主スイート

狂ってしまった愛3

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tamaki_king

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だれでも歓迎! 編集
次の日学校へ着くとすでに教室の中にいた獄寺の背中を見つけて
クラスの中へ踏み出そうとしていた足を思わず引っ込めてしまった

「・・・・・」

机に頬杖をつく獄寺はまったく綱吉に気付かないまま
もう少しでなる予鈴
しかし、前に進まない足がくすむ
昨日の結合部分が痛い
朝はそうでもなかったのに
獄寺を目の前にしてだんだん感じてくる痛み
それに伴いよみがえる昨日の光景と
それを思い出してする吐き気・目眩

足はしっかり地面についているのにふわふわとする感じがして
綱吉は重心を失いその場に崩れ落ちて座り込む

息が上がって息が出来ない
(誰か・・・・雲雀・・・さん)

綱吉の様子に気付いた様子のクラスメイトが数名近づいてきて綱吉に
声をかけるが綱吉にはその声は届かない

前かがみになり胸元を抑える綱吉の背中を擦るクラスメイトが
表情を伺うと綱吉の目には沢山の涙を浮かべていた

「っ・・・ん・・・・・」

体が傾き地面に倒れこむと目の端に移る銀髪の男
獄寺は一歩一歩近づいてきてクラスメイトの後ろに立ちすくす

「ゃ・・・・」

体が、獄寺を全身で拒絶する

「おい!!誰か先生呼んで来い」
「待て、俺が保健室まで運ぶ」

そういってクラスメイトに静止をかけると綱吉の体を持ち上げようと
腕に触れると、びくりと体がはねる

「ぁ・・・ぃゃ」

クラスメイトに視線を送り助けてと求める声を発するが届かない
「そんなにおびえないで下さいよ・・・」
それを耳元できいてから、綱吉は意識を手放した


 


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