若山牧水(1885-1928)は、明治・大正期の歌人。本名は若山繁。
略歴
人物像
歌集
代表歌
幾山河越えさりゆかば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく
白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
麦ばたの垂り穂のうへにかげ見えて電車過ぎゆく池袋村
うす紅に葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山ざくら花
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり
この冬の夜に愛すべきもの、薔薇あり、つめたき紅の郵便切手あり
こほろぎのしとどに鳴ける真夜中に喰ふ梨の実のつゆは垂りつつ