左衛門三郎 桔梗 - School Of Life ×TRANQUILIZER×学園2nd

	IDdata
Name	左衛門三郎　桔梗（さえもんざぶろう　ききょう）
Alias	【ミスタトゥ（刺青少女）】
Class	ワーカー
Rank	マエストロ++
Money	87,611,945,430W￠
Point	688953771pt
Ranking	291/6473226
OOPARTS
Link	無所属
Age	19
学年	四十四年度入学　予科五年終了　本科七年目
職業	刺青師
	無名堂店主
人種	日系越南人
所在地	ウエストヤード　無名堂
連帯保証人	金　銀月

PROFILE

姉御肌の刺青師。号は無為。自己紹介をすると大概の人間がどこまで苗字かわからず、黙り込む。
世界的に有名なタトゥアーティストで、彼女にしかできないような技法も存在する。客の肌の色を考慮して最高の色がでるように気をつけている。デザインも、カタログから選んだり自分で考案したりと自由に行える。ただし、「お任せします」とかいうとたまに変なものを彫られるので注意が必要である。刺青以外にも、ボディペイントや素肌の金箔や銀箔を張り付けるヌードジュエリー、ネイルアートなども頼めばしてくれる。
本人は背中と右腕、それから左足にタトゥを入れている。中でも背中に彫られた龍と腕の蝶は中々のもの。
黙っていれば凛々しい美女で、その容貌と刺青の腕の良さから世界中のセレブにファンがいる。雑誌の表紙を飾ったり、臨時でモデルの仕事をすることもあるほど。しかし中身はかなり豪快な性格をした女性であり、暑いときは、上半身はさらしを巻いて下は短パンというおっさんのような格好で店先に座っている。基本的な性質は、江戸っ子に近い。
煙管が趣味で、いつも凝った造りの煙管を口にくわえている。アホなことをいうとその煙管でぶん殴られることもある。性質はオッサンだが、義に厚く、度胸が据わっている。近隣の住人からは桔梗姐さんと呼ばれ、慕われている。

世界デビューは七年前、南米で毎年行われている刺青アートの腕を競う大会である。その時桔梗は、並みいる優勝候補をことごとく退け、ぶっちぎりの点数で優勝に輝いた。思いがけない大型新人の登場に、周囲の嫌がらせは並々ではなかったらしいが、桔梗はすべて鼻で笑って流し、やり過ぎの嫌がらせは犯人を突き止めて、公衆の面前で見事な啖呵を切って格の違いを見せつけた。
ちなみに彼女の存在を学園内でもっとも有名にしたのは、北王である夜時夜厳との初対面のエピソードである。たまたまウエストヤードに夜厳が来ていると聞き、彼女はわざわざ見に行ったらしい。そこで麻雀をしていた夜厳に会った桔梗は、数秒沈黙した後、「惚れた。結婚してくれ」とごく普通の口調で言った。当然、その場の空気は凍りつき、夜厳ですらあいた口が塞がらなかったという。ちなみに「エーと、流石にソレはチョット……」と断られたらしい。当然である。出会いから失恋まで、約21秒であった。
このことは瞬く間に知れ渡り、彼女の校内における知名度を一気に押し上げた。ちなみに、近所の住人によるとそれなりに失恋はショックだったらしく、その晩は馴染みの酒屋で泣いていたらしい。

ワーカー単独クラスだが、刺青師という職業柄顔が広く、それ故にトラブルに巻き込まれることも多い。

ABILITY

腕のいい刺青師。
店に来る客だけではなく、上客に呼ばれて出張刺青をしにいくこともある。常に予約がいっぱいで、彼女になにかを彫ってもらおうと思ったら、コネでもない限り一年以上は待たなくてはならない。
どこの組織にも所属せず、完全にフリーで活動している。成功してからはあちこちから弟子入り志願者が集まってきており、現在、桔梗の下で二十名ほどが下働きをしながら修業をしている。やる気さえあるならどんなものでも受け入れ、下剋上も許容すると桔梗は宣言している。
ちなみに弟子入りに当たり最低限の条件は、本気で刺青について学ぶ気があることと治安があまり良くない西区でも自分の身を守ることができる程度の護身術を使えること。刺青師の弟子という職業柄のためか、弟子たちには格闘用の針を使う暗器使いが多い。
無所属ワーカーの単独クラスでこの地位を維持できているは、収入の高さと知名度によるところが大きい。

日系ベトナム人のくせに、なぜか十手使い。それも異常に強く、普通の傭兵程度なら軽くあしらえてしまう。そのため、近所で暴力騒ぎが発生すると「桔梗姐さんを呼べ！！」ということになる。ほとんど、昔の極道である。だが、本人は争いごとを好まない性質で、武道派リンクからの勧誘も断り続けている。