘場面は圧縮され気味である。
補足
死銃がL115のマガジンを交換しているがスタンバレット→338ラプア弾へ変えるため。
サプレッサーによって減音された発射音が聞こえるとおり、完全に発砲音をなくす器具はない。
キリトが必死の顔でシノンをお姫様抱っこして走っているがこれは当然で、いくらSTR型+軽装備でも超重量のヘカートをもったプレイヤー1人を抱えて走るなど過般重量ギリギリだからである。しかしながらそれでもかなりのスピードで走れるのもさすがキリ子さん。
傷は後に説明されるが1つは《銃士X》から受けたもの。もう1つは《死銃》の反撃によるもので死銃の技量の高さがわかる。
何度も説明に出ているが、米国産VRMMOのために痛覚緩和機能(ペインアブソーバー)のレベルが低めに設定されており、深手をおうと強烈な痺れが残る。前作日本産ALOでは剣が刺さっても「何か違和感がある」程度にしか感じられていなかった。
シノンが馬、ロボットホースを避けたのはスキルだけでなく、プレイヤー自身の「乗馬経験」とGGO内での長期間の練習がないと乗りこなせないため。サービス開始8ヶ月でそんなプレイヤーはいないという判断。
「シノンが「扱いが難しすぎる」と言ったロボットホースを、キリトは破壊しようとします。デスガンが元SAOプレイヤーなら、アインクラッドで馬の扱いに習熟している可能性があると思ったからです」by川原氏
シノンがトリガーが引けない、のは先の「現実世界でのトラウマの原因である黒星をみて発作がおきそう」になった、またはそれによる殺した強盗犯を《死銃》へ投影してしまい「GGOの氷の狙撃手のシノン」ではなくて「現実の《弱い》詩乃という本来のプレイヤーへの意識」になってしまっているから。映像からでも死銃に「あの男」を幻視するあたり、シノンから詩乃となってしまっていることがわかる。詩乃がいっているとおり、「GGOのシノンで強くなれば現実の弱い詩乃が強くなるのではないか」という考えから「2つを別人」と考えているのがわかる。
「以前にも書きましたが、詩乃は、シノンが強くなれば自分も強くなれると信じてGGOで戦ってきました。そう思った理由は、GGOの中なら銃を見たり握ったりしても発作を起こさなかったからですが、しかしそれは単にアミュスフィアというBMIがリアルの体感覚を切り離すからであって、詩乃のメンタルに由来する現象ではありません。ゆえに、詩乃がおぼろげに感じていた、シノンが強くなってもPTSDは癒されないのではないかという不安は当たっていたわけです」by川原氏
上記を考えると詩乃がいっていたとおり「暴露療法」、の通り、「黒星」以外ならば仮想世界で「シノン」という「別人」になっているという強い思い込み、「アミュスフィアが5感を切り離す感覚」によって、ゲーム内で敵を倒す《強さ》というものを指標に、銃にふれても大丈夫であったのは当然だったというわけである。詰まるところ、ゲーム内のアバターを動かしているのは当然現実の詩乃、であり《魂》まで切り離す事が出来ないアミュスフィアでは、詩乃が思い描く暴露療法は、早期に瓦解していたことがわかる。
シノンがGGOをはじめた理由は黒星に遭遇しようとしてプレイヤーを倒せば「強く」なれると思っていたが、従って、早い段階で会っていたら、当然ながら今回のようになり、GGOをやめていたかもしれないと推測できる。
メインストリートには銃撃戦のために多数の廃車が設置されている。
シノンは何度も死銃=殺した強盗犯が追ってきたなどと現実を混同、幻視し、狙撃すら出来ない状態が続いていく。
乗れるはずがない死銃の乗馬姿をシノンは自分からあふれた恐怖の具現化などと妄想している。
バギーが追いつかれそうになっているのはキリト・シノン2人の加重があるため。
死銃が100mの位置から黒星で銃撃してくるがなんと必中射撃。さらにシノンは反射で避けている奇跡。シノンが悲鳴を上げたのは交わした銃弾によって発生した塵や破片もダメージ判定があり、その痺れを感じたため。
キリトが俺が代わりに撃つ、といわれて構えたのはシノンのヘカートは自分しか扱えない、というわずかに残ったプライドから。
やはりトリガーを引けないのはシノン、ではなく「プレイヤー」である詩乃が撃つの拒否というか撃てないから。以前までは「別々に考えていた」ものが現在一緒になっている。
キリトがバギーを前方固定、撃てないシノンを補助するという離れ業だが、システム的に2人射撃が可能は不明。
映像どおり、照準しやすいように振り替える前に車でジャンプするよう固定し空中狙撃することをみこしてのことだった。
空中で浮いた状態で対物ライフルなど撃てないだろう、とは思うがGGOはゲーム。浮く事で揺れがなくなったのであとは標準・仰角さえ合えば、「着弾予測円」によって射撃可能。
「詩乃」がトリガーを引けたのはキリトのただ苦しみながらも全力を尽くして戦う強さを見習おうとしての事。
GGOのフィールドに配置された人工オブジェクトのほとんどはプレイヤーが掩体として使うものだが、FPSの流れも汲むゲームだけあってドラム缶や大型機械類は一定以上のダメージを与えると炎上、爆発する危険性がある。爆発したのがトラックに残っていたガソリンに引火したため。
シノンの目にはロボットホースがばらばらになるのがわかったが、後にキリトが語るが死銃はぎりぎりで脱出している。
砂漠に入って冷静になったシノンは《死銃》というプレイヤーがずっと昔に郵便局強盗事件のときに詩乃に撃たれた男と同一人物であるわけがないと冷静に判断できるようになっている。むしろ「そう思い込んだ」のは《銃》のほうで「黒星」によって発作・混乱が引き起こされた事を自覚していた。
シノンにとってGGOをはじめた理由はそもそも54式黒星があるだろうこの世界で、その銃を装備したプレイヤーに「それに打ち勝つ」ことで暴露療法として「強く」なるためだった。
以前のシノンの説明にあったが砂漠エリアには衛星スキャンを避けられる洞窟がある。しかし自分が入って隠れてしまうともちろん自分の端末にもスキャン情報は来なくなる。逃げ場がない洞窟でスキャンを共有したら袋のねずみだからである。
キリトが行っているのは本戦プレイヤー全員に配布されている救急キットによる治療。圧縮型無針らしく患部に当てると自動で注入される。1つでHP30%回復できるが180秒もかかるので戦闘中に使用するものはいない。
時間は21時15分、5回目のサテライトスキャンだがこのまま洞窟にいては死銃の場所を把握できない状態である。
ここでシノンを助けるまでの経緯をキリトは説明している。《マスケティア・イクス》とは「マスケティア」は(マスケットの)銃士という意味でイクスは欧米での「X」の発音。日本人は正確に発音できないため「エックス」と発音するのが通常である。発音表記は「Ickx」。
マスケティアさんがキリトに名乗りを上げているときに「急いでるから」とラッシュでぶった切ったという。キリ子さんさすが。
スナイパーにステータス極振りしているシノンはスタンバレットに気づいていたので考え事をしていなければ回避できたかもしれなかった。
キリトの優しさに自分の過去を明かしてしまいたいとシノンは思っているが、昨日あったばかり+リアルを一切しらない相手にトラウマを告白できないと留まり、もし「詩乃」の事を話してしまったら「シノン」は消えてしまうかもしれないと思っている。
キリトの「怖いけど仮想世界にも現実にも守りたいものが色々あるから死ねない」と誰か、他の人との繋がりを言っているが、これもGGO編のシノンの答えになっている。そのためシノンは洞窟に隠れていればと思わず言っている。
私逃げないで戦う、と宣言したのはキリトの守りたいものを失うかもしれないのに戦う《強さ》に当てられての事。このままGGO内で恐怖し、発作を起こしかけたまま去ったら、現実ではずっとあの記憶に打ち勝つ事が出来ない上ずっと怯える羽目になる、と考えたから。
シノンが死んでも構わないといっている理由は現実で人を殺しているのに罪を受けなかった事を負い目に感じているから。
キリトの言っている事は「人と人が深く関わればその人の中にも大きく存在が記憶され、もし死んだ場合、残された人は悲しむ」的なこと。またキリトがここまでとめるのはキリト自身の過去からも来ている。
GGO開始前に川原氏が公園のシーンで解説しているが、詩乃親指付け根付近にはほくろのようなものがあるがそれは銃を発砲した際に皮膚に入り込んだ火薬微粒子によってできたもの。
推測ではあるが、人との繋がりをいうキリトをシノンはかたくなに否定している。これは「1人で《強さ》を手に入れる」とGGO内で目標にしてきた詩乃の考えを覆すもので、がだしかし、実際キリトは強く、でも、シノンはもう1人ではどうしたらいいかわからないと、考えを放棄。今までの不安の鬱憤をキリトに泣きながら八つ当たりしていると思われる。
ちなみに本戦会場の島全体が保護コードがないのでシノンの拳打ちつけで地味にキリトのHPは減っている。
「大嫌い」とは1人で強くなろうとして「失敗」した自分なのか、他人を守るために乗り越え強いキリトのことかは不明。
泣きつかれたあとにシノンが内心吐露しているのは先に昨日合ったばかりで現実の事も知らない、ということではなさなかったが、先の号泣でその一端をキリトに話している上に泣いた後の浮遊感と死銃を思い出してのことと思われる。
キリトも明かしてしまったのは「よくよくすでにシノンは気づいている」上にゲーム内で大変重要な内面のリアル話をしてくれたシノンへの返答と推測される。またキリト自身アスナさえにも言えていない不安を誰かに話したかったからかもしれない。が、シノン共々になぜ話したかは詳しい描写がないので推測11話へ。
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第11話「強さの意味」・・・単行本06巻
説明
前回の続きより洞窟内で2人は過去のことで会話。その後《死銃》について推理していき、死銃の殺人のからくりを推理した。その上でシノンの部屋に共犯者がいるかもしれないということからの自動ログアウトしそうになったシノンを、キリトは落ち着かせるために抱き、死銃を倒せばいいという彼にシノンも戦うといいキリトがスキャンで囮になり死銃を見つけシノンが撃つという作戦をたてるというストーリー&ALOでアスナがキリトの元へいくというもの。
戦闘がない、以前の「圏内事件」のような推理シーンがメインの回である。これは視聴者・読者への説明場面であり、シノンの状況を死銃決着前に説明するのに必要な回である。
推理シーンは主にキリトがメインでシノンが補助。言ってみればホームズ、とワトソンの典型的な型。これは「圏内事件」のキリト推理、アスナ補助と同じ構図である。しかしながらかなり駆け足気味なので推理、というより「状況整理」に近い表現にアニメはなっている。
補足
キリトの過去を聞いてGGO本戦前から感じていた「ある意味自分と似通った状況」である極限状態をくぐってきたことをここで確信している。
キリトの強さについてシノンが言及しているが、文字通りの意味と自分と同じ境遇で「見るからに強い」キリトに乗り越える方法を聞きたいがため。シノンが予選決勝から彼にずっと付き合っていたのはおおよそのキリトの素性の推測からの同属意識をおぼろげに感じて、気になっていたためである。シノンは質問に配慮がないと感じているが「シノン」が強くなり「詩乃」が強くなるために必死な状況。
この時点ではまだGGO内で強くなっても「詩乃」が強くなるということはない、ことに「薄々気づいてはいる」が、どうしたらいいかわからないためとにかく質問をしている。現にこの場面で今までやってきたのは無駄だったのか、死銃と戦ってかっても「現実詩乃は永遠に苦しみ続けるのか」といまだにゲームと現実を混同している。
キリトの「乗り越えていない、忘れることは間違いで受け止め考えるべき。過去は消せない受け入れて戦うしかない」というのはGGOへダイブする前の安岐看護師の「忘れられない記憶は忘れちゃいけないもの。そうしなければならなかったから、殺人をしても誰かを助けるためにやった、君は助けた人たちを考える権利がある」というカウンセリングから来ているもの。実の所、安岐看護師がキリトの過去の乗り越えに大きく貢献している。
見ての通りシノンはキリトの回答に落胆。キリトの乗り越えかたで自分も過去を乗り越えられないかと思っていた。自分で自分の解決法を探すしかないと考えている。
シノンの不安に思っていた《死銃》は実在する人間、という確認から推理スタート。
シノンが超能力、呪いで殺したなどと突飛とも思える発言だが、今まだこの段階では「ゲームの中から現実のプレイヤーを殺す」というのを基礎に2人は推理していため。
SAO時代からそうだが、キリトは考え込むとき「あご先を指でなぞる」という癖がある。(今までのアニメ中シーンで度々描写がある)
シノンのお尻に注目する描写はアニオリ。・・・キリトさんも男の子ですから・・・。
推理しながらだが、キリトの足に根っころがってるシノンはまだ彼への警戒心・反発がきえたわけではないが、アバターから伝わる温度が過去の記憶をとおざけてくれる、つまり安心し平静を取り戻せている為。
会話の途切れで今頃「膝枕」と気づき恥ずかしさをシノンは覚えているが、ここ数年長時間誰かと触れ合うと言うことはなかったため安心感を抱いている。また現実に帰ったらもう少し新川に近づいてみようとも考えている。このように、シノンは長年「1人で」ということに慣れていたために人触れ合うだけで安心するということを忘れていたことが解る。
全員《AGI特化ビルドじゃない》というのは原作・アニメ版でも強調されるこの事件の重要なポイントである。
キリトが「プレイヤーの意識は、現実世界から仮想世界に移動し行動しているだから、死銃もこの世界で標的を殺していると思い込んでいた。本当はプレイヤーの体も心も移動なんかしちゃいない。現実・仮想の違いはアミュスフィアをかぶったプレイヤーが映像・音を体感してるだけ」という台詞にようやくシノンも「別々」に考えていた「シノン」と「詩乃」の違いを理解している。その後の「死銃は2人」と言う言葉に混乱が拍車を掛けている。
メニューウィンドウは他人に不可視だが、ゲーム内端末は複数人で操作するためデフォルトで誰でも内容が見える。可視・不可視モードは選べるが短時間入力ともなると面倒くさがって可視のまま入力してしまうことが多い。
アニメ版では説明されていないが、《ザ・シード》規格には例外なくSAOと同じ《ディテール・フォーカシング・システム》(SAO設定参照)が採用されているため遠近エフェクトがかかり遠距離の視野が不透明になり、キャラクターが注目したもののみ鮮明になる。キリトが提案した「アイテムを通して」は「昔、知り合いが鏡を通して~」と原作ではいっており、おそらくALOのアスナが暗証番号を獲得したことから推理したと思われる。
アニメ版のキリトは「二股のトカゲのしっぽ」から2人いると着想しているが、原作では「モデルガン」からちゃんと推理している。・・・なぜトカゲになったのか。
この電子錠は先に川原氏がいっていた「監視された社会」の1つ。車と同じくアパートなどの鍵もキーレスエントリー錠になったのはここ7,8年で物理的開錠は不可能になったが、初期タイプはマスター電波が解析されその解除装置が裏で高額取引されている。ちなみに、現在の日本も同じくキーレス錠導入を考えられたが、様々な法規制や安全性また国会の議論により差し戻しになり実現していない。実存するのは生体認証・暗号錠・カード錠である。
シノンも電波ロック+金属錠+暗号錠を併用しているのが第3話で描写されている。
シノンは死体を警察か医者が調べればわかるといっているが、キリトの言うとおり、腐敗した上に薬物によるものと推測しての調査でなければ死亡でもわからないだろう、といっている。またVRMMOの心臓発作は多発しており自然死と判断せざるを得ないことも多い。1話で菊岡の会話通り、司法解剖はされているが、脳のみの検案で処理されている。現実では、全てが司法解剖されるわけではなく、交通事故など受傷状況が明確で外表検査で死因も明らかにし得る場合は解剖せず、検視のみで終わる場合が多い。そのため解剖した理由は「GGO・死銃」が関連したためと思われる。だが現実、人員不足・予算の問題から、変死と思われるような状況でも、自殺や事故、心不全で片付けられることもあるともいわれている。
キリトがわざわざ混乱させるような「今共犯者が君の部屋にいるかもしれない」ということをいったのは、「ここまで一緒に推理していればいずれ気づいてどこかで自動ログアウトしてしまう危険性の排除」「あらかじめ警告しておいてシノンをおちつかせること」等のシノンの保護目的と思われる。後に現にキリトはシノンと共闘せずにおいていこうとする。
シノンの衝撃をアニメ版は「トカゲとさそり」で表現しているが・・・・。あれはどうなのだろうか。もちろん原作にはない。
アスナは一度ダイシーカフェ二回にログアウト→菊岡を呼び出し→また即ログインと再ログインまでたった1分弱しかたっていない。さらにクリスハイト登場までたった1分である。
菊岡のALOのアバターであるがアスナと同じウンディーネの魔法使い、メイジ。細長い長身に簡易なローブマリンブルーの長髪を方わけに銀縁めがねを掛けている。
クリスハイトの由来は英語で菊の《クリサンセマム》と岡の《ハイト》の合成造語。これを知っているのは菊岡がSAO事件対策チームと知っているキリト・アスナ・ユイのみ。
菊岡がALOにアバター作ってアスナらと遊んでいる理由は本人曰く「VRMMOをプレイすることでキリト達ともっと仲良くなりたいから」と言っているが当のキリトは「情報収集活動の一環」といっており、アスナも菊岡に胡散臭さを感じている。
菊岡に電話を掛けたとき日曜の夜に独身公務員ゆえに「自宅」といっていたがなぜか少々「電話が遠く、おまけに声の向こうから妙な重低音」がしたのをアスナは聞いている。
ユイのネット情報・マスコミ報道や個人の発信情報から死銃による殺人事件の可能性を結論として出してしまっている。この引き出す情報処理能力それを正確な日本語にまとめ言語化するAIの完成度はすばらしいものである。ただ、SAO内で《メンタルヘルス・カウンセリング・プログラム》だった故に情緒回路は恐怖・悪意などにかなりの負荷がかかる。
アニメ版ではいってないが、原作ではユイを誘うとき、菊岡が「ラー……」といっているがこれは「ラース」という組織の名前で思わず言ってしまいそうになった。これは第四章アリシゼーションにて明らかになる。
菊岡はクラインを~氏、と呼称している。
「クリスハイトはクラインを「クライン氏(うじ)」と呼びますが理由は…単にサムライっぽいからというだけですネ」by川原氏
菊岡は「殺人事件ではない」と事務的に返すが、黙ってしまう。メンバーは「なぜ危険とわかってGGOへいかせたのか」と疑問であるが、黙した菊岡は「死銃という者が存在するから『キリトを行かせた』」と言うのが本音。
「菊岡がキリトにデスガンの噂の調査を依頼したのは、デスガン事件ではなくキリト本人に興味があるからですが(つまり手段のために目的を選んだようなもの)、総務省のお役人という触れ込みの彼がなぜんそんなことを…という疑問は原作9巻あたりを読んで頂けると解るかもです!なので、菊岡は、デスガン事件は九割まで単なる偶然の産物だと思っていました。キリトが興味を持ちそうなネタだから、という以上の理由はなかったわけです。それがなんだかマジモンぽい…という話になってきて、彼も見た目以上に慌てております。」by川原氏
リズベットの疑問通り、事件で接触したキリト・アスナそして情報が必ず伝わるユイの3名以外の生還者には対策メンバーだったことは伏せていた。
菊岡は名ばかりと謙遜するが1万人を速やかに全国の病院に運び関係各省をうごかし生命を守った実績がある。その指揮をとっていたのが菊岡だったため、アスナ・キリトはうさんくささを感じつつも助けられたということで感謝はしている。
もちろん先の回で死銃の喋りやしぐさに覚えがあるため名前を思い出そうとしている。
中継画面をみているがこの時点で全員キリトのアバターを知らないためステータス画面でしか確認できない。
アスナがダイブしているダイシーカフェは御徒町。千代田区の御茶ノ水の病院までは末広町をはさむだけの近い距離にいた。GGO終了後すぐにキリトに会いに行こうと都心からダイブしていたのが功を奏した感じである。
抱きしめてシノンが落ち着いているがキリトの心臓の鼓動を聞いている。
時刻は21時40分。洞窟に入ったのは21時10分ごろなので25分間も推理などで話、スキャンを2回スルーしている状態。
アニメ版は「自分が囮」だけでシノンの言葉は終わっているが、原作では「自分が囮になり観測手(スポッター)になろうっていうの?」といっている。スポッターとは狙撃主にターゲットの位置を割り出し告げたり、ターゲットの状況や周囲の気象など伝える役である。
プレイヤーが少なくなってきたのでシノン達のところにもカメラが来ていて見た目「女の子同士が抱きついている」風景が生中継されていた。キリトはアスナのことを一瞬考え怯えた表情をし、困るのはシノンと指摘され彼女も声を詰まらせている。
キリトがいまさらながらに死銃の名前は《スティーブン》といっているが、これは読者・視聴者への伏線である。
シノンはキリトからはなれて心細さを感じている。
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第12話「幻の銃弾」・・・単行本06巻
説明
スキャン結果からキリトが囮になりシノンが闇風・死銃を撃破する作戦も、闇風は撃破できたが、死銃はできず、キリトも死銃のエストックに圧倒されるというストーリー。
死銃決着&BoB終了の前半ともあって非常に視点がかわり長い回である。
補足
GGOは現実時間と同期しているが22時という深夜にもかかわらずまだ黄昏時。GGOの世界は夕暮れが遅い様子。
ここでは星空が見えていないがGGOは常に惑星破壊のために雲に覆われているためと言う設定。
7回目のスキャンで砂漠周辺を見るが周囲にはプレイヤーがいない。かわりに灰色光点つまり死亡したプレイヤーが散らばっており、戦闘音もなかったことからキリトは不思議におもっている。
後にキリトは自分たちを探していた死銃が片っ端から狙撃排除したのではといっている。
《立てこもリッチー》さんは2人のプレイヤーに攻略相打ちされた様子。
総人数が1人足りないことから死銃があれから1人殺害したのは明白な状況。
しかしながら共犯者はシノンに張り付いているので殺害は無理だが、ここでキリトは「大きな見落しを・・・」と考えにいたっている。
《ランガンの鬼》とも言われる闇風さんの実力はそうとうなもの。AGIカンストの上ダッシュスキルを極めた《忍者》。ゼクシード亡き今日本サーバー最強といっても過言ではない。
シノンが急に現実の恐怖を冷静に考察し、作戦立てているが、言っているように考えないようにしているだけ+「シノンと詩乃を別々に考えていたということに気づいた」ことから。シノンはキリトを見て何でも全力に立ち向かう強さの要因についておぼろげに気づいている。
キリトが「君が《狙撃手》であろうとするのと同じように」という言葉にキリトは怒るかなと思っていた。理由は「《ゲーム内の狙撃手になっていれば強くなれると思っている》」という揶揄だからである。
キリトはじっと考えているがシノンを守りながら戦おうといろいろ思考しているがその後シノンにそれを見透かされて作戦通り共闘している。
暗視モードに変更したシノンはヘカートⅡで闇風を潜伏していた洞窟の岩山頂上でアンブッシュ中。
位置的には南ビル廃墟にシノン、キリトがバギーを北側に乗り捨て銃撃不可にし、東にキリトが立ち、西から闇風が接近中という状況。
原作ではシノンが闇風を待ち伏せしているのは、先ほど潜伏していた岩山の頂上であった。ビル描写はアニメオリジナル。
シノンは初弾の発射音なし狙撃は避けられないと思っているがキリトなら避けると信じている。
シノンは狙撃手としてキルスコアを積み上げ腕を磨いていつかBoBで優勝できれば現実の朝田詩乃も本当の強さを手に入れられる、銃の恐れも捨て去って過去の事件も思い出すこともなくなり普通にくらせるようになるとGGOをはじめてずっと信じていたことを自覚した。またもちろんながらそれは間違いでありいつしか《シノン》と《詩乃》を別の存在と考え強いシノンと弱い詩乃と区別してしまったことも理解できていた。
シノンの中にも詩乃の弱さがありどちらも同じ自分とキリトを通して学んでいる。詩乃の中にもさいしょからシノンのような強さはあったとようやく悟っている。
忘れよう、罪から目を瞑ることを止めるとシノンは考えており、キリトの洞窟内での言葉が生きているのが解る。
因みにシノンのいう「罪」とは強盗犯を殺害したした罪。誰も罰しなかったのが逆にシノンのトラウマとなり、いつか誰か罪を罰してほしいと反省と後悔を現実ではしていた。パニック傷害の一端はここにある。
《システム外スキル》はSAO時代、前線の多くの攻略組みが「生き残るために」編み出したものでデュエルにおいて剣の位置やアバターの重心から相手の出方を予想する《先読み》、遠距離型モンスターや人の視線から攻撃軌道を推測する《見切り》、環境音から敵由来のSEだけを切り分け位置を探る《聴音》、モンスターAI学習を誘導、急激な負荷を与えて隙を作る《ミスリード》、複数人でそれらをやりつつ同時に回復を行う《スイッチ》。などそしてキリトが行おうとしているのは《気を感じる》、《超感覚(ハイパーセンス》。
最も習得困難な奥義とされ人によってはオカルト扱いされた《気を感じる》、《超感覚(ハイパーセンス》だが自分を狙う敵の存在を5感よりも速く感じ取る。《殺気に気づく》ための技術であるが、否定派に言わせれば殺気などというものは仮想世界では原理的に有り得ない、なぜならフルダイブ環境下の人間はナーヴギアが脳に送り込んでくるデジタルデータのみで世界を認識するのだからあらゆる情報は置換可能でなくてはならない、そこに殺気だの第六感だのといった曖昧な代物が存在する余地はないという。
しかしながらキリトはSAO内やALOで殺気をかんじたり、ボス部屋でいやな感じで立ち止まったり、誰かに狙われてると直感したりしている。後にユイに相談しているが5感情報以外で外に知らせる仕組みはないと断言。だがキリトはサーバーとやり取りをして誰かが待ち伏せなどしていたら負荷が2倍以上になりその通信ラグが殺気として感じるのではないか、と言ったがその程度で処理落ちするサーバー漬物石にしたほうがいいといったあとあくまで可能性なら絶対に100%では有り得ないとはいえないと。結局の所オカルト説のほうが有力と考えている。
この《超感覚》ににた現象は2話でベヒモスと戦ったシノンがスコープで確認した時、明らかに「あいつ《嫌な感じがする》」といって《超感覚》スキルににたものを言っている。またシノンは地下ダンジョンに落ち、ヘカートⅡをてにいれたときも同じである。
またアスナも同じくこの感覚を感じ、リーファもALO作中で感じている。
そしてキリトは「殺気」を感じ、死銃の位置を割り出し、予測線なしの狙撃ヘッドショットを見事かわして《超感覚》スキルを実現させている。
シノンは闇風の速さに今撃つべきかと迷ったが立ち止まるまで待つことを選んでいる。
キリトが避けた弾丸がビルに着弾破壊のシーンはアニメオリジナル。
原作版ではビルに着弾せずに闇風の横を通り過ぎて立ち止まったところをシノンは狙撃している。
死銃は亡霊じゃないと言い聞かせ弾道予測線をみた死銃と一騎打ちにシノンはゴーグルを、死銃はレシーバー、つまり弾を発射、給弾、俳薬する機関部を破壊され、銃身以外を残して破壊することが出来た。
アニメ版ではシノンはスコープから眼をはなしていなかったが、原作では離している。シノンが狙撃後にスコープから右目を離していなかったら即死だったため。(アニメ版では目から銃弾が入ってシノンは脳破壊で即死している)
銃身の汚れを拭くクローニング・ロッドならぬ刺剣を出した死銃にたいしてキリトは重刺突の《ヴォーパル・ストライク》を放ったが避けられた。
バッテリーに限界はあるが端末からユイと喋ることは可能である。
アニメ版ではアスナと安岐の挨拶や会話がカットされている。
bpmとは「beats per minute」。1分間あたり(Per Minute)に刻む拍(Beat)の数を 示す単位である。メトロノーム記号とも同じく、音楽での速度にも用いられる。通常の人間の脈は60~70程度であるが走っている状態の160bpmまで上がっているのでキリトがどれだけ緊張しているかわかる。
アスナもラフコフにエストックの達人がいたことは覚えているがやはり名前が思い出せない。
ここで死銃のキャラネーム《Sterben》の種あかしでドイツ語で読みは「ステルベン」。医療用語で「死」、「死ぬこと」の意味。
キリトを何もかも忘れようとした卑怯者だと言われ、一度もあれから接触していないのになぜ自身の内面をそこまで言い当てることが出来るのか、と動揺している。
死銃が放った連撃はスラスト系上位ソードスキル《スター・スプラッシュ》8連撃。アスナも使用していた剣技。光剣では弾くことも出来ないため全てキリトは受けてしまう。
第4話のキリトが試し切りしてるときも記述したが、ソードスキルは身体が覚えてしまえば「そのゲームのステータス値やスキル補正」により簡単にだすことができる。だがSAO用につくられたものであるのには変わらず、「システム的アシスト」がないため出せても5連撃手前ぐらい。8連撃出している死銃はかなりのステータス値にソードスキル錬度を監獄の半年間で磨いた事がわかる。他のゲームで「剣技」的なもので出せないことはないがもちろん「ステータス・レベル」などが無い現実世界では再現はある程度可能であるが、剣道の全国大会(玉竜旗)に出場が決定しているリアルハイレヴェル剣士の直葉と我流無鉄火剣法の和人がやるとやはり和人は歯が立たないらしい。そのため現実では再現できても有用性に難があるかもれしれない。
というまさかに《死銃》&BoB分割2話で13話へw
第13話「ファントム・バレット」・・・単行本06巻
説明
光剣で弾けないエストックに苦戦しながらもキリトは討伐戦前の会議の記憶から「赤眼のザザ」と名前を思い出し、さらにシノンの予測線の援護に勝機を見出し、拳銃との2刀流で死銃を下し、共犯者の可能性を話し合いグレネードで自爆し同時優勝、その後詩乃が現実に目覚めると恭二が訪れ、自分が《死銃》の片割れと正体を明かし詩乃にゆがんだ愛情で心中しようとするストーリー。
BoB終了からこの事件の真相が明かされる場面である。しかしながら前回はかなりスローペースだったのにもかかわらず今回はかなりのハイペースである。
《死銃》は誰か、どうやって現実で殺害をしたか、また動機などキリトとの推理より詳しいことが詩乃と新川の会話で説明される回である。つまり犯人による自白回。
現実なので、もちろん濃密な会話シーンのみで進行する。また詩乃が一時的に現実で発作を克服する場面でもある。
補足
前回より続き。
シノンが目が光って使ってるのは前回でた視力強化《ホークアイ》。アニオリ演出。
キリトの雄姿をみてシノンは「強さとは結果ではなく何かを目指そうとする過程そのものが強さである」と自分で自分なりの答えを出している。
実はここでアスナがアミュスフィアを取り上げてもキリトはログアウトできてしまうが、何かを守ろうとしている彼を邪魔できないと止まっている。
死銃は監獄の中で復讐の一身で何千、何万回繰り返し動作をし脳に焼付け、この男の神経回路にはエストックが焼きついて、技を磨き上げたとキリトは驚愕し推察している。キリトは光剣のため連撃パリィができないため大降りでもしようものならHPを持っていかれるので避けるので精一杯でまったく手が出せない状態である。
大変誤解を招くアニメオリジナル演出が入っている。先週すりぬけた光剣の刀身でエストックとやりあっているのである。「あれ?じゃぁなんで先週キリトは弾かなかったの?先週なんで応戦しなかったの?」と思っただろう多くの視聴者は是非原作を読んでいただきたい。恐らく「アニメ的に映える演出」をしたく死銃との剣戟を派手に演出したのだろうと思われる。
もちろんながら原作では「実体のない光剣の刀身」ではエストックはすり抜けてしまうため、「パリィ不可」で剣戟を直接あてなければならないという状態であるが、死銃はエストックの攻撃間合いを常に維持してキリトに大技やソードスキルを出させないようという状態で防戦一方で追い詰められ、死銃のフィニッシュ時に逆転するという流れである。
実際アニメではカットされているが原作ではキリトは「愛剣よりかなり軽いフォトンソード、動きの感覚がまるで異なる」、「《ヴォ―パル・ストライク》のような単発技ならともかく連続技を再現することはきわめて困難だ。そして死銃は俺にもう大技を繰り出させる隙を与えないだろう」と緊迫した描写されている。アニメをみても常にキリトとの間合いを詰めており、キリトの攻撃を自身の剣技で封殺している。
またキリトは原作では「安全圏に居る」と描写されている。つまりそもそも「シノンを守るための闘い」であって、戦う前に死銃がいった「お前は、負けて、そこであの女が殺される云々」ということから「絶対に倒れてはいけない」というかなり難易度の高い戦闘。原作では「俺が倒れれば、死銃がシノンを襲う」と追い詰められた状況を表している。現にこの時点でHPは3割以上削られており、キリトがバックしても死銃は追い、ソードスキルという状態。
「ほんの一瞬。なにかブレイクできれば」とキリトは避けながら思っている。「フォトンソードでは金属をすり抜けパリィが出来ない」、「死銃と対等に対するには同じ金属剣がいいが手元には軽い光剣のみで不可能に近い」、「死銃はもはや自分にソードスキルや大技を出させないため常に接近状態でもうあと短時間でやられる」、「単発攻撃では例え当っても死銃のHPを全部削れない。しても避けられて逆にHPを全部持っていかれる故の避ける防戦」、「さらに自分はシノンを守るために倒れるわけにいかず、必ず死銃を倒さなければならない」というムリゲーにもほどがある死銃の強さである。
そこにシノンの「幻影の一弾(ファントムバレット)」
死銃のフィニッシュ時に《聖竜連合》本部で行われた討伐戦会議を思い出しそこから《赤眼のザザ》を思い出した。
アニメ版でいった「黒」、のほう、当然ながら《ジョニー・ブラック》(画像中央)もこの事件にかかわっている。アニメ版では説明されていないが、会議の詳細がカットされている。
キリトが左手が勝手に動きファイブセブンをつかまされた、と感じた現象。自分の左手が何者かに操られるようにひとりでに動き、緊張に冷え切った手を誰かが、よく知った誰かの手が包み暖め導くと感じている。この現象はSAOラストの「アスナの麻痺強制解除」や「キリトの感覚の加速」と同様の現象で、茅場が言っていた「現実世界の物理法則を超える現象」である。現実で握ったアスナが力を貸した、とはいささかかなりロマンチックだが詳細は不明である。
拳銃による二刀流に「ソードスキルに銃を使ってはいけないと誰が決めた?」と場違いな考えが原作では書かれており、川原氏も違和感があったのでは・・・などと考察する。
キリトはなったのは二刀流重突進技ソードスキル《ダブル・サーキュラー》。左手で防御を崩し、右手で切りつけるというもの。
アニメ版では死銃ぶったぎりでどーんと爆発しているが、もちろん原作ではしていない。アニメオリジナル演出。・・・原作では懐の54式を斬って小爆発したが、なぜあんなに大爆発をしたのだろうか?w グレネードを切って爆発したかのように見える……。
「デスガン大爆発! …爆発したのは、光剣に分断された五十四式のマガジンです!」by川原氏
死銃の最後の台詞「あの人が…お前を」は第四章アリシゼーションへの伏線である。
シノンがキリトに心許しているのは推測であるが、混同していた強さを教えてくれたことや死銃から守ってくれたことの感謝、特に自分自身でどうすれば強くなれるか導いてくれた所が大きいと思われ、よい信頼関係が気づけたからと思われる。
アニメ版ではカットされているが、シノン、キリトともにちゃんと住所を行っている。シノンはアパート名まで。シノンは「文京区湯島」。キリトは「千代田区御茶ノ水」からの近いダイブなので「驚いたな」といった。
シノンがキリトの駆けつけようか?という申し出を断ったのはさすがにそこまで甘えるわけには行かない、のと気恥ずかしさから。恭二もきてくれるだろうしと考えている。本当はキリトが着てくれると心強いとは感じて承諾しようとした。
お土産グレネードで2人自爆同時優勝。ログアウトへ。
大会終了後、キリト・シノンがいるのはログアウト前の待機空間。目の前にリザルト表とログアウトまでのカウントダウンが示されている。
ログアウト前にシノン・詩乃はキリトが警察を手配して10分といっていてのでそれまで自分で自分の身を守らねば、と新川を呼ぼうと考えている。
ログアウトし現実に戻ったが共犯者がいるのではないかと動きたくないとこのままキリトを待とうとも考えたがエアコンによるくしゃみであっけなく動いてしまった。
一応犯人が潜んでいないか捜索する詩乃だが、武器もなにももたないで本当にいたらどうするつもりだったのだろうか、と疑問がわく。
新川がずいぶんと早く来たのは「近くの公園で観戦していた」は間違いないだろうが、後にあきらかになる共犯者であるためスタンバっていた為。おそらくゲーム内で麻痺した時詩乃の部屋へ侵入している。
新川をすっかり信用している詩乃はドアロックしてしまっているが、安堵して緊急事態ということを忘れてしまっている。空けて置くのが正解で、キリトの推理が確かならば鍵がかかっていても犯人は開けようとおもえば開けれるから。
もしかしたら、全て偶然の産物ではなかったのか等と危険な状況から帰還した特有の現実逃避をしている。
相変わらず危険な文言をいう新川だが、この危険性に詩乃も薄々気づいてはいた、だが男の子なんだから当たり前、恭二はおとなしいから自制を失うことはない、と信じていた。
前々から記述しているが、新川の言うとおり公園での約束は「待っていればいつか新川のものになる」と解釈していた。詩乃は「いつか自分を縛るもの(過去)を乗り越えてみせるまで待ってて」という意味でいったのだが、詩乃へ陶酔している新川にはメタ的な意味は伝わっていなかった。
新川が抱きついているが、抱きつくといより肋骨がきしむほどの力でほぼサバ折り状態。
朝田さんすきだよ、僕のシノン、という発言から新川は現実・仮想の区別がついていない。「朝田さんは優勝したから充分強くなれた」、というのは以前詩乃が考えていた「ゲームで強くなれば現実でも強くなれる」に近い考え、だが新川は現実の詩乃にシノンを重ねているという所までいっている。
アニメ版では注射器はわき腹、薬品名は言わない、注射器の名称も行っていない。原作版では詩乃の首筋に当てている。注射器の名称は無針高圧注射器、薬品名は「サクシニルコリン」
ちなみに無針高圧注射器は皮下注射するものであり、大雑把に言えば、一般的な注射器の注射針よりも細い穴から、バネや油圧などの力で薬液を一気に噴射することで、薬液自体を針のようにとがらせて生体に撃ち込む高圧縮の水のようなもの。
また無針高圧注射器、という名称の医療用具は存在しない。「無針注射器」、「高圧注射器」があり、日本では一般的に「無針注射器」で呼称される。そのため「無針高圧注射器」は架空の名称・・・?と思われる。しかし原作では後の表記が「高圧注射器」で統一されている。
サクシニルコリンは静脈内注射しないと即効性も死ぬほどの効果も期待できない。また劇薬と原作では表記されているが筋弛緩剤内では劇薬指定はされていない。他方では正常に皮下の静脈注射をしなければ死ぬことは無いと過去の動揺の事件で科捜研によって実証されている。(服は薄ければ貫通はするが薬剤が皮下まで届くか期待は出来ない上に注射痕が残ってしまう可能性がある)また、過去の殺人事件にも実際数多くつかわれており(およそ100年以上前より)体内で証拠がのこらないとされているが、短時間ならば「サクシニルモノコリン」という代謝産物が脳内から検出でき、特定可能である。(劇中では腐敗が条件のためわからなかった。《ペイルライダー》らの死体はどうかは不明)
新川が明かしているが、《ステルベン》(死銃)は元々は兄が作ってGGOで動かしていたアバター。それを死銃計画に当たって現実で撃つ役、GGO内で撃つ役と複数人でうごかしていた。
詩乃のコウニン試験とは「高校認定試験」のこと。恭二が中退したため受けようとしていた試験。アニメではカットされているが、予備校の散々な模試結果用紙を詩乃に見せ付けている
新川が「ゼクシードの屑がAGI型最強なんて嘘を・・・」といっている。またシノンのカットされた台詞「全員AGI型じゃない」というのも読者への犯人の動機を推理する伏線であった。襲われたプレイヤーが全員AGI型ではなかったのは新川がそうなれなかったという逆恨みな基準からである。14話にて菊岡から殺害条件が話される。
アニメ版では詩乃は腕を張って抵抗しているが、原作版は「抵抗したらやられる」という恐怖であちらこちら撫で回され、最後にはベッドに押し倒され馬乗りにされている。むしろ「劇薬」を押し当てられて抵抗できているアニメの詩乃がすごい。
恭二は現実と仮想世界の線引きも曖昧になっているのが台詞からもわかる。
警察まで説得しようとした詩乃が愕然としたのは、恭二が詩乃に近づいた理由は単純な「好意」ではなく、詩乃が忌諱し、発作の原因でもある「本物の銃で人殺しをした」ということに「憧れて」近づいたため。そのために唯一心許せると信じていたが、詩乃は友情、恭二は「人を銃で殺した人」という憧れというすれ違った好意に気づいたので絶望した。
絶望して様々なものを自分から奪っていく現実を、もし郵便局の事件がおきてなかったら等と考えている。また自分と恭二の類似性も見ている。
キリトのことを思い出すも一旦あきらめるが、シノンを幻視している。演出なのだろうが、シノンの誰かの為に戦おうという言葉で意識を覚醒している。
アニメではよくある特有の空間表現になっているが、小説の心理描写を絵にするとこうなるのだろうなぁ、と理解したほうが早い。
原作では恭二の注射器を抑え、顎に掌低を食らわして、暴れた恭二に机に吹っ飛ばされる、というものだが、アニメ版はめっちゃもみ合っているw女子の詩乃に恭二は勝てないのかと純粋に疑問が生じる場面である・・・。
朝田さんをずっと助けてあげたのに、と言う言葉から詩乃は恭二は下校する詩乃を毎日ストーキングし帰宅するのを見て、GGOへログインしていたとわかった。
アニメではカットされているが、詩乃は机に投げ飛ばされ、ばら撒かれた中身から例のプロキオンSLを取り出し恭二に向けている。
詩乃がプロキオンSLを手にとって発作に打ち勝つ場面であるが心象風景のみで詳細は不明である。推測であるが全てに全力で向かうキリトを見て悟った「あらゆる強さは結果ではなく、過程の中にある」というものを自分に言い聞かせ、銃を持って発作に打ち勝つ強さもその過程にあると捉え撃鉄を起こすことで見方を変えた、と思われる。
原作では錯乱した恭二が呼ぶ声はカタカナ表記で「アサダサンアサダサンアサダサン」こわ。
恭二の顔がもう少し近づいたら首筋に噛もうと詩乃はしたがそこにキリトが乱入、恭二に顔面膝蹴りをかました。
という緊迫の状況で次回へ。
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第14話「小さな一歩」・・・単行本06巻
説明
前回の恭二のクライマックスシーンとその終わりから。
事件後詩乃は遠藤らの恐喝を逆に銃でやりすごし、そのままキリトのバイクで菊岡の所へいき、事件の顛末を聞きながら会話、その後ダイシー・カフェに行き、アスナ、リズベッド、エギルを紹介されるもキリトに過去の話しをし、その町に言ってきたと当時事件現場に居合わせた女性、大澤祥恵と娘瑞恵に会い、告白と謝罪、感謝を聞き詩乃はキリトからも伝えたいことをきかされ、最後に瑞恵に絵を渡されたすけてくれてありがとうと手を握られ涙するというストーリー。
エピローグであり、事件後どうなったかを説明されるかなり非常に長い回である。
登場人物の時系列が入れ替わっており、後に判明するような演出となっている。
詩乃と遠藤らの決着→キリトと合流、菊岡の事件の概要&事件後の詩乃らの行動→ダイシーカフェにてアスナらと知り合う→事件時の職員大澤祥恵に会い謝罪・感謝されるという大変長く2話に分けても言いぐらいのものである。特に菊岡の事件概要の話は大変長く、キリト、シノンの会話を交えてもこれだけでも1話成立するぐらいかと思われる。
補足
キリトの声で逃げようとするも「注射器」について言うのを忘れたととって返したが遅かった。
しかし、自称もやしっ子キリトだが本当にぼこぼこにされている絵はなんというか信じがたい・・・。
詩乃ステレオ攻撃女子力(物理)
どこかのカウボーイ見たく撃たれたらペンダントが守ってくれたみたいなというか映画まんまの演出でキリトは助かり事件終わり。
アニメではカットされているが「ちくしょう…咄嗟に遺言なんて…思いつかないぜ」などとキリトはいっている。
後に語られると思われるがというかアニメではカットされているが、事件後2日経っている。あの後キリトの勧めで詩乃がユニットバスで顔を洗って着替えていると警察、救急車が到着。恭二はその場で逮捕され警察病院に運ばれ、キリト・詩乃も念のため病院に運ばれ検査され、詩乃は擦過傷以外異常なしと診断され、その直後に刑事による事情聴取が行われ、午前二時過ぎに医師が精神的ストレスが限界と判断され一旦終了、詩乃はそのまま寝た。月曜の昨日は早朝に眼が覚めて休むよう勧める医師の勧めを断ってアパートに戻り、登校。事件と深夜まで続いた事情聴取におかげでうとうとしながら授業を乗り切り、学籍があるというのに恭二の事件について噂をしているものは不思議なことに一切いなかった。
詩乃は遠藤らの呼び出しをスルーし、アパートに帰ると刑事の車が待っていて、着替えを取って昨日と同じ病院で、医師の簡単な問診のあと、二回目の事情聴取があり、今度は詩乃のほうからも主に恭二について質問したのだが、怪我はたいしたことはない、黙秘しているということだけだった。警備上の理由という事でその日も病院に泊まるよういわれ、食事をしてシャワーを浴びて実家の祖父母に電話をして眠った。翌火曜の今朝、覆面パトカーにアパートまで送ってもらい刑事に、これで一応聞き取り調査は終わりといわれた。詩乃はこれからどうやって事件の事を知ればいいのだろうと朝食の用意をしていたらキリトから電話があり放課後時間はあるかと問われうんと返事をした。
病院で別れたキリトの動向の描写はないため不明である。おそらく詩乃と同じく刑事に事情聴取されたか、菊岡がやってきて聞かれたかと思われる。
この翌日の月曜にキリトは自由になっており、アスナらに詩乃過去を相談、詩乃故郷へ行って事件時の女性職員を探して、都心にて大澤祥恵と会話していたと思われる。
全て段取りが整ったところでキリトから電話があった。電話の内容も描写がないため「どのような内容だったのか」は不明。恐らく「説明がてら《依頼人》が会いたがってるからこれないか?」というあたりのことをいわれたと推測する。
キリトと菊岡がどの時点でコンタクトがあったのか描写がないため不明。事件直後か、病院内か、全て終わってキリトが詩乃を呼び出す直前か、どこかはわからない。
キリトが校門前で待っているので最後のお誘いの電話で「学校近くに来て。バイクで送迎して」と詩乃が言ったと思われる。
詩乃がぼーっとそらを見ているが遠藤らの呼び出しでわざわざ待っている状態。
ちなみに以前に描写があったが詩乃の眼鏡はNXTポリマーレンズの眼鏡で伊達眼鏡。眼鏡をしていると「銃弾も弾くというふれこみからかけていると安心する」という理由からつけているが、このGGO編が終わってからあまりかけなくなる。
実際、NXTポリマーは米陸軍による超軽量プロテクター開発プロジェクトから生まれた優れた強度と耐衝撃性、光学特性を持った素材で44マグナム弾を1mの距離からの試射実験で弾いている実績がある。もちろんお値段もお高く2万~6万程度が相場。
遠藤のだしたモデルガンに発作を起こしそうになっているが、「本当に恐れるべきは銃ではない、もつ人間のほうだ」と自制できている。というよりもシノン、ではなく詩乃で発作を自制できているほうに注目すべきであり、恭二の件でなんらかのきっかけがあった、と思われる。
遠藤からあっさり銃を奪う様はさすが古参のGGOプレイヤー。
アニメではカットされたが、詩乃の言っている「サム・セイフティ」とは親指(サム)で操作するセイフティのこと。銃を構えたまま、親指で解除出来る位置にセフティがある。「グリップ・セイフティ」はグリップにプッシュボタンや稼動するストラップなどを設け、グリップを握ってこれらが押されない限り、トリガー機構をロックするもの。また今までにでてきた「シングルアクション」とは撃鉄(ハンマー)の動作のことで、最初自分でハンマーおこさなくちゃならんのがシングルアクション、おこさないでもトリガーを引くだけでハンマーが連動して起きるのがダブルアクション。
原作の描写では詩乃が「こことここを解除しないと撃てないわ」と1911ガバメントのセーフティを二箇所解除しているが、ガバメントのサム以外はグリップは握るだけで「トリガーのセーフティ解除ができる」ので、カチッとはなるようなセーフティはない。・・・のだが。サムを親指で解除し、グリップをしっかり握れば2つ解除できる。
銃の癖がわかっていなかったので初弾は外すものだとおもって空き缶にあたり詩乃はびっくりしている。
堂々と立ち去っているが、ぶっちゃけ発作をぎりぎり止めていた状態。その場にへたり込みそうになり、めまいと心拍が上がりこみ上げる胃液で喉の奥がつんと痛んでいる。もう一度やれといわれたら絶対に出来ないと考えているが、それでもこれが最初の一歩、と詩乃は病気と過去に立ち向かっている。
詩乃もクラスで仲のいい友人がいるようだが詳細は不明。
今朝の電話で《依頼人》のところにつれてくというので学校をでたところで待ち合わせしたし、バイクで送迎しろとも言ったがまさか校門のど真ん中で待っているとは詩乃も思っていなかった。
現実のキリトを「どこか病的な気配がSAOに囚われたことを彷彿とさせる」と感じている。故に怒鳴ろうとしたしたが止めてしまった。
実を言うとこの描写、大変な伏線。「現実世界に生きていないような」印象を受けさせるキリトは後々大きな事件に巻き込まれる。
2人乗りでいくが「Extra Edition」でも開幕すぐの直葉のバイク2人乗りで少々論争していましたが、キリトの乗っているバイクはヤマハDT125Rのタンデムシートつき。現行の日本では「免許を取得して1年経過後、一般道路での2人乗りが可能」ということで乗れないはず、ではあるが、あの世界の日本ではすでに法改正でのれるようになってしまっているかもしれない。(横浜市が交通渋滞緩和のために条例で2人乗り可能と出そうとした例も過去にある)
ちなみに第3話でも補足しているが免許は高校編入学前に取得。原作5巻のキリト主観の説明にある。バイク通学をしている、とあるので通学のために取得。(時期不明)「Extra Edition」は7月なのでおおよそ取得しておおよそ半年?程度、GGo編でおおよそ10ヶ月?ぐらいと推測される。
これも再び記述するが詩乃は子供の頃によく祖父のおんぼろスーパーカブ90の後ろに乗っていたので慣れている。
菊岡との会談だが、キリトのナレーションにより大幅にカットされているので以下は補足である
行き先は文京区湯島から皇居経由の中央区銀座。御茶ノ水から千代田通りを通って皇居、晴海通りから行っている。
お小遣い3千円の詩乃にとって4桁数字が並ぶメニューに戦慄してる。
「他人と触れ合う」ことをさけ、且つ「お役人」ということもあり詩乃はかなり緊張している。
ちゃんと謝罪できる菊岡さんは大人の鑑。・・・本音以外では、だが。
菊岡はこうなるとは思わなかった、と言っているが、先の川原氏もいっていたが、「キリトのVR世界での能力自体に興味がある」菊岡にとっては死銃だろうがなんかの噂だろうがVRに潜らせられる理由があれば何でもよかった。だからこんな大事になってあわててる。
菊岡はなぜか「くさい物、キモイ」物の自分の体験談を話題にだす。
詩乃はこの時点でまだ《死銃》事件をしりたい、とは思っているがこれ以上真実に触れたくないと思っている。なぜなら詩乃はある部分では恭二のことを信じているため。恐ろしい事件のあとでも完全に憎めず好意を捨て切れないでいる。
菊岡の言った親のプレッシャー、というものを詩乃は想像しようとして実感できないでいる。また身近にいてそれに気づかなかったの自分が自分ばかりに一生懸命で他人をみようとしなかったと自分を責めている。
詩乃が恭二の供述か?ときいたことからもこの会談には「恭二は今どうなっている」を知るためにキリトときたことが解る。恭二の気持ちではないことに落胆している。
リアルマネー取引、いわゆるリアルマネートレーディング(RMT)とは、オンラインゲーム上のキャラクター、アイテム、ゲーム内仮想通貨等を、現実の通貨で売買すること。詳しくはGGO設定を参照。MMORPGプレイヤーでは周知のことでかなり古くから行われているもの。
《死銃》がうまれたきっかけを菊岡にふったとき頷いてタブレットに目線を落とす彼に詩乃は「あれ?」と何か違和感を感じている。
9月初め、ということなので詩乃が第二回BoB直前のこと。その時住所・本名を記憶されたと思われる。エントリーしたプレイヤー約500人。そのうちモデルガン目当てに住所書き込んだ者は半分程度としてもかなりの労力である。
恭二が《ゼクシード》のせいでキャラ育成が行き詰った、というのを詩乃は聞いてそこだ、と思った。そこから恭二の仮想と現実の境界があやふやになったと感じた。
菊岡がさらっと「個人住宅の管理力の強化」と川原氏のいっている「監視社会」の一端を言っている。
キリトの「現実が薄くなっていく」というのはつまり「仮想世界にダイブしすぎると、現実と仮想世界の区別が出来ずに、自分の都合の悪い部分はどちらかの世界のせいにする」というもの。つまり自分がいる場所が現実で「あっちは仮想」というふうに現実の認識が薄くなるということ。
菊岡に君の現実は?ときかれたキリトの「質量は減少している」という回答も重要。つまり「キリトにとって「現実は多数ある」という意味である。
詩乃が言っているのは「自分が現実だと感じられる場所であれば、それが現実」という哲学的な答え。現実とわかれば例え仮想世界でもそれが現実と言う意味。
アニメオリジナル表現だが詩乃の例の火薬でできたほくろが見えて言葉の対比になっている。
恭二の名前を聞いて詩乃は反応。《ゼクシード》の偽情報によりステータス配分を誤って《最強》でなくなったが現実で彼を脅し、虐め金を脅し取った上級生以上に許せなかったのかと疑問に思っている。もっとも極AGI型の《闇風》のあの強さの存在自体がその思い込みを否定しているとも考えている。だからその時にはすでに恭二は、現実・仮想の区別がつかなくなっていた。
狙われたのは全員《非AGI型》。恭二は純粋なAGI一極ビルドのためSTR型など条件に入った可能性があった。
ジョニー・ブラック。ラフィン・コフィンの赤眼のザザと2人でPoHを支える毒使いナイフ。「圏内事件」にてシュミットと《鎧通し》でダウンさせている。
アニメでカットされたが金本を探すため導入されたS2システム、自動識別認識カメラは現在の日本にすでに導入されている。ただ「プライバシーの侵害」や「個人情報」にあたるとして一般的なものは警備会社や公官庁、指名手配犯などの割り出し等のみにとどまっている。2014年では4月に某コンビ二がこのシステムで「クレーマー」「万引き犯」など他店舗と分類し、入店を断った例もあり世論の声で撤廃している。また大阪駅ビルでの実験でも「プライバシーの侵害」と苦情が殺到し立ち消えになっている。(その他多くの例あり)漫画・アニメでよく設定で見かけるシステム。
詩乃は恭二にやられたことは恐怖だがなぜか彼を憎悪することは出来なく、同情の気持ちしかないと感じている。
そのためあそこまでやられたのに恭二に会いに行きたいというのは、GGO死銃決闘時に感じていた「恭二も自分と同じく現実と仮想をかえてしまった」ということ。推測だが、詩乃は「その経験者である自分」なら恭二とちゃんと話せるのではないか、という考えから会いに行くといったと思われる。詩乃はよい結果になったが、恭二は悪い結果へいってしまった、というその違いであると考えている。
キリトが「何の質問」をしたか描写がないため不明だが、返答の文面からGGO最後に呟いた「これで終わったんだザザ」という台詞と思われる。またこの昌一の返答も第四章の伏線である。
アニメではカットされたが、菊岡をつけて防衛省へたどり着いている。
キリトが核心を突いているが防衛省がVRMMOを軍事利用している、というのはだれでも早期に思いつくことでもある。
ここまで菊岡会談。
アニメでは改変されたがキリトがダイシーカフェにいく理由の「洞窟の例のシーンの説明を手伝ってくれ」というのは半分正解、半分嘘である。後の展開に。
この時点で「詩乃の過去」はしっているが、どういうやり取りがあったのかはわからないが、「事件の概要」はアスナとリズベットは知らされていない。おそらくキリトが詩乃の口からなどと後回しにしたと尾思われる。
紹介で「バーサクヒーラーのアスナ」といっているが、ヒーラーの癖にSAOからの引継ぎで細剣使いで前線にでてしまうため、そう呼ばれている。
アニメでカットされたなんとエギルの紹介!w 「壁のエギルことエギル」と紹介されちゃんと詩乃とも挨拶してる。エギルの扱いェ…。
アニメでカットされたが前回と同じくキリトの不思議な仮想世界の現象のこと。現実世界でアスナが手を握ったから仮想世界のキリトのその手が動いたといっている。これも実は第四章の伏線である。
ちなみに詩乃は付き合ってるのかな、とか思っている。
詩乃が今回の件は自分のせいといっているが、自分ばかり優先して他人を見ていなかったということ。恭二のことで気づかされている。
アニメではカットされたが友達になってくださいと手を出している詩乃がアスナの友達になってという手を躊躇したのは「これまでと同じようにいつか殺人を犯したと知ったときどんな態度を取られるか」というのが怖いため。その後恐る恐る握手した。
アスナとリズは過去になにをやったかしっていると衝撃、混乱しているが、冷静に考えてみれば過去の事件を知った上で「友達になりましょう」といった事実に気づいていない、というのも状況的に仕方がない。
アニメでは素直に詩乃が座っているが、原作ではアスナが手を離さず、さらにアニメでは制服のすそだったが原作では両肩を押さえている。
無言で会話に入らずカフェオレとミルクだすイケメンマスターエギル。
祥恵の言葉で、キリトらは自分たちを引き合わせたことをしったが「なぜ?」という動機がわかっていない。
キリトが言う「自分を責め続けてきた、自分を罰しようとしてきた」というのは詩乃が自身を殺人犯ということに囚われ償いを探しているということ。キリトは洞窟の会話で感じていたと思われる。また「君には同時に、自分が救った人のことを考える権利もあるんだ。そう考えて自分自身を赦す権利があるんだ」というのはまさに発言者のキリトが安岐に言われた言葉である。最後は「俺は君にをそれを伝えたかった」。回りまわってキリトと詩乃を救う言葉となったGGOの重要な場面。
最後に瑞恵ちゃんに涙し、ファントム・バレット編終了。
ちなみに最後に「シノン」がヘカートⅡを手放す表現はアニメオリジナル。銃を離す=もう《強さ》を求める銃はいらない=「救われた」という簡易的な心理描写と思われる。
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