

神 主 !
博麗神主ことZUNは、プログラマー、作曲家、イラストレーター、小説家、漫画原作者あらゆる役職を兼任するフルコンタクト・クリエイターにして東方Projectの生みの親。
本記事も必然的に氏の代表作である東方Project(シューティングゲーム)に焦点を当てて紹介していく。
ZUNなの上海アリス幻樂団なの どっちなのよ?
東方Projectの楽曲はたいてい"作曲:ZUN&上海アリス幻樂団"という表記がなされている。
この上海アリス幻樂団というのは、ZUNが主宰する個人サークルであり常在メンバーはZUNただ一人である。
そのため"作曲:ZUN&上海アリス幻樂団"というのは"作曲:ZUN"とほぼ同義である。
そのため"作曲:ZUN&上海アリス幻樂団"というのは"作曲:ZUN"とほぼ同義である。
(じゃあZUNだけでいいヤンケと思われるかもしれないが"上海アリス幻樂団"まで含めて表記される場合が多い。理由はワシにもよ…よくわからないので詳しい事情を知ってるマネモブがいたら補足をお願いしたいんだァ とりあえずこの記事では慣例にならって"ZUN&上海アリス幻樂団"表記を守らせてもらおうかァ)
"東方Projectの音楽"界隈では無数のグループが勢力争いしているんだ
"東方Projectの音楽"を紹介しようとするとき避けて通れない問題がある。
それは長年続くコンテンツであるだけにコンテンツ内部で複雑怪奇な派生が存在することである。
それは長年続くコンテンツであるだけにコンテンツ内部で複雑怪奇な派生が存在することである。
以下、"東方Projectの音楽"として扱われているものを列挙してみる。
- 原作シューティングゲーム作中で実際に使用されたBGM(いわゆる原曲)
- 原曲のZUN本人によるセルフアレンジ
- ZUN本人が原作シューティングゲーム外で発表した東方project関連の曲
- 原曲の第三者によるインストアレンジ
- 原曲の第三者によるボーカルアレンジ(いわゆる東方vocal)
- 原曲の第三者によるアレンジのさらに第三者によるアレンジ(人気東方vocalのアレンジなど)
- ZUNリスペクトの二次創作オリジナル曲
- ……
あ——何言ってるか分かんねえよ
ともかく上記のすべてが混同されて"東方Projectの音楽"とみなされている(あるいは勘違いされている)カオスな現状がある。
すべてに触れることは到底不可能なので、本記事では上記の赤字部分に内容を限定する。
つまりニコニコ動画の音MADに使用されていたような楽曲などは今回は扱わない。
つまりニコニコ動画の音MADに使用されていたような楽曲などは今回は扱わない。
あくまで原作シューティングゲームを主軸とした東方ProjectにおけるZUN氏の楽曲作品を紹介したい。
ゆっくり鬼龍だぜ

ゆっくり龍星です

ここからは、独断と偏見で選んだ"東方Projectを知らないマネモブにもこれだけは聴いてほしいZUN&上海アリス幻樂団10曲"をセットリスト形式で紹介していくんだぜ

1. 花映塚~after Higan Retour(文花帖)
まずは1曲目にふさわしいタイトル画面テーマ『花映塚~Higan Retour』
…のZUNセルフアレンジバージョン『花映塚~after Higan Retour』だぜ
…のZUNセルフアレンジバージョン『花映塚~after Higan Retour』だぜ

いきなり変化球ですね

セットリストを組むとなったらどうしてもこのバージョンは譲れなかったんだぜ。
原曲のいいところを押さえつつより洗練された印象があったからこっちを入れさせてもらったぜ
原曲のいいところを押さえつつより洗練された印象があったからこっちを入れさせてもらったぜ

確かに東方シリーズプレイヤーが親の声より聞いたフレーズも入っていてリラックスできますね

もっと親の声を聞くべきだと思われるが…


2. デザイアドライブ(神霊廟)
続いては、4面道中曲という渋いポジションでありながらも根強い人気を誇る『デザイアドライブ』だぜ

アレンジの投稿がめちゃくちゃ多いイメージありますね。
下手したら神霊廟の中で一番人気なんじゃないでしょうか
下手したら神霊廟の中で一番人気なんじゃないでしょうか

カセットコンロの点火音とか呼ばれている独特のパーカッション(?)が聴けば聴くほどクセになるんだぜ

3. クリスタライズシルバー(妖々夢)
3曲目は、なにかと不憫な雪女レティ・ホワイトロックのテーマ『クリスタライズシルバー』だぜ。
終盤に流れても違和感ないような名曲を1面ボスにあてがうなんてZUNってやつは結構強気だな
終盤に流れても違和感ないような名曲を1面ボスにあてがうなんてZUNってやつは結構強気だな

もっと注目されていい曲だと思うんですけど。
どこぞの知能の低い⑨妖精にキャラ人気共々完全に喰われてますよね
どこぞの知能の低い⑨妖精にキャラ人気共々完全に喰われてますよね

しかしチルノを恨むのは筋違いだぞ。
悪いのは似たような立ち位置にした上で後から不憫属性を付け足してきた神主だ
悪いのは似たような立ち位置にした上で後から不憫属性を付け足してきた神主だ

4. 見た事も無い悪夢の世界(紺珠伝)
1面ボス曲からEXTRAステージ曲に飛んで『見た事も無い悪夢の世界』だぜ

ZUNさんの曲でこんなにベースがブリブリ鳴ってるのって珍しい気がしますね

とか思ってたらサビでいつもの音が入ってきて一気に"東方のBGM"になりましたね

これが俗にいう"ZUNペット"の力なんだぜ。
音色ひとつで作風を象徴できるっていうのは改めて考えると結構すごいことな気がするんだぜ
音色ひとつで作風を象徴できるっていうのは改めて考えると結構すごいことな気がするんだぜ

5. 平安のエイリアン(星蓮船)
お次は『平安のエイリアン』ですか…なんだか不協和音も混じって落ち着きのない曲ですね

待てよこの曲は1:00を超えたあたりから面白くなるんだぜ

なにっ なんだあっ

迫りくるような曲調がサビに入ると一転。ピアノとパーカッションがリードするjazzyな音色が広がるんだぜ。
このようにZUN曲は前半と後半で雰囲気が急変するものがそこそこあるんだぜ
このようにZUN曲は前半と後半で雰囲気が急変するものがそこそこあるんだぜ

最初のうちは趣味に合わないと感じても、じっくり聴いてみたら突然ブッ刺さる曲調になったりするのが面白いところですね

6. 夢と現の境界(夢違科学世紀)
予習を済ませたところで、ぜひとも最後まで聴いてほしい隠れ名曲を紹介するんだぜ

2004年発売のCD『夢違科学世紀』に収録されているCDオリジナル曲ですね。
ゲーム本編では未使用の楽曲なので知名度は低めですが……
ゲーム本編では未使用の楽曲なので知名度は低めですが……

う あ あ あ あ あ

この音と音との切れ目がなくなるほどの発作的な速弾きピアノ魅力的だ。
ハイテンポな曲をそれなりに作っているZUNの中でもトップギアの部類に入るんだぜ
ハイテンポな曲をそれなりに作っているZUNの中でもトップギアの部類に入るんだぜ

始めは穏やかで急に激しくなる……さっきの『平安のエイリアン』とは真逆のパターンですね

7. ハルトマンの妖怪少女(地霊殿)
説明不要の傑作を超えた傑作だぜ

音MAD経由で東方を知る…なんて人も少なくなりつつある今、この曲を聴いて初めて東方を知ったというファンも増えているんじゃないでしょうか

じっさい東方原曲の人気投票でこの曲は第11回以降、3位の番人と化しているんだぜ。
それだけ新規ファンと古参マニアどちらからも高い評価を集めていることがうかがえるんだぜ
それだけ新規ファンと古参マニアどちらからも高い評価を集めていることがうかがえるんだぜ

1位2位は…まぁ納得ですね

8. 千年幻想郷~History of the Moon(永夜抄)
セットリストも終わりがみえてきた8曲目に紹介するのは『千年幻想郷』だぜ。
東方Projectの舞台幻想郷の名を冠するだけあって"ZUN音楽の最高傑作"との呼び声も高い珠玉の一作だぜ
東方Projectの舞台幻想郷の名を冠するだけあって"ZUN音楽の最高傑作"との呼び声も高い珠玉の一作だぜ

ちぎれそうな高音のZUNペットがいかにも"東方のラスボス"って感じですね

そのZUNペットの裏でこれまたZUNを象徴する流れるようなピアノの旋律が鳴り響くんだ。
これはもう耳のセックスだッ
これはもう耳のセックスだッ


9. ボーダーオブライフ(妖々夢)
至高のZUNペットを聴いてもらったところでさらに臨界点突破級のZUNペットを投下するんだぜ

あわわ

『妖々夢』のストーリー上のラスボス西行寺幽々子を撃破すると発動する耐久スペル(プレイヤー側は攻撃不可能でひたすら回避に専念するしかない弾幕)"反魂蝶"の最中に流れるBGMだぜ

死にかけというかもはや死にながら吹いてるようなZUNペットで否が応でも緊張を煽られますね

普通に聴いてても申し分ないが…これは"反魂蝶"の弾幕に苦しめられながら聴いてこそ真価を発揮する曲なんだぜ。
だから気に入ってくれたマネモブはぜひとも実際に『妖々夢』をプレイしてほしいんだぜ
だから気に入ってくれたマネモブはぜひとも実際に『妖々夢』をプレイしてほしいんだぜ

……で『妖々夢』はどこでプレイできるんです?




……まさか大人の事情でSteamとかに移植困難だから中古ソフトを漁るしかないってわけじゃないですよね?

ククク・・・

10. 紅楼~Eastern Dream
最後に紹介するのは、東方Projectのいわゆる"旧作"をまたいだ第1作目『紅魔郷』のスタッフロールテーマ『紅楼~ Eastern Dream』だぜ

例の大人気吸血鬼・シスタース!がボスだったりと全体的に西洋風なイメージのただよう紅魔郷をクリアして流れるのが"Eastern Dream(直訳:東方の夢)"とはなんともニクい演出ですね

少女を中心にくりひろげられる東方Projectの世界観とオルゴールを思わせる音色がみごとにマッチしているんだぜ。
好きな曲は数えきれないが"東方Projectのエンディング・テーマ"といわれたら俺はこの曲を推させてもらうんだぜ
好きな曲は数えきれないが"東方Projectのエンディング・テーマ"といわれたら俺はこの曲を推させてもらうんだぜ

いかがだったでしょうか?

記事の内容に間違いがあったり、他にもオススメの曲があったりしたら、気軽に追記・コメントしてほしいんだぜ

それでは次回の音楽スレも


ゆっくりしていってね
