何時もの様に応接室の窓から外を除く
まだ朝日は昇っていない
まだ朝日は昇っていない
どうしてるのかな・・・・
ふと頭の中に浮かんだのがあの子の
沢田綱吉の‘笑顔’だった
何を考えているのだろうか自分は・・・
ただの暇つぶしでしかない玩具に僕は何を
玩具に感情なんて示さない
それなのに気がつくと僕の頭の中は
その玩具の‘沢田綱吉’のことでいっぱいだった
なんなんだ・・・この感情は・・・
分からない
何がしたいのか・・・
僕はなんでこんなにも君の事を思うのだろう
何がしたいのか・・・
僕はなんでこんなにも君の事を思うのだろう
ねぇ、誰か教えてよ
誰でもいいから押してよ
この胸の中のもやもやは何?
誰でもいいから押してよ
この胸の中のもやもやは何?
風紀指導で門の前に立っている間も
草壁が僕に話しているときも
もやもやは消えない
「委員長・・・?どうしたんですか?」
「・・・・何でも無いよ・・・・」
「それで・・・」
何も無いことを知らせるとそのまま話し続ける草壁の声なんて入ってこない
だって頭の中は君の事しかないから・・・
僕はおかしくなったらしい・・・
だって・・・・おかしいんだもん
‘君’に出会ってから
――僕であって
僕じゃなくなる――
ほら・・・・僕はまた・・・・
前を通り過ぎる生徒の中から君の姿を探している・・・
君は何?
僕にとって何?
なんで君は僕の頭から離れてくれないの?
どうして
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