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ふたつのスピカ

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ふたつのスピカ -2003年-全20話- (監督)望月智充

●7点
 読んだやつは全員泣くと言われる原作漫画をNHK-BSがアニメ化。ただ、前番組の
 「十二国記」が原作を使い尽くして予定より早く終了したため、放送開始日が
 四ヶ月も早くなり、わずか二ヶ月の準備期間での製作を余儀なくされた不運な作品。
 海が見える唯ヶ浜の町に、有人ロケット獅子号が墜落した大事故で
 母親を亡くし、その骨壷を抱えた、小さな女の子アスミ。
 なぜか獅子号のマスコットの着ぐるみ姿になった獅子号乗組員の幽霊、
 “ライオンさん”。そんなふたりの、夏の日の神社の境内での出会い(第1話)
 からはじまる、涙腺を刺激する、ハートウォーミングなSFメルヘン。
 近未来SFのはずなのに、原作もアニメも、昭和のノスタルジックな雰囲気が濃い。
 ライオンさんとの出会いから、やがてアスミが同じ夢を持つ親友たちと
 宇宙飛行士を目指してゆく「現代編」。
 幼いアスミとライオンさん、ライオンさんの恋人だった、アスミの担任の
 鈴成先生らのふれあいと想いを描く、5本の「過去編」。
 アニメは、原作で連載中の現代編を軸に、
 原作では読み切り短編だった過去編が、時々はさまれていく構成。
 上のほうの製作体制諸事情から、作画等厳しい面が見られ、
 5話ある「過去編」に力が注がれた。実際、感動ものの名エピソードが多く
 過去編だけで独立してDVD化もされている。
 正直、全体の出来からすると5~6点あたりだが、何本もあった泣ける
 珠玉のエピソードだけを思うと8点とか9点を付けたくなる。結局「オススメ」の7点。
 上の紹介を呼んで肌に合いそうだったら、第1話を観てみるといいかも。
 Opや、Ed(曲はBEGINが唄う坂本九「見上げてごらん夜の星を」)の出来も良。

●4点
 「ロケットのうんてんしゅ」を目指す女の子を巡るリアルメルヘン。
 直前放映のプラネテスと何かと比べられ、それで評価が歪んだ面が多かった。
 ティーン向けのハートフルドラマとして見るぶんには水準を越えているが、
 ハードウェアの設定(バイテク設定も!)が十分消化されていなかったと思う。
 見ていると、「これって、なにがどうなればイベント達成なんだろう?」と
 焦れてくる感じが何度もする。KURAUに似ているかもしれない。
 第14話は良回。他にも、人気の高い回が3話ほどある。

●6点
 序盤は2回に1回ぐらいの割合で感動させられたが
 終わってみれば、あんまり印象に残らなかった
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