「鷹に孔雀、コンドルねぇ……ここじゃ自由に空を飛ぶことも出来ないだろうに……。
まるで巨大な鳥籠……今の私みたいな状況だね……」
まるで巨大な鳥籠……今の私みたいな状況だね……」
上野の動物園にて。
無人の鳥のブース。そこが彼女のスタート地点だった。
普段ならここにいるはずの鳥も今は一匹もおらず、この場にいるのは彼女一人だった。
各所の説明書を見て周りつつも、周囲を警戒しながら歩く少女。
無人の鳥のブース。そこが彼女のスタート地点だった。
普段ならここにいるはずの鳥も今は一匹もおらず、この場にいるのは彼女一人だった。
各所の説明書を見て周りつつも、周囲を警戒しながら歩く少女。
「それにしても不死でも死ぬ首輪ねぇ……
永琳や輝夜が聞いたら、どう思うだろうか?」
永琳や輝夜が聞いたら、どう思うだろうか?」
自分の首元を触りながら苦笑を浮かべていた。
少女の名は『藤原妹紅』。
少女の名は『藤原妹紅』。
藤原妹紅は不死の存在――蓬莱人である。
永遠を生きる彼女にとって、『死』など有り得はしなかった。
蓬莱の薬を飲み、老いることも朽ちることもない体であるからだ。
永遠を生きる彼女にとって、『死』など有り得はしなかった。
蓬莱の薬を飲み、老いることも朽ちることもない体であるからだ。
「さて、どうしようか………
……いや、決まっているか」
……いや、決まっているか」
妹紅の脳内に先程、主催者によって首輪が爆破された子供の声が残っていた。
まだ寺子屋に通うような年齢だっただろうか。
そんな子供を殺すような外道は捨て置けなかった。
言葉にはしないが、強く心に誓う妹紅であった。
まだ寺子屋に通うような年齢だっただろうか。
そんな子供を殺すような外道は捨て置けなかった。
言葉にはしないが、強く心に誓う妹紅であった。
そしてとりあえず、デイバックを開く。
中には言われたとおりに「地図」、「コンパス」、「筆記用具」、
二日分の「水と食料」、「時計」、「ランタン」 そして……
中には言われたとおりに「地図」、「コンパス」、「筆記用具」、
二日分の「水と食料」、「時計」、「ランタン」 そして……
「とんでもなく大きい出刃包丁……?」
デイバックの中から出てきたのは峰に三日月みたいな円月輪が数十枚が付いており、
そして、妹紅の身の丈以上の大きさの剣であった。
それは剣というよりは出刃包丁……いや、『斬艦刀』という言葉がしっくりくる代物だった。
そして、妹紅の身の丈以上の大きさの剣であった。
それは剣というよりは出刃包丁……いや、『斬艦刀』という言葉がしっくりくる代物だった。
「見た目に反して、結構軽い……?」
柄をしっかり握り締め妹紅は二、三度軽く振るい感触を確かめる
感触は悪くはないが、やはり大きさが相まって使いずらさは否めない。
その時だったか……………
感触は悪くはないが、やはり大きさが相まって使いずらさは否めない。
その時だったか……………
BANG!!
妹紅の耳にも届くような、銃声が鳴り響いた。
「……誰かが戦っているのか?」
そして、妹紅は銃声が鳴ったと思われる方向に一目散に駆け出した。
だが、彼女は気付いていなかった、この世界では自分も死ぬ体だということに。
だが、彼女は気付いていなかった、この世界では自分も死ぬ体だということに。
◆ ◆ ◆ ◆
「あたしが一体、何をしたってのかねぇ……
ああ、もしやこれが世に言う書き手ロワって奴なのか……
それとも……いいや、考えるのもめんどくなってきた……
どうせ、あたしなんか最後まで生き残れる確率低いだろうし……」
ああ、もしやこれが世に言う書き手ロワって奴なのか……
それとも……いいや、考えるのもめんどくなってきた……
どうせ、あたしなんか最後まで生き残れる確率低いだろうし……」
上野動物園の猿山の頂上にて、一人の女性が呟いた。
その風貌は作業着を着用した、いかにも変な格好だ。
彼女の名は『イナバ物置の人』。最初の台詞からも分かる通りパロロワ書き手だ。
そんな彼女は今、ネガティブを大きく通り越し、最早生気すら出ていない状態だった。
その風貌は作業着を着用した、いかにも変な格好だ。
彼女の名は『イナバ物置の人』。最初の台詞からも分かる通りパロロワ書き手だ。
そんな彼女は今、ネガティブを大きく通り越し、最早生気すら出ていない状態だった。
「……にしても、あたしのスタート地点なんだよ。
猿山の頂上って、これってアレか『お前はお山の大将がお似合い』ってことかい?
全くどういうことなんだろうね……ああ、悲しい」
猿山の頂上って、これってアレか『お前はお山の大将がお似合い』ってことかい?
全くどういうことなんだろうね……ああ、悲しい」
周囲を高い壁に囲まれ、出ることもままならない。
飼育係が出入り出来そうなドアは『何故か』鍵が掛かっており開かない。
始まった当初から、いきなり王手が掛かった状態だった。
飼育係が出入り出来そうなドアは『何故か』鍵が掛かっており開かない。
始まった当初から、いきなり王手が掛かった状態だった。
「しかし、優勝しても貰えるのは権利とサイン色紙だっけ……サインは欲しいけど権利は別にいいや……
ああ、でも、あたしが本当に欲しいのはサザエさんのジャンケンでサザエさんが持ってる『アレ』くらいだし……」
ああ、でも、あたしが本当に欲しいのはサザエさんのジャンケンでサザエさんが持ってる『アレ』くらいだし……」
サザエさんの持ってる『アレ』とは『ジャンケンの奴』だ。
と、そんな非常にくだらないことを考えるくらい彼女は今、空っぽの状態だった。
と、そんな非常にくだらないことを考えるくらい彼女は今、空っぽの状態だった。
「ああ、あたしの日常は何処に行ったんだろうか……」
自分の日常を遠い日の思い出のように思い出す。
ネタを考えては投下、ネタを考えては投下、参加者の登場回数を数えては投下。
たまには違うことをやっては投下……寝ても覚めてもネタを考えて投下する日々。
ネタを考えては投下、ネタを考えては投下、参加者の登場回数を数えては投下。
たまには違うことをやっては投下……寝ても覚めてもネタを考えて投下する日々。
(あれ、あたしの日常って……空っぽじゃん? ……まあいい)
そんな無気力な状態でデイバックを開け、ランダムアイテムを確認する。
そして、出てきたのは……
そして、出てきたのは……
「すごく……ジャッカルです」
対化物戦闘用13mm拳銃だった。決して、阿部さんの『アレ』のことではない。
なお、ここで言う『アレ』とは先程の『ジャンケンの奴』でもない。
そんな……銃を見たイナバはというと……
なお、ここで言う『アレ』とは先程の『ジャンケンの奴』でもない。
そんな……銃を見たイナバはというと……
「さぁ、真昼間だけど闘争の時間だ……! ……なんてね」
見事なまで中田譲治の声モノマネをした……聞く人が聞けば間違えるかもしれない。
しかし、そのジャッカルを構えるイナバのポージングは非常に旦那っぽかった。
しかし、そのジャッカルを構えるイナバのポージングは非常に旦那っぽかった。
「流石に100万発入りの宇宙銃(コスモガン)ってわけじゃないよね」
リロードせずにジャッカルを乱射する旦那の姿がイナバには浮かんだ。
だが、そんなもん支給されるわきゃないと、内心で思った。
無論、このジャッカルは設定通り六発しか弾丸が入っていない。
しかし、イナバに少しずつだが変化が起こっていた。
だが、そんなもん支給されるわきゃないと、内心で思った。
無論、このジャッカルは設定通り六発しか弾丸が入っていない。
しかし、イナバに少しずつだが変化が起こっていた。
「―――まあいいや、あたしの賽は投げらてたんだ、最初の場所で目が覚めた瞬間から。
それに分の悪い賭けは……嫌いじゃないからね」
それに分の悪い賭けは……嫌いじゃないからね」
彼女は決めていた。
ランダムアイテムに一つでも武器が入っていたら、殺し合いに乗り優勝を目指す。
逆に入っていなかったら、殺し合いを徹底的に潰す。
ランダムアイテムに一つでも武器が入っていたら、殺し合いに乗り優勝を目指す。
逆に入っていなかったら、殺し合いを徹底的に潰す。
ランダムアイテムに自分の運命を賭けていた。文字通りの命を賭けた大博打だ。
負ければ一文無しどころか、何も残らない。
負ければ一文無しどころか、何も残らない。
「運命に従うのも運命なら、運命に逆らうのもまた運命だよ」
先程まで沈んでいたイナバの表情が徐々に明るくなってきた。
勢いが付けば、あとはその場のテンションに身を委ねるだけだ。
そして、ドアに向けて、ジャッカルを構え引き金に指を掛ける。
勢いが付けば、あとはその場のテンションに身を委ねるだけだ。
そして、ドアに向けて、ジャッカルを構え引き金に指を掛ける。
「さぁ……ショウタイムだッ!!!!」
BANG!!
ジャッカル一発の弾丸でドアをこじ開けた。……というよりもドアを吹っ飛ばした。
イナバは口元を吊り上げ笑みを作りながら飼育係専用道を悠々と歩いていく。
もう、彼女は完全に危ない方向に 吹 っ 切 れ て い た 。
イナバは口元を吊り上げ笑みを作りながら飼育係専用道を悠々と歩いていく。
もう、彼女は完全に危ない方向に 吹 っ 切 れ て い た 。
(しっかし、ジャッカル使ったってのに、手が少し痺れただけか……
マーダー補正か……それとも……まあ、どっちでもいいや)
マーダー補正か……それとも……まあ、どっちでもいいや)
【台東区・上野動物園/一日目・日中】
【イナバ物置の人@カオスロワ書き手】
[状態]:手に若干の痺れ
[装備]:ジャッカル@HELLSING(残弾5/6)
[道具]:支給品一式、ランダムアイテム(0~2)
[思考・状況]
基本:優勝狙いマーダー路線
1:とりあえず、動物園からの脱出
2:見敵必殺(サーチ・アンド・デストロイ)……とかはしない。
※女性です。
※メタ知識が制限されているかどうかは後の人に任せます。
【イナバ物置の人@カオスロワ書き手】
[状態]:手に若干の痺れ
[装備]:ジャッカル@HELLSING(残弾5/6)
[道具]:支給品一式、ランダムアイテム(0~2)
[思考・状況]
基本:優勝狙いマーダー路線
1:とりあえず、動物園からの脱出
2:見敵必殺(サーチ・アンド・デストロイ)……とかはしない。
※女性です。
※メタ知識が制限されているかどうかは後の人に任せます。
◆ ◆ ◆ ◆
「……おかしい、確かこっちから聞こえたような気がしたんだけどな」
銃声が鳴ったと思われる場所にまで来た妹紅。
しかし、辺りはもぬけの殻。誰一人……猿一匹いなかった。
戦闘が行われた形跡さえ残っていなかった。
しかし、辺りはもぬけの殻。誰一人……猿一匹いなかった。
戦闘が行われた形跡さえ残っていなかった。
「うーん……気のせいにしてあまりにも大きな音だしなぁ……
やっぱり、もう移動したと考えていいのか……?」
やっぱり、もう移動したと考えていいのか……?」
妹紅は猿山の前で一人悩む。
もし、自分以外に今の銃声を聞いた人がいたとすれば、ここに来るかもしれない。
逆にここを避けているかもしれない。
もし、自分以外に今の銃声を聞いた人がいたとすれば、ここに来るかもしれない。
逆にここを避けているかもしれない。
「……少し、待ってみるか……」
そして、妹紅は決断した。
あと30分だけここで待機して他の参加者を待つことにしたのだ。
彼女の決断が正しいものだったかは……今はまだ定かではない。
あと30分だけここで待機して他の参加者を待つことにしたのだ。
彼女の決断が正しいものだったかは……今はまだ定かではない。
【台東区・上野動物園/一日目・日中】
【藤原妹紅@東方Project】
[状態]:健康
[装備]:護式・斬冠刀@無限のフロンティア
[道具]:支給品一式、ランダムアイテム(0~2)
[思考・状況]
基本:主催者を懲らしめる
1:30分だけここで待つ、誰も来なければ動く
2:首輪の爆発には気を付ける
※自分の不死に制限が掛っていることに気付いていません。
【藤原妹紅@東方Project】
[状態]:健康
[装備]:護式・斬冠刀@無限のフロンティア
[道具]:支給品一式、ランダムアイテム(0~2)
[思考・状況]
基本:主催者を懲らしめる
1:30分だけここで待つ、誰も来なければ動く
2:首輪の爆発には気を付ける
※自分の不死に制限が掛っていることに気付いていません。