IDdata | |
Name | マレフィセント・シエラニコフ |
Alias | 【アーデントドラゴン(絶対的反王子主義)】 |
Class | ミスティック&インダストリアリスト |
Rank | リード&リード |
Money | 28,370,177,257W¢ |
Point | 821890992pt |
Ranking | 193/6473226 |
OOPARTS | |
Link | ヴィランズレクイエム所属 |
Age | 17 |
学年 | 四十七年度入学 予科程五年修了 本科四年目 |
職業 | ヴィランズレクイエム盟主 |
人種 | 露人 |
所在地 | アンダーヤード レイズエリア |
連帯保証人 | スリジャール・フッククロー |
代理保証人 |
PROFILE
アンダーヤードの中でも特に高位の者が集うレイズエリアにおいて、若くして名を馳せた女性。常に深い紫のローブに身を包み、その隙間から覗く顔や手の肌色は病気持ちのような蒼白。二股に分かれた尖った帽子を被っており、外見はまるで魔女である。ただその顔ははっとするほど美しく、瞳は吸い込まれるようなエメラルドグリーン、唇はつややかに膨れ、流れるような眉と長いまつげが印象的だ。
普通レイズエリアに住むほどのものならば、当然ユグドラシルなどに目を付けられてランキングも低くなるものだが、それでも彼女がトップランカーに名を連ねているのは彼女が組織するリンク、ヴィランズレクイエムによるところが大きい。
かつて彼女は本科に入ってすぐ、わずか二年足らずでアンダーヤードの中でもかなりの高みを見たこともあるほどの実力者だった(その実力が社会的にほめられたものかは別として)。当時今以上に豪胆な性格であった彼女は、本科に入るとすぐに地下にもぐり、当時から友人であったスリジャールや後輩のジャワハールと釣るんで、裏表問わず自分よりも実力が上のものたちを姦計によって陥れてきた。特に戦闘指揮に優れていた彼女は、当時のニュクスや澪漂ともしばしば小競り合いをするほどの力をもっていたのである。そんな彼女の前に立ちはだかったのが、本科に入ったばかりの勇太郎であった。
勇太郎はマレフィセントよりもはるかに少ない兵力、しかもアンダーヤードの低きを這う輩ばかりを中心としたメンバーで彼女を退けた。もっとも、その争いのときに偶然スリジャールとジャワハールが学園に居なかったことも敗因の一つではあるだろう。
この敗北からマレフィセントの所業は徐々に低迷化していき、いつしかレイズエリアでも低い位置に落ち込んでいた。
勇太郎を怨むマレフィセントは、同じころそれぞれ地下の面々に憎しみを抱いた同胞六人とともに、義賊『ヴィランズレクイエム』を結成する。その後徐々に勇太郎やその周囲を怨む者たちが集い成長したヴィランズレクイエムは、否認可リンクの摘発という点でユグドラシルから認められ認可リンクとなった。
現在の彼女のランキングはこういった理由から上り坂になっているようである。
普通レイズエリアに住むほどのものならば、当然ユグドラシルなどに目を付けられてランキングも低くなるものだが、それでも彼女がトップランカーに名を連ねているのは彼女が組織するリンク、ヴィランズレクイエムによるところが大きい。
かつて彼女は本科に入ってすぐ、わずか二年足らずでアンダーヤードの中でもかなりの高みを見たこともあるほどの実力者だった(その実力が社会的にほめられたものかは別として)。当時今以上に豪胆な性格であった彼女は、本科に入るとすぐに地下にもぐり、当時から友人であったスリジャールや後輩のジャワハールと釣るんで、裏表問わず自分よりも実力が上のものたちを姦計によって陥れてきた。特に戦闘指揮に優れていた彼女は、当時のニュクスや澪漂ともしばしば小競り合いをするほどの力をもっていたのである。そんな彼女の前に立ちはだかったのが、本科に入ったばかりの勇太郎であった。
勇太郎はマレフィセントよりもはるかに少ない兵力、しかもアンダーヤードの低きを這う輩ばかりを中心としたメンバーで彼女を退けた。もっとも、その争いのときに偶然スリジャールとジャワハールが学園に居なかったことも敗因の一つではあるだろう。
この敗北からマレフィセントの所業は徐々に低迷化していき、いつしかレイズエリアでも低い位置に落ち込んでいた。
勇太郎を怨むマレフィセントは、同じころそれぞれ地下の面々に憎しみを抱いた同胞六人とともに、義賊『ヴィランズレクイエム』を結成する。その後徐々に勇太郎やその周囲を怨む者たちが集い成長したヴィランズレクイエムは、否認可リンクの摘発という点でユグドラシルから認められ認可リンクとなった。
現在の彼女のランキングはこういった理由から上り坂になっているようである。
冷たい女というイメージが強い彼女だが、孤独であることをことさら嫌うという寂しがりやな面もある。これは勇太郎に敗北した際、一人であるということの怖さを知ったためだといわれているが、これは高潔な彼女の言い訳だろう。
スリジャール曰く「生まれついての悪役」、ジャワハール曰く「地下区画最後の良心」、クルエラ曰く「ガラス細工の女王様」、フロド曰く「良くも悪くも最高の魔女」、ウルスラ曰く「照れやさん」。
つまり仲間たちの認識としては、高潔な悪役を気取っているもののどこか人間味が抜けきらない人だということだろう。ただ、仕事の時の彼女は敵対する相手からは限りなく悪と見える人物となる。正義を定義せず、自らに対する悪を定義する信条と戦闘指揮時の鬼気迫る姿から【アーデントドラゴン(絶対的反王子主義)】のエイリアスで呼ばれている。
スリジャール曰く「生まれついての悪役」、ジャワハール曰く「地下区画最後の良心」、クルエラ曰く「ガラス細工の女王様」、フロド曰く「良くも悪くも最高の魔女」、ウルスラ曰く「照れやさん」。
つまり仲間たちの認識としては、高潔な悪役を気取っているもののどこか人間味が抜けきらない人だということだろう。ただ、仕事の時の彼女は敵対する相手からは限りなく悪と見える人物となる。正義を定義せず、自らに対する悪を定義する信条と戦闘指揮時の鬼気迫る姿から【アーデントドラゴン(絶対的反王子主義)】のエイリアスで呼ばれている。
ABILITY
【オーロラニードル(時を止める針)】
針で刺された相手の時を止めるミスティック能力。
発動条件は、マレフィセントがオドを篭めた針で相手の手の指を刺すこと。必ず手の指でなければならないが、手であればどの指でも発動できる。
篭めたオドの量に応じて相手の時間の流れを止める。言い換えれば相手を時間の流れから切り離すことができる。時間が止まっている間は傍目には眠っているようにしか見えず、また年をとることもない。もちろん時間が止まっている間は動くことがきず、自らの身に何が起こっても気づかない。
オドを篭める際は一定量のオドを篭めることになるので、一日に三度オドを篭めるのが限界となる。一回分でおよそ三日時を止めることができるが、この能力はオドを重ねがけすることが出来るので、彼女は常に最終兵器として一月時を止めることのできる針を一本持ち歩いている。
なお、時が止まっている間その相手には触れることができない。これは目の前の相手が時間の流れから転げ落ちた残像のような存在であるからだと考えられる。つまり針を刺して動きを止めたからといって止めをさせるということはないのである。一度針が刺されば篭めたオドを使いきるまで時は止まり続ける。ただし刺さっている針が抜け落ちたり折れたりした場合その場で効果が切れる。その場合オドが抜けてしまうため、もう一度使うには針にオドを篭めなおす必要がある。
意外と使い勝手は悪いが、足止めなどに使う分には十分な能力だといえる。マレフィセントは投擲をすることで針を相手の手に打ち込む業を得意とし、命中率はほぼ百発百中であるといわれる。彼女自身は戦闘をすることはほとんどないが、有事の際の護身としてもこの投擲術は有効であるようだ。
針で刺された相手の時を止めるミスティック能力。
発動条件は、マレフィセントがオドを篭めた針で相手の手の指を刺すこと。必ず手の指でなければならないが、手であればどの指でも発動できる。
篭めたオドの量に応じて相手の時間の流れを止める。言い換えれば相手を時間の流れから切り離すことができる。時間が止まっている間は傍目には眠っているようにしか見えず、また年をとることもない。もちろん時間が止まっている間は動くことがきず、自らの身に何が起こっても気づかない。
オドを篭める際は一定量のオドを篭めることになるので、一日に三度オドを篭めるのが限界となる。一回分でおよそ三日時を止めることができるが、この能力はオドを重ねがけすることが出来るので、彼女は常に最終兵器として一月時を止めることのできる針を一本持ち歩いている。
なお、時が止まっている間その相手には触れることができない。これは目の前の相手が時間の流れから転げ落ちた残像のような存在であるからだと考えられる。つまり針を刺して動きを止めたからといって止めをさせるということはないのである。一度針が刺されば篭めたオドを使いきるまで時は止まり続ける。ただし刺さっている針が抜け落ちたり折れたりした場合その場で効果が切れる。その場合オドが抜けてしまうため、もう一度使うには針にオドを篭めなおす必要がある。
意外と使い勝手は悪いが、足止めなどに使う分には十分な能力だといえる。マレフィセントは投擲をすることで針を相手の手に打ち込む業を得意とし、命中率はほぼ百発百中であるといわれる。彼女自身は戦闘をすることはほとんどないが、有事の際の護身としてもこの投擲術は有効であるようだ。
【ヴィランドラゴン(悪役的最終兵器)】
マレフィセントの最終兵器ともいうべき能力。
その内容は、体長十五メートルほどの巨大なドラゴンに変身するというものであり、変身したドラゴンは全身が赤紫色に染まり、背には大きな翼、二本の角にするどい鍵爪、そして口からは黄緑色の燐を吐くという、まさに悪役を自称する彼女にふさわしい姿となる。
マレフィセントの最終兵器ともいうべき能力。
その内容は、体長十五メートルほどの巨大なドラゴンに変身するというものであり、変身したドラゴンは全身が赤紫色に染まり、背には大きな翼、二本の角にするどい鍵爪、そして口からは黄緑色の燐を吐くという、まさに悪役を自称する彼女にふさわしい姿となる。
発動条件は、彼女が窮地に陥っていること。そしてその窮地から脱する手立てが一切存在しない状況下でのみ発動することができる、真実の最終手段である。
また発動に関する制約として、半径百メートル以内に彼女の味方がいてはならないというものもある。
発動するには彼女が頭で念じるだけで良く、内容の割にはあっさりと発動できる。
ただし、この能力には弱点が二つある。ひとつは、能力を発動したあと、一週間は自力では一歩も動けなくなってしまうほど疲弊するということである。この点に関しては、通常使えるエーテル領域を超えたオドを使用することで自身の生命力がギリギリまで削られてしまうためと考えられる。
そしてもうひとつが、「完全な善人」には絶対に勝てないという点だ。
たとえどれだけ相手がひ弱だろうと、相手の中に悪意と呼べるものが一切ない場合、変身したマレフィセントがダメージを与えることはできない。それだけでなく、その相手にはマレフィセント自身が一撃で負けてしまうのである。
もっとも、彼女を窮地に陥らせた相手が全くの悪性を持っていないことなどそうそうあるはずもなく、例えば逆襄や纏、あるいは楚羅嗚のような、生来のヒーローぐらいにしか通用しないということはないだろう。
なお、発動から二十分で変身は自動的に解ける。
今までに発動したことは、かつて勇太郎と戦った際と、それ以前にレイズエリアの猛者と対峙したときの二回だけである。後者の場合は、その姿で一気に十階層を突破したと言われているが、真偽のほどは定かではない。
また発動に関する制約として、半径百メートル以内に彼女の味方がいてはならないというものもある。
発動するには彼女が頭で念じるだけで良く、内容の割にはあっさりと発動できる。
ただし、この能力には弱点が二つある。ひとつは、能力を発動したあと、一週間は自力では一歩も動けなくなってしまうほど疲弊するということである。この点に関しては、通常使えるエーテル領域を超えたオドを使用することで自身の生命力がギリギリまで削られてしまうためと考えられる。
そしてもうひとつが、「完全な善人」には絶対に勝てないという点だ。
たとえどれだけ相手がひ弱だろうと、相手の中に悪意と呼べるものが一切ない場合、変身したマレフィセントがダメージを与えることはできない。それだけでなく、その相手にはマレフィセント自身が一撃で負けてしまうのである。
もっとも、彼女を窮地に陥らせた相手が全くの悪性を持っていないことなどそうそうあるはずもなく、例えば逆襄や纏、あるいは楚羅嗚のような、生来のヒーローぐらいにしか通用しないということはないだろう。
なお、発動から二十分で変身は自動的に解ける。
今までに発動したことは、かつて勇太郎と戦った際と、それ以前にレイズエリアの猛者と対峙したときの二回だけである。後者の場合は、その姿で一気に十階層を突破したと言われているが、真偽のほどは定かではない。

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