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千年女優

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千年女優

●9点
少女時代に惚れた男を追いかける女優の話が、女優が出演した映画と現実を交錯させながら進む。冒頭の演出からニヤリとさせられて、ヒロイン千代子の可愛さに引きこまれた。時代を駆け足で描くアニメならではの演出や、千代子が成長するに連れて目まぐるしく変わる時代が、服装や、髪型、建物に車、掃除機に至るまで、時代の移り変わりをしっかり描いてあって、それをアニメで見れて嬉しかった。現実か映画かを分からなくする演出が良いと言うより、現実と映画をつなぐ演出、画面の切り替え方の方が良いと思った。実際の所、社長のキャラが変わるかどうかで、その部分が社長が過去見た事ある映画かどうかが一目瞭然、と言うかそう言う演出が最初からちゃんと施されてたので、自分は混乱する事も無く、社長のキャラとパロディを楽しめた。あの鍵が何を開けたかや、最後の台詞、白髪のばあさんに至るまで、見ながら自分なりに解釈でき、楽しめたので落ちには大満足。落ちの余韻に浸らせてくれたED曲は、最後のシーンの後の宇宙の広がりを感じさせてくれてよかった。劇中の曲は普通にBGMしてて感想は無い。たぶんこの高得点はそれだけじゃなく、俺はたぶん千代子がツボで、社長さんと一緒に少し涙ぐんでしまうくらい、感情移入してしまったのもあると思う。アニメとして7点、落ち1点、千代子がツボで1点、合計9点 やや信者的ではあるかもしれないレビューですが、自分にとってはとてもとても良い映画だと思いました。

●5点
絵や音楽の美しさもさることながら、何が芝居で何が現実か分からなくする手法はさすが。完全に観客はカメラマンと同化して心の中で「芝居の話だったのかよ」とつっこんでしまう。話の本筋としては王道。ただ宇宙に旅立った後の最後の一言は余計だったと思う。蛇足に感じる。

●6点
パーフェクトブルーなどで知られる今敏監督のある一人の女優の生涯を描いた人間ドラマ。全体を通して仮想と現実ごちゃ混ぜワールド。どこからが現実でどこからが仮想なのか?考えながら見るのが楽しい作品。そのせいでストーリーの本筋を見失ってしまう危険あり。それでも最後はお婆ちゃんの生きざまになんか感動した。正直一回しか見ておらず、全部理解してません。何回も見れば味の出る作品だと思います。何回も見るのは退屈かもしれませんが。

●5点
今敏監督作品。少女時代に出会った、名も知らない男の幻影を追いつづける女優の一生を描く。映画のシーンの現実の出来事が渾然一体となって交じり合う独自の映像は今敏の独断場で非常に見応えがある。が、見所は映像の面白さのみでストーリーそのものは一本調子で退屈。ラストもこれと言ったオチもなくあっさりと終わってしまう。映像センスだけに頼った凡作。
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