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求心デッキ - (2008/11/29 (土) 20:16:31) のソース

*求心デッキ

SR曹操の計略「覇者の求心」をメインに据えたデッキ。
号令全盛のAC3.02において、魏における主流デッキとなった。

デッキの方向性としては以下のパターンに分類される。

号令特化型
  とにかく高武力武将を集め、力で押すタイプ。
  武力が重要な天ではこのタイプもよく見かけるようになった。
  魏で高武力となると大抵は騎馬中心の編成になるため、
  突撃精度によっては同性能の号令相手でも一方的に勝利が可能。
  しかし槍や連環などで足を止められると逆に一方的に潰される恐れがあるので、
  ほかの選択肢を絡めた下記2パターンのほうが一般的。
計略コンボ型
  求心を使用する際、魏の特長である低士気計略とのコンボで優位を確保しつつ攻めるタイプ。
  計略要員を多くすると総武力が低くなり序盤における戦闘は防衛に回ることが多い。
  求心と組合わせる計略としては「反計」「雲散」「刹那系」が選択され、
  ハマれば相手を完封することも可能。
計略二択型
  上記2パターンが求心での攻めを基本とするのに対し、
  妨害系やダメージ計略での攻めも考慮に入れたタイプ。
  肝心の曹操が撤退しても二択目の計略でそれなりに戦えるため、
  状況に対処しやすく、最も安定している。
  魏のお国柄として1.5枠や1枠にダメ計や妨害を入れやすい関係で、
  号令特化編成と総武力がさほど変わらないことも多い。

*構成

2.5/2/1.5/1/1の5枚デッキが基本形。
曹操以外のアタッカーを重視して2.5コストを2枚採用した構成も稀に見られる。
また効果範囲が狭い上に曹操のコストが2.5と重いためか、6枚デッキはほとんど見られないのが現状。

4枚以下の構成はそれぞれ魏4枚デッキ、ケニアデッキを参照のこと。
キーカード 

SR曹操/LE曹操
 コスト2.5 騎兵 天 8/10 伏兵/魅力
コストは重いが、そのスペックは英傑号令持ちの中でもトップクラス。
覇者の求心は速度上昇こそ無いものの、武力+5と魏の号令の中で最も上昇武力が大きく、9.5カウントと効果時間が長い。
ただし、範囲は号令系の中でも最低レベル。本人が馬なので範囲に入れやすくはあるが、妨害などには注意。

ネックはコストが2.5とやや重く武力8とあまり高くないこと。他の武将で上手く補いたい。
あと高コスト伏兵全般に言えることだが、開幕に踏まれずそのまま押し込まれるようなことがないように気をつけよう。
場合によってはあからさまな伏兵踏み部隊に踏ませるのも一つの手。

*その他のカード

コスト3

コストが重く、デッキ構成が魏4枚デッキ及びケニアデッキとなる。


コスト2.5

魏の最高武力槍である典韋を採用できるのがメリット。
ACでは騎馬が復権したこともあり、アタッカーとしても優秀なSR張遼を採用してW号令とするデッキもある。
また最高武力弓兵であるR許褚を入れた形のデッキも存在する。
しかし残りが1コスト3枚となり、ここの枠の武将が落ちた際のフォローが厳しくピーキーな構成になりがち。
この枠を採用するなら、号令メインの5枚デッキだけでなく、素武力重視の4枚デッキも検討したい。

SR張遼 騎兵 勇 9/7
R許褚 弓兵 勇 10/2
R典韋 槍兵 柵 勇 9/2

コスト2

計略の対応力で選ぶならUC夏侯惇、兵種バランス優先ならR張郃、R夏侯淵が定番。
武力が欲しい際は覇王デッキ時代からの定番・R龐徳を。曹操の武力の低さを少しでも補える。
スペックも計略もクセが無く、加えて魏の陣略属性を持つUC徐晃も有力な選択肢。
隠密の神速行をもつ鄧艾も選択肢になりえる。

UC夏侯惇 騎兵 魅 勇 7/7
UC徐晃 騎兵 8/5
SR鄧艾 騎兵 伏 7/9
R龐徳 騎兵 9/1
R夏侯淵 弓兵 8/7
R張郃 槍兵 勇 7/7

コスト1.5

曹操が2.5コストなため、1枚採用必須の枠。
求心の裏の手として強力な計略を採用しやすいので、この枠の武将がデッキの方向性を握る。

計略二択型で考えるならダメージ計略持ちのUC鍾会やUC荀攸、EX王異、妨害持ちのSR王異などを。
計略コンボ型ならR羊祜が定番となる。
槍が不足がちで速度上昇計略に不利になりやすいこのデッキにおいてはR郭嘉も選択肢たりうるか。

単純に武力枠とするならば定番のUC曹仁を。
槍兵を採用したいならUC于禁が安定だが、デッキが伏兵だらけになるので序盤の配置に注意が必要。

馬の国の難点・攻城力の低さをカバーするならば、特攻持ちのC曹洪がよいだろう。
R郭嘉 騎兵 伏 4/9 
UC鍾会 騎兵 4/8
UC曹仁 騎兵 6/5
R羊祜 騎兵 魅 5/6
SR王異 弓兵 柵 魅 4/8
EX王異 弓兵 柵 魅 4/7
UC荀攸 弓兵 柵 募 3/8
C曹洪	弓兵 募 6/4
UC于禁	槍兵 伏 5/5

コスト1

武力要員と計略要員を1枚ずつ採用するのがオーソドックスな形。
武力要員はUC楽進が古くからの定番。特に1.5コストを計略要員に割く際には頼もしい。
計略も無駄にならないカードとしてはC曹昂やC牛金も。

妨害計略はR賈詡が同じくACからの定番。
求心という号令デッキに離間という妨害デッキとしての側面を持たせる事もできる上に高知力伏兵と強力。
離間に比べ低士気で働けるC郭皇后もACで活躍し存在感をアピール。
AC武将ランキングではR賈詡に一歩譲りつつも、妨害要員の定番となりつつある。

補助計略は反計持ちかつ、武力要員としても不足のないC李典が最右翼。
C劉曄も計略・特技ともに優秀で無駄がない。
必要士気が増えて、使用率では2名に及ばないR荀彧だが、範囲が大幅に延長された為、相手のキーカードをマークすることが容易になった。
これら反計は相手計略の選択肢や行動を制限できる為、中盤からプレッシャーを掛け計略の先打ちを誘発したり
求心を先打ちして相手を押し込み、計略は反計で封殺するといった戦術が可能となる。
後者の戦術を選択する場合は、求心の効果時間の長さが助けになるだろう。
雲散なら曹植だが、UC夏侯惇の利便性が高いためか、使用率は落ち着いている。

また少し特殊な補助計略使いということで、舞い計略持ちをここに入れる選択肢もある。
魏の舞姫たちはスペックそこそこの騎馬が多いため、舞わずに求心メインで戦う場合も戦力になりえる。
採用する場合にはそれぞれ飛天デッキ、無勢デッキ、落日デッキも参照のこと。

R賈詡	
C郭皇后
UC楽進	
UC蔡文姫
SR甄皇后
C曹昂
C劉曄
R荀彧
C曹植
C李典
C蔡瑁
UC程昱

*軍師 

キーカードが君主であるため全ての軍師が使用可能(現実的かどうかはさておき)。
2.5コストを占める曹操の属性が天のため、できるだけ陣略を生かしたい。

SR司馬懿 爆発力の高さ故の高い人気を誇る。自・敵問わず城門設置で大安定。
天属性や魅力を集めて士気6→覇者の求心→混元一気で勝負を決めるのもアリ。

R郭嘉 馬が多くなる求心デッキでは突撃闘陣が栄えるか。再起も選べるので安定感はある。

R荀彧 出来るだけ精兵集陣を使っていきたい。混元一気ほど爆発力は無いが効果が自軍で、
且つMAX発動ならば永続なので使い易い。
こちらも士気6から勝負を仕掛けるに耐え得るだけの能力はある。
転進は騎馬メインだと一長一短。離脱の意味では、帰城しやすいから不要に見えるが
攻城力の低さを補う無理押しを実現できるため有用とも。

C荀攸 再起の必要性を感じないなら。増援はダメージ計略対策に。
求心デッキは知力の高い武将が多いため、ダメージ計略で一発退場は少ない。
あえてダメージ計略を打たせ増援で回復をすると士気差を作ることができる。
連環については速度上昇系のデッキをメタれることから
再評価されており、混元一気を超える使用率となっている。

C陳羣 知勇兼陣の優秀さを知らないなら一度は使ってみよう。脱初心者はここから始まる(?)

SR周瑜	 まさかの偽装単色デッキ。魏に意外と多い地属性で固めることで
相手に兵略(再起or増援)を警戒させつつの陣略使用が可能。

*対求心デッキ
SR曹操よりも、周りを取り巻く武将に注目すること。
求心自体は計略時間の長さを除けば大徳や手腕と同じく素直な効果なので、使われたらどうしようもない、という類のものではない。
むしろ注意すべきは看破や反計、雲散、妨害と言った、もう一手の計略だろう。

魏全般における弱点として、槍兵が比較的弱いため騎兵+槍兵の基本構成を取りづらいと言うものがある。
そのため兵種バランスが騎兵に偏りがちであり、騎馬単編成であることも珍しくない。
逆に、槍兵を入れている場合は、武力か知力のどちらかが低くなりがちである。
そのため神速号令や白馬陣、飛天の舞いなど速度上昇を伴う計略が非常に苦手。
UC于禁など、槍の隠密戦法が入っていないデッキならば地獄を見ることになる。
UC夏侯惇など、雲散が入っていない編成ならば速度上昇を伴う超絶強化が非常に有効。
また、兵軍連環や鉄鎖連環など速度を低下させる陣略で主力となる騎馬を無効化するのも一つの手。

号令自体としては範囲が狭く固まりやすいので、妨害の範囲に入れやすく、水計や火計の範囲にも入れやすい。
求心側も計略時間の長さを生かして高めの位置で計略を発動する等の対処をすることと思われるが、機会があれば狙っていくとよいだろう。
ただし、求心デッキの構成要員は高知力である事も多く、デッキによっては確殺は取りづらいので注意が必要。逃げ帰られて士気差を作られては目のあてようもない。
R龐徳など、脳筋が入っているパターンならばダメ系、妨害が有効なので、相手のデッキ構成を見て判断しよう。
有効な計略としては挑発、雲散が挙げられる。
主力となるSR曹操が騎兵である上、求心デッキは騎馬主体で組まれることが殆ど、そのため挑発で迎撃を取り、主力を撤退させることが出来れば形成は一気にこちらに傾く。
挑発の知力依存が減ったためあまり長時間は引っ張れないが、迎撃と騎馬の突撃で瞬時に殲滅するよう意識すると良いだろう。
雲散は敵の知力に依存しないため、反計の位置にさえ気をつけていれば有効な手段の一つ。
何れの計略も士気3と軽いため、「看破」以外なら反計されても士気的に不利にならないことも利点。

後、求心は魏のお国柄、騎兵を中心に組まれる事が多い。
その場合、場内突撃を使った守りは強固なものとなり、カウンターでは逃がさず殲滅されてしまう。
更に求心は計略時間が長いので、城を使って守られると、先にこちらだけ号令が切れると言うことにもなりかねない。
攻城時は、きちんと押し込んでしまえる態勢を作って挑みたい。
逆に騎馬主体であると言うことは攻城力が不足しがちであるため、城ゲージで大幅にリードを取ってしまえば圧倒的にこちらが有利になる。
場合によっては敵の号令を城ダメを犠牲にして凌ぎ、士気差を使って一気に逆転するという方法もある。

*総括
求心デッキは勢力の特性上騎馬主体の構成にならざるを得ないので、騎兵全般に対する対策を考えることが重要。
挑発や速度上昇計略など、騎兵に対抗できるカード(計略)をデッキに投入しておけば、おのずとデッキ相性は有利となるはず。
求心デッキはSR曹操の武力とコストの関係上、計略要員を入れれば素武力が犠牲になり、武力を優先すると知力と計略の対応力の面で犠牲になりがち。
相手のデッキ構成を見て、脳筋がいるのならダメ系や妨害、雲散がいないのならば単体強化…など、その状況に応じて「何が有効なのか」を瞬時に見極めることが大事である。
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