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その他用語:乱発商法 - (2015/05/09 (土) 20:22:53) のソース

*乱発商法(らんぱつしょうほう)
「乱発商法」とは、2003年から2012年ごろのテイルズ オブ シリーズの発売傾向に見られた極端なシリーズ連続発表のことを指す。
テイルズの製作陣はいくつかの独立したチームで成り立っており、それぞれで波状開発する事によって間断をつかせない絨毯爆撃のような発表が可能となっていたのである。

「日本テレネット」が開発を行っていたころは特に問題はなかったが、テイルズを専門に開発する「ナムコ・テイルズスタジオ」が設立されてからはこの商法が片鱗を見せ始める。
テイルズスタジオ内には、『デスティニー2』をはじめとする特徴的な戦闘システムで有名な「デスティニーチーム(通称D2チーム)」と、『シンフォニア』以降の藤島康介がキャラクターデザインを担当するテイルズを多く手がけた「シンフォニアチーム(通称Sチーム)」の2つの開発チームが存在する。さらに携帯機テイルズを手がけるアルファ・システムなどの別会社も存在する。開発の期間は特に短いわけではないが、複数の開発ラインの存在により、乱発商法が生まれているのである。

発端は2003年の『シンフォニア』の頃からで、同年には『シンフォニア』を含め3作が発売された。
(実際には前年の2002年も3作が発売されていたのだが、2チームを抱えるテイルズスタジオが関わり始めた2003年が発端とされることが多い)

乱発商法を明確に認識させたのは2005年に『なりきりダンジョン3』『エターニア(移植版)』『レジェンディア』『アビス』(以上コンシューマー機)・『ブレイカー』『コモンズ』『タクティクス外伝』(以上携帯電話用)と、7作品も発表されたことである。携帯電話用は知名度の問題から話題にはならなかったが、『レジェンディア』『アビス』と、いわゆる本編作品が2作も発表され、しかもこの2作の発売間隔が4ヶ月しかなかったことでユーザーに衝撃を与え、年に4本出すのが当たり前としてファンの認識に刷り込まれてしまった。

その後も乱発と言われる状態は続き、特に2006年の9月から12月はひと月ごとにテイルズが発売されるという月刊テイルズ状態と化した。

2012年まではそれこそ新作発売とほぼ同時に次の新作が発表される勢いだったが、同年にテイルズスタジオがバンダイナムコゲームスに吸収され、消滅するという事態が起こる。
この吸収により開発ラインが統合されたのか、以降は乱発がぱったりと止み、2013年はゲーム機対応にいたっては2本しか出ず(既存作品のリメイクおよび移植)、他はiOSでの移植作品が2本・過去作品の関連アプリ1本が発表。
2014年はスマートフォンからのコンシューマー移植『レーヴ ユナイティア』と、スマホ用新作が2作登場するのみに留まった。据え置き機への供給はなく、これは2001年以来13年ぶりのことであった。

[[テイルズ歴代売上>http://www31.atwiki.jp/talesofdic?cmd=upload&act=open&pageid=2141&file=%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%BA%E6%AD%B4%E4%BB%A3%E5%A3%B2%E4%B8%8A.jpg]]

//乱発商法と無関係の記述が多かったので整理しました

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