アットウィキロゴ
テラカオスバトルロワイアル外伝
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

悪魔の証明

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
「なんだよなんだよ、カナって子もう死んじゃったの?」

主催者による放送を聞いた瞬間、悪魔の名を冠するデジタルモンスターはつまらなさそうに呟いた。
他にも複数人の名前が呼ばれていたが、そちらには特に興味を持つことなく。

南夏奈

ディアボロモンは、その名前にのみ反応した。
彼女は自分にとって、大切な存在だった。それが、殺された。
自分の遊びの標的が、殺された。

「困るんだよなー、どうしようかなこれ?
 千秋ちゃんがカナって子を守れなかったんだから、千秋ちゃんの負けでいいのかな?
 ああでも、僕が殺したわけじゃないし、僕の勝ちってーわけでもないよなぁ?
 あれれ、勝者も敗者もいないってか?そんなゲーム、つまんないじゃんかよー。どうしてくれんだい」

自分の遊びが妨害され、まるで子供のように駄々をこねる。
実際この悪魔の精神は子供と同じなのだろう。無邪気かつ邪悪という最悪な子供であるが。

「あーもう、仕方がない。まだハルカって子がいるし、そっちは絶対に殺すことにしよう。うん、それがいい」

そして駄々をこねていたかと思えば、すぐに笑って遊び続行宣言。
遊ばれる側からすれば堪ったものではないが、これがディアボロモンなのだ。
ちらりと名簿を確認して、自分以外にも何人か人外の存在がいることがわかったが、そんなこと知ったことではない。
自分こそが唯一無二絶対の全知全能、究極の存在。他は遊び相手。
人間だろうが獣だろうが神だろうがなんだろうが、全て等しく同じ。
まだまだ、遊び相手に困ることはない。
だからこそ、彼の遊びが終わることはまだまだ当分先のこと。

新しい遊び相手と、ハルカという少女を求めて、悪魔は闇夜を疾走する。




(僕が何をしたって言うんだよ!)

心の中で、KAITOは叫んだ。

いかにも弱そうな獲物……そう言えば名前を確認していなかった気がするが、とにかく普通の男。
そいつを殺して支給品を奪おうと考えたところまではよかった。
だが突如現れた謎の存在、こいつに出くわしたのが運の尽き。
獲物の男が何故か拡声器を使って騒いでくれたおかげか、それを囮に逃げ切るのは比較的楽だったとはいえ……
最初に出会ったガチャピンに続き、またしても支給品を回収できなかったのは痛い。
必死で走り、次に出会った参加者から今度こそ支給品を奪おうと思っていた矢先に出会ったのがまさか。

(どう見てもやばすぎるだろ、こいつは……!)

恐竜よりも、吸血鬼よりも、見た目だけなら誰よりも恐ろしい悪魔だなんて。


「ねーねー、僕と遊ばないかい?」
「え、えーと……僕に言っているのかな?」
「キャハハハハ! 他に誰がいるって言うんだい?」

鋭い牙を覗かせて笑う悪魔ディアボロモンを前に、KAITOはどうにかこの窮地を脱そうと必死に考える。
人間より強いこの体と、エクスカリバーで勝負を挑む?
無理に決まっている。あの牙や爪にかかれば機械の体とてバターの様に切り裂かれてしまうだろう。
また全速力で逃走する?
もう通用しない。あれは囮がいたからこそできた作戦だ。

「……遊びって、何をするんだ?」

逃げ道が無いのであれば、正面から構えるしかない。
相手は化け物とはいえ、すぐさま攻撃をしかけてこなかった点から対話の余地はある。
少なくとも、先刻出会った化け物よりは。
相手の機嫌を伺いつつ、話題を相手に合わせ、上手くこの場を切り抜けねば。

(僕は、まだ死ぬわけにはいかない! マスターを見つけ、優勝に導くまでは……!)

「お?なんだ、君も遊びに興味津々ってか? いいぜ、なら君もディアボロモン式鬼ごっこをやってみようよ!」

KAITOの心境など知る由もなく、ディアボロモンはその見た目に反して饒舌に語ってみせる。
悪魔の鬼ごっこのルールを……





「……なるほどね」
「どうだい、簡単だろう?」

程なくして、ディアボロモンは説明を終えた。
バトルロワイアル開始直後、悪魔の鬼ごっこに強制参加させたチアキという少女とは異なり、
このKAITOという青年は説明の最中に眉をひそめるだけで、大きなリアクションはなかった。
それを若干つまらないと思いつつも、折角見つけた遊び相手故に、ディアボロモンは手を出したりはしない。

「さて、KAITO君?ゲームを始めるためにも君の大切な人の名前を教えてくれるかな?」
「……ディアボロモン、あんたのゲームには乗ってあげるよ。
 ただね、今の僕ひとりじゃあんたにはどう足掻いたって勝てそうにない。だから、ちょっとルールを変えさせてもらうよ。
 今から僕は、あんたに大切な家族の情報をやる。名前だけじゃない、背格好やそれぞれの特徴もだ」

だが、KAITOの口からは予想外の言葉が漏れた。

「へぇー? そりゃこっちが大幅に有利になっちゃうけど……」
「話は最後まで聞いてくれ。確かに、そんな真似をすりゃ、家族がより危険なのは承知しているさ。
 だからこそ、それでも僕が先に家族を見つけることができたなら、あんたを倒さなくても、家族の命を助けて貰いたいんだ。
 勿論いずれあんたとも戦う。けど、せめて僕の準備が整うまで待って欲しい。……僕と家族で、あんたを倒してみせる」
「なるほどなるほど、面白いねえ君。うん、面白いよ! 本当にそんな芸当ができると思っているのかい?」
「できるさ。ルカもレンもリンも、ハクも……そしてミクも。僕ら家族の絆、甘く見ないでもらいたいな」

揺るがない、確固たる信念を持った瞳を見て、悪魔は再び愉快そうに笑う。
瞳に宿るのは恐怖や怒りといったものではない。千秋とはまるで違う瞳だ。
どこからその自信がくるのか。それはディアボロモンには理解できなかったが……
その想いを粉々に踏み躙ってやるのも面白そうだ、と。ただそれだけを考え……
再び高らかに笑うのであった。


(くくっ……)

そして、笑う悪魔を前に、KAITOは心の中で笑っていた。
この目の前の悪魔に、彼は堂々と嘘を言ってのけたのだ。
無論、全てが嘘というわけではない。いずれディアボロモンを殺すことも、家族との絆が強いことも本当だ。

(ありがとう、ディアボロモン。あんたが間抜けで助かったよ。誰が正直に、一番大切な人のことを教えるっていうんだ?
 でもあんたには気づけないだろ? 僕は嘘は言ってない。ミク以外は……いやミクもかつては……大切な家族だったさ。
 2番目に大切な……ね。ミクだけはこの手で殺してやりたいけど……何よりも優先すべきはマスターとの合流。
 ミク達をターゲットにすれば、この悪魔もしばらくはマスターには近寄らないはずだ。その隙に……)

全ては、己のマスターのために。彼の信念はそれだけだ。
家族を悪魔に売り払う、悪魔のような男の姿が、そこにはあった。




【台東区/一日目・夜】
【KAITO@VOCALOID
[状態]:健康
[装備]:エクスカリバー@Fate/stay night
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~2
[思考・状況]
基本:マスターを生き残らせるために他の参加者を全員殺す(家族も含めて)
0:ディアボロモンを利用する。最終的には殺すため、装備は整えたい
1:6/、謎の吸血鬼(アーカード)は後回し
2:家族でも容赦なく殺すが特にミクは一族の生き恥なので見つけたら必ず殺す
3:6/がボカロを知らないことに疑問
※最初の会場で自分のマスターらしき者の姿を確認していますがそれが誰かは不明です
※そのマスターがこのKAITOと同一世界の人物かどうかも不明です
※他にミク、レン、ルカ、ハクの姿を確認しています

【ディアボロモン@デジタルモンスターシリーズ】
【状態】ダメージ(小)、僅かな警戒心
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
基本:楽しく遊びながら優勝する
0:KAITOとも遊ぶ
1:チアキ(姿は知らない)は絶対に自分の手で殺す
2:優勝したら何してもらうか考える
3:新たな遊びを考える
4:おばさん(サザエ)を僅かに警戒
【備考】
※ネットワークに侵入不可
※プログラムの支配、改変能力に制限がかかってます
※戦闘能力に関する制限は現在詳細不明。
※殺戮や破壊を遊びとしか認識していません
※もしカナとハルカを見つけたらどうするかは後に任せます(名前は知っているが姿は知らない)
※口調はカオスロワ準拠です(原作映画は無口)




ディアボロモンは、気がついていなかった。
遊びのために街中を飛び跳ねている最中に、己のデイバックを落としてしまっていたことに。
とはいえ、ディアボロモンにとってそれはさほど痛くはない。
食事の必要はないし、地図など見た瞬間に記憶した。時間は定時放送でわかるし、現在位置も看板や掲示板を見ればすぐわかる。
支給品も必要ない。究極態はもはやその全身が武器であり、さらに強力無比な能力までもっているのだから。
だから、ディアボロモンは気がつかない。さほど重要なものでもなかったがために、気がつかない。
そしてそれは問題ない。彼にとっては。

「「「……」」」

だが、落とされたデイバックの中身は、他の参加者にとっては大問題。

                   、,ノl,、{ , _
                 }Vノ;:;:;:;:;:`'´{,
                、{;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:レ
                ミ,;:;:;:;:。...。:;:;:;ヒヾ
              )、-┌┐;:;:.゙,..,゙:;:;:nゝ  ,
           ノ、/;:;:;:;:l・ ,,l;:;:;:´;:;`:;:;l ̄l`';:'-ノ_,.
         }ヽソ;:;:;:;:;:;ノt-n';:;:;:;:;:;:;:;ノ,::,_l;:;:;:;:;:;;:;7
        /;:;:;:;;:;:,、;:;,:l LLLlヽ;、;:;:ノEEEl;:;:;:;:;:;:;:}_
       「;:::: ;:;::::´、 `''-fココ ll::l;:;:ll .nnn l;:;:;:;;:;:;:;:;:{
       ヽ;:; : : ゙  `''''´ミ´r'ヽ;l;:;:ll ';';ニ' l,;:;:;:;:;:;:;:(
        ´`'''─-..._::::.:.:ヾヽ_ `ヽ'、l__l ll }:;:;:;:;:;:)
              `゙-'゙,-,_ツ、゙ヾf´ヽ,っll_{゙:;゙: ゙ソ
             ,、ノ'´;:;:;:;:;:;:;:`ヽl, ,、`ヾ\:ミ、゙
             };:;::;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:'lmn_'ヾ\
          ノ!ノl´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;;:;:;:;;`^!''´ヽ 'ヾ\
          f´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;;ヽ、fヽ\
         、ノ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;--;;::;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;y ¨ヽヽ\、
        r';:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;-''´   ' ' '' `-、;:;:;:;:;:;::;:;;{  `´`'''


混沌世界に、新たな悪魔が解き放たれた。

【文京区~台東区間/一日目・夜】
【ベン(バズズ)@ドラゴンクエストV 天空の花嫁】
【ベン2@俺ODIOロワ】
【ベン3@俺ODIOロワ】
[状態]:健康
[装備]:防弾ベスト@現実、猟銃@現実
[道具]:
[思考・状況]
基本行動方針:殺戮
[備考]:原作ではベンが混沌世界に巻き込まれるという描写はありません。ですからベンが混沌世界に巻き込まれ無いという証拠はありません。
    また、この世界では多数のラスボスが支給品として扱われていますし、アビシオン人形も3体かたまって支給されています。
    つまり、ベンという名前のバズズが3体揃ってディアボロモンに支給されていてもまったくおかしくはないということです。
    さらに言えば、この世界の参加者は世界を跨いで集められています。
    ということは無数に存在するパラレル俺ODIOロワ時空からこの混沌世界に巻き込まれた可能性も存在することになります。
    だから、彼らが支給品の身でありながら武装していてもまったくおかしくはないということです。
    また、ベン達のそばにディアボロモンの基本支給品が落ちています。彼らが今後どう動くかは不明です。


083:外道カルテット 投下順 085:彼の者の名は……ベン
083:外道カルテット 時系列順 085:[[彼の者の名は……ベン]
068:パロロワ考察 KAITO :[[]]
070:今は悪魔より主婦が微笑む時代なんだ! ディアボロモン :[[]]

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー