主スイート

狂ってしまった愛4

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tamaki_king

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意識がしっかりしたとき綱吉は体をガバリと少し固めのベッドから体を起き上がらせた

周りには誰もいない
しかし、寝ている間に脱がされたのかベストは横の椅子にたたんであり
ワイシャツはボタンが全てはずされていた

「・・・っ、何これ、やだやだっ・・・・!!」

体のいたる所にある赤く純潔したキスマーク

ボタンを閉めて、きれいに多端であるベストを手に取り着ようとひっぱた時、ヒラリト落ちる写真が数枚

ベッドから降りて、それを拾い上げてみて綱吉は息が止まりそうだった

獄寺との情事の最中の写真
いつの間に撮ったのか・・・・・

写真の中の自分は顔を赤らめ、喜んでいるようにも見えた

「何で・・・何これ、こんな・・・・」

そのとき椅子の上で携帯が音を鳴らす
通話ボタンを押してもしもしと声を漏らすと
今、一番聞きたくない声が聞こえてきた

『どうです、写真見てくれました?言い出来でしょう?写真をパソコンで加工したんです』
「何で・・・こんな・・・」
『何でって、貴方を愛しているからですよ。』
「っこんなの間違ってる!!どうしちゃったんだよ、獄寺君!!何で・・・なんで・・・・」

だんだん語尾が弱くなっていく

『10代目が、あいつと、雲雀のヤローと付き合っているから悪いんです・・・』
「え?」
『俺、10代目があいつと別れてくれるなら何でもしますよ。例えば、その写真を見せて・・・』
「やめて!!それだけは、やめて!!邪魔しないで!!!何で、何でなんだよ!!」
『俺のこと、好きって言ってください・・・』
「俺の好きな人は君じゃない!!」
『お願いします、言ってください。出なきゃ、俺・・・』

脅しに等しい願い事

『一言でいいんです』
「・・・・・」
『一言言ってくれたら、俺少しは落ち着きます』
「・・・・っ・・・好き、好きだよ獄寺君」
『俺もです』
「そうゆうことだったんだ・・・・」

「え?」

突然響い凛とした声の方に顔を傾けた
そこにたっているのは愛している恋人 雲雀恭弥の姿が

「最近、僕の所に来ないと思ってたらそうゆうことだったんだ」
「ひば・・・」
「駄犬と出来てたんだね・・・」
「ちがっ!」
「違うって、何が?その首から覗く汚らわしい後は何」

汚いものを見るかのように上から見下ろしてくるどこまでも深い黒い瞳

「これは・・・」
「後、その写真・・・」
「これは、違うんです!」
「どこまで白を切るつもり?僕を馬鹿にしといて!!!」

それだけを言うと雲雀は踵を返して保健室から出て行った

「待って!!雲雀さん!!待ってください、違うんです、これはっ」
後を追いかけると突然止まり後ろ振り返る雲雀に話を聞いてくれる気になったのかと止まれば
突然出されたトンファーに下腹を殴られた

「んぁ゛っかはっ!!」

「近づくな、沢田綱吉!!!」

「っ・・・まっ・・・・・・て」

とめどなく流れる涙は止まることを知らずに頬を流れ続ける

(いつもみたいに、下の名前で呼んでくれなかったな・・・・)

「っんくっぅ・・・・・」


 



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