| IDdata | |
| Name | 御久井 政太郎(ごくい まさたろう) |
| Class | ワーカー&ミスティック |
| Rank | マイスター&マスター+ |
| Ranking | 2839/6473226 |
| OOPARTS | |
| Link | ブラックシープ商会所属 |
| Age | 22 |
| 学年 | 四十三年度入学 予科六年終了 本科七年目 |
| 職業 | パン職人 |
| 極意堂店主 | |
| 人種 | 日系伯剌西爾(ブラジル)人 |
| 所在地 | サウスヤード 極意堂メインパン工房 |
| 連帯保証人 | モハメド・アリ |
PROFILE
ブラックシープ商会傘下のパンブランド《極意堂》の責任者でパン職人。
大量生産ではなく、一つひとつを手作りで作るこだわりパン屋。《極意堂》製であるということは、安全安心な素材で作られた高品質な商品であるしるしである。その審査は厳しく、少しでもダメな部分があるものは店頭に並ぶ前に撤去される。校内だけでパン屋は7件、専用工場は2つ、働いている人間は数十人に上る。
作ったパンは以前は店頭販売していたが、今ではほとんどブラックシープ商会のルートに乗せて販売している。別に、傘下に入ったせいで商品を無理やり奪われているというわけではなく、絶品の味にも関わらず客があまり店に寄り付かないため、販売はブラックシープ商会グループにまかせることにした。なお、製造場所と販売場所を引き離したところ、よく売れるようになった。
また、食糧支援のボランティアに全力を注いでいることでも有名なブランドである。企業の社会貢献の例として評価は高い。極意堂では売上の一割から二割を、食糧に困っている地域への食糧支援に当てている。店主いわく、「世界から飢餓を一掃することが自分たちの使命」ということらしい。
大量生産ではなく、一つひとつを手作りで作るこだわりパン屋。《極意堂》製であるということは、安全安心な素材で作られた高品質な商品であるしるしである。その審査は厳しく、少しでもダメな部分があるものは店頭に並ぶ前に撤去される。校内だけでパン屋は7件、専用工場は2つ、働いている人間は数十人に上る。
作ったパンは以前は店頭販売していたが、今ではほとんどブラックシープ商会のルートに乗せて販売している。別に、傘下に入ったせいで商品を無理やり奪われているというわけではなく、絶品の味にも関わらず客があまり店に寄り付かないため、販売はブラックシープ商会グループにまかせることにした。なお、製造場所と販売場所を引き離したところ、よく売れるようになった。
また、食糧支援のボランティアに全力を注いでいることでも有名なブランドである。企業の社会貢献の例として評価は高い。極意堂では売上の一割から二割を、食糧に困っている地域への食糧支援に当てている。店主いわく、「世界から飢餓を一掃することが自分たちの使命」ということらしい。
これだけいい店なのに、客がパン工房そのものに寄り付かないのには、今から六年ほど前に起こったある出来事の恐怖が、未だに都市伝説化して地域住人に根付いているからである。
予科生時代、周囲の人間が大企業家や最強の兵士を志す中、政太郎だけはパン屋を目指した。
勿論、他の人間や機械に出来ないことをするクリエーターはこの時代においても優遇されるべき職種ではあるが、企業家や戦闘系ほどの派手さがないためか何が何でもパン屋になる、というような人間は少ない。それにも関わらず彼がパン屋にこだわったのは、「かつてテレビで見たあのアンパンで出来た主人公に心打たれた。俺もああいう、飢えた子供に自分の身を削って食料を与えるようなアンパンをつくりたい」ということらしい。
根本的に色々と間違っていて、かつあまりにも非現実的なので級友たちはツッコミことすらなく、「そうかそうか。頑張れよ」と投げやりになるか、「またそんなこと言って」と冗談として聞き流していた。結果、彼は夢をあきらめることなく本科に進学した。
そこで彼はアルバイトをしながら廃屋だった建物を改装し、憧れのパン屋を開く傍ら、動くパンの製造に乗り出した。
彼がヒントを得たのは、何かを操ることができるあるいは自分の下僕や擬似生命を生み出せるミスティック能力の存在である。幸いというか不幸というか、彼には作ったものに擬似的な生命を宿らせる能力をもっていた。問題は複雑な命令を聞いてくれないことだが、「まあ、どうにかなるか」と彼はさっそく精巧に作ったパン(人形)に力を込めてみた。
その時、彼が作った人形パンはかなり人間っぽくできており、大きさは全長30セントほどでのっぺらのスキンヘッドぼうだが、飴で作った爪や肋骨の形など細かいところまでリアルだった。そして生まれたパン生命がどうなったかというと――――それらは、「飢えたひとに食べてもらう」という使命感の元、店を脱走して近隣の住人に襲い掛かった。勿論、自分を食べてもらうためである。しかし、そんな動くパンを食べたい人間がいるわけなく(そもそも食料品とみなすわけがなく)、周辺はパニックになった。
食べてもらうのが目的なのだから、一口でも食べれば去っていくものの、それまではいくら砕いても欠片になって追ってくるので性質が悪い。襲われたひとが言うには、無理やり口をこじ開けて、パンが入ってきたとのこと。ちょっとしたホラーである。
ちなみに「飢えた人に食べてもらう」の飢えの基準はかなり曖昧で、おなかいっぱいの太ったひとには寄り付かないが、おなかをすかせたひとや痩せた人にはすごい勢いで群がってくる。おそらく、カロリー不足の人間により強く反応するのだろう。
予科生時代、周囲の人間が大企業家や最強の兵士を志す中、政太郎だけはパン屋を目指した。
勿論、他の人間や機械に出来ないことをするクリエーターはこの時代においても優遇されるべき職種ではあるが、企業家や戦闘系ほどの派手さがないためか何が何でもパン屋になる、というような人間は少ない。それにも関わらず彼がパン屋にこだわったのは、「かつてテレビで見たあのアンパンで出来た主人公に心打たれた。俺もああいう、飢えた子供に自分の身を削って食料を与えるようなアンパンをつくりたい」ということらしい。
根本的に色々と間違っていて、かつあまりにも非現実的なので級友たちはツッコミことすらなく、「そうかそうか。頑張れよ」と投げやりになるか、「またそんなこと言って」と冗談として聞き流していた。結果、彼は夢をあきらめることなく本科に進学した。
そこで彼はアルバイトをしながら廃屋だった建物を改装し、憧れのパン屋を開く傍ら、動くパンの製造に乗り出した。
彼がヒントを得たのは、何かを操ることができるあるいは自分の下僕や擬似生命を生み出せるミスティック能力の存在である。幸いというか不幸というか、彼には作ったものに擬似的な生命を宿らせる能力をもっていた。問題は複雑な命令を聞いてくれないことだが、「まあ、どうにかなるか」と彼はさっそく精巧に作ったパン(人形)に力を込めてみた。
その時、彼が作った人形パンはかなり人間っぽくできており、大きさは全長30セントほどでのっぺらのスキンヘッドぼうだが、飴で作った爪や肋骨の形など細かいところまでリアルだった。そして生まれたパン生命がどうなったかというと――――それらは、「飢えたひとに食べてもらう」という使命感の元、店を脱走して近隣の住人に襲い掛かった。勿論、自分を食べてもらうためである。しかし、そんな動くパンを食べたい人間がいるわけなく(そもそも食料品とみなすわけがなく)、周辺はパニックになった。
食べてもらうのが目的なのだから、一口でも食べれば去っていくものの、それまではいくら砕いても欠片になって追ってくるので性質が悪い。襲われたひとが言うには、無理やり口をこじ開けて、パンが入ってきたとのこと。ちょっとしたホラーである。
ちなみに「飢えた人に食べてもらう」の飢えの基準はかなり曖昧で、おなかいっぱいの太ったひとには寄り付かないが、おなかをすかせたひとや痩せた人にはすごい勢いで群がってくる。おそらく、カロリー不足の人間により強く反応するのだろう。
その一件から、ブラックシープ商会傘下に入ったときは、例のごとく問題のある人々と同じように「無断で動く食べ物を作らない」という一筆を書かされた。怪奇なパンを不用意に製造しなくなったことで、職人としての彼の評価は上ったが本人は悲しそうである。
ただし、現在でも彼の動くパンは好事家の間では絶賛の的であり、一定数の注文がある。
ただし、現在でも彼の動くパンは好事家の間では絶賛の的であり、一定数の注文がある。
ABILITY
【ソウルパン(魂のこもったパン)】
彼の能力により動くことが出来るようになったパン。「飢えた人に食べてもらう」ために存在しており、そのためには手段を選ばない。
体長は30センチほどで人間型をしているが、所々やたらと精巧で人間っぽく、食べるのを躊躇う見た目をしている。防御力は所詮パンレベルだが、切っても欠片となって迫ってくるだけなので、狙われたらおとなしく食べたほうが精神的苦痛が少なくて済む。
ちなみに、かなり美味らしいが、高確率で三日は悪夢に悩まされるという。
彼の能力により動くことが出来るようになったパン。「飢えた人に食べてもらう」ために存在しており、そのためには手段を選ばない。
体長は30センチほどで人間型をしているが、所々やたらと精巧で人間っぽく、食べるのを躊躇う見た目をしている。防御力は所詮パンレベルだが、切っても欠片となって迫ってくるだけなので、狙われたらおとなしく食べたほうが精神的苦痛が少なくて済む。
ちなみに、かなり美味らしいが、高確率で三日は悪夢に悩まされるという。

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