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ネタページ:ヴィクトル - (2013/01/27 (日) 19:57:36) の編集履歴(バックアップ)


ヴィクトル / Victor

「どんな願いも叶えてくれる場所、パパとお前が幸せに暮らせるところだよ」
「怖くても、つらくても頑張って行くんだ」
「お帰り、エル」「頑張ったご褒美だよ」
「知れ!血に染まりし…完全なる…骸殻の…威力を!マター・デストラクト!!」
「まだだ…はっ!はあっ!やっ!はあっ!邪魔をするな!貫け…!お前とはレベルが違うのだ…!」
「お前はどう選択する!」
「エルを……頼む」
「カナンの地を……開け……オリジンの……審判を……超え……」
年齢:30歳 性別:男性
身長:170cm 体重:??kg
クラス:剣士
武器:双剣+????
出身:????
声優:????
本作のヒロイン「エル・メル・マータ」のパパ。過去に受けた傷が原因で顔に黒い仮面を着けている。
妻はリューゲン商会の代表のラル・メル・マータ。数年前に他界しており、現在はエルと2人で湖の畔の家に暮らしている。
料理の腕はかなりのもので、エルの一番のお気に入り。
双剣の扱いにも長けており、刺客が放った銃弾を斬撃で跳ね返して逆に倒した他
どこぞの侍のように高速の剣閃で銃弾を身に寄せ付けない強さを持つ。
本編では、雷雨の中、自宅が謎の刺客に襲撃された時に娘を逃がすべく、凄まじい剣術を見せた。
エルに「カナンの地」へ行くよう約束をし、船に乗せて逃がす事に成功した。
丸腰となった彼自身は全身に激しい銃撃を受け、倒れてしまうが…

+ ネタバレ
エルの力の発動を狙ってわざと激しい銃撃を受け、死亡したかに見せかけたが骸殻能力を発動しエージェント達を一掃した。
その正体は分史世界NO.F41DBにおける10年後のルドガー。
彼が名乗る「ヴィクトル」はその世界における「最強の骸殻能力者」に与えられる称号であり
他の骸殻能力者に倒されることにより、その倒した者に受け継がれてゆく。このヴィクトル自身先代を殺害
して称号とフル骸殻の力を得ており、エルに渡した自身の時計に代わり先代の時計を使って変身する。
分史世界NO.F41DBでは、ジュードを含む前作の主要メンバーの大半が彼の手にかかり惨殺されている。
ガイアスのみ殺し損ねているが瀕死の重傷を負わせたらしい。ミラとミュゼに関しては言及がないため不明。
TOXにおける「精霊の死」では精霊の化石になるので湖の底に沈んでいるのかもしれない(精霊は人間のような死体が残らないので確認できない)。
もしくはカナンの地へ辿りつけなかった(失敗した)のでミラとミュゼは精霊界に帰ったままなのかもしれない。
ミュゼの真似をしたらできた技であるスタンブリッツが使えるのでミュゼと旅をしたことがあるのは確か。
その理由は当時生まれたばかりの娘のエルを、ビズリーが本編と同じく道具として利用しようとした際に
娘を奪還しようと試みたヴィクトルを、ジュード達とユリウスが妨害した為である。
最終的にビズリーをも殺害しエルを取り戻したものの、彼の体は骸殻の力の代償で徐々に蝕まれつつあり、時歪の因子化が進行し先は長くなかった。
エルと妻と一緒に平穏で温かな暮らしを求めていたヴィクトルだが、妻も仲間達も失った彼に残された選択は「人生をやり直す」という願いを叶えること。その為にあらゆる手段を使って「カナンの地」へと赴く事を画策する。この願いは今の「エル」を否定する事になるのだが、今際の時まで彼はそのことに気づけなかった模様(考慮する余裕がなかったのも確かだが)。
そして、エルが連れて来た正史世界のルドガーを消し去ろうと、戦いを挑むが死闘の末敗北。
ルドガーにオリジンの審判を超える事と、エルを託した。
死の直前、傍に駆け寄った最愛の娘エルの頬に手を寄せ証の歌を歌いながら消滅。その傍らにはルルもいた。
(グッドエンドにいくと気付くのだが、これは後にルドガーが消滅する前の様子と殆ど同じ)
そんな彼の願いはルドガーエンディング「フェイト・リピーター」で叶えられたかもしれない。詳細はルドガーの項目を参照。
このエンディングをクリアすると、ヴィクトルの衣装は手に入るのだが、肝心の仮面が手に入らない。残念。
分史世界での町の住人の話を聞くとクラン社の新社長は年齢30そこそこで独身、エルの家も別荘と表示されるので彼が社長をやっていると思われる。
ルドガーの歴史がどこでヴィクトル分史になったかは明確には語られていないが、少なくともタイムカプセルを埋められるチャプター10までは本編のルドガーと同じ道をたどっていることが推察できる。物語開始時点でエルにトリグラフ駅10時発の電車に乗れと言って懐中時計を渡したのは、自身の経験からそうすればルドガーがエルと出会い力を発現して、エージェントとなって道標を探しに来ることが分かっていたからだと思われる。

最強の骸殻能力者に与えられる称号「ヴィクトル」を持つだけあってその実力は相当なもので、中盤での彼との戦闘に苦戦を強いられたプレイヤーは多いはず。
使う技は双陣蓮華を除いてどれもルドガーと全く同じもので、回復技の「サイカトリス」まで使いこなし、ハードだとキッチリ6万程回復してくるので難易度が高いほど長期戦を強いられることになる。
極め付けにルドガーとほぼ同じ(能力的にはヴィクトルが勝っているが、ぼろぼろになっているので、パワーダウンしている)骸殻を発動、しかも戦闘開始時から発動してくるので、こちらの骸殻発動のタイミングを調整しないと、ヘクセンチアや秘奥義であっさり全滅することも珍しくない。主人公を敵に回すとこうなるという恐るべき一例である。
  • 時間経過で解除されるが、また再発動してくる。しかもオーバーリミッツからの秘奥義も使用する為、ヘタしたら骸殻発動→骸殻秘奥義発動で解除→すぐにオーバーリミッツ→秘奥義→骸殻発動ということも起こりうる。

  • エルの優しいパパのようなのだが、本編中の声のねっとり感と発狂ぶり、そして言い回しのキモさと、カナンの地へ行く動機がなんとも言えない変態さを醸し出している。
  • 変態ロリコン仮面パパ ロリコンをこじらせた結果がこれだよ!
ロリコンというか親バカというか…いや、ヤンデレか。
  • 公式見解では一週目にルドガーの声が無いのは、プレイヤー=ルドガーにする狙いの為とあるが、
もしかしたら中の人の声が同じなので、ネタバレしてしまうのを防ぐ為なのかもしれない。もっとも、かなり演技に気合を入れているのでバレない気もするが。
  • 彼の時計は序盤で正史世界でルドガーの時計と融合してしまったが、ビズリー戦でルドガーの時計がビズリーに破壊されルドガーが絶体絶命になった際、彼の時計が復活し本来のルドガーの時計の代替品として活躍してくれる。ありがとうヴィクトル。
  • 「自分は殺せない」を選ぶとルドガーの槍を使って自害する。もっともそうしないとカナンの道標が手に入らないのだが…
    • 言い残す言葉も「エルを……頼む」「カナンの地を……開け……オリジンの……審判を……超え……」から「そんな覚悟でエルを守れるのか……?」「私は、お前だ……ぞ……」に変化する。

+ ヴィクトル分史についての推論
ローエンのキャラクターエピソードでのタイムカプセルがヴィクトル分史でも埋まっており手紙の内容も
正史世界と同じであることから、「途中までほとんど正史世界と同じ歴史が流れている」ことがわかる。
つまり、ヴィクトルが途中までほとんど正史世界のルドガーと同じ体験をしているために
トリグラフ中央駅から十時の列車に乗ることをエルに吹き込めたと思われる
(エルが十時の列車に乗ろうとすれば必ずルドガーと出会って彼が覚醒し、
クランスピア社のエージェントとして自分のもとにやってくることがわかっている)。
ヴィクトルが正史世界と違う点は正史世界のルドガー同様にカナンの地の道標を全部集めたものの、
分史世界であるためにカナンの地へ辿りつけなかったことだと思われる。
ヴィクトルが一緒に旅をしたはずの「エル」(彼の娘である本編のエルとは同名の別人)は
ヴィクトルが当時フル骸殻に覚醒していなかったために時歪の因子化が手遅れになるレベルまで侵食、
そのまま消滅してしまった可能性が高い
(本編をやればわかるがヴィクトルは時計を破壊される展開がなく「エル」を通して骸殻を発動しているため)。
その後、失意のうちに副社長に就任し数カ月後にラルと出会って結婚、
彼の娘としてエルが「真のクルスニクの鍵」の力を持って生まれてきたために
ビズリーがその力を狙ってウプサーラ湖での連続殺人事件発生へと繋がる。

ルドガーエンディングではカナンの地へたどり着くことに成功しておりすでにビズリーやユリウスが死亡しているものの、
ヴィクトル分史とは展開が少し違うが同じような運命が繰り返されるであろう可能性が示唆されている。
ルドガーエンディングの後日談がどのような展開を迎えるか公式発表がないためラルと出会った後の
ルドガーをどのような運命が待ち構えているかは今のところ知ることはできない。
  • タイムカプセルについては正史世界での行動が反映されたからタイムカプセルがあったと思われる。この点はキャラクターエピソードをやっていないと埋まっていないことから明らか。
    • しかし正史世界で列車テロが起こる前にすでにヴィクトル分史が存在しており、過去に正史世界(のその時点では未来に起こること)とほぼ同じことがあったということがヴィクトル分史の歴史。正史世界で起きたことを受けて過去の歴史が(後出しジャンケン的に)改ざんされ矛盾点を修正した?
    • 正史世界でタイムカプセルを埋める前にヴィクトルの分史世界に来た場合はイベント自体が起こらないので、正史世界のルドガーがヴィクトルがタイムカプセルを埋めた場所を知らないからタイムカプセルを掘ろうと思いつかなかったのでは?
    • むしろ正史世界にエルを送り込んで正史世界を刺激したように思える。
  • ヴィクトル分史こと分史世界NO.F41DBが生まれたのはヴィクトル以外の誰かが時歪の因子化したクルスニクの一族によって生まれている。
    • 正史世界の10年後にあたるとなると少なくとも本編が始まる10年以上前にできた世界。ヴィクトルが30歳ということを考えると30年前にできたと考えるべきか?
      • ユリウスが時歪の因子化して生まれた直後の分史世界のことを考えると、時歪の因子の年齢=分史世界の年齢ではない。さすがにないだろうけど、エルを送り込んだオープニングイベントがヴィクトル分史の始まりの可能性もある。
      • ともかく、パーフェクトガイドによるとヴィクトルとは別のクルスニクの一族が時歪の因子化してできたのが分史世界NO.F41DBで、ヴィクトルがその世界のビズリーを殺害した際に「最強の骸殻能力者」になった。それと同時に世界を形成している時歪の因子に憑依されたらしい。
  • ヴィクトルが一緒に旅をした「エル」がどのような理由で「ヴィクトルが一緒に旅をしたエルのパパ」に送られたかは不明。
    • フェイト・リピーターを考えるとその「ヴィクトルが一緒に旅をしたエルのパパ」もエルを失ったことがあってヴィクトル同様、「正史世界に生まれ変わりたい」とエルを送り込んだが失敗したのかもしれない。
    • 一番始めのエルと出会わなかったルドガーがラルと普通に結婚しエルが生まれてエルをめぐった争いを経て「正史世界に生まれ変わりたい」と願って別の分史世界の10年前にエルを送り出す
      →別の分史世界のルドガーがエルに出会い旅をするが途中でエルが死んでしまい、それを後悔したルドガーが「正史世界に生まれ変わりたい」と願って別の分史世界の10年前にエルを送り出す
      →それが何回か分史世界の間で繰り返されてヴィクトルのもとにエルが送り込まれ、ヴィクトルも同じように旅をしてエルを失ってしまう
      →ヴィクトルが本編に出てくるエルを正史世界のルドガーのもとへ送り込む…という「エルを失ったから正史世界に生まれ変わりたい」という願いのもと繰り返される負の連鎖を正史世界のルドガーが断ち切れなかった(カナンの地へ辿りつけたがエルを失ってしまった)のがフェイト・リピーターなのかもしれない。
      • 正史世界のルドガーがエルを失った後にラルと出会って彼の娘のエルが生まれてきても、オリジンの審判はすでに終了しているのでまた新たな負の連鎖は築かれることはない。スタッフロールのあの暗い演出は負の連鎖を正史世界のルドガーが断ち切れなかった&ルドガーがその選択を後悔している演出。
      • 「別の世界の10年前にエルを送り出す」というのを繰り返した結果、正史世界のルドガーがエルを助けることで別の結果にたどり着いて負の連鎖を断ち切った結末を迎えたのがエルエンディング…かも。