とび
混乱と絶望にまみれた世界に生まれ、ただ一人の家族である妹と共に、スラムを生きる少年がいた。
少年は、スラムの中でそれなりの権力を持ってはいたが、しかし妹の病気には何の役にも立ちはしなかった。
彼は決意する。
ここがダメなら、表の世界へ。
それは危険な賭けだ。
危険すぎるが故に、賭けなければならないベットはただ一つに絞られる。
高熱にあえぐ妹の額を撫でて、彼は静かに決意を固める。
なぜならば、彼の生きる目的は、まさに妹の幸せただ一つであるから。
この物語は、そんな少年の決意と共に始まる。
付け加えるならば、これはあいとゆうきに彩られた、一人の少年――男の成長の記録。
家族を思う愛故に。
少年は、この絶望の世界で、迫りくる黒い車の前へと、立ちはだかったのだった――。
(“序、またの名を前置き”より引用)
序、またの名を前置き
第一話
第二話 一節
第二話 二節
第三話
第四話 一節
第四話 二節
第五話 一節
第五話 二節
第五話 三節
第六話 一節
第六話 二節
第六話 三節
第七話 一節
第七話 二節
第八話 一節
第八話 二節
第九話 一節
第九話 二節
第九話 三節
第九話 四節
第十話 一節
第十話 二節
第十話 閑話休題
第十一話 序説、あるいは過去の追憶
第十一話 一節
第十一話 二節
第十一話 三節
閑話休題 唯依姫の誕生日SS
第十二話 一節(2009/02/23)
第十二話 二節(2011/01/09)
第十二話 三節(2011/01/10)
最終更新:2011年01月10日 03:05