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「ねぇ、恭弥君」

そう背中越しに言ってくるのは僕の恋敵
まぁ彼なんて眼中に無いけどね


「ふん、君どれくらい綱吉の肌触ってたわけ?綱吉寝てるじゃない。」
「そうですねーかれこれ30分ぐらい?途中で気持ちよかったのか、寝息が聞こえてきて可愛かったですよww」
「あっそ、別にのろけが聞きたいわけじゃないんだ。ほら、終わったならさっさと手を離せ!!」
「はいはい、本当に物騒な男ですねー。恐怖の塊ですね。そんなんじゃいつまでたっても綱吉君に笑ってもらえませんよ?」
「五月蝿い!君だってキモイの塊じゃないか、頭に変な房なんかつけちゃってさ、それに僕だって綱吉に笑顔向けられたことあるんだ」


時たま見せてくれるようになった綱吉の笑顔
可愛くて、可愛くて
後ろに花が見えてくるくらいに

今すぐに抱きしめたくて
沢山ほっぺに唇を押し付けたくなる衝動を僕はいつも抑えている

本当に好きなんだ
始めて

人生の中で始めて好きになった人
それが何故女ではなくて男なのか、なんて分からない
それは綱吉だったから

綱吉が多分女でも好きになってる


沢田綱吉とゆう人間性に僕は引かれて
また
六道骸もその人間性に引かれている

だから目の前の男に綱吉が取られる前に
こいつを倒差無ければならない
まっさきにね

それでも、こいつにも利用価値はある
馬鹿ではない
多分骸は利用されていることを知っている
そして、この僕も彼に利用されていることを知っている

今はこの距離が必要なんだ
まだ綱吉は何も知らないんだ
だからきっと僕達がムリな行動すればきっと綱吉は泣いてしまう

だから、綱吉から歩んでくるのを待つだけ
今はそれだけしか出来ない

そっと眠っている綱吉の隣に僕も腰を下ろせばギシリと音を立てて布団が少し跳ねる
上を何も来ていなくても大丈夫な気温だが
とりあえず肩にかけていたタオルを綱吉の肩にかけてやる

「ねぇ、」
「なんですか」
「何で、綱吉が好きなの?」
「、そりゃ・・・・綱吉君だけが僕の憩いの場だから、ですかね」

「僕は、始めて綱吉君と戦って彼に屈したときに綱吉君は僕に手を差し伸べてくれた。たまに有幻覚を使って綱吉君の下に訪れたとき、驚いてはいましたが、僕に手を差し伸べてくれたんです。」

そう、綱吉はそういう子だ。たとえ敵でも同情をして、必要ならば手を差し伸べる

「貴方には分かるでしょう?貴方も沢山綱吉君には手を差し伸べられたはずです」
「確かに、ね・・・僕だって。今まで噛み殺すことで何もかも発散していたんだ。でもね、不思議だねこの子は・・・・側に居るだけで何もかもが発散できる気がする。心が浄化されていくよ」
「ですよね~、話の分かる親友を持っていて僕は幸せですwwクフ」
「僕は、君みたいな男と親友になった覚えは無いよ」

ぶすりと業とすねて見せる隣の男はそっと手のひらを
綱吉君の白い頬に重ね合わせている

「フフ、もちもちだね」
!!!

笑った、この男が声に出して、フフってわらったぁぁぁ!

「あっ明日は雪と雨と槍と雷が振って、その上台風ですかぁっ!??」
「はぁ?何意味の分からないこと言ってるの」
「だって、今、今恭弥君がフフ、って笑いましたっ!!」
「何、僕が笑ったら可笑しいの」
「えぇ、もちろん!!」
「ムカつく・・・・かみ殺す」

はっきりと答えた僕に頭に血が上った様子の恭弥君はトンファーをどこからともなく出してきて僕の喉もとへあてがう

「いいんですか?綱吉君の安眠を妨げて・・・・それにここで戦ってもどうしようもないですよ。また修理代がぁ、といって綱吉君に悲しまれますよ」
「今日は、見逃してあげる」


 


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