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目の前では楽しそうに水際を白い上半身を惜しむことなく太陽の元にさらしてはしゃぎまわる綱吉君とその後ろを追いかける山本武と獄寺隼人


隣では綱吉君を気にしながらも本を読む雲雀恭弥

今日は流石に制服ではなく彼も黒い短パンと素肌の上から白いパーカーを羽織っている

僕も今日は青い短パンのみ

ザザンーっと大きな波が来ると綱吉君の足が取られて浅瀬にしりもちをついていた

それでも、楽しそうに笑うその笑顔は本当に可愛かった










「恭弥君が来るなんて、思ってもいませんでしたよ」
「ふん、綱吉を君達見たいな野獣の中に一人で行かせるわけないでしょう」
「野獣とは・・・確かにそうかもしれませんね。可愛い子ヒツジを僕たちみたいな男たちの中に放りだしたら、何をされても可笑しくない。彼らも狙ってますからね。僕だって例外じゃない」
「よく分かってるじゃない、六道」
「そうは言いますが、恭弥君だってそのうちの一人だ。貴方の視線は危なすぎる。今にもとって食ってしまいたいと言うような視線をいつも彼に投げかけている」
「六道だって。・・・・・だから、君がいてくれて有難いよ」
「見はり・・・・ですか?」
「そう、お互いにお互いを見張る。綱吉を早くこの手に抱きたいんだ。鳴かせて、あの可愛い唇に、あの白い肌に後を残したくなる。だけど、あの子の泣き顔は見たくない。だから、今はまだ君がいてくれないと困るよ」
「クフフ、頼りにされてるんですね僕」
「所詮は、使い捨てだ。」

ひどいですねーそう言い残して僕は手に持っていたスポーツ飲料を白い砂の上に転がすと綱吉君のもとへ行く

「僕だって、君なんて所詮綱吉君が僕の手の中に収まるまでの間の使い捨ての駒だ」


その声は鳥の鳴き声や、波の音、綱吉君たちの音によって掻き消された

まぁさらさら彼に聞かせるつもりはなかったが

バシャバシャと水を掛け合いをしている3人の間に入っていけば綱吉君と山本武は僕に向かってそれ、と水をかけてくる

獄寺隼人はいつでも綱吉君以外のものには牙をむく
当然僕にも

「お前まで入ってくるなよ!今10代目は俺らとお楽しみなんだっ!」
「まあ、まぁ、獄寺君せっかく海に来たんだからみんなで遊ぼうよ、ね?」

そう可愛く首を傾げられてしまえば獄寺隼人が綱吉君に背くわけがない

案の定‘10代目がそうおっしゃるなら・・・’としょげ返っている

その代わり獄寺隼人は僕に集中攻撃で水をかけてくる
それにのっとっていつしか水の掛け合いは僕めがけての集中攻撃へと変わって綱吉君までが僕めがけてかけてくる

お陰で僕の完璧にセットされている髪型がだんだん水にぬれて肌に張り付いてくる
てっぺんの天を向いて立っていた髪の毛までが多分今はしょげ返っているのだろう


僕は一気に水を下から手ですくって中へと舞わせる

市ぽう八方に飛び交う水が真夏の太陽に照らされて
青空を背景にキラキラと輝いている

僕の心は今すごく楽しいと思っている
錯覚ではなく、心から

昔の僕からは考えられないほどに
これもすべて彼のお陰だ


「犬達も読んでこればよかったですね・・・」

それは綱吉君たちの耳にも聞こえたのか

読んでこればよかったじゃんという声が聞こえた


 

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