主スイート

確かに合った物

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目が覚めるともう部屋の中にはリボーンはいなかった

きらびやかと光る高級そうな時計は既にお昼の12時を指していた
一月一日

お正月

毎年一緒にすごしたお正月
5回一緒に毎日欠かさず過ごしてきた

でも、直感で分かる今年は多分もうない、と・・・

だから前から決めていた、今年のお正月は大掃除をしようと

家へ帰るとこんなに天気がいいとゆうのに相変わらずしまったままのカーテン。懐から鍵を取り出して鍵を開けてドアを開けたけど、開かない。あれ、昨日俺締め忘れたのかな・・・?

もう一度鍵を回して玄関に入ったら見慣れない靴が一つ

黒い艶やかな女性のはくハイヒール
真ん中にはチェック柄の大き目のリボン

心臓がやけに煩かった
ドクンドクンと大きな音を立て始める
思わず静かにドアを閉めて靴を棚の下に隠していた
何故自分の家でこそこそしなければいけないのか
今はそんなのどうでも良かった

リビングにはいない
それでは、上か?

そっと階段の手すりに手を掛けたとき部屋から人が出てくる音がした

すぐに近くの部屋に飛び込むと身を潜めた
余り聞こえないけど階段を下りてくる音と一緒に声が聞こえてくる
一つは俺の聞きなれた声
もう一つは女性特有の高い綺麗な声

「恭弥さん、愛してるわ」
「僕もだよ」

二人は愛をささやき合っていた
ドアの隙間から覗いてみたら女性の腰に手を回して怪しく動く恭弥さんの手


「・・・・っ・・・・」

あぁ、やっぱり

やぱり、その言葉が思い浮かんだとき驚いた
俺はずっと前からこうなるであろうことを知っていた

心のどこかで知っていた
恭弥さんが俺に興味をなくしていたことも
恭弥さんに女の人が出来たことも
全部、俺は知っていたんだ

ただ認めたくなくて、俺は恭弥さんの傍にいることしか出来ないから俺の都合のいいように考えていただけだった

ガチャリと女の人が出て行く音がして雲雀さんはリビングへ戻っていく
俺は玄関に行きドアを一度開けるとただいまと明るい声でいって中に入って行く

さも、今帰りましたよ見たいに
何も見ていない俺は見てない

俺は今帰ったんだ
ただ今ちょっと厳寒の近くで女性を見て不思議に思いながらも今家に入ったばかり

恭弥さん、にいつも通りにただいまと言って手を洗ってソファーに付く

まだ、俺はこの家にいる権利が与えられているんだから
確かにここには俺と雲雀さんの日々の生活がある
だから堂々とここに居座っていればいい
傍に入れるだけでいいじゃないか
俺はそれ以上を望んではいけないんだ
でなきゃ、罰が当たるぞ


 


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