祈詞
見捨てられし村落のベルディアレス
今は無き村の祝祭において、村中に響き渡っていた歌。その歌の力は床や壁、天井などを伝ってゆき、
悔悟者に仇する敵に害を及ぼすだろう。
この祈詞を歌う前には、紐の付いた法螺貝の音が響いていたというが、今となっては沈黙のみが残る。
=伝承=
雨が降ろうと 風が吹こうと
この地に恵みが あらんことを
歩んでいようと 眠っていようと
この地に恵みが あらんことを
昼であろうと 夜であろうと
この地に恵みが あらんことを
星の双眼に贈るシギリージャ
夜空を讃える短い聖歌。高潔なる激怒が悔悟者を飲み込むことで、攻撃速度が短い間上昇する。
=伝承=
少女の双眼は まるで星のよう
その目は私を 見つめ離さない
彼女は天よりの聖人 贈り物
泣くな、我が子よ 道に迷ってしまうから
響き渡るは 何の音
はるか遠くの 鐘の音
流れ落ちるは 誰の涙
彼女の涙 星の双眼
天空城砦のティラーナ
奇蹟がもたらす恵みを利用し、詠唱した者の周囲の空気を浄化する祈詞。神聖なる光による障壁を生み出し、触れた敵に傷を負わせる。
=伝承=
私は罰を 恐れはしない
禁断の知識を
得るためなれば
この身に余る
知識を欲せば
オリーヴの先を
見るためなれば
私は罰を 恐れはしない
神より授かりし すべてを思えば
サエタ・ドロローサ
肉体の痛みは明確なる自己犠牲であり、美徳を追い求めるがゆえの、自身に対する無関心である。悲しみと絶望を体現したようなこの聖歌には、確固たる信念が満ち溢れている。この歌を唱える者は、敵を攻撃するたびに生命力を得られるだろう。
=伝承=
心を痛めよう 苦痛を受けよう
あなたの代わりに なれるのならば
血なら流そう 悲痛も受けよう
この傷こそが あなたへの抱擁
涙も流そう 嘆き悲しもう
私の涙は ただ私のもの
安息の地のサラバンド
神聖な部屋の壁を清め、加護するために使われた歌。敵にダメージを与え、飛び道具を破壊する霊体の盾を喚び出す。
=伝承=
我らが安息は 苦痛より出でる
我らが安息は 天罰より出でる
我らが安息に 寛容は無く
我らが安息に 救済は無い
ならば私は この詩を歌おう
私の心は 悲しみに嘆く
我が妹に贈るタラント
渇ききった喉と震える声によって紡がれる、嵐への嘆願の歌。雲をも貫く、燃え上がる光線を召喚し、周囲の敵に攻撃する。
=伝承=
「我が妹よ、私を見捨てるな
我が胸に、我が心には
お前が常に宿っている
我が妹よ、私の血を止めよ
我が胸に、我が血潮には
お前が常に宿っている
我が妹よ、無言で立ち去るな
我が胸に、我が歌には
お前が常に宿っている」
破門のソレア
抑えられないような熱情で血潮を沸かす祈詞。しばらくの間、悔悟者の攻撃がより強力になり、敵を抹殺する。
=伝承=
主なりし父よ 我を許したまえ
この誓いから 我を許したまえ
永遠なりし奇蹟から
我が魂を 我が肉体を
庇い 守りたまえ
苦痛より恐れるは
その奇蹟なのだから
光のデブラ
天よりの光の束が悔悟者の元へと降り注ぐ。無慈悲なるその光は、周囲の敵に罰を下すことだろう。
=伝承=
私の眼では あなたを見れない
その炎の光が 眩しすぎるから
空に飛ぶは 蝋の鳩
溶けゆく翼が 大地に注ぐ
焦がれる心ごと 私を燃やして
眼と肉、手と髪
私の眼では あなたを見れない
三姉妹のカンテ・ホンド
人間の喉では歌うことが叶わない歌。巨大な、反転した鉄螺旋の轟音を愚かにも再現しようとした祈詞であるが、それを歌うことができた人間は存在しない。その巨人の怒号は聞く者の臓器や骨を破壊し、周囲の敵に致命傷を負わせる。
=伝承=
自由なりし三姉妹は 一体となって祈る
自由なりし三姉妹は 一体となって嘆願す
自由なりし三姉妹は 一体となって命を授かる
神聖なる 恩寵を受け
三姉妹は今 一つとなりけり
帰港のミラブラス
冷たい海に飲み込まれ死んだと思われた船乗り達が、なんらかの方法で無事に陸地へと戻ってきた際に、その帰還を祝うために歌われていた歌。祈りを込めてこの祈詞を口ずさむと、最後に跪いた祈祷台へと一瞬で転移することができる。
=伝承=
青き光を 持ちし淑女よ
我から影を 追い払いたまえ
光が死した 我が鏡から
すべての闇を 消し去りたまえ
ああ淑女よ 我らに温もりを
その太陽の灯火を以って
苦痛溢るる この海原から
寒さを 氷を 追い払いたまえ
ロルキアナ
奇蹟そのものから生み出された稲光を召喚する祈詞。懺悔の剣の行く手を遮る愚か者を貫き、罰を与える。
=伝承=
我らは この地の石なり
我らは この根の芽なり
ひとつになりて 我らは叫ぶ
心の底から 我らは叫ぶ
ああ、災厄なりし奇蹟よ
この炎から 我らを救いたまえ
華麗な王冠に贈るザンブラ
いかなる暗闇も慈悲深く照らし出す、太陽の光を讃える聖歌。その加護により短い間、懺悔の剣によって得られる償いの涙が増加する。
多くの者はこれらのような、奇蹟の残滓に憧れを抱くが、彼らの目は貪欲に濁っているため、真に重要なものが何なのか気付かない。
=伝承=
「私はあなたの 手を握れない
あなたは木々の 風の中眠る
私はあなたに 声をかけられない
あなたは夜の コオロギと歌う
私はあなたを 見ることができない
あなたは天の 太陽と共に
私はあなたを 忘れられない
あなたは私の 一部なのだから」
――マリアーノ・ソラーを追悼して
深紅の霧に贈るロマンセ
真の熱情の結晶である、紅の霧を讃える祈詞。神聖なる血の霧が悔悟者の皮膚から生じ、触れる敵に損傷を与える。
=伝承=
燃え滾る血潮よ
我が肉体を 流れる血潮よ
赤き果実酒の血よ
黒き果実酒の血よ
我が皮膚 我が骨から
留まることなく 湧き出でよ
棘の髪に贈るティエント
棘の婦人からの加護をその身に宿すことによって、短い間悔悟者をあまねく悪から守る。
=伝承=
汝の名が あの女性
修道女 テンチュディアならば
苦痛に耐え 嘆くことなかれ
不当にも 天罰を受けた汝よ
我らに与えし 奇蹟なれば
汝の髪が 棘になりて
その首に 血を流すならば
苦痛に耐え 嘆くことなかれ
我は汝に この歌を贈ろう
棘よ消えよと 祈りを込めて
オーロラの息子に贈るカンパニジェロ
月を称える太古の聖歌であり、月の子孫からの助けを求める歌。悔悟者の周囲の敵を攻撃する、複数の智天使を召喚する。
=伝承=
大地に我らは 膝をつく
我らが威名を 大きく叫べ
さすれば我らは 行軍しよう
聖なる罰の 幕開けのために
汝が無実を 証するために
大地に我らは 膝をつく
汝のかいなを 天に掲げよ
さすれば我らは 行軍しよう
聖なる罰の 幕開けのために
汝が無実を 証するために
名も無き守護者のオーバード
黄金で紡がれた四つの意志から生まれた、今は無き太陽に捧げる歌。アマネシダの苦しみを具現化し、悔悟者に付き従う亡霊を生み出す。
ラウデスは自らの情熱を持って四人の戦士を生み出した。何世紀もの間、戦士たちはラウデスと共に戦い、猛撃に対抗し続けた。
=伝承=
夜よ、太陽が昇り輝く時
寒さと闇を忘れ そなたは眠る
それは黎明の光
霧を晴らす灯火
バルコニーの上で それは呼ぶ
バルコニーの上で それは歌う
星々を御許に集め
我が罪業を取り除き給う
広間を照らす 新しき夜明け
それは優雅な翼の少女
蒼薔薇のカンティーニャ
何も書かれていない祈詞。異国のものである深紅のクリスタルを手にすると共鳴する。結んだ友情の誓いは世界と世界を阻む境界を越え、ステンドグラスより
ミリアムを召喚する。呼び出された彼女は、強力な力を持つ剣『エターナルブルー』を振りかざし、悔悟者に仇なす敵を攻撃する。
=伝承=
花々と青の陰に
その身を包みし少女よ
藤色に覆われ
鏡より出でし少女よ
戻ってきたまえ
我が哀悼を 聞きたまえ
一目でいい 見させておくれ
お前のその 魔法の夜を
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最終更新:2023年01月15日 16:25