Imponderable data | |
Name | 鬱蝉 大顎(うつせみ あぎと) |
Alias | 【ツインヘッドチェーンソー(双頭の回転鋸)】 |
PLOFILE
鬱蝉通信局に所属する情報屋の一人。
メンバーの中では一番の古株で、五年前まで鬱蝉のリーダーとして仲間を引っ張ってきた。当年とって七十二歳のご老体だが、一対一の戦闘ならば兜にも引けを取らないほどの溌剌とした老翁である。
ノースリーブの白シャツにダボダボのニッカーポッカー、額には捻ったタオルというガテン系スタイルが特徴的で、腰のベルトから下がった革のケースには愛用の武器が収められている。
メンバーの中では一番の古株で、五年前まで鬱蝉のリーダーとして仲間を引っ張ってきた。当年とって七十二歳のご老体だが、一対一の戦闘ならば兜にも引けを取らないほどの溌剌とした老翁である。
ノースリーブの白シャツにダボダボのニッカーポッカー、額には捻ったタオルというガテン系スタイルが特徴的で、腰のベルトから下がった革のケースには愛用の武器が収められている。
純日系の北日本出身ということで、非常に訛りが強いしゃべり方をする。
旧世紀にいわゆる「津軽弁」と呼ばれていた言葉を使っているが、当時でさえ「地元の人間以外には意味が通じない方言」と言われていたため、初対面の相手なら例え純日系でも面食らうだろう。
関西系の兜とはそれが原因でしばしば拳の飛び交う言い合いになることもある。
例え兜でなくとも、ほかの鬱蝉構成員たちからも「もうちょっと標準的な言葉を使ってほしい」といわれるのだが、それでも改めない理由を彼はこう語った。
「わぁは『ツガリアン』だはんでな、故郷の魂は捨ね」
残念ながら彼の思いを真摯に受け止めた人間は、鬱蝉にはいなかったという。
旧世紀にいわゆる「津軽弁」と呼ばれていた言葉を使っているが、当時でさえ「地元の人間以外には意味が通じない方言」と言われていたため、初対面の相手なら例え純日系でも面食らうだろう。
関西系の兜とはそれが原因でしばしば拳の飛び交う言い合いになることもある。
例え兜でなくとも、ほかの鬱蝉構成員たちからも「もうちょっと標準的な言葉を使ってほしい」といわれるのだが、それでも改めない理由を彼はこう語った。
「わぁは『ツガリアン』だはんでな、故郷の魂は捨ね」
残念ながら彼の思いを真摯に受け止めた人間は、鬱蝉にはいなかったという。
兜に並ぶ戦闘系情報屋として有名な人物。
年の功の成せる技か、兜以上にスマートに仕事をこなすことで、メンバーの間からも定評がある。
現在は鬱蝉のトップの座を伝重に譲っているが、おそらく最も鬱蝉に思い入れの強い人物は彼であろう。その辺りは長年澪漂と共に仕事をしてきた彼の精神的な特徴でもある。
年の功の成せる技か、兜以上にスマートに仕事をこなすことで、メンバーの間からも定評がある。
現在は鬱蝉のトップの座を伝重に譲っているが、おそらく最も鬱蝉に思い入れの強い人物は彼であろう。その辺りは長年澪漂と共に仕事をしてきた彼の精神的な特徴でもある。
ABILITY
破壊の権化のような兜とは対照的に、静かな戦闘を重んずる使い手である。
気孔の腕も高いが、それ以上に周囲の状況を判断する、戦闘中の情報処理能力が異様に高い。それゆえに最短手順で仕事をこなすことを得意としており、結果として必要以上の被害を出すことなく目的の情報を入手する。
愛用の武器は七代目・朽散の作品である【断刀・空木倒(からきだおし)】という銘の、刃渡り一メートルほどの鋸である。
鋸と表現したが、それは形状の面だけの話であり、本質的には非常に切れ味の鋭い太刀のような武器で、極限まで薄く鍛え上げられた絹のような刀身から、変則的な動きで攻撃を繰り出すことができる。
刃があまりにも薄いため、切断されたものはそのまま切り口がくっついてしまうという、いわゆる「戻し斬り」の刀。ただし、切られたものはまたくっつくが命だけは確実に奪うとされ、実際大顎が立ち回った後には、生きていた状態そのままの姿勢で、ストップモーションをかけたかのような死体が乱立しているという。
気孔の腕も高いが、それ以上に周囲の状況を判断する、戦闘中の情報処理能力が異様に高い。それゆえに最短手順で仕事をこなすことを得意としており、結果として必要以上の被害を出すことなく目的の情報を入手する。
愛用の武器は七代目・朽散の作品である【断刀・空木倒(からきだおし)】という銘の、刃渡り一メートルほどの鋸である。
鋸と表現したが、それは形状の面だけの話であり、本質的には非常に切れ味の鋭い太刀のような武器で、極限まで薄く鍛え上げられた絹のような刀身から、変則的な動きで攻撃を繰り出すことができる。
刃があまりにも薄いため、切断されたものはそのまま切り口がくっついてしまうという、いわゆる「戻し斬り」の刀。ただし、切られたものはまたくっつくが命だけは確実に奪うとされ、実際大顎が立ち回った後には、生きていた状態そのままの姿勢で、ストップモーションをかけたかのような死体が乱立しているという。