はじめに
The Long Darkでは、行動はすべてプレイヤーの意思に任される。
初めてプレイしたときは、恐らく何も出来ないまま、数日と待たずに死んでしまうプレイヤーが大半だろう。
何度もプレイして経験を積むことが上達への一番の近道だが、
という方は、まずこのページを読んで、基本的な情報を得て欲しい。
現在では「長く生き残る」ということが目的なので、とにかく長く生き残るためにはどうすればいいかという点にのみ着目していく。
まずは何をするべきか
建物を探す
このゲーム最大の敵は、空腹や
野生生物ではなく、寒さだと言っても過言ではない。
スタートをしたら、まずは寒さをしのげる建物を見つけよう。
ゲーム開始直後はあまり良い服を装備していないことが多いので、最悪の場合凍死してしまう。
また、衣類は建物内の棚に入っていることが多いため、より良い装備を見つけるためにも建物探しは必須。
理想の建物は下記のような建物である。こんな建物を見つけたら、今後の拠点としていくとよい。
- 暖かい
- 服さえ着ていれば凍える心配のない、暖かい建物もあれば、吹きさらしで野外にいるのとあまり変わらない建物もある。
凍えずにすむ場所を見つければ、それだけでかなり生存率が上がる。
- ベッドがある
- 命に直結する「健康状態」と、それに影響する要素である「疲労」を回復できる。
屋内なので、吹雪や野獣の襲撃におびえる必要もない。
「寝袋」は使う度に耐久度と暖かさボーナスが減少していくので、備え付けのベッドがあるならそちらを優先して使いたい。
- ストーブがある
- 室内にストーブ(または暖炉・ドラム缶など)があれば、風を気にせず安全に火を起こせる。
火を起こすことで「冷え」が改善できる他、雪を溶かして水を得たり、調理を行うことができる。
(火を起こすことの詳しい利点と注意点は下記の「火を起こす」の項目を参照)
- 作業台がある
- 製作(クラフト)をするためにも、作業台が近くにあると便利。
ウサギを狩るための罠、裁縫にも使える釣り道具、効果の高い各種防寒具、武器の製作など、必要とする機会は多い。
- 収納場所が多い
- 生活が安定すると徐々にアイテムが増えていくことになるが、食料などは収納しておかないと劣化が早まってしまう。
逆に、劣化しない使用型のアイテムは地面に捨てて置いておいても問題ない。
建物が見つからない場合
慣れれば見つけるのは難しくないが、慣れない内は建物1つ見つけるだけでも一苦労なので、どうすれば見つけられるのか、見つけるまではどうすれば良いかをできる範囲で解説する。
建物を見つけるために
- 建物を見つけるには、人が整備したであろう「道を探す」のが一番早い。
- ただし構造物の周辺には危険な野生生物が徘徊していることも多い。移動の際には松明や発煙筒などを常備して、危険だと思ったらしゃがみ移動や囮などを駆使して乗り切ろう。
(野生生物に関しては、下記の「野生生物との戦闘は避ける」の項目も参考に)
- どうしても建物が見つからなければ、エリアの端の崖などにそって移動するのも手段の1つ。
建物でなくとも、洞窟など休息に適した場所が見つかることもある。
野外で命をつなぐために
- 長時間の探索で凍えてしまうことのないように、道中では枝木を拾うなどして適度に焚き火をするといい。
- さらに、燃え木や松明のような明かりを手に持っている時は体感温度も上がるので、冷えの減少も抑えることができる。
探索時の心得
- 近くに建物が存在する場合でも、時間帯や天候、地形などによっては見え辛いことがある。
道沿いの雪だまりや小高い丘など、少し高いところを歩くようにすれば、周囲を見渡しやすい。
- また目印の少ない森の中では探索中に迷子になりやすい。
足跡や目印の位置を覚えて、自分がどちらから来たかなどの情報を見失わないようにしたい。
- 慣れない内は無闇なエリア移動はするべきではない。運が悪ければ、建物が1つも無い場所に迷い込んでしまう。
もし帰り道が見つからずに進むしか無かった場合は、できるだけ早く洞窟などの休息できる場所を見つけよう。
アイテムを探す
- とにかく大量のアイテムを漁ろう。あって困るものは殆ど無い。
- ・・・と言いたいところだが、プレーヤーが持てるアイテムの許容重量は30.00kgと決まっていて、それ以上を持つと重量オーバーでペナルティが発生する。
- さらに疲労が溜まると、持てるアイテムの許容量も下がっていく。良質で価値が高いものを優先的に持っていこう。
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さらなるヒント |
- アイテムにはそれぞれ「耐久度(品質)」が設定されており、アイテム欄からいつでも確認することができる。
劣化してアイテムの品質が低くなるほど、破損や性能低下などのデメリットが発生しやすくなるので、悩んだ時は耐久度も考慮しておくといい。 詳しい解説は生き残るテクニックを参照。
- アイテムは物陰や部屋の隅、木枠の中、ベッドの下などにアイテムが落ちていることも少なくない。
出来る限り松明やランタンを活用して、しっかり視界を明るくしてから探索しよう。 Ctrlを押してしゃがむことで、低い位置の棚やベッド下を覗きやすくなる。
- 大量にアイテムを見つけても、重すぎて持ち歩けそうになければスルーするのも判断のうち。
無理して重い荷物を持ち歩くと、移動速度が落ち、獣にも襲われやすいため、いざというときに困る場面も多い。 いったん置いておいて、あとで取りに来ることも考えよう。
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アイテムの種類
- 食べ物・飲み物
- できる限り拾いたい。建物内や人工物周辺に加工食品があり、ガマなどの植物やシカの死体からも食料が取れる。水は火をおこすと作れる。
- 食べ物によって劣化のしやすさが異なる。基本的には悪くなる前に食べるようにしよう。また、重量あたりの熱量も種類によって大きく異なる。
- 飲み物は劣化しないが、重いので持ち運びには注意が必要。
- 衣類
- 極寒の大地を歩き回るためには暖かい衣類が不可欠。拾ったり作ったりして入手できる。
- 衣類も劣化する。
- 手に入れた時点ではボロボロでも、修復すればかなり暖かい服の可能性があるので、どの服を着ていくか迷う場合の参考にしよう。
- 当然装備しなければ効果はない。
- 衣服は総じて重いので、必要でなければ解体して素材にすることも。布は衣服の修繕に使える他、包帯を作ることもできる。
- 薬品類
- 怪我や病気は命に関わるので、常に持っていたい。
- 失血死が一番危険といって良い。止血のための包帯は必ず持っておきたい。
- 傷病に対して適切なアイテムをプレイヤーが選ばなければならなくなった。試行錯誤しながら覚えていこう。
- その他道具全般
- 様々な道具があるが、どれも入手できれば生活の安定に役立つ。
- ランタンなどの光源は、洞窟や夜の屋内では必需。
- ナイフや手斧は、オオカミに襲われた際の反撃、肉のはぎ取り、薪の採集など様々な用途に使える万能ツール。
- 銃や弓といった武器を入手できれば、野生動物を狩ることもできる。
- 工具や裁縫道具などがあれば、道具や衣服などの修繕や、製作(クラフト)を行うこともできる。
- 焚き火道具
- 暖をとる、調理する、水を得るなど、火をおこすことは非常に重要。
- 火をおこすためには「点火具」「火口」「燃料」が必要。
常に気をつけておきたいこと
ステータス
- 寒さや空腹状態のステータスは、サバイバルパネルで確認することが出来る。
探索中や休息をとる前、様々な場面でパネルを開いてステータスを確認するクセをつけよう。
各種ステータスについて
- 健康状態(CONDITION)
- 簡単に言うとRPGで言うHP。0%になると死ぬ。
- 他のステータスがどれだけ万全でも、健康状態が低くなると、死の危険が迫っていることになる。
- 冷え(COLD)
- 「体感温度」が0℃を下回ると減少していく。体感温度はステータス欄に表示されているので確認のこと。
- 健康状態の減少速度が他のステータスと比較してかなり速い。寒さを無視すると、もっとも死を早めることになる。
- 疲労(FATIGUE)
- あらゆる行動とともに減少する。何もしていなくてもゆっくりと減り続ける。
- 睡眠を取れば回復できるので、なるべく行動したくない夜間に睡眠を取ると良い。
- コーヒーを飲むことで少しだけ回復し、しばらくの間、減少速度を遅くすることが出来る。
- 飢え(HUNGER)
- 「カロリー」とも表現され、常に減少する。
- 食べ物やジュースなどを摂取することで回復できる。食中毒などに気をつけながら飲食しよう。
- カロリーの上限は2500なので、それ以上ものを食べようとしても食べられない。
- 実は0になっても他と比べて健康状態の低下は緩やか。多少の飢えなら耐えられることも。
- 渇き(THIRST)
- 常に減少する。
- 水やジュース等で回復すること。
- 水は焚き火やストーブ、暖炉などで雪を溶かすと入手できるが、このままだと「汚染された水」であり、飲むと赤痢を引き起こす可能性がある。
- 「飲用に適した水」にしたい場合は、焚き火やストーブ、暖炉などでさらに煮沸をするか、「浄水タブレット」を使おう。
- 飢えに比べて減少しやすいステータスなので、睡眠や行動時間が長くなる場合には気をつけよう。
- 飢えほどではないが、こちらも0になった時の健康状態の低下は比較的緩やか。
- 重さ(WEIGHT)
- アイテム欄で確認可能。通常30kgまでの荷物ならば問題なく持ち運び出来るが、それを超えると重量によってさまざまなペナルティが発生する。
- だんだんと移動速度が低下し、疲労も蓄積しやすくなる。
- さらに40kgを超えると走ることができなくなり…
- そして60kg以上で完全に動けなくなる。
- ちなみに「持ってその場に立っているだけ」なら100kgでも200kgでも持つことは可能。
ステータスアイコンについて
- 特定の条件を満たすと、画面左下に小さなアイコンが表示される。大事なお知らせなので見逃さないようにしよう。
- 極度の寒さや疲れ、怪我や病気など、危険な状態の場合は赤色のアイコンが表示される。
- 温かい食べ物や飲み物による保温効果などのプラス効果がついている場合は、緑色のアイコンが表示される。
- 持ち運べる限界を超える重い荷物を持っている場合は、白い分銅のアイコンが表示される。
- 洞窟や釣り小屋など「強風の影響を受けない場所」に入ると、風を防ぐ白い盾のアイコンが表示される。
天候と時間
天候や時間は、気温や視界の良し悪しに大きな影響を与える。
- 野外で行動するべき状態を見定めることは、探索において非常に重要。
天候を確認する
- 基本的に慣れないうちは、なるべく晴れているタイミングを狙って外出するようにしたい。
- 野外に長くいるうちに、徐々に天候が悪化していくことは珍しくない。
風が出てきたり雪が降ってきたら、あまり外に長居はしないようにしよう。
時間帯を確認する
時計は存在しないため、正確な時間は分からない。
「日暮れまで○時間」「夜明けまで○時間」という表示のみメニュー画面で確認できる。
天候が濃霧や猛吹雪になると「日暮れまで???時間」といった表示になり、時間帯すらも確認できなくなる。
天候の他に、時間帯でも気温は大きく変化するため注意が必要。
- 中でも一番冷え込むのは夜明け~昼前辺り。晴れでもマイナス20度近くなることがあるので、防寒対策が出来ていない内は出歩かないか、短時間の活動で済ませよう。
- 野外活動に最適な時間帯は、昼過ぎ~夕方(日が沈む8時間前~2時間前)辺り。
- 残り1時間を切ると暗くなり帰還に影響がでるので、日が沈む前にできる限り用事は済ませておくこと。
- 夜間の活動について
- 夜間は基本的に休息に充てるべき時間ではあるが、寝られる時間にも限りがあるので、室内でもできる作業を夜間に行うのも有効な時間の使い方といえる。
- ただし、一部の建物を除いて夜間は暗く、火をおこしたりランタン等を使わなければ修繕やクラフトなどの作業は出来ない。
- 燃料や薪などが足りない場合は、素直に夜は寝て明るくなってから行う方がよい。
- 特に序盤は昼頃まで外出が難しいため、日が落ちてからの数時間を作業に充てても充分に休息が間に合う。
- またすぐに出かける予定が無いのなら夜通しで作業を終えてしまい、次の日を丸一日休息と準備に充てるという時間の使い方もできる。
- 夜間外出
- 夜間の野外活動は危険度が跳ね上がるため非推奨。よほどのことがない限り外出は控えよう。
- 真っ暗なので、明かりがなければ地形や野生生物を視認し辛い。ランタンではオオカミの襲撃に対応できないため、松明や発煙筒が頼りになる。
- 昼よりも寒いので防寒対策も必須。長時間の移動にも向かない。
野生生物
- 対処方法に乏しい序盤は、危険な生物は避けるようにしたい。
- 詳細は「狩猟・戦闘」を参照。
オオカミやクマは避ける
- 狩猟目的以外では近づかないようにしよう。特に、装備や拠点がしっかりしていない序盤に襲われると文字通り致命傷となる。
- オオカミは意外なほど遠くからプレイヤーを見つけて襲ってくる。
気付いたらすぐ近くにいる場合もあるので注意。
- しゃがんで行動すれば、よほど近づかない限りは気付かれにくいことを覚えておこう。
- 照明や囮などで、比較的安全に戦闘を避けることもできる。
その他
火を起こす(焚き火・ストーブなど)
水の入手や肉類の調理など、火を起こすことは生き残る上で必須と言える。
ここでは火を起こすことの利点と、その際に気をつけておきたい点を解説する。
火を起こすことの利点
火を起こした後、焚き火やストーブなどの該当する設備を選択することで、焚き火用の選択画面が表示される。
- 熱で気温が上昇し、身体の「冷え」を改善することができる。燃料をくべるほど気温も上昇する。
- 肉類を調理する(焼く)ことができる。燃焼時間が1個あたり20分必要。
またハーブティーやコーヒー、霊芝茶、ローズヒップティーを製作することもできる。(製作には飲用に適した水が1杯あたり0.25L必要)
- 缶詰やハーブティー、コーヒー、霊芝茶、ローズヒップティーを温めることができる。
温めい飲料を飲むことで、身体を温めて寒さを軽減することが可能。
- 水を採集できる。選択画面から水の項目を選ぼう。
雪を溶かして「汚染された水」を入手できるほか、さらに煮沸して「飲用に適した水」にもできる。
- 燃え枝を取り出して持っていくことができる。(燃焼時間が20分必要。取り出すと該当時間分を消費する)
- 襲ってくる野生生物を足止めできる。はぎ取りの際など、寒さによる「冷え」の悪化と不意の襲撃を防ぐのに便利。
- 凍りついた野生生物の亡きがらの凍結度を下げることができる。
凍結度によってはぎ取り時間に変化が生じるので、状態によっては素早くはぎ取れることも。
注意点(気をつけておきたいこと)
ストーブ、焚き火共通
- 火を起こすには「点火具」「火口」「燃料」の3種類のアイテムが必須。(点火促進は任意)
また燃焼時間を伸ばすためには追加で燃料を入れる必要がある。
- 燃料は無限に入手可能だが、枝木以外は採集に時間がかかる他、1つ1つが重いので持ち運びが不便。
- 序盤は火起こしスキルが低いため、状況によっては点火に失敗することもある。
スキルは成功時にのみ上昇し失敗時には上昇しないため、序盤は着火成功率の高いアイテムを積極的に使用してスキルを鍛えておくといい。
焚き火の場合
- 天候が強風になると、風のある場所では火を起こすことができなくなる。
着火後の燃焼時間も強制的に残り9分以下になり、それ以上はいくら燃料を入れても上昇しなくなる。
岩陰や窪地などで風を防げば問題ないが、時間によって風向きが変わることもあるので要注意。
- 山の斜面やプレイヤーから遠すぎる位置など、状況によって焚き火を設置できない場所が存在する。狩猟の際には気をつけよう。
- 焚き火の上に乗ると「火傷」をしてしまう。服の耐久度も減少するので、設置場所には要注意。
セーブについて
- オートセーブのみであり、「プレイ中のデータを複数の場所にセーブ」という行為は基本的にできない。
また死亡した場合は、その時点で該当のセーブデータが削除される。
- セーブデータ自体はサンドボックスモードとチャレンジモードでそれぞれ5つまで保存可能。(つまり5人分のデータを保存し、好きな時にプレイできる)
- セーブされるタイミングは、
建物に入った時(ロード画面が入る場所のみ。釣り小屋などはNG。また「出る時」はセーブされない)
ベッド、寝袋、車などで眠った時
怪我や病気になった時(野生動物に襲われる、斜面で捻挫をする、病気になる等)
の3つが確認されている。
目安としてロード直後に画面右側にくるくると回るアイコンが出たらセーブされたと考えよう。
コメント
最終更新:2018年05月19日 03:19