ストーリー:レイズ

第一部

序章「始まりと光の大陸」

光に含まれる無限のエネルギー「キラル分子」の活用によって繁栄した世界、ティル・ナ・ノーグ。しかし――かつて世界はそのキラル分子によって滅びかけた。

人々は無限のエネルギーを力に変える魔鏡兵器の開発に明け暮れ、その使い手は「鏡士」と呼ばれ戦いに駆り出されていた。そして長年の研究の末、この世界に「カレイドスコープ」と呼ばれる魔鏡兵器が誕生した。物質や生命の根幹であるアニマを消滅させ、対象物を光る砂に変えてしまうこの兵器は世界大戦で猛威を振るった。

だが、その代償は大きく、カレイドスコープの乱用は世界全体のアニマを分離しやすい状態へと陥れた。結果多くの森や大地、そしてそこに住む人々も砂となって消えていった。この時、世界を守ろうとした鏡士がいた。開発者の一人だったその鏡士は、カレイドスコープを生みだした自分を憎み、滅亡に瀕する世界を救うため「アイギス計画」を遂行した――。

そして現在。ティル・ナ・ノーグは、穏やかな風景を取り戻していた。小さな島オーデンセに住む少年イクスは、幼なじみのミリーナや島の仲間と平和な生活を送っていた。

しかしある日、空一面に流星群が降り注ぎ、故郷は島ごと消失してしまう。偶然生き残ったイクスとミリーナは、救世軍を名乗る戦士に助けられる。からくも首都セールンドに辿り着いた彼らは、世界が滅びの危機にあることを知るのだった。

1章「結界と魔導器の世界」

アイギスの盾を再生するために、
異世界を具現化することになったイクスとミリーナ。
二人は呼び出した鏡映点を光魔から守るために、
具現化した異世界に上陸する。
見た事もない異世界に不安を覚えつつ、
鏡映点の探索を始めるイクスだが…。

2章「大煇石と原素の世界」

2つ目の異世界の具現化も無事成功し、
鏡映点保護のため、
具現化した大陸に向かうイクスとミリーナ。
到着早々に、魔物と戦っている少女と出会う。
少女が危ない!とイクスは慌てて助けに入ろうとするのだが…。

3章「預言と音素の世界」

3つめの具現化した大陸に上陸したイクス達。
今回の鏡映点は二人いるらしい。
到着してすぐに赤毛の鏡映点を見つけ、安堵する一同。
もう一人の鏡映点の情報を得るため、
近くの街で情報収集をすることになるのだが、
そこで見たものは…。

4章「伝承と希望の世界」

具現化の旅にもそろそろ慣れてきた一同。
深い森の中、油断からか気づいた時には
光魔達に囲まれてしまい、絶体絶命のピンチに。
”なんとか囲みを突破しないと…”
イクスがつぶやいた直後、目の前の光魔が
断末魔の叫びをあげる。そこに居たのは…。

5章「人と精霊の世界」

鏡映点のジュードと無事合流し、
光魔の鏡を探している道中、
カーリャが食べた果実に毒がある事が判明。
解毒するには4つの材料が必要になるようだ。
一同は、情報を得るため、
最寄りの街に向かう事になる…。

6章「四英雄と神の眼の世界」

この異世界の鏡映点、ルーティと合流したイクス達。
光魔の鏡を探しに行く途中で、迷子の子供と出会う。
どうやら具現化位置がずれてしまい、
元の場所から離れた所で具現化してしまったらしい。
孤児院である教会を探し、
送り届けてあげることになるのだが…

7章「大晶霊と二つの世界」

不安を抱えながら新しい大陸にやってきたイクス達。
そこで一行は不思議な言葉を話す鏡映点の少女メルディと出会う。
メルディと言葉が通じないことに戸惑うイクス達だったが、
そこに新たな鏡映点のキールと合流する。
観測では一人だった鏡映点が
二人いることに驚きながらも、
鏡映点に襲い掛かる光魔を倒していくが…。

8章前編「四英雄と神の眼の世界 ~さらわれた鏡士~」

6つ目の大陸に異変が発生していないか調べるイクスたち。
ルーティに話を聞くと、
具現化のおかげで各大陸間で交易がおこなわれはじめ、
食糧不足なども解消されて豊かになったとのこと。
ただ、レイヤード処理が完了してすぐに救世軍の兵士が現れ、
金髪の少年の行方を追っているらしい。
金髪の少年はスタンに間違いないというルーティとともに、
救世軍より先に見つけるために探しに出ることになるが、
事態は思わぬ展開になっていき…。

Lion's Side

静寂に包まれた一室。そこには気を失い
ぐったりと横になっている鏡士の少女。
そして救世軍の指示により彼女を見張る
リオン・マグナスの姿があった――

リオンはマークから最後の命令を受ける。
救世軍に捕らわれた最愛の人を救うため
成し遂げなければならない命令とは――

Mileena's Side

イクスを尾行していた謎の男。
ミリーナはその正体を探るべく男の後を追い
人気のない町外れの一角にたどり着く――

とある場所に閉じ込められるミリーナ。
そこで思わぬ人物と出くわすことになる――

8章後編「四英雄と神の眼の世界 ~仲間との絆~」

雪原地帯までやって来たイクスたち。
狙い通り魔鏡による通信が可能となり、
ミリーナから届いた情報を元に
捕らわれている場所を特定することに成功した。
ここまで来られたのも
ルーティとスタンが支えてくれたからだと感謝するイクス。
しかし、先を急ぐイクスたちの目の前に、
リオンが立ちふさがる。
それぞれの気持ちが交差する中で、
イクスは剣を構える。
――相手はソーディアンマスターの強敵、リオン。

9章前編「二人の神子とマナの世界 ~訪れる異変~」

特異鏡映点の問題や、
リオンからもたらされた救世軍の情報、
新たな謎を抱え込んだイクスたち。
すべての聞き取りを終えたジェイドが
ゲフィオンに会わせるように告げてくる。
ゲフィオンはオーデンセ近くの小島にある神殿にいるという。
イクスとミリーナは、ジェイド、キールと共に
ゲフィオンの元へ向かったが…。

9章後編「二人の神子とマナの世界 ~世界の行く末~」

ファントムとの取引を行い、
共に行ってしまったリフィル。
しかし、リフィルが目印を残していたため、
どこに向かうのか方向を示してくれていた。
人間牧場から助け出した人々を街に送り届け、
リフィルを探すイクスたちの目の前に入ってきた光景とは―――。

10章「伝承と始まりの世界」

具現化をおこなっていないにもかかわらず、
新たな大陸が発見された。
原因は定かではないが、鏡映点を保護し、光魔の鏡を封印するため、
スレイ、ミクリオ、エドナと共に大陸に降り立つ。
鏡映点の反応を頼りに進むと、聖隷の力を私利私欲に利用すべく、
ライフィセットを捕らえようとしている輩の姿が――

11章「歴史と伝説の世界」

ファントムの具現化を止めるため、
アジトと思われる古城へ向かうイクスたち。
そこでチェスターを探すクレスと出会う。
クレスはチェスターが金髪の少年と怪しい男たちに
連れて行かれたという話を聞いて、
男たちが出入りしているという
古城に向かっているという。
目的地が同じであることを知り
共に向かうことになるが―――

12章「混沌と煌めきの道標」

アルヴィンから、ファントムがフィルを隠した場所の情報を受け、
マークはフィルを助けようと彼が運ばれたという洞窟へ向かう。
そこにはマークの同志である謎の少女カノンノがいた。
そこにディストと救世軍が現れ、マークを閉じ込めてしまう。
マークは自分の身を挺してカノンノを助け、
イクスたちのもとへ逃げろと伝える。

13章「裏切りと真実の行方」

クラトスとゼロスが具現化した際、
この世界の人々を疑わしいと感じ、二人は独自に調査を進めていた。
クラトスは、王宮と鏡士の動きを確認するため、
ゼロスをケリュケイオンに接触させることにしたが…。
――事態は急速な展開をみせる。

終章前編「嘘と真実 ~偽りの世界~」

ゲフィオンとミリーナが倒れて数日。
二人はまだ目覚めず、
ガロウズから手配された医者も
待つしかない状態が続いていた。
油断ならない状況が続く中、
セネルとヴェイグが船に乗り、
オーデンセ跡近くへ侵入しようとしており――。

終章後編「嘘と真実 ~託された想い~」

幻影魔獣と化した、ミトス、リヒター、ディスト、
そしてチェスターを退けたイクスたちを
カレイドスコープの前で待ち受けるファントム。
――ついに、決戦がはじまる。

第二部(ミラージュプリズン)

あらすじ

ここは、魔鏡という特殊な力を操る一族「鏡士」が生きる世界ティル・ナ・ノーグ。
かつて、滅びの危機に向かったこの世界は、鏡士の少年少女と異世界から来た英雄たちによって救われた。

しかしその代償は大きく、
大地は首都セールンドを中心に魔鏡の力を宿した結晶に覆われ、
鏡士の少年もその中に永遠に閉じ込められてしまう。

結晶に浸食された影響で世界情勢は激変し、鏡士の少女ミリーナは、
魔鏡によって世界を破滅に導く悪魔として追われる存在になってしまったのだった。

ミリーナは追っ手から逃れるため、
魔鏡の力で作り出した拠点に鏡精コーキスや仲間と共に身を隠した。

「鏡の檻」で眠るあの人を取り戻すために――

1章「黒衣の鏡士と眼帯の鏡精」

世界を破滅から守るため、
イクスが起こした魔鏡暴走により、
ティル・ナ・ノーグは魔鏡結晶に浸食され世界情勢は激変した。
魔鏡によって世界を破滅に導く
悪魔として追われる存在になってしまったミリーナは、
追っ手から逃れながら
魔鏡結晶の中で眠るイクスを取り戻そうとする――。

2章「囚われの少年とさらわれた少女」

イリアと引き離され、イ・ラプセルの館で
軟禁状態となっているルカ。
何とか命は取りとめ回復はしたものの、
脱出する機会をうかがっていた。
そこへ、いつもルカのもとへ食事を運んできているルビアから、
こっそりメモを受け取るが、書かれていた言葉とは――

3章「狙われる青年と幼き少女」

街に買い出しにきているルドガーたちの前に突如現れたシング。
黒衣の鏡士の味方と知り、接触してきたようで
クレスに手紙を渡してほしいと告げ足早に去ってしまう――

4章「憎悪を抱く仮面の少年」

マークと共にフィリップと落ち合うシンク。
ケリュケイオンを使えるようにするため、
ガロウズの力を必要としていた。
セシリィが囚われている状態では帝都を離れられないと
ガロウズに協力を拒まれてしまったが、
ルドガーたちがセシリィを救出したことにより、
協力してくれるであろうガロウズを奪還するため、
ゼロスとシンクがアスガルド帝国へ潜入するが――

5章「静かに燃える黒き狼」

現在までの状況確認と説明を受けた一行。
ユーリたちは、ゼロスの報告書にあった、確実に分かっている情報。
帝国にいる特異鏡映点について
更に詳しく調べるために再び潜入することに――

6章「贖い生きる古代英雄と悔悛し惑う神子」

精霊研究施設、そこで特異鏡映点亜種03のアニマの調査が
おこなわれていることを知るクラトス。
デミトリアスは虚無を保護するため、
太陽神ダーナを降ろす計画を模索しているらしい。
そこへミトスが暴れているという連絡が入り――

7章「解放されし魔眼の使い手」

アミィの治療の経過を気にする一同、
そこへマークから魔鏡通信が入る。
ミリーナたちの力が必要になっていると聞き、
急ぎフィリップのもとへ向かい手助けをする。
そして、状況がひと段落しクラトスたちに連絡を行うため
魔鏡通信を行うが、映像にイクスが映り――

8章「争乱に抗う少年と苦境に立ち向かうソーマ使い」

フィリップから報告を受けたマークたちは、
イクスがいるセールンドへ向かっている所だった。
そこへ、カイウスから魔鏡通信が入る。
マーテルがセールンドのカレイドスコープの間の地下に
収められていることをミトスに伝えたとのことだった。
海鳴りの神殿でのこともあり、
罠の可能性が高いのは承知でミトスが向かっているため、
助けてほしいと悲しそうに言うカイウスに強くうなずくクラトス。
一方、メルクリアに反発したシングは牢屋に閉じ込められてしまう。
なんとか脱出する術を模索するが――

9章「蒼き力を身に纏いし導師」

己の命と引き換えにマーテルを助けたクラトスは、
死を望んでいるためかミトスからのマナを拒絶していた。
クラトスを助けるためには、安定した形でソーマと魔鏡を
リンクさせる必要があるらしい。
一方ミリーナたちはリビングドールが鏡映点の体を利用していることから、
鏡映点リストを作り、メンバーに元の世界での知り合いがいないか
確認を取っていた。そこでエミルの姿を見て驚くカイウス。
エミルとそっくりな人間が帝国にいると聞き、
よく出入りしているというアスターの元へ向かうが、ジュニアが現れ――

10章「己の信条を胸に刻み進む騎士」

アスベルたちに奇襲を受けたものの、
魔物を召喚し馬車に乗りこみ逃げるリチャード。
魔物の討伐はコーキスたちが引き受け、
アスベル、ルカたちはリチャードを追いかけることになった。
しかし、馬車で輸送されているのは【空のマクスウェル】であり、
スパーダは乗っていないことを知ったコーキスたちは、
アスベルたちと合流するが――

11章「迷いなき眼光へ命の叫びを宿す者」

ある計画のため、バルドと共にアスガルド帝国へ戻ったセシリィ。
新たな鏡映点の存在、
晶霊を取り込むことができるクレーメルケイジが
ティル・ナ・ノーグで開発されている可能性……。
様々な情報が集まりつつある状況の中、
アスベルたちはリチャードの様子を確認するため
ケリュケイオンに来ていた。リチャードから引き離され、
実験道具として研究されているラムダは、
人間たちを憎んでいるのではないかと懸念するが……。

終章「~正義の鼓動を持つ騎士 終わりと始まり~」

フレンの中に入ったバルドの心核をファントムに移すことに成功したが、
チーグルがケリュケイオンを操作し魔の空域に飛ばしてしまったため、
ケリュケイオンにいるメンバーと連絡が取れなくなってしまった。
さまざまな思惑が渦巻く中、イクスの状況が危険だと知り、
ケリュケイオンの捜索も行いつつ、
イクスを救出するために行動に出たミリーナたち。
一行は、新たな真相へと近づく――。

第三部(フェアリーズレクイエム)

あらすじ

遡ること約1200年前に成立した古の帝国「アスガルド」。
年月が流れアスガルド帝国が分裂、瓦解したことで起こった長い争いの末
「セールンド王国」と「ビフレスト皇国」で終戦協定が結ばれた。

このまま良好な関係が続くと思われたが、
世界のエネルギーともいえる「キラル分子」をめぐり、
「魔鏡戦争」が勃発、セールンド周辺以外の世界は消滅してしまう。

様々な障害を乗り越えて、失われた世界を具現化してきたイクスとミリーナ。
その過程で魔鏡結晶の中に閉じ込められたイクスだったが、
仲間の協力を得て、助け出すことに成功した。

しかしデミトリアス帝がアスガルド帝国を復活させ
鏡映点たちを利用しているという不穏な世界の状況は何も変わっていない。
非道を許すデミトリアス帝の目的はまだわからない。

そんな中、殺された兄の復讐を果たすため、
世界を滅ぼすという鏡士と鏡精を殺すことを誓う、ビフレスト皇国の皇女メルクリア。
一方ミリーナは、自分とは異なる自分が犯した罪を償うために、
イクスはそんなミリーナを支えるために、メルクリアとアスガルド帝国に立ち向かっていく。

決して交わることのない想いを抱え、今物語が動き出す--

1章「暗躍する黒き仮面の男」

魔鏡結晶に閉じ込められた
イクスを救出することに成功したミリーナたち。
一時意識を失っていたものの、
目を覚ましたイクスと共に今後のことについて話し合う。
一方、ナーザを殺されたメルクリアは、
ミリーナたちに強い殺意を抱いていた--

2章「世界の綻びを結ぶ精霊」

怒りのままにミリーナの仮想鏡界に襲撃をかけたメルクリア。
幻体のため攻撃することができないメルクリアと光魔に
苦戦を強いられるが、イクスとフィルが協力し
幻体を実体化させる具現化を行うことで撃退する。
しかし、力が大きすぎた影響で仮想鏡界までも実体化してしまい
戸惑う一行の元に、ミリーナと
傷を負ったテネブラエとヴィクトルが現れる。

3章「契約と新たな力の目覚め」

エミルとラタトスクはお互いを受け入れ、
二人は対等となり記憶の共有もされるようになった。
リヒターの成り行きから戦う理由もないように思えたが、
立ちはだかるリヒターにジェイドはアステルを人質に取る。
ジェイドの行動に疑念を抱く中、ジョニーが目を覚まし--

4章「精霊の主とマクスウェルの残滓」

無事に帝国から戻ってきたイクスたち。
キール研究室はイクスたちが持ち帰ってきた精霊輪具を研究し、
カロル調査室は帝国の目的について精査をするが、
帝国の目的が謎に包まれていた。
一同は改めて帝国の目的について議論をかわすのだったが--

5章「鏡士と鏡精のつながり」

未発見、未契約の精霊の手がかりを得るため、
帝国が持つファントムとジュニアの仮想鏡界にある
カレイドスコープの間へ潜入した一行。
しかしそこで敵に包囲されてしまう。
さらにそんな状況の中、突如コーキスが目に痛みを抱え苦しみだし--

6章「巡り合う運命」

コーキスが大きくなって数ヶ月。
イクスたちはこの数ヶ月の間に、カロル調査室が調べた
ティル・ナ・ノーグの調査報告の内容を整理していた。
そこへシャルティエから魔鏡通信が入り、
ナナリーから手紙をもらったという報告を受けて
イクスたちはシャルティエがいる村へ向かうのだった。

7章「鮮血と聖焔」

ローレライの具現化に伴い、
ルークの体にも何らかの影響があるのではという
懸念を抱くティアたち。
そんな一同にオールドラント領の領主に
ある人物が着任したと報告を受けるのだった……。

8章「友情の誓い」

リビングドールβ化された8番目のイオンを連れ帰ったイクスたち。
そこへマークから帝国がリチャードを
テセアラ領の監獄に連れて行くという情報を聞き、
リチャードを助けるために動き出すのだった。

9章「絆のスピリア」

リチャードに心核を戻すため、
アスベルたちと共にスピルリンクを行うコハク。
一方、マリクからリチアがテセアラ領の監獄にいると
知らされたヒスイは、彼女を助けに行くため、
シングたちと共に監獄への潜入を試みるのだった。

10章「目覚め」

ハロルドからの密命を帯びたイオンは
一人でイ・ラプセル城を脱出する。
きな臭い動きを察したグラスティンが
精霊の封印地に行く方法に気づいてしまい
その方法を聞いたデミトリアスは動き出す。
一方アジトでは、フィリップが真実を告げるため
イクスと対峙していた。

11章「鏡精の嘆き」

カイウスたちはイオン、デクスと別れ調査を再開する。
テセアラ領の世界樹が異常発達を始めるなど不穏な気配が漂う中
『ある人物』がダオスのもとを訪れた--

12章「錯綜する思惑」

帝国に残っているハロルドの情報を掴んだカイルたち。
急ぎ帝国へ向かうが、想定外の事態に見舞われる。
様々な思惑が絡み合う中で生じる新たな異変。
アジトで情報を整理していたイクスたちも
『ある場所』へ向かうことにした……。

13章「決意秘める光の少年」

メルクリアを追って船を走らせるバルバトス。
一方、イクスたちはビフレストの具現化を止めるべく
各大陸へ仲間を送ることに。
テセアラ領に向かったロイドたちが目にしたのは
敵中で一人抗う少年の姿だった……。

14章「復活の焔」

いまだ得体の知れぬ研究と思惑がひしめく帝国。
イクスたちがあらためて状況を確認するなか
一人の男が忽然と姿を消した。
自らと同じ思いに駆られた少女のため
男はままならない体を突き動かす--

15章「死と生を告げる音」

心の半身、鏡精・モリアンを殺されたメルクリアは
朦朧と彷徨い続けていた。
現実とは程遠いその地で出会ったのは見知った顔。
一方、アジトには死鏡精の魔の手が迫る。
皆が奮戦するもジョニーが倒れてしまい--

終章前編「亡国の主 呪い断つ銀腕」

ジョニーの活躍で死鏡精を退けたイクスたち。
いよいよ魔都ビフレストに乗り込もうとするも
別働隊からもたらされた情報に激震が走る。
そのころ、すでに魔都の土を踏んでいた救世軍は
彼の地の皇子と邂逅する――

終章後編「亡国の主 未来掴む御手」

ウェルテス領で見つかった大量の聖核らしきもの。
大樹カーラーンとセールンド山から襲い来る死鏡精。
仲間たちといくつもの困難に相対しながら
イクスはついに魔都ビフレストに乗り込む。
歪んだ亡国の果てで待つものとは――


第四部(ラストクレイドル)

あらすじ

アスガルド帝国の皇帝として君臨したデミトリアスは、ニーベルングへの回帰を行うため、メルクリアの鏡精モリアンを犠牲にし「魔都ビフレスト」を復活させる。
そして、大量のキラル分子を生み出すために消滅したモリアンは死鏡精となり、メルクリアの身体に憑依して復讐を果たそうとする。
しかし、魔都ビフレストに駆け付けたイクスたちの活躍により、死鏡精モリアンは討たれメルクリアは救出されることになる。

だが、その際にコーキスは自らの左眼に宿る「バロールの魔眼」について知ることになる。その力は、かつてニーベルングを滅ぼした力とされ、決して生み出されてはいけない力であった。それを知ったコーキスは自らの力の正体を知るため、イクスたちの元を離れ、ビフレスト側の陣営に向かうことを決断する。

すれ違う両者の想い。
そして、帝国が行おうとする世界の救済とは一体何なのか。

――それぞれの思惑が交錯する中、イクスたちと帝国の戦いは、ついに最終局面を迎える。

1章「回帰への嚆矢」

モリアンとの戦いを経て、イクスの元を去ったコーキス。
彼が身を寄せるナーザ一行は仮想鏡界を拠点とし
アステルを受け入れるため再びイクスたちと接触する。
一方、情報を得たセネルたちがモーゼスを追うなか
帝国はニーベルング復活の計画を着実に進めていた――

2章「魔眼を巡る戦争」

女神ダーナとの接触に成功したフィリップだったが
その動きを察知していた帝国の横槍が入ってしまう。
一方、ビフレスト聖騎士団の拠点では魔鏡戦争の話が続く。
開戦のきっかけともいえる魔眼を備えた鏡精は
マスターと再会するも別離の意志は固く――

3章「炎を燃やす瞳」

バロールの調査に行き詰まりかけていたナーザたち。
しかしコーキスの一言がきっかけで
手がかりを得られそうな方法が見い出される。
危険が伴う方法を実行し、ついにバロールの記録を
掴みかけたその時、コーキスの魔眼が疼き出す――

4章「鏡精の想い」

今度こそゲフィオンと向き合わなければならない。
ミリーナはアジトを抜け出そうとするネヴァンを引き止め
その強い意志にネヴァンもついに応える。
一方で、アイフリードに縁あるパティには帝国が迫っていた。
イクスも救援に駆け付けるがどこか様子がおかしく――

5章「忠義の剣士」

フォルトゥナ神の復活を目論むエルレインから
パティを取り戻すべく、領主の館に乗り込んだイクスたち。
しかしパティの姿はすでになく、再び追跡することに。
一方、イクスの異変に同調したコーキスは
気を失ってしまい、意識の底でとある使命を託される――

6章「創られし精霊」

予想外の事態が次々と起こったため
パティの救出作戦は立て直しを余儀なくされる。
彼女の元には未知の力が集まり
帝国はとめどなく軍勢を送り込んでくる。
苦戦が続くなか、ユーリたちの前に現れたのは白髪の男だった──

7章「託された記憶」

心の中でゲフィオンと会ったミリーナは
ついにゲフィオンの記憶を引き継ぐ。
一方、ファンダリア領での作戦はいまだ続いており
複数のグループがそれぞれの目的のために奮戦していた。
そして混乱の最中、二人の聖女が邂逅する──

8章「忌まわしき刻印」

ファンダリア領での大規模作戦を終えたイクスたち。
ゲフィオンから記憶を受け継いだミリーナが
過去の真相をイクスに伝えようとした矢先
グリューネが帝国に連れ去られる事件が発生。
救出に向かったセネルたちは、黒き翼の男と対峙する──

9章「喧騒に蠢く影」

アレクセイの一団が動き出した--
カロル調査室から報告を受けたユーリたちは
早速テルカ・リュミレース領へと向かう。
別の依頼を受けたイクスたちも領内に到着すると
そこには二人の少女、そして不審な男の姿があった……。

10章「再起の協奏」

救出した領主や従騎士たちから情報が集まり
帝国の目的が少しずつ見えてきた。そんな中
届いたのはオールドラント領の領主が動くという情報。
ルークたちに救世軍のシンク、ビフレスト側の
リグレットやアリエッタも協力し、奪還作戦が始まる──

11章「動き出す怨讐」

いまだ判然としないグリンウッド領の領主。
調査を続けていたロゼとデゼルは領主の館に
忍び込み、ヘルダルフとオスカー、テレサを発見する。
ロゼの報告から姉弟の様子を知ったベルベットは
ひとつの確信を得つつミッドガンド領へ向かう──

12章「絶淵に立つ災禍」

ついに復讐の相手を見つけたデゼルに
当のサイモンは真実を突き付け、その様子を伺う。
一方、連絡役としてカイウスたちと接触しようとする
メルクリアには、帝国の影が迫っていた。
穢れが深まりゆくなか、世界はまたも激動する──

13章「神天に座す導師」

辛くもヘルダルフを退けたスレイたちは
ベルベットと合流。ライフィセットが感じ取った気配と
ある人物からの情報を元にミッドガンド領へと向かう。
彼の地で待つは導師と災禍の顕主。
宿命の戦いに、今終止符が打たれる──

14章「亡者の抗い」

領主の裏切り、新大陸の具現化、各地の反乱……
想定外の事態によって盤石の帝国が綻び始める。
あからさまに抗戦の意を示すフリーセルと
ヨウ・ビクエのもとで救世軍に手を貸すファントム。
過去に消えたはずの者たちの思惑は如何に――

15章「バロールの尖兵」

バロールの呼びかけで意識を失ったコーキスとバルド。
神の手先として動く彼らの異変を察知したのは
ミッドガンド領を訪れていたシグレだった。
一方、アルトリウスの死を知ったテレサは、弟オスカーの
贄の紋章をなんとしても解除しようと目論むが――

16章「贄の火柱」

コーキスやバルド、そしてデミトリアスをも操る
バロールの手により、ついにルグの槍が起動する。
次々と炎に包まれる、贄の紋章を刻まれた鏡映点たち。
キール研究室の面々が対策を講じるなか
イクスは浮遊島を動かして帝都へと急ぐ――

17章「神への叛逆」

ルグの槍の起動装置を破壊すべく
いよいよ帝都へと乗り込むイクスたち。
同時に、火柱となった人々の心の世界では
ミリーナたちが心核を保護しようと力を尽くしていた。
大切な人を守るため、各所で戦いが繰り広げられる──

18章「天に揺蕩う橋」

ルグの槍の起動装置停止に成功したイクス。
逆しまの魔導砲がついに発射され
贄の紋章を無効化された鏡映点たちが目を覚ます。
それからおよそひと月、依然として空に架かる虹の橋の下
沈黙を保っていた帝国が動き始める──

19章「転生者の選択」

分史世界で恐るべき光景を目にしたルカたち。
一刻も早く時歪の因子であるハスタを倒そうとするが
既の所である人物が立ちはだかる。
ナーザたちもフリーセルを追って墓守の街へ向かうなか
帝国の思惑で生み出された世界の行く末は──

20章「約束の子供たち」

分史世界を破壊し、帝国の計画を止めたイクスたち。
だが、これですべてが終わった様子はなく引き続き帝国の調査と対策を進めなければならない。
そんな折、イクスは女神ダーナに呼ばれティル・ナ・ノーグの成り立ちを知ることになる──

終章「嘘を真実に」

突如、帝都上空に現れた謎の浮遊島。
ニーベルング復活まで猶予はなく、イクスたちも
島への突入、マクスウェルの残滓の調査、各領の蜂起と
同時展開して全員が最後の戦いに挑む。
彼らはこの世界を、真実へと変えられるのだろうか――

エピローグ1「流れ始める時」

デミトリアスとの決戦から一週間──
イクスたちは帝国の瓦解による混乱を収めるため
救世軍や鏡映点と共に忙しく動き回っていた。
やるべきことが山積みで、疲労の色を隠せないイクスを
見かねて、コーキスはフィリップに相談するが……。

エピローグ2「友との約束」

セールンド城を仮住まいとしているウォーデンのもとに
フィリップの伝言を携えたフリーセルがやって来る。
新たな月にあるビフレスト皇国との和平交渉──
ウォーデンは彼の地に赴き、平和へと導くと決めていた。
それが友との誓いを果たすことにもなるから。

エピローグ3「心の繋がり」

マークとネヴァンが話し合っている頃
ミリーナはとある用事でフィリップのもとを訪れる。
一方、スレイを送り届けたコーキスにはウォーデンから連絡が。
そして翌日、ミリーナやフィリップ、ビフレストの面々が
揃うなか、イクスはひとつの決断を下した――


第五部(リコレクション)

序章「終わりの始まり」

襲われた者が廃人と化してしまう魔物「幻影種」が現れたことを発端に
アスガルド連邦は消滅し世界は滅亡に瀕していた。

世界の滅亡を止めるべくコダマは国王ヘイズ、リワンナ、セイリオス、アイリス、
そして、ビフレスト皇国の騎士であるバルドの幻影――バルド・ミストルテンと共に
過去へ遡り”あの仲間たち”の「想い出」を集めることになる。

これは想い出を巡る物語。
全てが失われても、心に刻み込まれた想い出だけは消えないことを証明する、あなたの物語

1章「死神来たる」

帝国との戦いが終結したティル・ナ・ノーグでは
奇妙な事件が頻発していた。バルドの偽物が
鏡映点たちを次々と襲っているというのだ。
そして事実を確かめようとするイクスたちの前に
バルドそっくりの男と、死神を名乗る少年が現れる──

2話「オリジナル・タナトス」

憧れのヘイズに目通りが叶ったコダマは
彼女を追って国の要所アイギスの塔へ向かう。
そこは対幻影種の研究施設でもあり
死神騎士の力の源を生み出した存在が
長き眠りから目覚めていた──

3話「瓦礫にこだます声」

輸送車を守りながらコロニーに着いたコダマたち。
棄民のコロニーは防壁のあちこちが崩れており幻影種の襲撃を防げるような状態ではない。
病も蔓延り、誰もが肩を落とす街中で響いたのは少女の歌声だった──

4話「聖地の守護者」

アグラードを追ってアスガルドへ向かったコダマたち。
ギムレイ辺境伯の治める地は幻影種の襲撃が激しく
先行したアグラードはいまだ帰還していない。
一行はすぐさま救出に向かおうとするが、アグラードは
リワンナには待機するよう伝言を残していた──

5話「幻の囁き」

鏡士の遺体が保管されたアスガルドの聖地。
その鏡士を知るバルドは、自身の経緯や
世界の成り立ちについて語る。
にわかには信じられないと一行が驚くなか
コダマは奇妙な声を聞きつけ──

6話「想いを秘めし珠」

人の姿に見える幻影種を退けたコダマたち。
その際バルドの幻想灯に吸い込まれた宝石は
持ち主の記憶と想いを内包していた。
つまり幻影種は元々人間だったという事実を踏まえ
一行は宝石とバルドの力の調査を進める──

7話「時の柱を渡りて」

幻影種駆逐の鍵は過去の世界にある。
そう結論付けたコダマたちはクロノスの柱へ向かうが
エルナトが一人柱の中へ飛び込んでしまった。
光を失い、もはや機能しないクロノスの柱。
コダマはエルナトを手助けしたアグラードを問い詰めるが──

8話「不死王の記憶」

過去のティル・ナ・ノーグに降り立ったコダマたち。
バロールから事情を知らされていたイクスは一行を
浮遊島へ案内し、ウォーデンと共に話を聞いてくれた。
そして想珠を抜かれても安全なのかという問いには
王であるヘイズが身をもって証明する──

9話「誓いの理由」

ヘイズが取り出した想珠から、彼女の壮絶な過去を
知ったコダマとイクスたち。ひとまずの話し合いを終え
死神騎士の面々は浮遊島で一夜を過ごす。
セイリオスはコダマの様子が気になって話を聞きに行くと
彼は失われた記憶を取り戻していた──

10話「虹の宵」

イクスたちの提案で、時間移動に詳しい鏡映点から
話を聞くことにしたヘイズ。一方コダマは
ルグと接触した地に向かうバルドに同行する。
そこにはエルナトと彼女に呼び寄せられたアグラードもおり
コダマはバルドの内に眠る【虹の夜】の真相に触れる──

11話「刻むべき責任」

世界を救うには幻影種の殲滅が必須。
だがそれを過去で行えば、コダマたちの未来は消えてしまう。
そうさせないために想珠を集めるエルナトに対し
コダマたちはいまだ答えを出せないでいた。
幻影種はなおも数を増し、残された時間は少ない──

12話「想い出を巡る物語」

コダマの奇策から逃れるも追い込まれたエルナト。
救いの手を差し伸べたのは、この時代の『自分』だった。
彼女が本来の力を取り戻そうとした途端
幻影種が大量発生する。終わるのは過去か未来か。
コダマたちは答えを携えて、エルナトの元へ向かう──


エンディングシナリオ「テイルズ オブ ザ レイズ 真実と記憶の物語」

オフライン版に実装されるエンディングシナリオ。

+ ネタバレ
ティル・ナ・ノーグは死の砂嵐、幻影種からの脅威を退け存続していたが死の砂嵐がなくなったことで虚無に幾多の世界からの『心』が流れ込み始めているという。
それらがティル・ナ・ノーグという世界の防壁を突破しつつあり、新たな世界の脅威となりつつあった。
ワイズマン曰く、2度目にアイギスが崩壊した際(二人目のイクスが死んだあの時)にティル・ナ・ノーグは消失するはずだった。
しかし高次元にある『外の世界(現実世界)』の観測者(我々レイズをプレイしたプレイヤー)がティル・ナ・ノーグを『観測』したことでティル・ナ・ノーグは崩壊せずに存在できたという。
幾多の観測者たちが観測したおかげでティル・ナ・ノーグは存続できていたが、幾多の観測者からの観測にティル・ナ・ノーグが耐えられなくなったため、世界を「大魔鏡」で覆い観測者たちから観測できなくすることでティル・ナ・ノーグは崩壊を免れ存続していくことになる。
その際、観測者はティル・ナ・ノーグに残して【生体封呪】の儀式を施す鏡映点と、元の世界に戻す鏡映点の選別を行う事になる。


最終更新:2024年08月02日 12:03