ストーリー:グレイセス

少年編

領主アストンの長男で、明朗快活な少年アスベル・ラントが、
幼馴染みの少女シェリアや弟のヒューバートらと少年らしい日々をのびのびと過ごしていた。
ある日、アスベルは記憶を失ったひとりの少女に出会い、ソフィと名付ける。
さらに、時期を同じくしてラントを訪れたウィンドル王子リチャードとも友情を育む。
三人はラントの裏山にある木に名前を彫り、永遠の友情を誓い合う。

その後、ある事件をきっかけにアスベルは「強くなりたい」と強く願うようになり、
王都にある騎士養成学校への入学を決意するのだった。

そしてその事件から7年後。
18歳になったアスベルは一人前の剣士として成長を遂げる。
騎士となることを夢見ていたアスベルだったが、父アストンの死により夢をあきらめ、
ラント領主の地位を継ぐことを余儀なくされる。

友との再会、そして別れ…。
隣国からきた者より領主の地位を奪われる…。
いま、激しい運命の変転に巻き込まれていく…。

希望の道標(どうひょう)編

主人公アスベルは、
花畑で出会った記憶のない少女に“ソフィ”という名を
与え、王子リチャードと3人で友情の誓いを交わす。
7年の月日が経ち、幼い頃の友人たちは
それぞれ違う道を歩んでいたが、何年経とうとも
あの日の誓いは変わらない。
そう信じていたアスベルだが、リチャードの身体には
徐々に異変が訪れ、国王に即位したリチャードは
しだいに残忍になり、生命の源たる原素(エレス)を
各国から奪うようになってしまう――
大切な人を守るために。あの日の誓いを守るために。
アスベルと仲間たちは、
世界の命運を握る戦いへと身を投じていく――

未来への系譜編

+ ネタバレ
エフィネア全土を震撼させた原素(エレス)喪失事件から半年後。
アスベルはラント領主として、多忙な日々を過ごしていた。

そんなある日、リチャードから一通の書状が届くのだった。
その内容とは、ラムダから生まれた魔物の被害が各地で再び勢いを増しており、その討伐に力を貸してほしいというものだった。

王として日々贖罪のため、魔物討伐の先陣を切るリチャード。
救護団で活動するシェリア。
ストラタから派遣されてきたヒューバート。
フェンデル政府の下で働くマリクとパスカル。

エフィネア全土に広がる異変に、かつての仲間が再び一堂に会すこととなる。

そして、永遠の少女・ソフィ。
守る強さを胸に、彼女に芽生えた新たな想いとは…

今、新たな物語が静かに動き出す……。


最終更新:2025年02月10日 19:25