#contents *あらすじ 遡ること約1200年前に成立した古の帝国「アスガルド」。 年月が流れアスガルド帝国が分裂、瓦解したことで起こった長い争いの末 「セールンド王国」と「ビフレスト皇国」で終戦協定が結ばれた。 このまま良好な関係が続くと思われたが、 世界のエネルギーともいえる「キラル分子」をめぐり、 「魔鏡戦争」が勃発、セールンド周辺以外の世界は消滅してしまう。 様々な障害を乗り越えて、失われた世界を具現化してきたイクスとミリーナ。 その過程で魔鏡結晶の中に閉じ込められたイクスだったが、 仲間の協力を得て、助け出すことに成功した。 しかしデミトリアス帝がアスガルド帝国を復活させ 鏡映点たちを利用しているという不穏な世界の状況は何も変わっていない。 非道を許すデミトリアス帝の目的はまだわからない。 そんな中、殺された兄の復讐を果たすため、 世界を滅ぼすという鏡士と鏡精を殺すことを誓う、ビフレスト皇国の皇女メルクリア。 一方ミリーナは、自分とは異なる自分が犯した罪を償うために、 イクスはそんなミリーナを支えるために、メルクリアとアスガルド帝国に立ち向かっていく。 決して交わることのない想いを抱え、今物語が動き出す-- #right(){&link_up(▲)} **1章「暗躍する黒き仮面の男」 魔鏡結晶に閉じ込められた イクスを救出することに成功したミリーナたち。 一時意識を失っていたものの、 目を覚ましたイクスと共に今後のことについて話し合う。 一方、ナーザを殺されたメルクリアは、 ミリーナたちに強い殺意を抱いていたーー #right(){&link_up(▲)} ----------------------