IFOP ID:af5.2o2.
まだ同級生達の姿が残る廊下を歩きながら窓の外に目を向けると、
太陽は間もなくその姿を頂点へ置こうとしていた。
窓越しに入ってくる太陽光に、彼女は思わず目を細めてしまった。
耳をつんざくセミの鳴き声が、イヤでも今は夏真っ盛りだと言う事を伝えてくれる。
表情にこそ出さないが彼女───岩崎みなみもこの暑さは全く平気というわけでは無い。
若草色の髪にはわずかながら汗が滲み、それが形の整った頬へと流れている。
白いハンカチを取り出してそれを拭うと、みなみは再び彼が待っている教室へと歩みを進めた。
そこに彼が居るのだ。
太陽は間もなくその姿を頂点へ置こうとしていた。
窓越しに入ってくる太陽光に、彼女は思わず目を細めてしまった。
耳をつんざくセミの鳴き声が、イヤでも今は夏真っ盛りだと言う事を伝えてくれる。
表情にこそ出さないが彼女───岩崎みなみもこの暑さは全く平気というわけでは無い。
若草色の髪にはわずかながら汗が滲み、それが形の整った頬へと流れている。
白いハンカチを取り出してそれを拭うと、みなみは再び彼が待っている教室へと歩みを進めた。
そこに彼が居るのだ。
みなみが会おうとしていた人物は、教室に入ってすぐに見つかった。
窓際側の机に突っ伏して、寝息を立てている。
多分今頃夢の世界を泳いでいるだろう彼──6/を起こそうと傍らに立った所で、
恋人の睡眠を妨げる事に少しだけ抵抗を覚える。
自然に起きるまで、休ませてあげた方がいいだろうか?
「ぅぅぅ……」
そう思った所で、自分の目の前で寝息を立てている恋人の様子がおかしい事に気付いた。
横向きにわずかながら見えるその顔つきは、とても安らかなものに見えない。
よく聞くと寝息の中にも若干うめき声じみたものが混ざっている。
(うなされてる……!)
6/が見ているのは安息の世界では無かった。
自分の恋人が、幻想の世界で何か辛い物を見て苦しんでいる!
みなみはすぐに6/の肩を揺すり、彼を苦痛の世界から救い出そうと試みた。
窓際側の机に突っ伏して、寝息を立てている。
多分今頃夢の世界を泳いでいるだろう彼──6/を起こそうと傍らに立った所で、
恋人の睡眠を妨げる事に少しだけ抵抗を覚える。
自然に起きるまで、休ませてあげた方がいいだろうか?
「ぅぅぅ……」
そう思った所で、自分の目の前で寝息を立てている恋人の様子がおかしい事に気付いた。
横向きにわずかながら見えるその顔つきは、とても安らかなものに見えない。
よく聞くと寝息の中にも若干うめき声じみたものが混ざっている。
(うなされてる……!)
6/が見ているのは安息の世界では無かった。
自分の恋人が、幻想の世界で何か辛い物を見て苦しんでいる!
みなみはすぐに6/の肩を揺すり、彼を苦痛の世界から救い出そうと試みた。
……
終業式を終えた昼下がり、
桜ヶ丘高校音楽室は、いつもならばこの時間は授業に使われている。
しかし終業式を終えたこの時間に、そこを訪れる者は一部を除き存在しない。
桜ヶ丘高校音楽室は、いつもならばこの時間は授業に使われている。
しかし終業式を終えたこの時間に、そこを訪れる者は一部を除き存在しない。
「唯先輩、大丈夫ですか……?」
「ダメだよあずにゃん……私、もうダメなんだあ」
「ダメだよあずにゃん……私、もうダメなんだあ」
その一部の例外と言えば、一人は暑さにやられダウンし、
もう一人は机につっぷす彼女にスポーツ飲料を渡す。
中野梓と平沢唯、本来ならば彼女達も他の生徒達と共に帰路についているはずだった。
しかし、夏休み中の部室使用許可願を届け忘れた部長のため、夏休みの練習日程を
1から立て直すハメになったので、やむを得ず終業式後も部室に残る事となったのである。
万が一音楽室を他の部活が許可届を出していた場合、その部活とも交渉し部室使用権を分けてもらわねばならない。
実に面倒くさい事態を引き起こしてしまったのである。
頼りになる部長と言えば「なぁーに、そんときゃ私の交渉術で毎日使えるようにしてやるって!」と意気込んでいた。
実に頼もしい限りである。全ての元凶が彼女である事を除けば。
もう一人は机につっぷす彼女にスポーツ飲料を渡す。
中野梓と平沢唯、本来ならば彼女達も他の生徒達と共に帰路についているはずだった。
しかし、夏休み中の部室使用許可願を届け忘れた部長のため、夏休みの練習日程を
1から立て直すハメになったので、やむを得ず終業式後も部室に残る事となったのである。
万が一音楽室を他の部活が許可届を出していた場合、その部活とも交渉し部室使用権を分けてもらわねばならない。
実に面倒くさい事態を引き起こしてしまったのである。
頼りになる部長と言えば「なぁーに、そんときゃ私の交渉術で毎日使えるようにしてやるって!」と意気込んでいた。
実に頼もしい限りである。全ての元凶が彼女である事を除けば。
「ムギちゃ~ん、冷たいお茶入れてぇ……、澪ちゃ~ん、私のために詩を作ってよ……」
「唯先輩、戻ってきてください! ムギ先輩は家の用事で、澪先輩は体調を崩して今日は
来れないって教えてくれたの唯先輩ですよ!」
「唯先輩、戻ってきてください! ムギ先輩は家の用事で、澪先輩は体調を崩して今日は
来れないって教えてくれたの唯先輩ですよ!」
その二人が欠けたメンバーでは、お茶会も練習も不可能。
そんな事実を受け入れるメンタルを唯は持ち合わせていなかった。
たれパンダのごとく身体も精神も蕩けてしまった唯に、それでも梓は必死に呼びかけを続ける。
やがて、前述した元凶が部室の扉を勢い良く開け放って来た。
そんな事実を受け入れるメンタルを唯は持ち合わせていなかった。
たれパンダのごとく身体も精神も蕩けてしまった唯に、それでも梓は必死に呼びかけを続ける。
やがて、前述した元凶が部室の扉を勢い良く開け放って来た。
「ムギちゃ~ん、冷たいお茶入れてぇ……、澪ちゃ~ん、私のために詩を作ってよ……」
「唯先輩、戻ってきてください! ムギ先輩は家の用事で、澪先輩は体調を崩して今日は
来れないって教えてくれたの唯先輩ですよ!」
「唯先輩、戻ってきてください! ムギ先輩は家の用事で、澪先輩は体調を崩して今日は
来れないって教えてくれたの唯先輩ですよ!」
その二人が欠けたメンバーでは、お茶会も練習も不可能。
そんな事実を受け入れるメンタルを唯は持ち合わせていなかった。
たれパンダのごとく身体も精神も蕩けてしまった唯に、それでも梓は必死に呼びかけを続ける。
やがて、前述した元凶が部室の扉を勢い良く開け放って来た。
そんな事実を受け入れるメンタルを唯は持ち合わせていなかった。
たれパンダのごとく身体も精神も蕩けてしまった唯に、それでも梓は必死に呼びかけを続ける。
やがて、前述した元凶が部室の扉を勢い良く開け放って来た。
「野郎どもー、喜べ! どうやら音楽室を使う部活動は無いってさ、私達けいおん部が、
全ての日程を独り占めだ!」
全ての日程を独り占めだ!」
どうやら、練習日程を立て直す事は無くなりそうだ。
だがそれをさも自分の手柄であるかのように叫ぶ律に、梓は呆れの視線を向けた。
だがそれをさも自分の手柄であるかのように叫ぶ律に、梓は呆れの視線を向けた。
「そいじゃ、不安ごとも消えたし。ムギ、冷たいお茶頼む!」
「だから、ムギ先輩は今日は欠席ですって……」
「だから、ムギ先輩は今日は欠席ですって……」
そう告げた瞬間、律はこの世の全てが終わったかのような顔をする。
そしてフラフラと夢遊病患者のように机に歩いたかと思うと、唯の隣に突っ伏してしまった。
そしてフラフラと夢遊病患者のように机に歩いたかと思うと、唯の隣に突っ伏してしまった。
「この世の終わりだよー、誰かー」
「ダメだ~、ダメだ~、もう終わりなんだ~♪」
「ダメだ~、ダメだ~、もう終わりなんだ~♪」
たれ唯に続き、たれ律の誕生である。
「誰かが~お茶を入れてくれれば~、万事解決~♪」
「だ・め・だ・ね♪ 律・ちゃん♪ このポカリはあげ~ない~♪」
「あ────もうっ」
「だ・め・だ・ね♪ 律・ちゃん♪ このポカリはあげ~ない~♪」
「あ────もうっ」
二人でとうとうコーラスを始めてしまったのを見て、梓はいつも紬が使っていたティーセットを持ち出した。
持ち主のように上手くやれるとは思えないが、それでもゆるキャラと化していた二人にはさぞ慈愛の女神に
映っただろう。先ほどのダラケぶりが嘘のように、梓に喚声を送ってきた。
もはや呆れ笑いしか出てこない。まったくこの人達は、澪先輩の苦労がよく分かります。
それでも本気で怒る気が沸かないのは、梓のお人好しか、だらしない二人の人望だろうか。
やがていつもとは違うものの、嗅ぐだけで気分が落ち着く茶葉の香りが部室を満たしたのだった。
持ち主のように上手くやれるとは思えないが、それでもゆるキャラと化していた二人にはさぞ慈愛の女神に
映っただろう。先ほどのダラケぶりが嘘のように、梓に喚声を送ってきた。
もはや呆れ笑いしか出てこない。まったくこの人達は、澪先輩の苦労がよく分かります。
それでも本気で怒る気が沸かないのは、梓のお人好しか、だらしない二人の人望だろうか。
やがていつもとは違うものの、嗅ぐだけで気分が落ち着く茶葉の香りが部室を満たしたのだった。
……
誰かに身体を揺さぶられる感覚。
そして聞き覚えのある声が聞こえる。
目を薄く開けると、細い隙間からは真夏の太陽光が6/の眼を焼くように刺激した。
一体なんだこりゃ? ビッグバンか、神様が「光あれ」とでも唱えたのだろうか?
俺は確か……確か、マーダーに襲われて……? 撃たれて……? あれ……?
そして聞き覚えのある声が聞こえる。
目を薄く開けると、細い隙間からは真夏の太陽光が6/の眼を焼くように刺激した。
一体なんだこりゃ? ビッグバンか、神様が「光あれ」とでも唱えたのだろうか?
俺は確か……確か、マーダーに襲われて……? 撃たれて……? あれ……?
徐々に明順応する視界と共に、思考能力も回復を始めた。
すぐ眼前に、誰かが立っている。
身体を起こそうとして苦労する。熟睡していたはずの全身になぜか倦怠感が纏われていた。
「大丈夫だった……?」
目の前の少女が自分に語りかけるが、状況が理解できない。
ひょっとして、助かったのか?
「……物凄く、うなされてたから…………」
「…………?」
「一緒に帰るって約束したから……。その、ひよりやゆたかも気を使ってくれて……
でも中々来なかったから」
「───────ふぉおおおぉーっ!?」
6/の頭が完全に覚醒した。
突如声を挙げた彼に、みなみはたじろいだが驚かせた本人は動揺と申し訳なさで思考がシェイクしていた。
何を寝ぼけてたんだ俺はっ! 今日は岩崎と一緒に帰る約束をして、こっちから教室に向かうはずだった。
それなのに前日の寝不足がたたってつい熟睡をしてしまった。
「ごご、ごめん岩崎! ホントに、いやホンットに!!」
手振り足振り、そして頭を深々と下げる。
6/はとにかく全身で反省の気持ちを表そうとした。
何が殺し合いだ、寝過ごして恋人(キスもまだだけど)をほったらかすなんて!
完璧にテンパッた彼は直後平手打ちが飛んできて、破局の言葉を叩きつけられる覚悟もした。
彼女、岩崎みなみに限ってそんな事があるわけ無いのにも関わらず、だ。
すぐ眼前に、誰かが立っている。
身体を起こそうとして苦労する。熟睡していたはずの全身になぜか倦怠感が纏われていた。
「大丈夫だった……?」
目の前の少女が自分に語りかけるが、状況が理解できない。
ひょっとして、助かったのか?
「……物凄く、うなされてたから…………」
「…………?」
「一緒に帰るって約束したから……。その、ひよりやゆたかも気を使ってくれて……
でも中々来なかったから」
「───────ふぉおおおぉーっ!?」
6/の頭が完全に覚醒した。
突如声を挙げた彼に、みなみはたじろいだが驚かせた本人は動揺と申し訳なさで思考がシェイクしていた。
何を寝ぼけてたんだ俺はっ! 今日は岩崎と一緒に帰る約束をして、こっちから教室に向かうはずだった。
それなのに前日の寝不足がたたってつい熟睡をしてしまった。
「ごご、ごめん岩崎! ホントに、いやホンットに!!」
手振り足振り、そして頭を深々と下げる。
6/はとにかく全身で反省の気持ちを表そうとした。
何が殺し合いだ、寝過ごして恋人(キスもまだだけど)をほったらかすなんて!
完璧にテンパッた彼は直後平手打ちが飛んできて、破局の言葉を叩きつけられる覚悟もした。
彼女、岩崎みなみに限ってそんな事があるわけ無いのにも関わらず、だ。
「……いや、全然気にして無いから」
みなみは、むしろ慌てふためく6/をクスクスと眺めていた。
天然でお調子者で、失敗ばかりする恋人だが、それを含めて彼女は彼に好意を抱いているのだ。
今更この程度で嫌ったりできるはずが無い。
「……でも、次はちゃんと迎えに来てほしいな……」
「スイマセン、ホントスイマセン」
それ以上責める事はしなかった。元々怒りなど感じていなかったが、それ以上に
6/にも理由がある事をみなみは理解しているのだ。
いつか会わせる約束をしていた母親があんな事になったのだから……。
みなみは、むしろ慌てふためく6/をクスクスと眺めていた。
天然でお調子者で、失敗ばかりする恋人だが、それを含めて彼女は彼に好意を抱いているのだ。
今更この程度で嫌ったりできるはずが無い。
「……でも、次はちゃんと迎えに来てほしいな……」
「スイマセン、ホントスイマセン」
それ以上責める事はしなかった。元々怒りなど感じていなかったが、それ以上に
6/にも理由がある事をみなみは理解しているのだ。
いつか会わせる約束をしていた母親があんな事になったのだから……。
みなみと並んで歩きながら、それにしてもおかしな夢を見たのもだと6/は思う。
睡眠中に覗いた世界で、彼は最後の一人だけが生存できる殺し合いに参加しており
恋人である岩崎みなみも一緒に居たのだ。
それどころか、夢の中に出てきたのは皆6/にとって見覚えのある面々だったのだ。
睡眠中に覗いた世界で、彼は最後の一人だけが生存できる殺し合いに参加しており
恋人である岩崎みなみも一緒に居たのだ。
それどころか、夢の中に出てきたのは皆6/にとって見覚えのある面々だったのだ。
「向こう」では513と呼ばれていた少年。小学校の頃は虚弱体質で、体育はいつも見学していた幼馴染。
ジャイアンの母書き手は現実では6/の母親だ。女手一つで自分を高校まで進学させてくれた彼女を、6/もまた愛している。
そして6/と年の近かった妹いーさん。彼女はランドセルを背負ってスク水姿だった。
はて、自分に妹萌え属性やスク水があったのだろうか? それは無いと信じたい。
中学時代同級生だった692と生真面目小隊長。女遊びと喧嘩ばかりしていた気の良いヤンキーに、
目立ちたがり屋で頑張り屋のお調子者。やおい、自分と同年代の親戚でたまに泊まりに来た時は俺のベッドに──
……ちょっと吐き気がした。
ジャイアンの母書き手は現実では6/の母親だ。女手一つで自分を高校まで進学させてくれた彼女を、6/もまた愛している。
そして6/と年の近かった妹いーさん。彼女はランドセルを背負ってスク水姿だった。
はて、自分に妹萌え属性やスク水があったのだろうか? それは無いと信じたい。
中学時代同級生だった692と生真面目小隊長。女遊びと喧嘩ばかりしていた気の良いヤンキーに、
目立ちたがり屋で頑張り屋のお調子者。やおい、自分と同年代の親戚でたまに泊まりに来た時は俺のベッドに──
……ちょっと吐き気がした。
夢の中の彼らは、6/が最後に見た時よりずっと年をとっていた。
まるで今生きていたらこうなっていたというように。現実世界ではもう誰もいないというのに。
身体が弱かった513は肺炎で、不眠症を患っていた692は睡眠薬を過剰摂取し、小隊長はその性格から
クラスに目を付けられ自ら──
妹は7年前に、愛していた母親は去年信号無視の車に───
「岩崎……」
「何?」
「いや、その……。最近なんか面白い事あった?」
お前は、どこか行ったりしないよな? そんな恥ずかしい言葉を飲み込んだ。
彼も彼なりの人生を歩んでおり、多くの別れもあったのだ……。
まるで今生きていたらこうなっていたというように。現実世界ではもう誰もいないというのに。
身体が弱かった513は肺炎で、不眠症を患っていた692は睡眠薬を過剰摂取し、小隊長はその性格から
クラスに目を付けられ自ら──
妹は7年前に、愛していた母親は去年信号無視の車に───
「岩崎……」
「何?」
「いや、その……。最近なんか面白い事あった?」
お前は、どこか行ったりしないよな? そんな恥ずかしい言葉を飲み込んだ。
彼も彼なりの人生を歩んでおり、多くの別れもあったのだ……。
……
部室ではあの後結局、田井中律が買い込んだスナック菓子を用いて、いつもとは違うティータイムが開かれていた。
唯も律も、お茶の味などはあまり分からない方だが、それでもいつもとは違う人物が入れてくれたというだけで、
また気分も変わっていた。そして澪と紬がいない分梓との会話が自然と多くなった。
その中に一部、唯と律のだらしなさを指摘するものだったりするがいつもの事だった。
唯も律も、お茶の味などはあまり分からない方だが、それでもいつもとは違う人物が入れてくれたというだけで、
また気分も変わっていた。そして澪と紬がいない分梓との会話が自然と多くなった。
その中に一部、唯と律のだらしなさを指摘するものだったりするがいつもの事だった。
最初に声を聞いたのは唯だった。
「ねぇ律っちゃん、あずにゃん」
「ん~?」
「何だか、変な音が聞こえない?」
確かに、言われてみれば何か妙な音が聞こえる。
耳鳴りとは違う、テレビの砂嵐みたいな不快な音だ。
3人は辺りを見渡すが、部室の音楽機材は全て電源が切れており、音の発信源は見当たらない。
「なんなんですかね。コレ……」
それどころか、砂嵐は耳の奥、あるいは頭に直接響いているように感じた。
「ねぇ律っちゃん、あずにゃん」
「ん~?」
「何だか、変な音が聞こえない?」
確かに、言われてみれば何か妙な音が聞こえる。
耳鳴りとは違う、テレビの砂嵐みたいな不快な音だ。
3人は辺りを見渡すが、部室の音楽機材は全て電源が切れており、音の発信源は見当たらない。
「なんなんですかね。コレ……」
それどころか、砂嵐は耳の奥、あるいは頭に直接響いているように感じた。
『あー、あー、マイクテストマイクテストー。よし、繋がってるみたいだ』
その場に居た3人が、ほぼ同時に顔を見合わせた。
『よしよしよーし。それじゃあお前、さっそく開始宣言をよろしく』
『いやだよメンドクセー。マイク繋いだのお前なんだからお前がやれよ』
『仕方ありませんね、ならば私が承ります』
『大丈夫なの? オープニングの演説ってのは、ここで主催者達の威厳が決まるって
言っても過言じゃない重要なシーンだって、分かってるでしょ?』
『心配ありませんよ、しっかりと台本は容易してありますから。 えー』
『コイツにまかせんのかよ……長くなりそうだ……』
『いやだよメンドクセー。マイク繋いだのお前なんだからお前がやれよ』
『仕方ありませんね、ならば私が承ります』
『大丈夫なの? オープニングの演説ってのは、ここで主催者達の威厳が決まるって
言っても過言じゃない重要なシーンだって、分かってるでしょ?』
『心配ありませんよ、しっかりと台本は容易してありますから。 えー』
『コイツにまかせんのかよ……長くなりそうだ……』
唯、律、そして梓がほぼ同時に壁に取り付けられたスピーカーに目をやった。
会話内容は理解できなかったが、校内放送の可能性を真っ先に思いやったのだ。
たとえば、ヤンキーが面白半分で放送室に進入したとか……。
会話内容は理解できなかったが、校内放送の可能性を真っ先に思いやったのだ。
たとえば、ヤンキーが面白半分で放送室に進入したとか……。
『あー唯さん、律さん、梓さん。そこを見たって意味はございません。別に校内放送ではありませんから』
「あ、そうなんですか。スイマセン~」
唯だからこそ能天気に返すが、律と梓はそれどころでは無い。
たった今の自分達の行動が見られている!
彼女達の背筋に冷たい物が走った。
さっきから何なのだこの声は? 何故自分達の行動が分かった?
どこから見ている?
混乱と恐慌が彼女達の頭を覆っている。
唯だからこそ能天気に返すが、律と梓はそれどころでは無い。
たった今の自分達の行動が見られている!
彼女達の背筋に冷たい物が走った。
さっきから何なのだこの声は? 何故自分達の行動が分かった?
どこから見ている?
混乱と恐慌が彼女達の頭を覆っている。
『いえ、あなた達3人だけでは無く、この地方の人々みなさんの頭部に、直接お話を聞いていただいています
このような無礼を働いた事を心よりお詫びしますがどうぞご理解のほどをー、えー。では早速、まず私から開幕の
挨拶を……痛いっ』
『さっさと要点に入れ、ボケ』
『えーでは、早速ですが、本日12時より、皆さんには殺し合いをしていただきます』
このような無礼を働いた事を心よりお詫びしますがどうぞご理解のほどをー、えー。では早速、まず私から開幕の
挨拶を……痛いっ』
『さっさと要点に入れ、ボケ』
『えーでは、早速ですが、本日12時より、皆さんには殺し合いをしていただきます』
「殺し合い、って……どういう事なんですか!?」
「何なんだよ……」
二人の質問に、答えられる者はいない。
彼女達の頭に同じ声が同時に響いて、自分達の行動が監視されていて、おまけにとんでも無い事を宣言された。
日常を生きて来た彼女達にとって、それは何よりも混乱を呼び起こさせるものだった。
唯は目をぱちくりさせながら耳に手を当てている。どうもこの声を面白がっているフシがある。
一方で梓の方は対照的に、顔を青ざめさせ不安げに律と唯を交互に見つめていた。
「何なんだよ……」
二人の質問に、答えられる者はいない。
彼女達の頭に同じ声が同時に響いて、自分達の行動が監視されていて、おまけにとんでも無い事を宣言された。
日常を生きて来た彼女達にとって、それは何よりも混乱を呼び起こさせるものだった。
唯は目をぱちくりさせながら耳に手を当てている。どうもこの声を面白がっているフシがある。
一方で梓の方は対照的に、顔を青ざめさせ不安げに律と唯を交互に見つめていた。
『会場はこの東京都23区、広いフィールドなので移動が大変かと思いますが、
バス・鉄道などはこちらで引き続き運行させていただきますのでご心配無く。
ただし、舞台からは一歩も出てはいけません。次はそれを説明するために……
まずは貴方達の首をお確かめください』
バス・鉄道などはこちらで引き続き運行させていただきますのでご心配無く。
ただし、舞台からは一歩も出てはいけません。次はそれを説明するために……
まずは貴方達の首をお確かめください』
言われる前に違和感を感じ、思わず首に手を触れる。
「何ですか、コレ……?」
ヒヤリとした金属製の首輪が、何時の間にか装着されていた。
訳が分からない、さっきまでこんな物はつけていなかったはず。
何時の間にか、本当に気付かない間にそこには拘束具が存在したのだ。
「意味が分からないです! 一体これは……」
「何ですか、コレ……?」
ヒヤリとした金属製の首輪が、何時の間にか装着されていた。
訳が分からない、さっきまでこんな物はつけていなかったはず。
何時の間にか、本当に気付かない間にそこには拘束具が存在したのだ。
「意味が分からないです! 一体これは……」
『あー、そろそろ色々な疑問を持つ人が、この東京都にたくさんいるかと思います。
では、全ての質問にお応えしましょう』
では、全ての質問にお応えしましょう』
「唯先輩、律先輩、とにかく外に出て先生方に」
バウン、とまるで爆竹のような音が部室に響く。
激しい閃光に目が眩む。次の瞬間に梓の欠片が、音楽機材に、
ギー太に、食べ掛けのスナック菓子に、唯と律の全身に降りかかる。
梓の中身の臭いが、先ほどまでのハーブティーの香りを奪ってしまった。
律達の目の前で、中野梓の可愛らしい顔は完全に消え去ってしまった。
代わり居るのは、押さえつけた喉から、壊れた蛇口のように鮮血を噴出し痛みに顔を醜く歪める少女だった。
梓は最初は喉を両手で押さえたまま、小さい身体を振るわせ奇妙なステップでダンスを踊っていたが、
そのうちに充血した眼球が律と唯をとらえた。
最期の力を振り絞るかのように助けを求め伸ばされる手を、唯はまるで何回なテスト問題に直面したような
素っ頓狂な(だが血まみれの)顔をして見つめていた。律の方はただ顔を青ざめ、梓から遠ざかろうとして失敗したのか
椅子から転げ落ちた。誰も梓の手をとろうとはしなかった。
梓が……あの梓がどうやってこんな形相ができるのだろう?
あの真面目で、頑張りやで、いつも真っ直ぐで愛らしい後輩は、絶望と苦痛に塗れた表情をしていた。
そして梓が突然バランスを崩したかのように倒れた事で、それもすぐに見えなくなった。
激しい閃光に目が眩む。次の瞬間に梓の欠片が、音楽機材に、
ギー太に、食べ掛けのスナック菓子に、唯と律の全身に降りかかる。
梓の中身の臭いが、先ほどまでのハーブティーの香りを奪ってしまった。
律達の目の前で、中野梓の可愛らしい顔は完全に消え去ってしまった。
代わり居るのは、押さえつけた喉から、壊れた蛇口のように鮮血を噴出し痛みに顔を醜く歪める少女だった。
梓は最初は喉を両手で押さえたまま、小さい身体を振るわせ奇妙なステップでダンスを踊っていたが、
そのうちに充血した眼球が律と唯をとらえた。
最期の力を振り絞るかのように助けを求め伸ばされる手を、唯はまるで何回なテスト問題に直面したような
素っ頓狂な(だが血まみれの)顔をして見つめていた。律の方はただ顔を青ざめ、梓から遠ざかろうとして失敗したのか
椅子から転げ落ちた。誰も梓の手をとろうとはしなかった。
梓が……あの梓がどうやってこんな形相ができるのだろう?
あの真面目で、頑張りやで、いつも真っ直ぐで愛らしい後輩は、絶望と苦痛に塗れた表情をしていた。
そして梓が突然バランスを崩したかのように倒れた事で、それもすぐに見えなくなった。
『えーご覧の通り、東京都23区から出ると、首がぶっ飛んじゃうので、お気をつけください。
言い忘れましたが、皆様の頑張りを6時間ごとに今回と同じ形式の放送でお伝えしますが、
その後に立ち入り禁止予定エリアをお伝えいたします。禁止予定エリアからは、1時間以内に
出ちゃうと、ドッカーン☆しちゃった奴と同じ末路ですので…で、で、ア、アッハッハッハッハ、
クック……いえ、失礼しました。早急なる退去をお勧めします』
『ご覧の通りって、もし今のを見てなかった奴らが居たらどうするのよ?』
『多分大丈夫ですよ。東京全体で結構駆除しましたから、大方の参加者の目には
行き届いているはずです。多分』
『お前って真面目そうで思いの他いい加減だよな……』
言い忘れましたが、皆様の頑張りを6時間ごとに今回と同じ形式の放送でお伝えしますが、
その後に立ち入り禁止予定エリアをお伝えいたします。禁止予定エリアからは、1時間以内に
出ちゃうと、ドッカーン☆しちゃった奴と同じ末路ですので…で、で、ア、アッハッハッハッハ、
クック……いえ、失礼しました。早急なる退去をお勧めします』
『ご覧の通りって、もし今のを見てなかった奴らが居たらどうするのよ?』
『多分大丈夫ですよ。東京全体で結構駆除しましたから、大方の参加者の目には
行き届いているはずです。多分』
『お前って真面目そうで思いの他いい加減だよな……』
開けっ放しにしていた部室の扉から、時間差で同じような爆発音と悲鳴が流れてきた。
腰を抜かしてしまった律がカタカタと歯を鳴らし始める。
少し離れた所に、梓が居る。うつぶせだが、ほんのわずかだけ顔を覗かせている。
律はそれから目を離せなかった。めいいっぱい開かれた瞳孔が、逃げようとした律を糾弾しているのだ。
ふと隣に気配を感じるが、振り向く前に暖かい物に包まれる。自分を包んだその温もりの正体が平沢唯
だという事に気付いたのは、彼女の震える声を聞いたからだ。
「うぇ、ひぐ、ぇぅぅ……!」
泣いている。顔を見上げてみると、唯は可愛らしい顔をクシャクシャにして嗚咽を上げていた。
双眸から零れる水分が、唯の顔を汚していた梓の一部を少しだけ洗い流した。
律もまた大声を上げてわんわん泣いた。情け無いなどとは感じなかった。喉が痛くなっても、
それ以外に、日常から外れてしまった絶望、仲が良かった後輩が永遠に消えた哀しみ、
後輩に恐怖を覚えてしまったという罪悪感、それらが混ざった感情を吐き出す方法を律は知らなかった。
腰を抜かしてしまった律がカタカタと歯を鳴らし始める。
少し離れた所に、梓が居る。うつぶせだが、ほんのわずかだけ顔を覗かせている。
律はそれから目を離せなかった。めいいっぱい開かれた瞳孔が、逃げようとした律を糾弾しているのだ。
ふと隣に気配を感じるが、振り向く前に暖かい物に包まれる。自分を包んだその温もりの正体が平沢唯
だという事に気付いたのは、彼女の震える声を聞いたからだ。
「うぇ、ひぐ、ぇぅぅ……!」
泣いている。顔を見上げてみると、唯は可愛らしい顔をクシャクシャにして嗚咽を上げていた。
双眸から零れる水分が、唯の顔を汚していた梓の一部を少しだけ洗い流した。
律もまた大声を上げてわんわん泣いた。情け無いなどとは感じなかった。喉が痛くなっても、
それ以外に、日常から外れてしまった絶望、仲が良かった後輩が永遠に消えた哀しみ、
後輩に恐怖を覚えてしまったという罪悪感、それらが混ざった感情を吐き出す方法を律は知らなかった。
『えー最後まで生き残った方には、あなたの望むような事を全て叶えてさしあげます。
もちろん、脱落した方々を生き返らせるというのも可能ですよ。親しきご友人が亡くなられても、
どうぞ最後まで自棄にならぬ事を願います』
『あーとくに、今首を吹っ飛ばされた奴の家族や親友。お前ら頑張れよ~、そいつらが帰って来るかは
お前らの頑張りしだいだからなー』
『じゃ、とりあえず頑張ってねー♪』
『まぁ今は細かい説明を聞ける状況でも無いかと存じます。
もうすでにお送りしたディバッグの中に詳細を記したルールブックが、入っていますので、
そちらの中身をご確認願います。最後にご友人やご家族に目の前で死なれたあなたはお気の毒です。
でも辛いのはみんな同じなので、、大量に首がドカーンしちゃったので、アッハッハッハッハ、
えー、いやー、まぁ頑張ってくださいねー』
もちろん、脱落した方々を生き返らせるというのも可能ですよ。親しきご友人が亡くなられても、
どうぞ最後まで自棄にならぬ事を願います』
『あーとくに、今首を吹っ飛ばされた奴の家族や親友。お前ら頑張れよ~、そいつらが帰って来るかは
お前らの頑張りしだいだからなー』
『じゃ、とりあえず頑張ってねー♪』
『まぁ今は細かい説明を聞ける状況でも無いかと存じます。
もうすでにお送りしたディバッグの中に詳細を記したルールブックが、入っていますので、
そちらの中身をご確認願います。最後にご友人やご家族に目の前で死なれたあなたはお気の毒です。
でも辛いのはみんな同じなので、、大量に首がドカーンしちゃったので、アッハッハッハッハ、
えー、いやー、まぁ頑張ってくださいねー』
……
「なぁ、岩崎……」
ブツリと、マイクのスイッチが切れる音が鮮明に響いた。
それを最後に背後の方で聞こえていた歓声も含め、何も聞こえなくなった。
ふと首に違和感を感じ触れてみる。みなみが自分の手を強く握り締めてくれた。
それが無ければ恐慌して叫んでいたかもしれない。
それを最後に背後の方で聞こえていた歓声も含め、何も聞こえなくなった。
ふと首に違和感を感じ触れてみる。みなみが自分の手を強く握り締めてくれた。
それが無ければ恐慌して叫んでいたかもしれない。
「なぁ、岩崎……。俺の、傍に、居てくれるよな……?」
少し離れた所にドサリと置かれた二人分のディバッグ。
ああ。俺の首には、夢の通りに首輪が────。
ああ。俺の首には、夢の通りに首輪が────。
【中野あずさ@けいおん! 死亡】
【一日目・日中/陵桜学園高等部】
【◆6/WWxs9O1s@現実】
[状態]:健康・混乱
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:岩崎を守る。そのためには……
[補足]
※一人暮らし
※岩崎みなみと恋人関係
※513、692、やおい、ジャイアンの母書き手、いーさん、生真面目小隊長とは様々な関係
※ただ、上記した現実勢はやおい以外すでに死亡
【◆6/WWxs9O1s@現実】
[状態]:健康・混乱
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:岩崎を守る。そのためには……
[補足]
※一人暮らし
※岩崎みなみと恋人関係
※513、692、やおい、ジャイアンの母書き手、いーさん、生真面目小隊長とは様々な関係
※ただ、上記した現実勢はやおい以外すでに死亡
【一日目・日中/桜が丘高校 軽音部部室】
【◆田井中律@けいおん!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:どうすればいいんだよ……!
【◆田井中律@けいおん!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:どうすればいいんだよ……!
【◆平沢唯@けいおん!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1:律っちゃんの傍にいてあげる
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:殺し合いには乗らない
1:律っちゃんの傍にいてあげる
【一日目・日中/場所不明】
【運命を操る存在@現実】
[状態]:健康・主催者
[能力]:運命を操る特権
[道具]:キーボード、マウス
[思考]基本:リレーを楽しむ
[補足]
※運命を操る高次元(メタ)の存在。 安全圏から参加者達の殺し合いを見て楽しんでおります。
※一人で運命を操るのでは無く、各個ごとに主導権を交換し合い、自分の展開した運命が
他の仲間によってどのように展開するか、面白がっています。
※それ以外の能力は普通の人間です。
※ようするに書き手
【運命を操る存在@現実】
[状態]:健康・主催者
[能力]:運命を操る特権
[道具]:キーボード、マウス
[思考]基本:リレーを楽しむ
[補足]
※運命を操る高次元(メタ)の存在。 安全圏から参加者達の殺し合いを見て楽しんでおります。
※一人で運命を操るのでは無く、各個ごとに主導権を交換し合い、自分の展開した運命が
他の仲間によってどのように展開するか、面白がっています。
※それ以外の能力は普通の人間です。
※ようするに書き手
【編集者コメント】※蛇足 不評だったら止めます。
このOPはカオスロワ外伝というロワはどういうロワなのかを表している、すなわち宣伝も兼ねているOPだと思われる。
カオスロワの1週目をリスペクトした殺し合いの導入、キャラクター同士のクロスオーバーなど見所はたくさん。
けれどもOP募集時間を僅かにオーバーし、大半の書き手がすでに本編に着手しており、
OPの時点でキャラクターの位置関係や設定などが決められているの厳しいとの声もあり、
また作者自身がこれを没SSとして欲しいとの声があって、最初の没SSとなった。
しかし、もしこのOPが一週間ないし3日ほど前に投下がされていれば、またカオスロワ外伝は違った歴史を歩んでいただろう。
このOPはカオスロワ外伝というロワはどういうロワなのかを表している、すなわち宣伝も兼ねているOPだと思われる。
カオスロワの1週目をリスペクトした殺し合いの導入、キャラクター同士のクロスオーバーなど見所はたくさん。
けれどもOP募集時間を僅かにオーバーし、大半の書き手がすでに本編に着手しており、
OPの時点でキャラクターの位置関係や設定などが決められているの厳しいとの声もあり、
また作者自身がこれを没SSとして欲しいとの声があって、最初の没SSとなった。
しかし、もしこのOPが一週間ないし3日ほど前に投下がされていれば、またカオスロワ外伝は違った歴史を歩んでいただろう。